令和8年度外務大臣表彰受賞について
令和8年9月24日
9月24日(日本時間)、外務省は、令和8年度(2026年度)外務大臣表彰受賞者を発表し、当館管内では、パッツィー・サー・オコネル・アジア太平洋文化センター創設者・所長(功績:日本と米国との相互理解の促進)、竹中俊子ワシントン大学ロースクール教授(功績:国際社会における法の支配の推進)、土居万亀子セントラル・ワシントン大学名誉教授(功績:日本と米国との学術交流の促進)、マイケル・ジョセフ・フォレスター・元シアトル日本語学校理事長(功績:日本と米国との相互理解の促進)、いけばなインターナショナル・シアトル支部(功績:米国における生け花の普及)、シアトル剣道会(功績:武道を通じた日本と米国との相互理解の促進)が選ばれました。
パッツィー・サー・オコネル・アジア太平洋文化センター創設者・所長(個人)
同人は、平成8年に米国タコマ市にアジア太平洋文化センターを設立して所長に就任し、長年にわたりアジア・太平洋諸島系の人々への理解・認識の向上および公平性の促進を目的として、同地域の文化や芸術を紹介する各種イベントを企画・開催してきた。同センターは、日本をはじめアジア太平洋地域出身者が自らの文化と遺産を発信するためのプラットフォームを提供するとともに、多様な日本文化紹介イベントや日本語教室の開講を主導し、コミュニティにおける日本の存在感向上に大きく寄与してきた。これらの取組を通じ、二国間、とりわけ大シアトル圏コミュニティとの友好親善と相互理解の促進に貢献している。
竹中俊子ワシントン大学ロースクール教授(個人)
同人は、平成5年から米国ワシントン大学にて教鞭をとり、平成15年に教授に就任し、知的財産権に関して日米の学生や留学生を含め約6000人を指導してきた。学生の中には弁護士や判事、日本の特許庁や最高裁からの研究員も含まれ、欧米の知財制度に関する日本の法曹界の理解促進に大きな役割を担っている。また、日本の法律制度や知財制度に関する書籍や論文を英語で出版するとともに、欧米の知財制度に関する書籍や論文を多数日本語で出版して後進の育成にも寄与。さらに、内閣府等における委員会委員を務めるなど、日本政府の知財戦略にも貢献している。
土居万亀子セントラル・ワシントン大学名誉教授(個人)
同人は、昭和49年に米国セントラル・ワシントン大学図書館の定期刊行物責任者として就任し、平成4年には教授に就任。同人は、同大学と日本の大学との姉妹校提携を推進し、昭和57年には島根大学との姉妹校提携、同年には京都外国語大学との学術交流協定の締結、さらに平成2年には島根県立島根女子短期大学との学術交流協定の締結に携わるなど、日米大学間の友好親善の促進に貢献した。また同人は、同大学構内における日本庭園の建設を主導し、万博基金の助成を獲得して平成4年の完成に寄与した。この庭園は日米友好の象徴として現在も親しまれている。
マイケル・ジョセフ・フォレスター・元シアトル日本語学校理事長(個人)
同人は、平成4年に米国シアトル日本語学校の理事に就任し、平成11年に副理事長、平成22年に理事長を務め、長年にわたり同校の運営と発展に尽力してきた。同人は、同校の運営母体であったシアトル日系人会において、学校の維持・運営が困難となりつつあった状況の中、ワシントン州日本文化市民会館への同校の経営権譲渡を主導し、平成19年に委譲を実現した。これにより、同校は安定的に存続する体制を確立し、同会館の中核的事業として位置付けられるに至った。現在では、非日本人・非日系人を中心に約430名(大人約365名、子供約70名)が在籍し、日本語学習者の裾野拡大に大きく寄与している。
いけばなインターナショナル・シアトル支部(団体)
同団体は、昭和34年に米国シアトル市で設立され、67年にわたり生け花の普及に尽力してきた。米国人を対象とした生け花指導のほか、現地の日本文化イベントやフラワーガーデンフェスティバル、美術館等における作品展示やワークショップを実施し、幅広い層に生け花の魅力を発信するとともに、日本文化の普及に寄与してきた。また、地域の文化団体とも連携するなど、生け花を通じた日本文化の紹介と相互理解の促進に貢献している。
シアトル剣道会(団体)
同団体は、大正13年に米国ワシントン州シアトル市にて設立され、約100年にわたり剣道及び居合道の普及に取り組んできた。戦前期には、米国で生まれ育った日系二世に対し、剣道を通じた精神修養や人格形成に力を注ぎ、第二次世界大戦中の日系人強制収容により一時活動停止を余儀なくされたものの、戦後に活動を再開し、剣道の指導と普及を継続するとともに日系コミュニティの連携強化にも寄与してきた。現在では、日系団体主催イベントでの演武披露や、米国内外の剣道団体との交流を行うなど、対日理解の促進と文化交流に貢献している。
