領事館安全情報
在留邦人の皆様へ(シアトル総領事館からのお知らせ)
在シアトル総領事館からのお知らせ
2010年4月13日
なりすましメールを利用した借金名目詐欺に関する注意喚起 その2
1.本年2月17日、なりすましメールを利用した詐欺行為について注意喚起を図ったところですが、最近また実在する人物のEメールアドレスを悪用し、「英国で強盗事件に遭って現金等を奪われたので、至急送金して欲しい。」との内容で送金を求める詐欺Eメールが出回っていることが判明しました。同様のメールを受け取ったときは、例えEメールアドレスが知人のものであったとしても、なりすましメールを利用した詐欺の可能性がありますので十分な注意が必要です。安易に信じてメールに返信したり、送金したりせず、可能であれば本人に確認し、又は周囲の人に相談するなど必要な措置を講じましょう。
2.詐欺Eメールの内容は、シアトル市内に実在する人物がごく最近まで使用していたEメールアドレスを悪用し、同人になりすまして、「Help!」等と件名に記し、送金を求めるものとなっています。原文は英語記載ですが、その概要は以下のとおりです。
【詐欺メール概要】
「短期間の休暇で英国のリゾートを訪ねていたところ、昨夜ホテルの公園でけん銃をつきつけられ強盗の被害に遭った。全所持金、クレジットカード、携帯電話を強奪され、米国大使館や警察にも行ったが、彼らは全く手助けしてくれない。今日の飛行機に乗らないといけないが、ホテルの支払いで困っている。ホテルのマネージャーは、私がホテル代(1,450英ポンド=約2,230米ドル)を支払うまで出発させてくれない。ウエスタン・ユニオン銀行の電子送金システムで送金してもらえないか、返信して知らせて欲しい。自宅に帰ったらすぐに返済する。」
3.Eメールアドレスを悪用された人物に確認した結果、上記2.の内容は全く事実に反することが判明しました。
このようなEメールは、米国の他の地域でも確認されています。友人・知人の方々と広く情報共有を図り、被害を未然に防ぎましょう。