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領事館安全情報

在留邦人の皆さまへ(シアトル総領事館からのお知らせ)

 

在シアトル総領事館
平成24年7月20日更新


海外における麻しん(はしか)の発症に備えた注意

1.我が国厚生労働省は,2012年までに麻しんを排除し,かつ,その後も排除
状態を維持することを目標に「麻しんに関する特定感染症予防指針」を策定
し,2008年度~2012年度に限り,定期予防接種の対象者に中学一年生と高校
三年生に相当する年齢の者を追加する等の対策を進めています。国内の麻しん
感染者数は2008年に11,012人でしたが,2011年に434人まで減少しています。
2012年は年始から第26週(7月4日)までで,169名の麻しん感染者数が報告さ
れています。                                                          
 2007年5月にカナダで修学旅行中の生徒1人が発病し,カナダ防疫法の規定
に基づき,参加者の一部が更なる感染を防ぐ目的で現地に留まり,現地保健
当局の検査等を受けるため,旅行日程の変更を余儀なくされた事例が発生し
ました。海外で発病した場合,あるいはその可能性が疑われた場合は,滞在
国の法令により,行動が制限される等の措置がとられることもあります。
麻しんの予防接種をこれまでに1回接種された方も免疫低下の可能性がありま
すので,再度接種をされることをお勧めします。
 なお,厚生労働省作成の「麻しん(はしか)に関するQ&A」及び国立感染症
研究所ホームページ(特に最新の感染者数)も御参照ください。    
 
2.麻しんについて      
 麻しんは伝染性の強い急性発疹性のウイルス感染症で,感染者の気道分泌物
(鼻,咽頭,口腔からの飛沫,飛沫核)による空気感染,飛沫感染により感染
します。潜伏期間は10~12日で,主な症状は38℃前後の発熱,咳,鼻汁,結膜
充血,目脂,発疹等です。また,合併症として肺炎,脳炎などを来すこともあ
ります。特別な治療法はなく対症療法が中心となります。麻しんの感染力は極
めて強く,麻しんウイルスに免疫を持たない人はほぼ100%発病します。一度典
型的な麻しんを発症した人は,通常,終生免疫が獲得されます。                                   

3.予防方法
唯一の予防方法はワクチン接種です。日本では1歳児と小学校入学前年度を対象
に2回の定期接種が行われていますが,中学一年生と高校三年生に相当する年齢の
者(既に罹患したことが確実な者及び2回接種した者を除く)を接種対象者として
追加しています。

○参考情報:
国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html
厚生労働省「麻しん(はしか)に関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/hashika/

(問い合わせ先)   
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版)http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp