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事件情報


このコーナーでは、皆様に当地の治安情勢を正確に認識し、犯罪に巻き込まれないようにして頂くための一助として、ワシントン州、アイダホ州北部及びモンタナ州において発生した凶悪事件を取り上げています。

これらは、総領事館が新聞報道等を通じ把握した限りのものですので、実際には、もっと多くの事件が発生していると思われます。なお、掲載内容については報道時点のものであることをご了承ください。


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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年12月)

※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(住宅強盗事件)
12月6日午前1時30分ころ、エドモンズ市の「7300 block of  216th St. SW」のアパートで、2人組の男達が被害者の部屋をノックし、被害者である居住者の男性がドアを開けたところへ無理やり屋内に押し入り、スタンガンで男性を攻撃して腹部に火傷を負わせた。被害者の妹が警察へ通報したところ犯人の男等は現場から逃走したが、後に警察犬による捜査で28歳のシアトルに住む男が逮捕された。もう1人の犯人は、被害者らによってその特徴は明らかになっているものの発見に至っておらず、現在も逃走中である。
(警察官の被疑者への発砲)
12月7日午後10時ころ、シアトル市の「3rd  Avenue & Yesler Way」のバス停で、けん銃を持った男がいるとの通報をシアトル市警察が受理した。現場へ到着した警察官が、バス停近くで容疑者とみられる37歳の男と接触を試みようとしたが、男は歩き去り、停止命令にも応じなかった。警察官の一人がテイザー銃を取り出したところ、男が腰の辺りに手を伸ばして金属様のものを取り出そうとしたため、テイザー銃の代りにけん銃を発砲し、男の腹部に1発命中した。後の調べで、男の所持品から22口径のルガーが発見された。男は「Harborview Medical Center」に搬送されたが、回復する見込みである。男は2008年に不法移民としてメキシコに強制送還された過去があった。
(運転中の車両からの発砲事件)
12月17日午前3時ころ、ショアライン市「15100 Stone Lane North」の集合住宅に住む女性から、キング郡保安官事務所に対して、駐車場で何者かが叫んでいるとの通報があった。通報者は、駐車場で男性がふらふらしながら倒れ、這うようにしているのを目撃し、現場へ到着したショアライン市警察の警察官が、裸で、複数の怪我により血を流している55歳の男性を発見した。近くには、男性名義のSUV車がイグニション部分等が破壊された状態で駐車されており、これらのことから警察は、男性が何者かが男性の車を盗もうとしているところを発見、止めようとして犯人から暴行を受け、または逃走車両にひき逃げされたものとみている。男性は重態で「Harborview  Medical  Center」に運ばれ、現在も意識不明の状態である。
(発砲傷害事件)
12月19日午前零時42分ころ、シアトル市の「300 block of Fairview Avenue North」において、多数の人々が集合している場で発砲があり、一人が負傷した。通報を受けてシアトル市警察の警察官が現場へ臨場し、前頭部や下腿部に銃によりかすり傷を負った被害者を発見した。被害者の怪我は命に別状なく、警察官が現場へ到着すると同時に現場から多数の者は逃走したため、発砲犯人の特定には至っていない。ギャングユニットの警察官も現場臨場し、捜査が続けられている。
(刃物による強盗傷害事件)
12月19日午後11時40分ころ、シアトル市の「1700  block  of  South  Hanford  Street」で強盗に遭い刃物で刺されたとの通報を受け、シアトル市警察南分署の警察官が現場へ臨場し、現場で21歳の被害者男性を確認した。被害者は、その弟とともに4人のアフリカ系アメリカ人から強盗に遭い、その際わき腹を2回刺され、犯人等のうち2人はBeacon Avenueを北方へ、他の2人は南方へ逃走したと証言した。男性は命に別状のない怪我で「Harborview  Medical  Center」へ運ばれた。犯人等の検挙には至っていない。
(銃器による強盗傷害事件)
12月21日夕方、ヤキマ市の「600 Block of North First Street」近くの小道で、24歳の被害者男性が車を走行させていたところ、黒装束の男が突然被害者に近づき、車を寄越すよう要求した。被害者がこれを拒否すると、犯人の男はけん銃を取り出し、被害者の右臀部を撃って現場から逃走した。通報を受けた警察が現場で捜査に当たったが、犯人の検挙には至っていない。被害者の怪我も命に別状はないと見られている。
(銃器発砲による傷害事件)
12月21日午後3時40分ころ、ウッディンビル市「Avondale and 165th」のバス停から帰宅途中の妊娠女性が、突然口径の小さなけん銃で撃たれ、肩を負傷した。被害者の女性は命に別状のない怪我で「Overlake Hospital」へ運ばれ、捜査に当たった保安官は、被害者の証言により、現場近くの住宅内にいた16歳と15歳の少年が被疑者として浮上し、家主の承諾を得て屋内を捜索した結果、散弾銃のほか、車上ねらいの被害品と認められる物件を発見した。少年等はいずれもウッディンビル高校の学生で、重罪たる暴行の罪で逮捕、拘留された。
(銃器による傷害事件)
12月22日午前零時20分ころ、シアトル市「1800 Block of 25th Avenue」において発砲事件との通報を受け、シアトル市警察南分署の警察官が臨場し、現場のポーチに腰掛け、下腿部分を2箇所撃たれた26歳の男性被害者を発見した。被害者は警察官に対し、ポーチに座ってタバコを吸っていたところ、車から降りてきた犯人が被害者に話しかけ、その後車からけん銃を取り出し、被害者に向け5発発砲したと証言した。被害者に命中した2発のほか、家に1発の弾が命中していることが判明したが、残りの2発は発見されていない。被害者は、命に別状のない怪我で「Harborview  Medical  Center」へ搬送された。ギャング担当の捜査官が捜査に当たっているが、犯人の検挙には至っていない。
(銃器発砲事件)
12月23日午後9時ころ、トペニッシュ市「700 block of Old McCoy Road」の住宅に、走行中の車両から複数のけん銃が撃ち込まれた。被害者は保安官に対し、犯人が北方へ逃走したことを証言したが、犯人の特徴等については説明できていない。保安官は現場から薬きょうを発見しており、事件についてギャング関連と述べている。
(暴行事件)12月23日午後3時ころ、スポケーン市の「Wabash and Regal」付近の路上で、若者等4名が50歳の男性へ強盗を働き、50歳の男性が反撃してうち2名を刃物で刺す事件が起こった。男性が歩いていたところ、若者等4名が近付いてきたため、これを避けようと反対側の歩道へ道路を渡ったところ、若者等が追いかけてきて男性に金を出すように脅し、さらに殴る蹴る暴行を加えた。男性は刃物を取り出して反撃し、彼らが逃げるまでの間に2名を刺した。複数の通行人が、男性が暴行を受けているのを目撃していたため、後に病院へ治療に訪れた23歳の男、25歳の男が逮捕され、別に16歳の男も逮捕された。残るもう1人の犯人も16歳の男と特定されているが、逮捕には至っていない。被害者は顔面の骨折のほか、手の切り傷を負った。犯人等は全員真新しい赤色の帽子と黒ずくめの服装をしていた。事件はギャング対策チームへ引き継がれ、更に捜査される予定である。
