ワシントン州知事によるヘイトクライム非難声明
令和3年3月12日
●9日、インズリー・ワシントン州知事は、州内でアジア人及びアジア系米国人を標的としたヘイトクライムや暴力事件が急増し、その手段もエスカレートしていることを受け、これを強く非難する声明を発出しました。
●また、州司法長官室サイトでは、ヘイトクライムの被害者のためのリソース・ページが紹介され、ヘイトクライムの定義及び法的根拠、ヘイトクライムとされる行為の具体例、ヘイトクライムに遭遇した場合のガイドライン、被害者支援のためのホットラインや関連機関の連絡先等が参照できるようになっています。
●在留邦人の皆様におかれましては、夜間の単独での外出等を控えるなど、注意して行動して下さい。万が一ヘイトクライム等の被害に遭った場合には、警察等に連絡して頂くとともに、当館へも連絡を頂きますようお願いいたします。
●ワシントン州司法局による、ヘイトクライム及び偏見に基づく事件(bias incidents)被害者のための情報は以下のとおりです。
【ヘイトクライムとは】
ワシントン州では、被害者の人種、肌の色、宗教、家系、出身国、性別、性的指向、性表現もしくはアイデンティティ、精神的、身体的、感覚的障害を基に、加害者が故意かつ悪意を持って以下の行為を取った場合にヘイトクライムで有罪となる。
・被害者その他を身体的に傷つける。
・被害者その他の者の所有物を損害もしくは破壊する。
・個人または集団に対し、身体的に傷つける、もしくは所有物に損害をもたらすと被害者が「恐れを抱くに足る」脅迫をする。
ワシントン州においてヘイトクライムは、Cクラスの重罪であり、最高で5年の懲役に加え、もしくは10万ドルの罰金の対象となる。ヘイトクライムの被害者は加害者に対し民事裁判を起こすことが可能であり、10万ドルまでの損害賠償及び弁護士費用やその他の訴訟費用を請求できる。
【偏見に基づく事件(bias incidents)とは】
米司法省は、犯罪性を帯びず、暴力、脅し、所有物の損壊を伴わないものの、偏見に基づく行為を偏見に基づく事件(bias incidents)としている。脅しの言葉は、そのような内容が実行され得ないと被害者にとって明らかな場合は、ヘイトクライムとはならない。しかしながら、犯罪として起訴されないからといって、事件が取るに足らず、報告の必要がないというわけではない。このような事件は、コミュニティ全体に悪影響を与えるものであり、公衆の注意を喚起し、理解されるべきである。
偏見に基づく事件の例
・中傷や罵りの言葉を投げつける。
・公共の場で人種差別的なビラを配布する。
・私有地において憎悪を込めた看板等を提示する。
【ヘイトクライムの被害に遭ってしまったら】
・まずは身の安全を確保する。必要であれば、安全な場所へ移動する。
・911に通報する。衣服、位置及びその他の物品が証拠となり得るため、通報を遅らせない。
・警察にできる限りの情報提供をする。加害者及び位置、その他、記憶にある限りの詳細を伝え、当該案件がヘイトクライムもしくは偏見に基づくものであることを強調する。
・必要に応じ、医療機関での手当、家族、友人、専門家の支援を受ける。
・地方当局の警察に被害を届け出たか否かに関わらず、連邦捜査局(FBI)もしくは米司法省にも被害届を提出できる。
(関連機関)
○ FBI ワシントン州事務所
206-622-0460
https://tips.fbi.gov/
○ 米司法省 ワシントン州西区
www.justice.gov/usao-wdwa/civil-rights
○ 米司法省 ワシントン州東区
www.justice.gov/usao-edwa/contact-us.
(被害者への支援について)
以下のワシントン州犯罪被害者センターでは、仲裁、擁護、法廷支援及び情報提供等の被害者支援を24時間体制で行っている。また、犯罪被害者に対し、補償面での支援も実施している。
○ ワシントン州犯罪被害者センター(WASHINGTON STATE CRIME VICTIM SERVICE CENTER HOTLINE:WACVSCH)ホットライン
1-888-288-9221
www.wacvschotline.org/
○ 犯罪被害者への経済支援プログラム(Apply for Crime Victim Benefits)
1-800-762-3716
https://lni.wa.gov/claims/crime-victim-claims/apply-for-crime-victim-benefits/
出典:ワシントン州司法長官室(WASHINGTON STATE ATTORNEY GENERAL’S OFFICE)
https://www.governor.wa.gov/sites/default/files/Hate%20Crimes%20FAQ.pdf
(関連リンク)
インズリー州知事による宣言
https://www.governor.wa.gov/news-media/inslee-statement-rising-cases-anti-asian-hate-crimes
●また、州司法長官室サイトでは、ヘイトクライムの被害者のためのリソース・ページが紹介され、ヘイトクライムの定義及び法的根拠、ヘイトクライムとされる行為の具体例、ヘイトクライムに遭遇した場合のガイドライン、被害者支援のためのホットラインや関連機関の連絡先等が参照できるようになっています。
●在留邦人の皆様におかれましては、夜間の単独での外出等を控えるなど、注意して行動して下さい。万が一ヘイトクライム等の被害に遭った場合には、警察等に連絡して頂くとともに、当館へも連絡を頂きますようお願いいたします。
●ワシントン州司法局による、ヘイトクライム及び偏見に基づく事件(bias incidents)被害者のための情報は以下のとおりです。
【ヘイトクライムとは】
ワシントン州では、被害者の人種、肌の色、宗教、家系、出身国、性別、性的指向、性表現もしくはアイデンティティ、精神的、身体的、感覚的障害を基に、加害者が故意かつ悪意を持って以下の行為を取った場合にヘイトクライムで有罪となる。
・被害者その他を身体的に傷つける。
・被害者その他の者の所有物を損害もしくは破壊する。
・個人または集団に対し、身体的に傷つける、もしくは所有物に損害をもたらすと被害者が「恐れを抱くに足る」脅迫をする。
ワシントン州においてヘイトクライムは、Cクラスの重罪であり、最高で5年の懲役に加え、もしくは10万ドルの罰金の対象となる。ヘイトクライムの被害者は加害者に対し民事裁判を起こすことが可能であり、10万ドルまでの損害賠償及び弁護士費用やその他の訴訟費用を請求できる。
【偏見に基づく事件(bias incidents)とは】
米司法省は、犯罪性を帯びず、暴力、脅し、所有物の損壊を伴わないものの、偏見に基づく行為を偏見に基づく事件(bias incidents)としている。脅しの言葉は、そのような内容が実行され得ないと被害者にとって明らかな場合は、ヘイトクライムとはならない。しかしながら、犯罪として起訴されないからといって、事件が取るに足らず、報告の必要がないというわけではない。このような事件は、コミュニティ全体に悪影響を与えるものであり、公衆の注意を喚起し、理解されるべきである。
偏見に基づく事件の例
・中傷や罵りの言葉を投げつける。
・公共の場で人種差別的なビラを配布する。
・私有地において憎悪を込めた看板等を提示する。
【ヘイトクライムの被害に遭ってしまったら】
・まずは身の安全を確保する。必要であれば、安全な場所へ移動する。
・911に通報する。衣服、位置及びその他の物品が証拠となり得るため、通報を遅らせない。
・警察にできる限りの情報提供をする。加害者及び位置、その他、記憶にある限りの詳細を伝え、当該案件がヘイトクライムもしくは偏見に基づくものであることを強調する。
・必要に応じ、医療機関での手当、家族、友人、専門家の支援を受ける。
・地方当局の警察に被害を届け出たか否かに関わらず、連邦捜査局(FBI)もしくは米司法省にも被害届を提出できる。
(関連機関)
○ FBI ワシントン州事務所
206-622-0460
https://tips.fbi.gov/
○ 米司法省 ワシントン州西区
www.justice.gov/usao-wdwa/civil-rights
○ 米司法省 ワシントン州東区
www.justice.gov/usao-edwa/contact-us.
(被害者への支援について)
以下のワシントン州犯罪被害者センターでは、仲裁、擁護、法廷支援及び情報提供等の被害者支援を24時間体制で行っている。また、犯罪被害者に対し、補償面での支援も実施している。
○ ワシントン州犯罪被害者センター(WASHINGTON STATE CRIME VICTIM SERVICE CENTER HOTLINE:WACVSCH)ホットライン
1-888-288-9221
www.wacvschotline.org/
○ 犯罪被害者への経済支援プログラム(Apply for Crime Victim Benefits)
1-800-762-3716
https://lni.wa.gov/claims/crime-victim-claims/apply-for-crime-victim-benefits/
出典:ワシントン州司法長官室(WASHINGTON STATE ATTORNEY GENERAL’S OFFICE)
https://www.governor.wa.gov/sites/default/files/Hate%20Crimes%20FAQ.pdf
(関連リンク)
インズリー州知事による宣言
https://www.governor.wa.gov/news-media/inslee-statement-rising-cases-anti-asian-hate-crimes