トーマス・ケヴィン・イケダ「伝承」創設者への叙勲伝達式

令和6年5月17日
伝達式の様子 

左から:伊従総領事夫妻、イケダ夫妻

2024年5月16日、総領事公邸においてトーマス・ケヴィン・イケダ「伝承」創設者に対する勲章伝達式及び祝賀レセプションが行われ、旭日双光章が授与されました。同式典には、同氏の御家族や友人、日系コミュニティの関係者等が出席しました。

式典では、伊従総領事からイケダ氏の長年の功績をたたえる祝辞が述べられ、勲記が読み上げられた後、勲章が授与されました。その後、イケダ氏は、日系アメリカ人としての自らのアイデンティティを理解するようになりながら、長年にわたって伝承を率いてきたことについて話しました。同氏は家族、伝承の同僚、在シアトル日本国総領事館のスタッフの支援に感謝し、叙勲の栄誉に謝意を表しました。 

イケダ氏は、戦前及び戦中の日系コミュニティの生活や経験について日系1世や2世らが直接語った記録をデジタル化し、歴史資料として後生に残すためのプロジェクトとして、平成8年に「伝承」を立ち上げました。その後、エグゼクティブ・ディレクターとして約27年間にわたり同団体の活動で中心的役割を担い、米国における日系移民の歴史の保存及び理解促進に多大なる貢献をされました。