(銃器発砲による傷害事件)12月26日午後3時50分ころ、ベルビュー市のNewport Hillsの住宅街で、多数の発砲音がしたとして、複数の住人から911通報があった。警察官は、「4900 block of 119th Avenue Southeast」で、首と頭を撃たれ倒れている20歳の男性を発見し、男性は「Harborview  Medical  Center 」へ搬送された。目撃者の証言により、警察は現場近くで侵入盗や強盗、暴行、麻薬等の多数の犯罪歴を有し、住宅への侵入盗の罪で有罪判決を受けている19歳の男を発見、逮捕したが、発砲・傷害事件に関する容疑は保留されている。この事件の影響で、警察は捜査のため「119th Avenue Southeast」を「Coal Creek Parkway」と「Southeast 52nd  Street 」の間で封鎖し、捜査の過程ではかりや10の袋に小分けにしたマリファナと見られるものなどを発見した。
(銃器発砲事件)
12月26日午後5時30分ころ、タクウィラ市「Southcenter Mall」で、少年による発砲事件があった。8人から10人位の10代とみられる少年らが同モール駐車場でたむろしており、モールの警備員がこれを解散させようとしたところ、うち数人の少年が警備員に対してギャングメンバーであることを告げ脅迫しようとした。警備員はいったん退散し、非番でモールに勤務しているタクウィラ市警察の警察官へ報告、タクウィラ市警察へ通報がなされた。警察が現場へ到着すると、少年らは現場から散り散りに逃走し、この際少年らの一部が、警察官へ向けてではなかったが銃器を複数回発砲した。少年等の確保のため、レントン市警察、ディモイン市警察、ケント市警察の警察官も応援に駆けつけ、けん銃を所持していた15歳を含む、6人の少年等が捕捉された。現場では、他に2丁の弾が装てんされたけん銃も発見されたが、この発砲による負傷者は報告されていない。少年等や目撃者は警察の捜査に非協力的と報じられている。
(銃器発砲による強盗傷害事件)
12月28日午前2時10分ころ、ヤキマ市の「1800 block of Roosevelt Avenue」において、35歳の男性が強盗に遭い、けん銃で撃たれ負傷した。ラスベガス出身の被害者男性が車から降りたところへ2人の男が現れ、被害者に金を要求した。犯人の1人が、この要求を拒否した被害者の脚をけん銃で撃ち、男性の所持品を奪って逃走した。警察は、その日のうちに犯人の1人である31歳の男を逮捕したが、もう1人の26歳の男については依然逃走中である。
(刃物による傷害事件)
12月28日午後11時ころ、タコマ市の「8400 block of 6th Avenue」にある「Titlow Beach Park」のトレイルで男性がウォーキングをしていたところ、いきなり2人組の男から襲われた。男性は、犯人の1人が所持していたナイフで切られ、命に別状のない怪我で「Harborview  Medical  Center」へ搬送された。犯人等は依然逃走中である。
(強姦未遂事件)
12月28日、午後5時50分ころ、シアトル市「1700 block of South Angeline Street」のバス停から歩いて帰宅途中の63歳女性がいきなり後方からやって来た男に襲われた。男は後方から女性の口を塞ぎ、繰り返し顔面にパンチを浴びせるなどした後、路上に女性を投げ倒し、性的暴行を働いた。被害者の女性は抵抗し、犯人の男は被害者の財布を奪って逃走した。被害者は、命に別状のない怪我で「Harborview  Medical  Center」へ搬送された。被害者によると、犯人の男は30代から40代のスペイン系で、身長5フィート10インチから6フィート、褐色の肌色、中肉とのことであるが、警察の捜索にもかかわらず、その検挙には至っていない。
(傷害事件)
12月29日午後8時45分ころ、レイクスティーブンス市「North Davies Road and 96th Avenue Northeast」の交差点において、武器を用いた暴行事件との通報で警察官が現場へ駆けつけた。スノホミッシュ市居住の男が、トラックから降りて別の乗用車に乗った男を懐中電灯で殴打し始め、殴られた乗用車の男は、けん銃を手に取り相手の胸を撃った。いずれも25歳の男等は、重傷ではあるが命に別状のない怪我で病院へ運ばれた。レイクスティーブンス市警察の警察官は、事件は別の場所で起こった交通トラブルに起因するものとみている。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年11月)

※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(発砲事件)
11月2日午後4時2分ころ、シアトル市「601 S. Michigan Street」の「Arby’s」レストランで発砲があったとの通報を受け、警察官が現場に駆けつけた。発砲は、2台の車に乗った2組の集団が関わったものだった。数回発砲があった後、警察官が現場に到着した時にはどちらの集団も現場を去っていた。レストランは銃弾による損害を受けたが、けが人は報告されていない。容疑者の行方は掴めていない。
(傷害事件)
11月2日午後7時40分ころ、シアトル市のHarborview Medical Centerで、暴行を受けた被害者女性に警察官が面会したところ、女性は、同病院から「Yesler Way」に向かう階段を上っている時に3、4人の黒人の男に襲われたと話した。容疑者の1人はけん銃を持っており、それで被害者の頭を殴った。容疑者の年齢は18歳から22歳くらいで、被害者から荷物を奪った後逃走した。被害者は、怪我の手当のため自分で病院に向かった。被害者の怪我は命に関わるものではなかった。容疑者の行方は掴めていない。
(銃器による傷害事件)
11月3日午後8時30分ころ、マウントバーノン市「200 block of Evergreen Street」で、路上での喧嘩から起きたけん銃の撃ち合いにより2人の男が負傷した。31歳のパスコ市の男は臀部を撃たれ、19歳のマウントバーノン市の男は大腿上部を撃たれた。撃ち合い現場は、「Mount Vernon High School」からわずか数ブロックしか離れていなかった。この事件で逮捕された者はおらず、引き続き捜査が行われている。マウントバーノン警察では、現場付近に警察官を配置し、住民の不安をやわらげるよう努めている。
(暴動事件)
11月5日午後11時ころ、サニーサイド市の「Forum」で暴動が起きたとの通報があった。施設内とその周辺で複数の乱闘が行われており、その内の1つでけん銃が使われたようだと通報者は話した。サニーサイド市警察の警察官は、「Beverly及びMattawa」地区出身の4人を収監した。18歳の少年は危険な武器の携帯、大麻所持、第4級傷害及び麻薬道具の所持の罪で拘留された。また、21歳の男は風紀びん乱行為の罪、22歳の男は以前の犯罪による逮捕状、17歳の少年は第4級傷害の罪によりそれぞれ拘留されている。
(暴動・発砲事件)
11月6日午前1時ころ、サニーサイド市「East Edison Avenue」の「Egley’s Sports Bar」で10人位が乱闘しているとの通報が警察に入った。通報の電話中、通信指令係が銃声を聞いたことを現場に向かう警察官に伝えた。けん銃は、1人の男が車で現場から逃走する際に、空に向けて発射したものだった。警察官は車を追跡し、「East Franklin Avenue and South Sixth Street」で犯人を捕捉した。運転種の22歳の男は、逮捕に抵抗した罪と公務執行妨害罪で拘留された。車に同乗していた23歳の男は、銃器発砲の罪と許可なくけん銃を携帯した罪で拘留された。男には以前の犯罪による逮捕状も出ていた。
(銃器による傷害事件)
11月7日、パスコ市11月7日、パスコ市のLourdes Medical Centerから、18歳の少年が足に受けた銃創の手当てに訪れたとパスコ市警察に通報があった。被害者は、友人と「1600 block of A Street」の刺青店におり、そこから出て車に乗り込もうとしたところを撃たれたと警察に話した。目撃情報によると、複数の男が乗った白い車が刺青店の前を通りかかり、道の真ん中で停車して発砲した。被害者の友人が車で被害者を病院に連れて行った。警察は、現場となった道路にいくつかの薬きょうが落ちているのを発見した。容疑者は特定されておらず、行方も掴めていない。被害者は傷の手当を受けた後退院した。
(銃器による傷害事件)
11月12日午後4時55分ころ、シアトル市「Renton Avenue South and South Henderson Street」の交差点で、足を撃たれた男性が発見された。被害者は警察官への協力を拒み、Harborview Medical Centerに搬送された。事件は「9100 block of 50th Avenue South」で発生したもので、警察官は現場で45口径のけん銃から発射された薬きょうを発見した。容疑者についての詳しい情報は明らかになっていない。現場周辺はギャングによる暴力事件が多い地域として知られ、ギャング担当班が捜査を行っている。
(警察官による発砲致死事件)
11月12日午後3時10分ころ、スポケン市「1402 W. Buckeye Avenue」にある民家の近隣住民から、29歳の男が民家内で6度散弾銃を発射し、父親を殺すと脅したと警察に通報があった。警察が到着すると同時に、男は自分のトラックで現場から逃走した。警察は、「Monroe Street」南行き車線側にある「Shari’s Restaurant」前で男がトラックを乗り捨てるまで車を追跡した。男は散弾銃を持ってレストランの駐車場を走り抜けた。警察官が銃を下ろすよう男に指示したが男は従わず、目撃者の証言によると、警察官に向かって数回発砲した。6人の警察官が男に向かって合計26回発砲し、その内2発が男に当たった。男が死亡した敷地内にあるスポケン部族の建物は銃弾で穴だらけになった。建物には青少年プログラムが入っており、発砲の際、子供を含む何人かが外に出て現場のすぐ近くにいる状態だった。事件現場が数ブロックに及んだため、翌朝まで近隣の道路が閉鎖された。また、「Shari’s Restaurant」は捜査員が目撃者から情報を得るために、店内に客を残した状態で封鎖され、周辺の店舗も何店かがその日は閉店になった。スポケン郡保安官事務所が、ワシントン州警備隊及びスポケン市警察と合同で事件の捜査に当たっている。容疑者は既決重罪犯で、度重なる自殺未遂や精神疾患があった。他には怪我人は報告されていない。
(刃物による傷害事件)
11月13日午前2時24分ころ、シアトル市警察東分署に、「2100 block of 6th Avenue」にある劇場「King Cat Theater」の外で何者かが刃物で刺されたとの通報があった。劇場ではレイブパーティが開催されていた。男性が劇場の外の歩道にいたところ、見知らぬ男がいきなり被害者のわき腹を刺し、その後「6th Avenue」を北に逃走した。被害者は命に別状のない怪我でHarborview Medical Centerに運ばれた。容疑者の行方は掴めていない。
(殺人事件)
11月20日午後7時ころ、プロッサー市「Prosser High School」の野球場近くのかんがい用水路沿いで、21歳男性の死体が発見された。ベントン郡の検視官により、男性は頭部に受けた銃弾により死亡したものと判明した。男性はプロッサーの住人で、ギャングとの関わりがあった。プロッサー市警察では容疑者を特定しておらず、複数の関係者から話を聞いている。ベントン郡保安官事務所も捜査に協力しているものの、事件の詳細は明らかになっていない。
(刃物による傷害事件)
11月21日午後3時47分ころ、シアトル市「4th Avenue South and South Holgate Street」の角にあるバス待合所から通報があった。現場に駆けつけた警察官が、刃物で複数回刺され、待合所の床に横たわっている成人男性を発見した。事件の目撃者が容疑者の人相を証言し、キング郡保安官事務所の保安官が、「Airport Way South and South Hill Street」近くで29歳の容疑者を発見した。男は手に追った傷の手当を受けた後、殺人未遂容疑でキング郡拘置所に拘留された。被害者は命に関わる怪我でHarborview Medical Centerに運ばれた。
(傷害致死事件)
11月21日午後8時40分ころ、シアトル市「Fifth Avenue South and South Weller Street」で、道に倒れ血を流している64歳の男性をシアトル警察の警察官が発見した。救急隊の手当てを受けても男性の意識は戻らず、発見から5日後に病院で死亡した。当初、男性は転落しパイプで頭を打ったものと考えられたが、キング郡検視局による検視解剖の結果、死因は転落ではなく傷害による可能性が高いと結論付けられた。警察による捜査が続けられているが、手がかりになる情報は得られておらず、容疑者の行方は掴めていない。
(発砲事件)
11月21日午後12時40分ころ、グランドビュー市「Nicka, Arikara and Apache」通り周辺で銃声がしたと、複数の通報がグランドビュー市警察に入った。警察官は銃弾を受けた3軒の民家を特定したが、けが人はなかった。事件はギャング関連と見られている。複数の通報者が、現場を走り去る黄褐色または茶色の4ドア車を目撃していたが、目撃情報に合致する車は見つからなかった。容疑者の行方は掴めていない。
(殺人事件)
11月21日の夜、シアトル市インターナショナル地区の荷受ドックの底で、64歳の男性が死亡しているのが発見された。男性は頭部にひどい傷を負っており、キング郡検視局の捜査員によると、傷は叩き切られたものだった。翌11月22日の夜、シアトル市キャピトルヒル地区の「15th Avenue and East Union Street」で、食料品を持って歩いていた58歳の男性に、26歳の渡り労働者の男が手斧で襲い掛かった。男は男性を手斧でめった切りにした後逃走した。事件後間もなく男は逮捕され、手斧で男性を襲ったことを認めた。男は第1級殺人罪で起訴され、インターナショナル地区で起こった殺人の容疑もかけられている。男は警察に対し、統合失調症で双極性障害があると診断されたが、副作用のため薬を服用していなかったと語っている。
(警察官による発砲致死事件)
11月22日午後2時24分ころ、シアトル市ビーコンヒル地区の「South Atlantic Street」北「14th and 15th Avenue South」の間にある路地から救助を求める連絡がシアトル消防署に入った。現場に到着した消防隊員は、車に乗った31歳のアジア系の男を発見した。男はけん銃を見せ、頭の方に持ち上げた。消防隊員は安全な場所まで後退し、警察に至急応援を要請した。パトロール警察官と特別機動隊が現場に駆けつけ、車の中にいる男の説得を試みた。男はけん銃を手にしたまま駐車場から逃げようとしたが失敗し、警察官によって何度かけん銃を下ろすよう指示されたものの従わずにけん銃を構えたため、特別機動隊員3人が小銃を発射した。弾は5発発射され、数発が男に当たった。消防隊員がただちに救急手当を施したが、男はその場で死亡した。男のけん銃には弾薬が3個装てんされ、薬きょうが1個入っていた。男が乗っていた車は事件当日の早朝、クイーンアン地区で盗まれたものだった。現場には殺人担当班と犯罪現場捜査班の刑事も駆けつけ、現在も捜査が行われている。
(銃器による傷害事件)
11月24日午後5時20分ころ、スカイウェイ市の「8500 block of South 117th Street」にあるグループ・ホームで、建物に入ってきた51歳の住人の女が突然発砲した。発砲が始まった時、何人かが台所におり、窓から飛び出した男性が怪我をしたほか、59歳の大家が頭と腹部に怪我を負い、重傷で病院に運ばれた。キング郡保安官事務所の捜査員によると、女は逃走する前に自分の寝室に放火した。事件の2日後に女は自首し、第1級傷害と放火罪でキング郡拘置所に拘留されている。
(集団による騒乱事件)
11月27日午前2時ころ、シアトル市の「100 block of S. Horton Street」にあるナイトクラブで起こった騒ぎの後、およそ600から700人が付近の道路に溢れていた。クラブの店長は警察に対し、何者かがセキュリティチェックをすり抜け、中にいた集団に少なくとも1缶の催涙ガスを吹きかけたと説明した。騒ぎの中で店の壁が倒され、客が外に溢れ出た。殴られて気絶した男性のほか、数名が襲われ怪我を負った。騒動を静めるため、約15名の警察官が現地で対応を行った。シアトル市消防署も、「1st Ave. and Horton」に救急手当場所を設置して、怪我を負った被害者や催涙ガスを浴びた客の手当てを行った。
