岐阜かかみがはら航空宇宙博物館とシアトル航空宇宙博物館とのパートナーシップ協定の締結

令和3年9月17日

スクリーンキャプチャーによる協定締結記念撮影

2021年9月14日(当地時間)、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館シアトル航空宇宙博物館(Museum of Flight)とが、航空宇宙分野の知識の発展に貢献し、歴史と文化の相互理解を促進するためにパートナーシップ協定を締結しました。

今回のパートナーシップ協定の締結式は、パンデミックによる影響により、オンラインにて開催されました。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館は、2018年に岐阜県及び各務原(かかみがはら)市が共同でリニューアルして以降、海外の博物館との連携を進め、資料の相互借受や企画展に関する協力、人的交流プログラム等の実施等を図っており、今回が6番目の連携となります。

2015年11月に、各務原市が、同市と同じく航空機産業を基幹産業とするワシントン州エバレット市のエバレット・コミュニティカレッジと連携協定を締結し、教職員や生徒の交流、関連出版物や学術、教育情報及び実習プログラムの交流等を進めてきました。また、2018年には、ボーイング社の教育プログラムであるSTEMプログラムを岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で実施するなどの交流を深め、今回のパートナーシップ協定の締結に至りました。

今回のパートナーシップ協定の締結により、貴重な資料や展示物の相互貸し出しや学芸員の相互交流などが促進されるとともに、新たな特別展などの新しい機会が生み出されることで、航空宇宙分野の更なる知識の発展につながることが期待されます。また、両博物館は、将来を見据えて、宇宙やSTEMに焦点を当てた展示や教育プログラムにも力を入れており、次世代のパイロットやエンジニア、宇宙飛行士たちに多くの希望とインスピレーションを与えてくれるでしょう。

日本とワシントン州との間では2016年より、経済及び貿易関係の協力覚書を締結しており、本日の両博物館による協定パートナーシップの締結により、より広いレベルで、日・ワシントン州間の経済的、文化的な関係が深まることも期待されます。


オンライン協定式で祝辞を述べる稲垣総領事