領事館安全情報
在留邦人の皆さまへ(シアトル総領事館からのお知らせ)
在シアトル総領事館
平成24年3月6日更新
全米・カナダ邦人安否確認システムの終了について
1.全米・カナダ邦人安否確認システム(以下、“全米システム”)は、全米・カナダ地域で発生する大規模災害時において、被災地付近に所在する邦人が日本国内の家族等のためにメッセージを残し、これを国内の家族が聞くことで安全の確認ができることを目的として、2006年9月に導入されました。
本ホームページ内で開設している“全米システム”は、2007年10月の米国カリフォルニア州の大規模山火事等、全米・カナダ地域での大規模緊急事態に際して邦人の安否を確認するための手段の一つ(いわゆる伝言ダイヤル)として活用してきました。
2.その一方で、外務省海外安全ホームページ上においては、昨年7月にオンライン安否照会システム(以下、“安否システム”)を開設し、全米・カナダ地域のみならず、全世界で発生する大規模緊急事態に際して、オンラインにて邦人より照会を受付け、外務省と在外公館で情報を共有しつつ、安否確認を行うことが可能となりました。
※ オンライン安否照会システム
http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/online.html
3.そのため、“全米システム”につきましては、本年3月末日をもちまして終了することとし、海外での大規模緊急事態に際した邦人の安否照会につきましては、“安否システム”をご利用いただくか、従来通り、外務省又は在外公館への電話等の連絡による安否照会をしていただくこととなりますので、お知らせいたします。
なお、“安否システム”は、大規模な緊急事態等が発生した際にのみ、事案を特定して、立ち上げられるものであり、通常(平時)はホームページ上に利用案内のみが掲載されます。
4.近年、日本人が海外旅行をする機会が増え、海外における自然災害や事故、テロ事件など緊急事態に遭遇する可能性も増えています。そのような際には、その地域に旅行・滞在されている方が、本邦のご家族、知人・友人に自らの安否・所在を直接連絡し、家族等を安心させることが最も効果的です。そのためにも、海外に渡航される方は、旅行中の日程・連絡先を必ず本邦の家族等に残しておくとともに、旅行の間も、家族等との連絡を絶やさないでおくことが大変重要です。しかしながら、そのような方法による連絡が困難な場合もあります。“安否システム”は、そのような場合に、通常の電話による照会に加えて、オンラインでも安否を照会・伝達できる有益な手段として活用いただけることを期待しています。