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イベント報告

第36回シアトル桜祭り・日本文化祭 (4月1-3日)

 4月1日から3日まで3日間、シアトル市シアトル・センターにおいて、シアトル桜祭り・日本文化祭が開催されました。今年で36回を迎えるこのイベントには、シアトル桜祭り・日本文化祭実行委員会、シアトル市、シアトル・センター財団、シアトル日本商工会、日系市民協会、日系人会、その他の日本文化関係団体等が参画し、毎年盛大に開催されています。今年度は28,000人が訪れ、日本文化を楽しみました。
 本年は、我が国での東日本大震災を踏まえ,急遽,地震支援に焦点があてられ,追悼や各種募金活動,津波に関するレクチャー等,桜祭実行委員会の主導の下に実施されました。紙コップ約1200個を用いて,「GANBARE! JAPAN」とするメモリアル・ウォールを会場前の広場に用意されました。来場者は,それぞれの紙コップにメッセージを書き込み,花を飾る来場者も見られました。

 会場の一角では、同実行委員会の協力を得て、桜祭りの期間中,国際交流基金事業である巡回展「Struggling Cities-1960年代の日本の都市プロジェクトから」が開催されました。4月1日にワシントン大学建築学科のセミナーを始め,当地中学校の生徒が作成した未来都市モデルのプレゼンテーション等,都市と建築をテーマとしたディスカッションがなされました。

 また、初の取り組みとなる成人式が、リンチ・シアトル市長夫人及び太田総領事の参加の下、実施されました。同成人式は,展示会の会場において,今年20歳を迎える約30名が集まりました。(太田総領事の挨拶はこちら)なお,昨年4月,山崎宇宙飛行士が,シアトルの桜を国際宇宙ステーションに運び,同ステーション内で花見を行いましたが,山崎宇宙飛行士からその際の経験を含むビデオ・メッセージが「桜祭」の参加者に対して寄せられ,合わせて放映を行いました。

 総領事館ブースにおいては、東日本大震災での被災者への記帳台を設けるとともに,関係情報の提供を行い、多くの皆様からメッセージが寄せられました。また,各種日本関連資料等の配布、風呂敷文化の紹介、国際交流基金及び今野氏から借用している侍の「鎧兜」も活用し,侍文化の説明,希望者への試着,写真撮影のためのブースを設け,日本の侍文化の紹介を実施しました。また,JETAA及び国費留学生同窓会(Amanogawa)からの協力も得,JETプログラム及び国費留学制度の広報も行いました。