(発砲事件)
11月29日午後10時10分ころ、シアトル市警察南分署に、「32nd Avenue South and South Dawson Street」の交差点付近で5、6発の発砲があったとの通報が入った。現場に急行した警察官が、45口径のけん銃から発射された薬きょうが道に落ちているのを発見した。周辺の民家の内1軒の前に何台か車が停められており、そのうちの2台が銃弾を受けていた。また、その家自体も1発銃弾を受けた。容疑者の行方は掴めていない。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年10月)

※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(警察官による発砲負傷事件)
10月1日午後12時ころ、メイソン郡の高速3号線で、キットサップ郡で発生した武装強盗の容疑者として指名手配されていた28歳の男を捕えるため、保安官が道路上にバリケードを張った。男は乗っていた車でバリケードを強行突破し、保安官が男に向けて発砲したが、この際保安官の1人が、おそらく同僚が発砲したであろう銃弾で足を負傷し病院に運ばれた。逃走した男は、その後車を衝突させて雑木林に逃げ込んだことから、男を捜索する間、北メイソン校区内の学校が封鎖された。警察犬を伴った地上捜査やボートによる海岸線の捜査など、複数の警察当局により雑木林周辺の広範な捜索が行われた結果、捜査開始の1時間後に、保安官が車に乗った犯人の男とその同乗者を発見し逮捕した。
(住居に対する放火等事件)
10月2日午後10時ころ、パスコ市の「200 block of West Bonneville Street」の住宅で、ガス爆弾が爆発したとの通報があった。現場に到着した警察官は、ひどいガスの臭い、割れた居間の窓、家の側壁に焼け焦げたような跡があるのを確認し、家の前に液体の入った割れたビール瓶を見つけた。爆発が起こった際、屋内にいた住人は外へ逃げ出し、2人組の男等が車に乗り込み逃走するのを目撃したことから、Highway 395まで男等を追いかけ警察に通報した。男等は猛スピードで逃走したが、住人は警察が追跡を開始するまでその後をつけ、パスコ市警察、フランクリン郡保安官事務所の保安官がその追跡に当り、犯人の男等が衝突を起こした「Blanton Road」において、19歳の未成年を含む男性2人を逮捕した。19歳の男は第1級放火罪、逃走罪及び未成年の飲酒運転罪で起訴され、成人として裁判を受ける可能性がある。もう1人の男の罪状は明らかにされていない。
(銃器による傷害事件)
10月3日午前1時15分ころ、フェデラルウェイ市「Saghalie Middle School」近くの「33900 block of 19th Avenue South」で発砲があったとの通報がフェデラルウェイ市警察に入った。およそ30~50人のアジア系の男性が集まっているところへ、8人のアフリカ系アメリカ人の男等が近付いてけん銃を撃ち始め、アジア系の20歳と24歳の男性が怪我を負い、地元の病院で傷の手当を受けた。警察は現場で、45口径のけん銃から発射された8発の薬きょうを発見した。事件から2日後に、フェデラルウェイ市の「Decatur High School」で、18歳と17歳の生徒が逮捕され、その後第1級傷害罪で起訴された。警察は、事件はその前夜に起きた傷害事件に対する報復の可能性が高いとしている。
(警察官による発砲傷害事件)
10月5日午後9時10分ころ、ピュアラップ市の「South Hill Mall」の駐車場で、車に乗った男が麻薬を売っている疑いがあると、駐車場の警備員から警察に通報が入った。現場に到着した警察官が、その疑いある男に職務質問をしようとしたところ、男が猛スピードで逃走した。同市警察の別の警察官が男を目撃して追跡し、その結果男の車は「128th Street East and 62nd Avenue East」で側溝に突っ込み、男は車を捨て約75ヤード道路を下った後雑木林に逃げ込んだ。このため警察官がピアス郡の管轄区域である雑木林に男を追って入り、その後、34歳の警察官が男に向かって発砲した。22歳の男は2度撃たれたが、命に関わる怪我ではなく、現在Tacoma General Hospitalで警察の監視下にあり、ピアス郡保安官事務所が事件の捜査を行っている。
(銃器による殺人・傷害事件(薬物関連))
10月7日午後8時30分ころ、レイクベイ市において、迷彩服を着て散弾銃やけん銃、刃物で武装した5~8人の男が2台の車に分乗し、キー半島の「19100 block of Second Street」にある住宅を襲撃した。容疑者等が発砲し始めたため、住宅の住人である20歳の男性とその28歳の兄、29歳の男性の3人が、発砲しながら侵入してきた容疑者等に向かって銃器で反撃し、双方でおよそ50~100発の銃弾が発砲された。銃撃戦は家の中から私設道、その後公道にまで及び、ピアス郡保安官事務所では、保安官や近隣住民に被害がなかったのが幸いだったとしている。保安官は「Tiedman Road at Herron Road」を閉鎖し、ワシントン州警備隊が保安官事務所による捜査を支援した。容疑者の1人である44歳の男は、家の中で散弾銃を持ったまま、銃創により死亡しているのが発見された。2人目の容疑者は、運転手役の22歳の女と逃げようと外に出たところで足を撃たれ、女が男の怪我の手当てを頼もうと911通報したため、近くの民家で逮捕された。家の中にいた3人の男性等は、容疑者に対して正当防衛で発砲したと主張しており、家の持ち主の男性が肩を撃たれ重傷を負った。逮捕された容疑者は、銃器携帯の罪が加わった第1級強盗未遂罪及び第1級傷害罪、そして第2級銃器不法所持罪で起訴された。銃撃戦の間、外に停めてあったトラックで待機していた女は、銃器携帯の罪が加わった第1級強盗未遂罪で起訴された。この他にも身元が特定されていない容疑者複数名がおり、その行方はわかっていない。検察官は、家の住人である3人の男性について、違法薬物であるオキシコンチンの販売や別に発見された25本の大麻に対する麻薬関連の罪で起訴するかどうか未定としている。
(刃物による傷害事件)
10月9日、ベルビュー市の「Bellevue College」で行われていたアンガー・マネジメントの講義中、突然19歳の女が激昂して別の生徒を刺した。警察によると、女は被害者の2列後ろの席から被害者を刺し、被害者は右肩に2箇所、左腕に1箇所刺し傷を負った。女はまた、女性とその家族を殺すと脅すなどしたため、教師に付き添われ教室から出たところを警察によって逮捕され、後に傷害の罪で起訴された。
(発砲事件)
10月9日午前1時47分ころ、シアトル市ベルタウン地区を自転車でパトロール中の警察官が、「Bell Street」付近で銃声がするのを聞きつけ、ナイトクラブ近くの「100 block of Bell Street」の路地で、格闘していた2人の男を逮捕した。2人の男は、いずれももう一方がけん銃を出して発砲したと話したが、警察の広範な捜索にもかかわらず、けん銃も薬きょうもその発見には至らなかった。警察では、けん銃は見物人の手に渡ったか、あるいは発砲は全く別の容疑者によるものだと結論付けている。
(銃器による傷害事件)
10月10日午前2時ころ、シアトル市「1st Avenue and Denny Way」で発砲の通報を受け、南分署の警察官とギャング担当捜査官が現場に駆けつけた。警察によると、容疑者の男が、3人の男性が乗った車に近づき、運転席側の窓に向かって7、8発発砲した模様であり、22歳の運転手が腕と背中、同じく22歳の同乗者の男性が胸とでん部にそれぞれ怪我を負った。3人目の同乗者に怪我はなく、負傷した2人は、命に別状のない怪我でHarborview Medical Centerへ運ばれた。目撃者によると、容疑者は黒人男性で、SUV車に乗って逃走した可能性がある。午前3時15分ころ、現場から約5ブロック半離れた「100 block of 5th Avenue North」で衝突事故があったとの通報を受け現場に向かった警察官が、歩道に乗り上げ、運転席側が大破しているSUV車を発見した。同車両には人が乗っておらず、目撃者は、この車に乗っていた4人の男は、事故を起こした後、後を走っていた別のSUVに乗車し現場を走り去ったと話している。警察では、事件につながる情報がほとんど掴めておらず、ギャング担当班が捜査を行っているものの、容疑者は依然逃走中である。
