マリー・クリスティン・アンチョドギー・ワシントン大学ヘンリー・Ⅿ・ジャクソン国際学部教授・日本研究学科長(現名誉教授)への外務大臣表彰の授与

令和6年9月26日
伝達式の様子
 

左から:伊従総領事夫妻、アンチョドギー夫妻

 
 2024年9月24日、総領事公邸においてマリー・クリスティン・アンチョドギー・ワシントン大学ヘンリー・Ⅿ・ジャクソン国際学部教授・日本研究学科長(注:本年7月、退官され、現在は名誉教授)に対する外務大臣表彰授与式及び祝賀レセプションが行われました。同式典には、同氏の御家族や友人、同僚等が出席しました。

 式典では、伊従総領事から、アンチョドギー教授の長年の功績をたたえる祝辞が述べられ、賞状が読み上げられた後、副賞が授与されました。その後、アンチョドギー教授からは、日本研究のパイオニアであり今なおトップクラスにあるワシントン大学で日本文化と経済システムについて研究を重ね、教鞭をとってきたことへの喜びや『ザ・ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・スタディーズ』への取組が語られるとともに、来賓や関係者への感謝の言葉が述べられました。
 
 アンチョドギー教授は、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得、1989年から2024年に退官されるまでワシントン大学ジャクソン国際学部日本語学科で教鞭をとり、3度にわたり学科長の要職を務めました。日本研究で最も権威のある学術誌の一つ『ザ・ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・スタディーズ』の共同編集長を10年以上にわたり務めたほか、米国政府やテクノロジー関連企業のコンサルタントや、現在はベンチャーキャピタルの支援を受けた新興企業のためのエコシステムを開発する日本の取組について研究しています。同教授の日本の政治経済学における研究は、著名な研究機関から助成金や賞を受けるなど、米国内外で高い評価を受けています。

 
(了)