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領事館安全情報

東日本大震災情報(第16報)

 

在シアトル日本国総領事館
平成23年4月20日10時00分

※以下日時は日本時間。首相官邸、関係省庁及びエアラインの情報に基づく。

1.地震発生日時:平成23年3月11日14時46分頃

2.震源及び規模(推定):三陸沖(牡鹿半島東南東130km付近、深さ約24km)M9.0(暫定)
最大震度7(宮城県北部)、関東でも震度5強を観測

3.被害状況
(1)死者14,063名、行方不明13,691名、負傷者5,302名 (警察庁20日16時00分)
(2)東北、関東地方を中心に、建築物の全壊65,369、半壊25,190、浸水6,974、火災260、一部破損200,367。(警察庁29日16時00分)
(3)東京電力福島第一・第二原子力発電所について、前回からの進展経緯は以下のとおり。
ア 15日、津波対策として、原子炉注水用ポンプの仮設ディーゼル発電機及びポンプ制御盤を高台へ移設完了。共用プール山側の約1,900㎡の範囲に、地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布。2号機に関し、スクリーン室面に鉄板を設置完了。16日、サプレッションプール水サージタンク山側の約1,800㎡の範囲に、地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布。17日、集中廃棄物処理施設周辺の1,900㎡の範囲に、同飛散防止剤を試験的に散布。18日、集中廃棄物処理施設周辺の約1,200㎡の範囲に、同飛散防止剤を試験的に散布。2号機から集中廃棄物処理施設までの廃液移送ラインのリークテストを終了。19日、電源多重化として、1・2号機、3・4号機間の外部電源の連絡ケーブルの接続を実施。2号機に関し、電源トレンチ内に止水剤(水ガラス)を注入。
福島第二原子力発電所については、全号機が冷温停止中。
イ 福島県内において産出された非結球性葉菜類及び結球性葉菜類(ホウレンソウ、カキナ、コマツナ、キャベツ等)、アブラナ科の花蕾類(ブロッコリー、カリフラワー等)について、摂取制限。また同県内において産出された非結球性葉菜類、結球性葉菜類、アブラナ科の花蕾類及びカブについて、出荷制限。同県内の原乳については、喜多方市、磐梯町、猪苗代町、三島町、会津美里町、下郷町、南会津町、二本松市、伊達市、本宮市、郡山市、須賀川市、田村市(旧都路村の区域を除く)、白河市、いわき市、国見町、鏡石町、石川町、浅川町、古殿町、三春町、小野町、矢吹町、矢祭町、塙町、大玉村、平田村、西郷村、泉崎村、中島村又は鮫川村産の出荷制限を解除、その他地域は出荷制限。同県で水揚げされるイカナゴの稚魚の出荷及び摂取制限。(20日)千葉県旭市において産出されたホウレンソウ、チンゲンサイ、シュンギク、サンチュ、セルリー、パセリ、千葉県香取市及び多古町において産出されたホウレンソウについて出荷制限。福島県の伊達市、相馬市、南相馬市、田村市、いわき市、新地町、川俣町、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、樽葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、福島市(18日追加)の露地で原木を用いて栽培されたしいたけについて出荷制限。群馬県のホウレンソウとカキナは、出荷制限を解除。茨城県原乳について、出荷制限を解除。栃木県において産出されるホウレンソウ、カキナについて、出荷制限を解除。茨城県(北茨城市及び高萩市を除く)で産出されるホウレンソウ並びに茨城県全域で産出されるカキナ及びパセリの出荷制限を解除。(4月20日現在)
ウ 水道水については、4月19日までに福島県内で採取した水道水中の調査で「乳児用の指標値(放射性ヨウ素)」を超過する値はなかった。尚、指標値を超える水については、生活用水としての利用には問題はない。一時的に飲用しても健康に影響が出る可能性は極めて低く、代わりの水が確保できなければ飲んでも問題はない。(4月19日現在)
※農林水産省/福島第一原子力発電所事故による農畜水産物等への影響
http://www.maff.go.jp/noutiku_eikyo/index.html

4.交通状況
(1)東北新幹線及び東北のJR在来線の多く及び関東のJR在来線の一部が運転見合わせ。首都圏のJR線、地下鉄及び私鉄は計画停電等により本数を減らして運転。
(2)羽田空港:通常運用。
成田空港:通常運用。
仙台空港:4月13日より民間機の就航一部再開。 救援機のみ3,000m滑走路24時間運用中。
花巻空港:通常ダイヤ。救難機等の増大に対応するために24時間運用中。
(3)高速道路1路線、国直轄管理道路14、補助国道(都道府県管理国道)28、地方道(都道府県道等)215の区間で通行止め。(20日10時00分)

5.被災者の救助
警察庁、防衛省、海上保安庁、消防庁による救出等総数は、26,708名(20日07時00分)