パナマ・ホテル(シアトル日系米国人博物館)への令和2年度外務大臣表彰の授与

令和3年9月16日
9月1日夕刻、総領事公邸において令和2年度外務大臣表彰を受賞したパナマ・ホテル(シアトル日系米国人博物館)に対する表彰伝達式及び祝賀レセプションを開催しました。パナマホテルは1910年に日本人建築家である小笹三郎氏によってシアトルに建てられたホテルで、日本からの移民の滞在宿舎として利用されたほか、第2次世界大戦中の日系人強制収容の際には収容者のトランクや家財道具の一時保管所となった場所で、地下には現在でも戦後引き取り手のなかった荷物が多数保管されています。
表彰伝達式では、当館稲垣総領事より、パナマホテルが日本人・日系人の歴史の中で果たしてきた重要な役割と、その維持管理に対するオーナー兼支配人のジャン・ジョンソン氏の多大なる尽力を称え、日本とアメリカ合衆国との相互理解の促進に尽力されもって我が国と諸外国の友好親善に寄与した功績に対し、昨年12月1日に発表された令和2年度外務大臣表彰を同氏に授与しました。それに続いて、祝賀レセプションが開催され、スカイラー・ホス・ワシントン州国際関係部長・儀典長をはじめ多くの関係者がパナマホテルの外務大臣表彰受賞を祝いました。


【稲垣総領事からジャン・ジョンソン氏への表彰状授与】


【パナマホテルの前オーナーのご息女・ご子息であるスーザン・ホリ氏、ボビー・ホリ氏による祝辞・乾杯挨拶】




【祝賀レセプションの様子】
祝賀レセプションでは、NHK World-Japanによるパナマホテルとジャン・ジョンソン氏を特集した動画も上映されました。こちらについてはNHK World-Japanのオンデマンドページでご覧頂けます。
Silent Voice of Panama Hotel: Jan Johnson / Owner of Panama Hotel(NHK World-Japanへのリンク)