(傷害事件)
10月11日午後6時30分ころ、シアトル市「Seward Park」の小道を走っていた55歳の女性が、突然背後から男に掴みかかられ、地面に投げ飛ばされた。男は刃物を所持し、何度も女性を殴りつけたが、女性が反撃したほか、女性の叫び声を聞いた通行人が現場に駆けつけたため、男は現場から逃走した。駆けつけた警察官が公園の出入口を遮断し、警察犬班や港湾警備隊、ヘリコプターによる地上、沿岸、空からの捜査を行い、熱探知カメラも使用したが、容疑者の発見には至らなかった。被害女性はHarborview Medical Centerに搬送され、容疑者について、16~25歳くらいの黒人男性で、肌の色は浅く、髪の毛は短く若い顔つきをしていたと説明した。また容疑者は、片腕に被害者が反撃した際の新しい噛み傷がある可能性がある。警察は、容疑者が武装してため危険だとしており、シアトル市警察の性犯罪担当班が捜査を行っている。
(銃器による傷害事件)
10月16日午後9時ころ、シアトル市「Rainier Ave. South and South Cloverdale Street」の北方面行きのバス停留所付近に、17歳の少年とその他2名の若者が立っていたところ、男の集団が近づいてきた。警察のレポートによると、集団は被害者に近づき、どこの所属だ、といった質問をした。容疑者は「CD」について言及し、被害者が何か「DW」について言い返したところ、17歳の少年と集団の一人であった黒人の少年が格闘しそうになり、この際同少年がけん銃を取り出した。けん銃は数回発砲され、そのうち少なくとも1発が17歳の少年に命中した。被害者の17歳の少年は、重傷でHarborview Medical Centerに入院している。ギャング担当班が事件の捜査にあたっているが、逃走中の容疑者やその数についての情報は明らかにされていない。 ※警察によると、「DW」とは「Down With the Crew」ギャングを指す。ギャングは発砲事件の起きたRainier Avenue South and South Cloverdale Street付近で活動する事が多い。南シアトルのギャングは長期にわたり中部(Central District)のギャングと敵対しており、いくつかの暴力事件を引き起こしている。
(銃器による死亡事件)
10月17日午後11時30分ころ、クインシー市「600 block of 5th Ave. SE」で、走行中の車からの銃撃で人が死亡したとの通報があった。19歳の被害者が家のポーチに腰掛けていたところ、通りかかった車から突然発砲を受け、現場で死亡が確認された。これまでのところ容疑者の行方は掴めておらず、警察の報告によると、被害者や事件の目撃者はいずれもギャングの一員であり、現場となった民家はギャングが住む場所として知られていた。事件は、グラント並びにアダムス郡の複数の捜査当局により構成される「Columbia Basin」捜査班により捜査されている。
(銃器による傷害事件)
10月18日午後11時25分ころ、ヤキマ市「First Street and Lincoln Avenue」の交差点にある「Smitty‘s Conoco」で、ガソリンスタンドの横に立っていた男女に、若い男が近付き突然けん銃を発砲した。現場に到着した警察官は、駐車場で45口径のセミオートマチックけん銃から発射されたとみられる薬きょう11個を発見した。被害者である26歳の男性は首と腹部を撃たれ、同じく被害者の33歳女性は左足と肩を撃たれたが、命に別状はなく、それぞれ病院で手当てを受けた。犯人の男は、別の男とともに現場から逃走したが、約1時間後にひき逃げ事件に関与したとして拘束された。殺人未遂容疑で逮捕された18歳と15歳の男は、いずれも多くの犯罪歴があり、ギャングの一員として把握されていた。両名の供述によると、実際に発砲したのは15歳の男であり、検事は同人を成人として起訴することを検討している。この事件では、被害者男性も犯人等と敵対するギャングの一員であり、多くの犯罪歴があったことが明らかになっている。
(発砲事件)
10月20日午後4時52分ころ、シアトル市の「Martin Luther King Jr. Way South and South Graham Street」の交差点でけん銃が発射され、車に当たった可能性があるとの通報があり、シアトル市警察南分署の警察官が現場へ向かった。警察官が現場に到着した時には、容疑者や車、被害者と思われる者の姿はなかったが、複数の目撃証言により、けん銃を撃った容疑者の身体的特徴が得られた。およそ3時間後、ギャング担当班の捜査官が「4800 block of South Kenyon Street」で容疑者と思われる男を発見し、警察犬部隊が同じ街区にある住居の裏庭の茂みまで容疑者を追跡した。追跡中、警察官によりリボルバー式のけん銃と靴一足が発見された。男が隠れた家の家主の許可を得て、警察官は鍵の掛かった扉をこじ開け警察犬を中に向かわせた。その結果17歳の容疑者は取り押さえられ、窃盗の容疑でYouth Services Centerに拘置された。捜査官は、今後発砲事件についても追及する予定である。
(強姦及び傷害事件)
10月15日午前12時20分ころ、タコマ市の「1700 block of Court D Street」において、女性が強姦被害にあっているとの通報があった。現場に駆けつけた警察官が、男に捕えられ、ひどく怪我をした女性を発見した。警察官の指示に従わなかった男はテーザー銃で撃たれ、取り押さえられた。女性は多くの怪我を負い、犯人の男も手に大きな切り傷を負っていた。いずれも手当てのため地域の病院に運ばれたが、怪我はいずれも命に関わるものではなかった。45歳の犯人の男は、退院後に第1級強姦及び第2級傷害の疑いで逮捕された。
(銃器による強盗事件)
10月20日、スポケン市のProvince Sacred Heart Medical Centerに、19歳の男に付き添われた20歳の男が、刃物により負った怪我の手当に訪れた。捜査により、20歳の男の怪我は、2人が窃盗目的で住居に侵入し、住人と争ううちに刃物で刺されたものと判明した。容疑者は現場に散弾銃を残したまま立ち去っており、住人からの通報を受けた警察官が病院へ向かい、容疑者2人を逮捕した。警察によると2人はオマック市のギャングの一員で、傷害と窃盗容疑で拘置されている。
(銃器による殺人事件)
10月23日午前3時10分ころ、シアトル市において、パトロール中の警察官2人が、「12th Ave. S. and Jackson St. S」近くで発砲音を聞き、銃弾により複数の傷を負った男性が「12th and King St. S」近くの歩道に横たわっているのを発見した。29歳の被害者はHarborview Medical Centerに運ばれたが、後に死亡した。現場に到着した警察官は、現場付近で乗用車に乗った2人組の男等を発見し、職務質問しようとした際に1人が車から出て逃走しようとしたため、追跡の上身柄を取り押さえた。男は逮捕後第2級殺人罪で起訴され、車を運転していた別の男は逮捕後釈放された。警察によると、男は女性を巡って被害者と争い、一旦現場を去ったものの、再度現場へ戻って被害者の男性を撃った模様である。
(銃器による殺人事件)
10月24日午後11時ころ、ヤキマ市の「1800 block of South 10th Avenue」にある民家に強盗数名が押し入り、家に住む45歳の男性がけん銃で撃たれ死亡した。被害者の息子が玄関を叩く音を聞いて扉をあけたところ、少なくとも3人の男が子供に襲い掛かり、屋内へ押し入った。被害者は、押し入った男達と対峙し、犯人等の1人によりけん銃で撃たれた。犯人等は現場から逃走し、被害者は病院で手術中に死亡した。ヤキマ市警察は、容疑者及び動機の特定に至っておらず、被害者家族が犯人等と面識があったかどうかも把握していない。また、犯人等の身体的な特徴情報も公開されておらず、その逮捕には至っていない。
(保安官代理による強姦事件)
