イベント報告
米国派遣農業者研修開講式 (3月25日)



3月25日、太田総領事夫妻がビッグ・ベンド・コミュニティー・カレッジ(BBCC)で開催された米国派遣農業者研修(JATP)の開講式に出席しました。
JATPは日本の若者が18ヶ月間米国において農業の研修を受けるプログラムです。約2ヶ月間BBCCで実地研修に必要な語学力(英語及び西語)と農業の基礎知識を身につけた後、研修生はそれぞれの専攻に応じて全米各地の農場に散らばり13ヶ月の実地研修を行います。その後カリフォルニア大学デービス校にて専門的な学習を行い、来年9月に修了式を迎える予定です。1966年以降、これまでに4000名以上の研修生が米国での研修を修了しています。
本年は東日本震災直後の渡航となりましたが、当初予定通り50名(うち1名については後日合流)がJATPに参加することになりました。
開講式では総領事ほか、ボナウディBBCC学長、ラーン・モーゼスレイク市長、スライBBCC財団事務局長、ブラックリーBBCC理事、吉川国際農業者交流協会米国支部長が挨拶を行いました。また研修生代表として竹田さんが挨拶を行いました。(総領事挨拶についてはこちら(日本語)(英語))
開講式及び前後の懇談を通じて、BBCC関係者や地元コミュニティーが、研修生を非常に歓迎していること、JATPを通じて日本という国に強い関心を抱いていることが実感されました。
また、多くの方から今次震災に対するお悔やみとお見舞いの言葉をいただきました。あらためてお礼申し上げます。
困難な状況下で渡米を決意した研修生には、時間を無駄にせずに多くのことを吸収していただきたいと思います。今後の活躍を期待しております。