1. ナビゲーション
  2. トップページへ

イベント報告

JETプログラム派遣員の7月22日の歓送会

今年の夏、46人のJETプログラムの参加者が日本へ出発し、全米の中から選ばれた他の800人のJETプログラム参加者と一緒に外国語指導助手(Assistant Language Teachers ― ALTs)と国際交流員(Coordinators for International Relations ― CIRs)として日本の各地へ派遣されます。

7月22日、シアトルのダウンタウンにあるワン・ユニオン・スクエアで出発前オリエンテーションが開かれました。オリエンテーションでは、JETプログラム参加者に対して、出発時の留意点についての説明の後、ワシントン大学の東アジア研究所長、マリー・ハモンド・バーンソン氏により講演がなされました。バーンソン氏は、JETプログラム参加者に、日本滞在の期間を有意義に過ごすようアドバイスをし、教える側に立つばかりではなく、学ぶ側になることも必要だと主張しました。そして、日本の経験は人によって異なり、日本に対する理解には経験に基づく個人差があることを意識するべきだと述べました。JETプログラムの参加者はこのプログラムが与えている成長と内省の機会を生かすべきであり、常に広い心で仕事に取り組むことを薦めました。

出発前オリエンテーションの後、シアトル在日本総領事館の公邸にて、歓送レセプションが催されました。シアトルやワシントン州の文化交流会、県人会、JETプログラム同窓会なども参加し、JETプログラム参加者の出発を祝いました。太田総領事は開会の挨拶において、東日本大震災で亡くなられた、二人の元JETプログラム参加者、モンゴメリー・ディクソン氏とティラー・アンダーソン氏を追悼しました。そして、JETプログラム参加者は、困難に出会うことがあるかもしれない、しかしそれは同時に、実際に出会う人々の人生にポジティブな影響をもたらす機会を与えられているのだ、と主張しました。また、総領事の挨拶に続き、PNW JETAAの(大西洋西海岸北西部JET同窓会)の会長、サンドラ・サカイ氏がJET同窓会を代表して挨拶をし、新しいプログラム参加者のこれからの活躍を願い、同窓会としてもサポートしていく旨を述べました。

今年3月に発生した東日本大震災による多大な被害にもかかわらず、米国からのJETプログラム参加者数は去年より増えることがわかりました。今年日本で活躍するJETプログラム参加者は4300人以上と従来と変わらない人数が維持される見込みです。日本は依然として“open for business”であり、JETプログラムは日米間の交流、協力関係をより強固なものにするための、以前にも増して重要な役割を果たしています。

太田総領事の「2011年のJET」へのスピーチはこちら(英語PDF)

7月8日のJETオリエンテーションについてはこちらへ。