10月24日早朝、セラー市において、ヤキマ郡保安官事務所に勤務する37歳の保安官代理が、勤務中に女性の家に侵入し強姦を働いたとして告発された。この保安官代理は、第1級傷害、第1級住居侵入窃盗、第1級強姦罪の全てにドメスティックバイオレンスが加えられ、更に第2級傷害罪で起訴された。7年間保安官代理として勤務していたこの男は、女性と何年もの間の知り合いで、女性とその友人が寝ているところへ侵入し、女性に対して勤務用リボルバー式けん銃を突き付け、女性の後頭部を殴りながら、居合わせた女性の友人に去るように命じるなどした。更に同じ日の朝遅くに再び女性宅に戻り、けん銃を突き付けて女性に対し性的暴行を働いたとされる。
(警察官による発砲致死事件)
10月24日午後7時30分ころ、スポケン市の「507 N. Sommer Road」にある、薬物及びアルコール依存症患者のための施設「Restoration Ministries」の管理者から、施設に住む男が他の住民を武器で脅しているとの通報があった。現場に向かった2人の警察官が、現場から約1ブロック離れた「Velleyway Avenue near  Progress Road」で男を発見した。男は警察官に向かって「撃て、撃て」と挑発し、もう1人の警察官の方を向いて頭の上で刃物を振りかざし、刺す動作をした。その後も刃物を手放すようにとの警察官の指示にも従わず、「撃て、撃て」と叫び続けたり、警察官の1人を刺すと脅して刃物を持ったまま向かって来たため、男が6~8フィートの距離まで迫ったところで警察官が3発発砲した。撃たれた男は病院で死亡が確認された。複数の関連機関の捜査官が合同で発砲事件の捜査に当たっている。
(住居侵入及び傷害事件)
10月26日午前2時10分ころ、ケント市の「22800 block of 103rd Avenue Southeast」にある住宅で、住居侵入と犯人の1人を拘束したとの911通報があった。被害者等によると、3人の見知らぬ男が家の外にいた被害者の1人に近付き、無理やり家の中に押し入った。被害者と犯人等は揉み合いとなったが、被害者が犯人の1人である31歳の男を制圧するとともに、犯人等が所持していたけん銃2丁を取り上げ、残り2人の犯人等は現場から逃走した。現場に到着した警察官は、容疑者が取り押さえられ、ひどく殴られ頭に重い怪我を負っているのを発見した。容疑者は複数の顔面骨折と内臓の損傷でHarborview Medical Centerに運ばれたが、被害者等に怪我はなかった。事件は引き続き捜査中で、残り2名の犯人等の行方は掴めていない。
(銃器による殺人事件)
10月26日午後4時41分ころ、シアトル市「2nd Avenue and Pike Street」でけん銃が発砲され、男性が倒れているとの911通報があった。現場に向かった警察官が、倒れている31歳の男性を発見した。男性は頭を撃たれており、Harborview Medical Centerに搬送されたが、後に死亡した。事件の目撃者の情報により、警察は「100 block of Pine Street」の「Zaina’s Restaurant」の洗面所に隠れていた27歳の容疑者を発見し逮捕したほか、洗面所のゴミ箱から9ミリけん銃と、便器から未使用の弾丸3発を発見した。容疑者は第1級殺人容疑で起訴され、今回の事件以外にも複数の傷害事件への関与が疑われている。
(警察官との銃撃事件)
10月26日、ロングビュー市で、カウリッツ郡保安官事務所の保安官が、「3446 Pacific Way」の「Yoon'’ Market and Deli」で起こった強盗に関与した疑いあるトラックを追跡していたところ、「Coal Creek Road and Pacific Way」で同トラックのタイヤがパンクし、トラックから出てきたバンクーバー在住の40歳の男が、保安官に向かってけん銃を撃ち始めた。保安官が撃ち返した弾で男は負傷し、その後男は、トラックから100ヤード離れた茂みで死亡しているのを発見され、自分の胸を撃ち自殺したことが検視官の調査で判明した。保安官に怪我はなかったものの、この事件でパトロールカーが損害を受けた。
(警察官による発砲致死事件)
10月26日午後8時41分ころベインブリッジ島において、ベインブリッジ島警察が43歳の男性からの911通報を受け、現場である「Fletcher Bay」地域の「7700 block of Springridge Road NE」に向かったところ、通報した男性が警察官2名に対して攻撃的な態度を取り、何度か向かって来た。警察官は、テーザー銃で男性を撃ったが効果がなく、男性が家に入って両刃の斧を持ち出してきたため同男性に対して発砲した。男性は再び家に入ったが、その後午後10時ころ家に突入した特別機動隊が、屋内で男性が死亡しているのを発見した。男性は胴体の下部に複数の傷を負っていた。キットサップ郡保安官事務所が発砲について捜査を行っている。
(銃器による傷害事件)
10月27日から28日にかけ、ピアス郡において、2晩で立て続けに3人がけん銃で撃たれる事件が発生し、ピアス郡保安官事務所は、容疑者とみられる男の行方を追っている。被害者は全員回復する見込みだが、捜査官は男とけん銃で撃たれた被害者はいずれも麻薬に関わるグループの一員であると見ており、事件の関係者全てが麻薬の使用、売買に何らかの形で関わっているとしている。被害者3人は、撃たれた理由や場所、撃った人物に関する情報の提供に協力的でなかったが、犯罪分析班の協力と被害関係者の洗い出しから、容疑者が特定された。ピアス郡保安官事務所では、容疑者は大変危険であり、更に被害者が出る前に容疑者を拘束することに全力を挙げるとしている。
関連事件①: 10月28日午前2時ころ、22歳の女性がけん銃で撃たれた傷の手当のため、車でレイクウッド市のSt. Clare Hospitalを訪れた。病院からの通報を受け駆けつけた警察官が、女性が乗っていた車の運転席に何発かけん銃が撃ちこまれた跡があること、運転席側の窓ガラスが割れているのを発見した。女性は右のかかとと腹部を撃たれていたが、命に別状はなかった。ピアス郡保安官事務所が捜査を担当し、女性が撃たれたと思われる「143rd and A streets」で薬きょうを発見した。
関連事件②: 10月28日午後9時15分ころ、「11900 block of Vickery Avenue East」付近の住民から銃声を聞いたとの911通報があり、現場に向かった保安官により、頭と顔を撃たれた29歳の男性が発見された。被害者は怪我のため話すことができず、保安官に対して非協力的であった。
関連事件③: 10月27日から28日の深夜から早朝にかけ、男性が腕を撃たれる事件が発生した。男性がいつ、どこで撃たれたのかは明らかになっていない。男性は怪我の手当てを受け、保安官が通報を受ける前に立ち去った。保安官は男性の身元を確認しているが、行方は掴めていない。
(警察官による発砲致死事件)
10月30日午後8時15分ころ、タコマ市「Ruston Way」で警察官が関与した発砲事件が発生した。自殺をほのめかしている男性がいるのとの通報を受け、巡査部長1名と巡査2名が現場である「RAM Restaurant and Brewery」に向かった。男性は、自分の車に向かってけん銃を手に取り、目撃者によると、警察官が到着した際同男性はけん銃を振り回していた模様である。警察官は、男性にけん銃を下ろすよう繰り返し警告したが、男性が拒否して警察官に銃口を向けたため、警察官が合計17発を男性へ向け発砲し、男性はその場で死亡が確認された。タコマ警察は、男性に何発弾が当たったのか明らかにしていない。
(刃物による傷害事件)
10月30日午後6時20分ころ、シアトル市の「3rd Avenue and University Street」で、凶器を持った男2人が喧嘩をしているとの911通報を受け、警察官が現場へ向かった。2人の男等のうち一方が、殴り合いの最中に刃物を取り出し、相手男性の胸の当たりを少なくとも2回刺した。刺した49歳の男は現場から逃走したが、警察官により近くで拘束され、傷害容疑により逮捕された。刺された男は命に関わる怪我でHarborview Medical Centerへ運ばれた。
(銃器による傷害事件)