外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としており、本年は、全世界で160名の個人と67団体が表彰されました。
パッツィー・サー・オコネル・アジア太平洋文化センター創設者・所長(個人)
同人は、平成8年に米国タコマ市にアジア太平洋文化センターを設立して所長に就任し、長年にわたりアジア・太平洋諸島系の人々への理解・認識の向上および公平性の促進を目的として、同地域の文化や芸術を紹介する各種イベントを企画・開催してきた。同センターは、日本をはじめアジア太平洋地域出身者が自らの文化と遺産を発信するためのプラットフォームを提供するとともに、多様な日本文化紹介イベントや日本語教室の開講を主導し、コミュニティにおける日本の存在感向上に大きく寄与してきた。これらの取組を通じ、二国間、とりわけ大シアトル圏コミュニティとの友好親善と相互理解の促進に貢献している。
竹中俊子ワシントン大学ロースクール教授(個人)
同人は、平成5年から米国ワシントン大学にて教鞭をとり、平成15年に教授に就任し、知的財産権に関して日米の学生や留学生を含め約6000人を指導してきた。学生の中には弁護士や判事、日本の特許庁や最高裁からの研究員も含まれ、欧米の知財制度に関する日本の法曹界の理解促進に大きな役割を担っている。また、日本の法律制度や知財制度に関する書籍や論文を英語で出版するとともに、欧米の知財制度に関する書籍や論文を多数日本語で出版して後進の育成にも寄与。さらに、内閣府等における委員会委員を務めるなど、日本政府の知財戦略にも貢献している。
土居万亀子セントラル・ワシントン大学名誉教授(個人)
同人は、昭和49年に米国セントラル・ワシントン大学図書館の定期刊行物責任者として就任し、平成4年には教授に就任。同人は、同大学と日本の大学との姉妹校提携を推進し、昭和57年には島根大学との姉妹校提携、同年には京都外国語大学との学術交流協定の締結、さらに平成2年には島根県立島根女子短期大学との学術交流協定の締結に携わるなど、日米大学間の友好親善の促進に貢献した。また同人は、同大学構内における日本庭園の建設を主導し、万博基金の助成を獲得して平成4年の完成に寄与した。この庭園は日米友好の象徴として現在も親しまれている。
マイケル・ジョセフ・フォレスター・元シアトル日本語学校理事長(個人)
同人は、平成4年に米国シアトル日本語学校の理事に就任し、平成11年に副理事長、平成22年に理事長を務め、長年にわたり同校の運営と発展に尽力してきた。同人は、同校の運営母体であったシアトル日系人会において、学校の維持・運営が困難となりつつあった状況の中、ワシントン州日本文化市民会館への同校の経営権譲渡を主導し、平成19年に委譲を実現した。これにより、同校は安定的に存続する体制を確立し、同会館の中核的事業として位置付けられるに至った。現在では、非日本人・非日系人を中心に約430名(大人約365名、子供約70名)が在籍し、日本語学習者の裾野拡大に大きく寄与している。
いけばなインターナショナル・シアトル支部(団体)
同団体は、昭和34年に米国シアトル市で設立され、67年にわたり生け花の普及に尽力してきた。米国人を対象とした生け花指導のほか、現地の日本文化イベントやフラワーガーデンフェスティバル、美術館等における作品展示やワークショップを実施し、幅広い層に生け花の魅力を発信するとともに、日本文化の普及に寄与してきた。また、地域の文化団体とも連携するなど、生け花を通じた日本文化の紹介と相互理解の促進に貢献している。
シアトル剣道会(団体)
同団体は、大正13年に米国ワシントン州シアトル市にて設立され、約100年にわたり剣道及び居合道の普及に取り組んできた。戦前期には、米国で生まれ育った日系二世に対し、剣道を通じた精神修養や人格形成に力を注ぎ、第二次世界大戦中の日系人強制収容により一時活動停止を余儀なくされたものの、戦後に活動を再開し、剣道の指導と普及を継続するとともに日系コミュニティの連携強化にも寄与してきた。現在では、日系団体主催イベントでの演武披露や、米国内外の剣道団体との交流を行うなど、対日理解の促進と文化交流に貢献している。
外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としており、本年は、全世界で160名の個人と67団体が表彰されました。