イベント報告
「かしま」音楽隊、シアトルダウンタウンのウエストレーク・センター・プラザで米海軍音楽隊と合同演奏(6月17日)



6月17日昼、シアトルに寄航中の日本海上自衛隊練習艦「かしま」の音楽隊20名が、本拠地のSilverdaleから駆けつけて友情出演した米海軍北西部音楽隊と共に、日頃の練習の成果を競い合いました。冒頭に「かしま」音楽隊員が、東日本大震災に対する米軍の救援活動への礼を述べた後、キーボードやエレキ・ギター等も交えた「かしま」音楽隊が、訪問地たる米国に敬意を表し、米国で親しまれている「America, the Beautiful」を美しい音色で演奏しました。
それに、伝統曲、「八木節」、「さくら」を見事な編曲で洋曲風に演奏しました。続いて米海軍吹奏音楽隊はこれに応え、聞きなれた「 Stars and Stripes Forever(星条旗よ永遠なれ)」、「King Cotton (キング・コットン)」等を直径50cm以上もありそうな巨大シンバルを駆使して元気に演奏、最後に日米両音楽隊がひとつになり、日米の両指揮者が交互に指揮棒を振って、日本海上自衛隊及び米海軍の代表曲ともなっている「軍艦マーチ」及び「Anchor Aweigh(碇を上げて)」を和気藹々で演奏して締めくくりました。
シアトル市の好意で数十席の椅子が用意された会場は丁度待ちに待った初夏の晴天に恵まれ、「シアトル敬老」ホームの住居者やそのボランティアを始め昼食時の市民や旅行者等で賑わい、合計約400人が長い間笑顔で演奏を見守り拍手喝采を送りました。


