領事館安全情報
在留邦人の皆さまへ(シアトル総領事館からのお知らせ)
在シアトル総領事館
平成24年5月29日更新
シアトル市内において多発するけん銃発砲事件に対する注意喚起
1.報道等によると、4月22日、5月24日、5月26日に、シアトル市内でけん銃発砲事件が起き、2名の死亡者、1名の負傷者が出ています。いずれも被害者となったのは、事件内容とは無関係の通行人です。
○4月22日‐パイオニアスクエア地区で、徒歩で帰宅途中の22歳の女性が、走行中の車両からの発砲により死亡。
○5月24日‐セントラル地区で車を運転していた43歳の男性が、頭にいさかいによる発砲の流れ弾の直撃を受け死亡。
○5月26日‐シアトルセンター付近を歩いていた33歳の男性が、ギャングメンバー同士のいさかいによる発砲により銃弾を受け右足を負傷。
また、5月27日深夜には、ブライトン地区とビーコンヒル地区、レイニエビーチ地区で4件の走行中の車両からの発砲事件が起き、怪我人はありませんでしたが、4軒の住居と複数の駐車中の車両が被害を受けています。これら一連の発砲事件では、合わせて60発もの銃弾が発砲されました。
2.上記事件のほかにも、シアトル市及びその近郊都市において、連日のようにギャング関連と見られる走行中の車両からの銃器発砲事件やけん銃使用の凶悪事件が多発している状況です。
3.多くの銃器が市場に出回っている当地銃社会において、発砲事件の予測は不可能ですが、事件に巻き込まれる可能性を低くするためには、①無用なトラブルを避け、可能な限りトラブルから身を遠ざける(車の走行トラブルの相手方がけん銃を発砲する事例も多々あります。)②報道に気を配り、発砲事件の多発している地域・時間帯を知っておくとともに、そうした地域・時間帯には近付かない、の2点を心がけましょう。