6月28日,在シアトル日本国総領事公邸にて行われた「日本とワシントン州の夕べ」において,長年にわたる日米友好関係への貢献を称え,2名に総領事表彰が授与されました。受賞者は以下の通りです(アルファベット順)。
- ミシェル・アオキ博士
アオキ博士はシアトル学区外国語教育課長として,シアトル市及びワシントン州内の学校における(日本語を含む)外国語教育の促進に情熱を注いでこられました。同博士は2001年のジョン・スタンフォード国際学校における日本語イマージョンプログラムを皮切りに,バイリンガル・イマ―ジョンプログラムの導入に熱心に取り組んでこられました。その結果,同プログラムに対する人気が高まり,現在,シアトル市内では幼稚園から高校4年までの全学級で教えられるようになりました。 また,2008年から2014年の間,ワシントン州教育長官室にて外国語教育プログラム管理官としても勤務しました。同博士はワシントン外国語教育協会(WAFLT)より,リーダーシップ賞を2回受賞され,現在も外国語教育の推進者としてボランティア活動に取り組んでおられます。
- 吉永巧氏
吉永氏は長年にわたり国際農業者交流協会米国支局に勤務され,海外農業青年研修プログラムに参加した2600名以上の日本人の農業研修者の研修を担当してこられました。その間,全米各地の85を越える受入れ農場やビッグ・ベンド・コミュニティー・カレッジ及び同カレッジ財団(同プログラムのビサ後援団体)との緊密なパートナーシップの構築に尽力されました。同氏の25年にわたる貢献は,国際農業者交流協会史上最も長く,同氏の若手農業者育成への献身的努力は,日本の農業界の発展だけでなく,日米相互理解の進展にも大いに貢献しました。