当館からのお知らせ
在留邦人の皆様へ新型インフルエンザのワクチン接種に関するお知らせ
在シアトル総領事館
新型インフルエンザは、現在米国を含む世界各地で感染が拡大しておりますが、現時点で判明しているワシントン州及びモンタナ州におけるワクチン接種の関連情報につき、以下のとおりお知らせします。皆様におかれましては、引き続き報道や当局からの発表に注意を払って頂くとともに、充分予防措置をとって頂くようお願いいたします。
1.CDC(米国疾病管理予防センター)が提供する関連情報
○ワクチン接種対象者
最終的には全ての希望者にワクチン接種が可能となる見込みですが、CDCは、供給量の限られる現時点で、以下の者を優先度の高い者としています。
- 妊婦
- 6ケ月未満の乳児と生活を共にする者(6ケ月未満の乳児への接種は不可)
- 医療・救命救急サービス従事者
- 6ケ月以上24歳以下の者
- 25歳以上64歳以下の者であって慢性的基礎疾患や免疫障害によりリスクの高い者
○接種回数
・9歳以下の子供については、1ケ月間隔で2回の接種
・10歳以上の人については、1回の接種
○ワクチンの種類
ワクチンには、鼻スプレー式の活性ワクチンと注射式の不活性ワクチンがあり、鼻スプレー式ワクチンは2歳以上49歳以下の健康な人にしか接種できないめ、妊婦や慢性的基礎疾患をお持ちの方等については、注射式ワクチンのみが接種可能となります。
○通常の季節型インフルエンザワクチンとの関係
新型(H1N1)インフルエンザワクチンは、通常の季節型インフルエンザの感染を防ぐ効果はありません。季節型インフルエンザへの感染を防ぐには、別途季節型インフルエンザ用のワクチン接種が必要です。
○関連ウェブサイト
・CDCのサイト http://www.cdc.gov/h1n1flu
・連邦政府のサイト http://www.flu.gov
2.ワシントン州におけるワクチン接種状況
現在のところ、ワクチンの供給が限られています。州保健局によれば今後数週間以内には十分な供給が確保される見込みですが、現時点では、妊婦や慢性的基礎疾患者等高リスクの人に対して優先的に接種が行われています。
州保健局のウェブサイトには、十分な量のワクチンが確保され次第、ワクチン接種可能場所の情報が掲載される予定です。
○関連ウェブサイト
・ワシントン州保健局(新型インフルエンザ情報)
http://www.doh.wa.gov/h1n1/default.htm
※各郡の現在情報、情報問合先、各郡ウェブサイトへのリンクが掲載されています。
・キング郡公衆保健局(新型インフルエンザ情報)
http://www.kingcounty.gov/healthservices/health/preparedness/pandemicflu/swineflu.aspx
3.モンタナ州におけるワクチン接種状況
ワクチン接種が可能な機関についての情報が近日中にウェブサイト上で公表される予定です。
○関連ウェブサイト
・モンタナ州保健局(新型インフルエンザ情報)
http://www.dphhs.mt.gov/influenza//vaccination-H1N1.shtml
4.CDCは、衛生管理上の心がけとして、以下を推奨しています。
(1)頻繁に石鹸で手洗いをする。アルコールを含んだ手指消毒薬も効果的である。
(2)咳やくしゃみをする際には、ティッシュで鼻と口を覆い、使用したティッシュはゴミ箱に捨てる。
(3)目、鼻、口に、できるだけ触らないようにする。触ったら手を洗うようにする。
(4)健康状態の悪い人に近づかないこと。
(5)もし、インフルエンザ症状で健康状態が悪くなったら、仕事や学校を休み、家に留まり、他の者との接触を避けること。熱が下がった後も、通院或いはやむをを得ない場合を除き、24時間は外出をさけること。
5.関連ホームページ
CDC(米国疾病管理予防センター)ホームページ
http://www.cdc.gov/h1n1flu/
WHO(世界保健機構)ホームページ
http://www.who.int/en/
外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp
農林水産省ホームページ
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/shininful.html