シアトル道場、武道館道場、シアトル日系人会、二世退役軍人会の 令和元年度外務大臣表彰受賞

7月16日(日本時間)、外務省は令和元年度(2019年度)外務大臣表彰受賞者を発表し、当館管内では、二つのスポーツ団体(シアトル道場、武道館道場)と二つの日系団体(シアトル日系人会、二世退役軍人会)が選ばれました。
 
スポーツ団体
 
(1)シアトル道場
シアトル道場は、講道館創設者である嘉納治五郎氏の教えを引き継ぎ、1903年に講道館から派遣された柔道家によって創設された北米最古の柔道場です。戦前から全米各地の選手を招いて柔道大会を開催しており、1953年以降毎年開催している大会は、昨年65周年を迎えました。第二次大戦中の道場の閉鎖等、度重なる困難を乗り越えながら、百年以上にわたり米北西部において伝統的な日本柔道の普及に努めています。
 
(2)武道館道場
武道館道場は、1968年の創立以来、柔道の普及に努め、毎年米国北西部地域柔道トーナメントを主催するなど、シアトルにおいて指導的な役割を果たしています。また、オリンピック米国代表選手を多数輩出してきたほか、師範にも国際柔道連盟や米国柔道連盟のコーチ、国際審判員の資格を有する方が多くいます。また、同団体は、米国北西部地域において女子柔道の普及に尽力してきたことでも高い評価を受けています。
 
日系団体
 
(1)シアトル日系人会
シアトル日系人会は、戦前のシアトル日本人会の流れを継承し、日本人・日系人の互助組織として1949年に発足しました。現地日系団体のアンブレラ団体として、我が国要人の来訪や自衛隊練習艦隊当地寄港の際には、各日系団体を取りまとめて歓迎会を開催してきました。また、全米最古の日本語学校(1902年創立)の運営に携わり、その資金集めのため、毎年日本人ミュージシャンを招聘し、コンサートを行っています。また、ワシントン州日本文化市民会館を通して、歴史保存や日本文化紹介などの活動にも携わっています。
 
(2)二世退役軍人会
二世退役軍人会は、日系退役軍人の互助会として1946年に創設されました。2013年より陸上自衛隊と米陸軍の共同演習に際して交流会を開催するなど、日米安全保障関係強化に大きく貢献しています。また、2017年からは、シアトル・ホロコーストセンター、ワシントン大学及び当館の共催による民族間の協力・融和を促す共同プロジェクトを主導しています。これまで5回の開催で延べ2千人以上が参加するなど、当地日系コミュニティとマイノリティ・コミュニティとの交流に重要な役割を果たしています。
 
外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としており、今年度は全世界で206個人と63団体が表彰されています。