10月31日午前3時15分ころ、シアトル市の「East Marginal Way and Diagonal Avenue South」で、男性が撃たれたとの通報があった。警察官が駆けつけたところ、現場で瀕死の重傷を負った23歳の男性を発見し、この男性はHarborview Medical Centerに搬送された。警察の初動捜査の結果、被害者男性は血痕が発見された「900 block of South Doris Street」から現場付近へ移動された可能性があることが示唆されている。また、同じ日の午前3時26分、Harborview medical Center付近の「9th Avenue and East Jefferson Street」交差点付近に止まった車内に、けん銃による傷を負った男性がいるとの通報を受け警察官が現場へ向かった。現場では、既に救急隊員が傷を負った29歳の男性の手当をしており、警察官は、怪我を負った男性がいた車内からけん銃を発見した。この男性と一緒にいた男性は、職務質問を受けた後解放された。本件はギャング関連事件と見られており、ギャング担当捜査班により捜査が続けられている。
(銃器による殺人事件)
10月31日午前2時5分ころ、ケント市の「20200 block of 92nd Avenue South」で開かれていたハロウィーンパーティで、パーティに参加していた18歳の少年が、他の参加者と外に出たところ、道端に立っていた男達の集団が彼らの前に立ちはだかって口論が始まり、殴り合いへと発展した。殴り合いの最中、何者かが突然けん銃を数回発砲し、男達はその場から逃亡した。撃たれた18歳の黒人男性は、現場付近にとまったトラックの横で倒れ、救急隊によりその場で死亡が確認され、後のキング郡検視局の調査により、背中に受けた銃弾により死亡したものと判明した。ケント市警察は、口論がけん銃の発砲に至った原因を捜査するとともに、事件の重要参考人として、アジア又はヒスパニック系で、10代後半から20代前半の2名以上の男等の行方を追っている。
(住居侵入及び銃器発砲事件)
10月31日の晩、ブレマートン市「1300 block of Cambrian Avenue」の住宅で、48歳の居住者の男性が玄関をノックする音に応え玄関を開けたところ、けん銃を持った男が立っており、男から顔面をけん銃で殴られ、処方薬か現金を寄越すよう要求された。このとき犯人の男が一発けん銃を撃ち、弾丸は壁を貫通して屋内にあった冷蔵庫に撃ち込まれた。犯人の男はその後逃走し、ぶれまートン逮捕には至っていない。この発砲による怪我は報告されていない。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年9月)

※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(発砲事件)
9月1日午後6時ころ、エベレット市41st Street近くのI-5で、23歳の男が警察官に向かって発砲し、重傷交通事故の引き金となった。追跡中の副保安官に向かって運転席の男がサンルーフから銃を複数回発射し、うち一発が保安官の車前部に当たった。発砲によるけが人の報告はないが、男性の車が衝突したライトバンが横転、運転手の49歳の女性がHarborview  Medical Centerに運ばれた。衝突後男性は車を捨て逃走したため、付近を捜索する間I-5の南北両車線が封鎖された。男性と同乗していた女性が捜査に協力し、男性が発砲した後銃を外に銃を投げ捨てたとする証言から、「Highway 526」付近で当該銃が発見された。K-9(警察犬)部隊の協力で「7100 block of Olympic Drive」の雑木林にいた男性を捕捉、逮捕した。男は銃による第1級傷害罪、銃不法所持、警察から逃れようとした罪、及び車両による傷害罪で起訴された。男は、仮釈放違反で逮捕状の出ている重罪犯であったことから逃亡を図った模様。
(警察官による発砲致死事件)
9月3日午後3時ころ、タコマ市の「Highland Hills」地域「6100 block of Sixth Avenue」の停留所に刃物を持った男がいるとの通報があり、パトロール警察官2名が現場に到着したところ、男が警察官に対して固定刃のナイフを振り回し、刃物を捨てるようにとの警告を無視して威嚇するように振り上げた。このため警察官が男に対してけん銃を複数回発射し、64歳の容疑者はHarborview Medical Centerに運ばれたものの、胸部に受けた銃弾により死亡した。
(警察官による発砲負傷事件)
9月3日午後8時45分ころ、シアトル市「6100 block of Admiral Way SW」で複数の銃声がし、自殺の可能性がある男性がいるとの通報があった。3名の警察官が駆けつけ家屋の裏手に回ったところ、AK-47を持った59歳の容疑者の男と対峙した。男が警察官に銃を向けたため警察官が複数回発砲した。男は重傷を負ってHarborview Medical Centerに運ばれた。警察官に怪我はなかった。検察官によると、男の自宅からは弾が装てんされた45口径けん銃や22口径ライフル、突撃銃が発見された。その後の発表によると、男は警察官から武器を捨てるよう命令されたものの、警察官に向かって発砲する前に「殺してやる」と脅迫した模様である。男は3件の第2級傷害罪で起訴され、現在も病院で監視下にある。
(警察官による発砲致死事件)
9月3日午後、タコマ市「Loose Wheel Tavern」の駐車場で、男が刃物で車を傷付けていると店員から通報があった。店員によると、駆けつけた警察官が男に刃物を手放すよう繰り返し警告したものの、男が切り掛ってきたため2名の警察官が発砲し、その後男性は死亡した。

(傷害事件)
9月4日、ヤキマ市で27歳の男が28歳の女性に盗難小切手を現金化するよう強要し、断り逃げようとした女性を追いかけ殴る蹴る等の暴行を加え、腕の骨を折る傷害を負わせた。男は、小切手を持たせたまま女性を道端に放置した上、警察に通報すれば殺すと脅迫した。警察は、事件2日後に男をヤキマ近郊のセラーで逮捕した。男は傷害、脅迫、盗品所持で起訴される見込みである。男には、重罪犯罪者で国外退去処分を受けた過去があった。
(警察官による発砲致死事件)
9月7日午前3時35分ころ、バンクーバー市「West Fourth Plain Boulevard」すぐ北の「3000 block of Fruit Valley Road」で、けん銃を持った男性が歩き回っているとの通報を受け、警察官3名が現場に駆けつけた。警察の発表によると、22歳のオレゴン国家陸上警備隊技術兵が警察官に対して威嚇するような行動を取り、けん銃を捨てるようにとの度重なる警告に従わなかったため警察官が発砲した模様である。3名の警察官が男に向け発砲し、男は現場で死亡が確認された。
(刃物による傷害事件)
9月8日午後7時10分ころ、スポケン市「Pacific Avenue and Division Street」付近において男が別の男性の胸を刺すという事件が発生した。スポケン警察によれば、被害者の男性の命に別状はなく、病院に運ばれ手当てを受けた。襲撃の際使用された刃物は、警察官によって発見され、徒歩で逃走した男は「Kensington Court Apartment at 156 South Pine Street」の外に隠れているところを警察犬により発見された。男性は第1級傷害罪でスポケン郡拘置場に収監された。
(刃物による傷害事件)
9月9日午後6時45分ころ、シアトル市「3rd Avenue and Pine Street」で、人が刺されたとの通報で警察官が駆けつけた。被害者の20代男性が「1500 block of 3rd Avenue」のスモーク・ショップ店内で別の男と口論になり、店の外に出たところで野次馬に囲まれた。何人かが被害者を抱きかかえて喧嘩をやめさせようとしたが、容疑者の男が被害者の背中を数回、腕を一回刃物で刺した。被害者はMcDonaldsの前で倒れたが、Harborview Medical Centerへ運ばれた時容態は安定していた。被害者は捜査官に対し、ギャングの一員であることを認めている。容疑者は依然逃走中。
(刃物による傷害事件)
