ロジャー・パルバースが星砂物語のアメリカプレミアのためにシアトルを訪問

2020/2/4
1月17日,世界的に有名な作家,劇作家,ディレクターそして翻訳家でもあるロジャー・パルバース氏がシアトル・ワイン・アンド・フィルムフェスティバルのディレクターであるジェームズテイラー氏と共に山田総領事を訪問されました。パルバース氏は歴史あるオールドレーニア醸造所にあるヘンスト美術館で開催された同フェスティバル(1月18日,19日)の目玉となった日本映画「星砂物語」のアメリカプレミアのため,特別訪問中でした。
 

左から,ジェームズテイラー氏,山田総領事,ロジャー・パルバース氏
(John Cornicello氏撮影)

1月18日日曜日,領事館の代表者が同フェスティバルを記念した催しに出席しました。参加者はワイン,オードブル,クラシックギタリストのマット・パーマー氏によるコンサートや星砂物語の特別上映を楽しみました。上映後はパルバース氏との興味深いQ&Aセッションが行われました。「星砂物語」は同じタイトルの彼の原作小説に基づき,パルバース氏が脚本を書き,映画を監督しました。映画と解説を通じて,パルバース氏は物語の舞台となる日本と沖縄の文化に対する深い洞察を語られました。
 

クラシックギタリスト,マット・パーマー氏の演奏
(Jhon Cornicello氏撮影)

上映後のパルバース氏のQ&Aセッション
(John Cornicello氏撮影)

1月19日には山田総領事も,星砂物語の上映と,パルバース氏によるQ&Aセッションのためにフェスティバルに出席しました。
 

星砂物語のアメリカプレミアにて山田総領事とプルバース氏

パルバース氏は,1月21日にワシントン州の日本文化コミュニティセンターで行われた講演で,「なぜ世界はこれまで以上に日本を必要とするのか」について彼の考えを語られました。パルバース氏は文化と地政学的観点の両方から,日本が世界で果たす潜在的に重要な役割を強く強調していました。
 

1月21日,JCCCWにて村澤武首席領事(左)とロジャー・パルバース氏(右)

パルバース氏は,日本との関係や日本への思いが深く,英語と日本語の両方において多くの作家であり,文学,ライブシアター,ドキュメンタリー,長編映画,ラジオ,テレビなど様々な分野の経歴を有しています。映画「戦場のメリークリスマス」では日本の有名監督,大島渚のアシスタントを勤められました。2011年の東日本大震災の後,パルバース氏は被災地の復興を支援するために作られた被災者の希望を歌った,「花は咲く」の英語歌詞作成に力を貸してくださいました。2018年には,日本の外国語教育への貢献と科学技術に対する学生の理解の促進に貢献したことから日本政府より瑞宝中綬章を受章しています。
 

実際の沖縄の星砂
星砂は本当の“砂”ではなく,小さな有孔虫の万百万もの尖った残骸なのです
(John Cornicello氏撮影)