バートン・E・バード・ジュニア氏(元全米国際姉妹都市協会ワシントン州代表)令和元年春の叙勲受章

5月21日、日本政府は、令和元年春の外国人叙勲において、バートン・E・バード・ジュニア氏(元全米国際姉妹都市協会ワシントン州代表)に旭日双光章を授与することを発表しました。同氏への叙勲は、姉妹都市交流の推進を通じた日本・アメリカ合衆国間の友好親善と相互理解の促進に寄与した功績によるものです。
  • 賞賜:旭日双光章
  • 功績概要:姉妹都市交流の推進を通じた日本・アメリカ合衆国間の友好親善と相互理解の促進に寄与
  • 主要経歴:
    • 全米国際姉妹都市協会ワシントン州代表
    • シアトル姉妹都市協会会長
    • エスニック・ヘリテージ・カウンシル初代会長
功績概要
 
 バートン・E・バード・ジュニア氏は、シアトル市近郊レイクフォーレストパーク市に生を受け、昭和30年にワシントン大学ロシア学学士号、昭和41年に同大学スラブ語系言語学修士号を取得しました。約10年間ピュージェットサウンド・タイトル保険会社の社員として勤務した後、幼い頃から関心を持っていた国際交流に関わる仕事に携わりたいと考え、昭和41年から47年まで母校ワシントン大学で留学生アドバイザーおよび同大学のFoundation for International Understanding Through Students(FIUTS)のディレクターとして勤務し、多くの日本人留学生の異国生活を支援しました。その後、日本への関心を強め教育分野において日本とアメリカ合衆国の架け橋になりたいと考えた同氏は、昭和48年、非営利教育財団「アメリカン・カルチュラル・エクスチェンジ(American Cultural Exchange: ACE)を立ち上げました。ACEは、25年以上に亘り2千人以上に及ぶ日本人学生を受入れ、彼らの英語教育・異文化理解の促進に尽力しました。バード氏はACEの会長として幾度となく日本を訪れました。
 また、バード氏は、ワシントン州における姉妹都市交流の先駆者として、州内での日本の自治体との姉妹都市関係の構築に取り組みました。例えば、平成8年には秋田県象潟町(現にかほ市)とアナコータス市の姉妹都市締結、平成21年にはマウント・バーノン市と徳島県松茂町の姉妹都市締結を支援しました。こうした同氏の取り組みによって、日本とワシントン州自治体間の姉妹都市交流は活性化され、現在日本はシアトル市と神戸市の姉妹都市関係を皮切りに、国別提携数で州内最多となる36の姉妹都市関係を締結しています。
 加えて、バード氏はシアトル地域における異民族間の相互理解を推進すべく、昭和55年、他の有志らと共にエスニック・ヘリテージ・カウンシル(Ethnic Heritage Council)を創設しました。日本との関係では、昭和59年から毎年8月、同団体主催による広島・長崎原爆の被災者を追悼する行事「From Hiroshima to Hope」が開催され、日米友好親善と相互理解の促進に寄与しています。