9月9日、シアトル市「Delridge Way Southwest and Southwest Cloverdale Street」の交差点で、被害者の男性が別の男から刃物で刺された。被害者は捜査に非協力的で、右腕を刺されていたが命に別状はなかった。容疑者は浅い肌色の黒人男性で、身長は約5フィート8インチ、体重は130から150ポンドとされる。
(銃器による殺人事件)
9月10日午前4時15分ころ、バーバンク市「524 Basin Drive」の木工所で男性が死亡しているとの911通報があった。被害者の37歳のヒスパニック系男性は木工所の経営者で、45口径自動小銃による銃弾を複数受けていた。司法解剖により、死因は首と首の近くに受けた2発の銃弾によるものと断定された。ワラワラ郡保安官事務所は、カリフォルニア州モデストに住む17歳と20代の男が、発砲事件の際木工所で開かれた小規模のパーティに参加していたという情報を得ているが、この2名の逮捕には至っていない。
(銃器による傷害事件)
9月10日午後10時40分ころ、サニーサイド市「T&M Market at 417 Cemetery Road」で、4名が乗った乗用車が店の駐車場に入ってきたところ、ライトバンに乗った何者かが散弾銃2発を乗用車の運転手側に撃ち込んだ。乗用車の運転手と同乗者1名は自分の車で病院へ向かい、弾丸による軽い傷の手当を受けた。容疑者は捕まっておらず、人相等の情報も公表されていない。
(刃物による傷害事件)
9月11日午後7時ころ、スポケン市「Pacific Avenue and Division Street」近くのコンビニエンスストアにおいて、36歳の男がカップルにぶつかったことから口論になった。店員がその場をおさめカップルは店を出たが、男は2人の後を追い、ポケットナイフで男性の胸を刺した。刺した男は店の近くで逮捕され、第1級傷害罪で起訴された。
(非番の警察官による銃器発砲致死事件)
9月11日午後11時30分ころ、オララ市で、ワシントン州警察の警察官が非番時に自分の土地に侵入していた男を射殺した。キットサップ郡保安官事務所によると、警察官は「8000 block of Southeast nelson Road」にある自宅の外で30歳位の見知らぬ男に遭遇し、自分が警察官であると告げたところ、男が鉄の棒で襲いかかり警察官の頭を殴打して地面に倒した。警察官が何とか立ち上がり、相手に対して口頭でやめるよう命令したものの、男が指示に従わなかったため銃を使用した模様である。キットサップ郡の保安官が現場に駆けつけた際には、近所の住民が容疑者に人工呼吸を行っていた。警察官を襲った容疑者はTacoma General Hospitalに運ばれたものの、到着と同時に死亡が確認された。警察官は傷の手当のためギグハーバーの病院に運ばれた。容疑者は、ポートオーチャードに住む男であったことが判明している。
(銃器による傷害事件)
9月14日午前6時43分ころ、タフヤ市の51歳の男が、近くに住む男性の家を訪れた際、この男性と家の外で口論となり、50歳男性の腹部、胸、足の付け根の3箇所を銃器で撃った。発砲事件現場は舗装された道路から約3.5マイル離れており、この事件を受け副保安官は「Hurd Road」から「Cheyenne Hill Drive」に抜ける「Spring Hill Drive」を閉鎖した。特別機動隊が到着した時、容疑者の男は車での逃走を試みていたが、約4時間後に逮捕された。51歳の男はメイソン郡拘置所に送られ、殺人未遂容疑で拘留されている。被害者はタコマ市のSt. Joseph Medical Centerに運ばれた。
(刃物による傷害事件)
9月15日午後7時47分ころ、シアトル市のパイクプレースマーケット横に位置する「Western Avenue and Virginia Street」において、3人が刃物で刺されたとの911通報があった。警察官が到着する前に、容疑者の男3人は現場から逃走していたが、警察官は「8th Avenue and Pine Street」の角、「Paramount Theater」の前で容疑者3人を発見、拘束した。容疑者のうち1人は 35歳の男で、傷害容疑と矯正局(DOC)規定違反で逮捕された後、被害者と争った際に負った傷の手当のためHarborview Medical Centerに運ばれた。また、もう1人の35歳の容疑者も逮捕され、その所持品から刃物が発見された。この男は矯正局から重罪の逃亡犯人として逮捕状が出ていたほか矯正局規定違反もあった。別に逮捕された44歳の容疑者の男は、その所持品からスクリュードライバーが見つかっており、傷害容疑と矯正局(DOC)規定違反で留置された。被害者の3人はいずれも、命に関わる重傷を負い、その手当てのためHarborview Medical Centerに運ばれている。
(銃器による殺人事件)
9月16日午後10時30分ころ、シアトル市の「2500 block of 29th Avenue South」にあるアパート1階で、男性が顔を銃で撃たれたとの通報があり警察官が現場へ駆けつけた。被害者男性は、開放してあった窓から撃たれており、事件当時は別の部屋に2人の女性がいたが、いずれも怪我はなかった。警察は、アジア系で身長5フィート7インチから5フィート8インチ、年齢10代後半から20代前半の容疑者2人を探している。2人は白い乗用車に乗って逃走、その後の行方は掴めていない。郡検視官の調べにより、被害者は18歳の男性と判明した。男性は事件で受けた複数の銃創により、Harborview Medical Centerで死亡が確認された。
(刃物による傷害事件)
9月18日午後8時ころ、シアトル市「Minor Avenue and Pine Street」のドッグパークにおいて、歩いていた男性が近づいてきた20代の男に「金は持っていない」と告げたところ、男から殴られ胸を刃物で刺された。被害者は、胸に深さ1インチ、幅4インチの傷を負ったが命に別状はなく、自分で病院へ向かった。容疑者逮捕には至っていない。
(傷害事件)
9月19日午前1時38分ころ、ワラワラ市の「900 block of West Birch Street」にある民家で、家の窓ガラス5枚と、近くに停まっていた車の窓ガラス4枚が割られているとの通報を受け警察官が現場へ駆けつけた。「12th Avenue and Willow Street」周辺の確認を行っていた警察官が、頭から血を流している24歳の男性を発見した。男性は野球バットで殴られており、警察は、男性が暴行を受ける直前まで車の中にいたものと考えている。車の所有者で34歳の男が、治安びん乱行為の疑いで逮捕された。また捜査員等は17歳のギャンググループの一員を被害者男性に暴行を加えた容疑者として特定し、第1級傷害罪及び第2級の故意による器物損壊罪容疑で逮捕した。現場で警察官が応援の警察官を待っている間、対抗するギャンググループのメンバーが複数現れ、被害者の男性と容疑者の男に危害を加えると脅したが、警察官がテーザー銃をかざし、応援到着までの間被害を阻止した。被害者は地元の病院に運ばれ、捜査は現在も継続中である。
(銃器による殺人事件)
9月21日午後8時ころ、ヤキマ市「301 Poplar Street」にある住宅で、居住者である31歳の男性が、32歳の男と何らかの所有物をめぐって口論になり、男から胸を撃たれたとの目撃証言が警察に寄せられた。警察によると、被害者の黒人男性は、事件後2時間を待たずYakima Regional Medical and Cardiac Centerで死亡した。被害者の男性と男はいずれもギャング関係者であったが、今回の事件はギャング関連ではないものと警察は見ている。捜査員は、翌朝32歳の男をグレンジャー市にある自宅で逮捕した。検察官は、男を第2級殺人罪で起訴することを検討している。
(暴行殺人事件)
9月22日午前7時30分ころ、シアトル市の「9200 Block of 29th Avenue Southwest」にあるロックスヒル公園内、Longfellow Creek Legacy Trailの砂利道横で誰かが横たわっているとの通報があり、駆けつけた警察官と消防隊員が、現場で成人男性の遺体を発見した。40歳の男性は撲殺されたものと見られ、捜査の後殺人担当刑事がパシフィック市出身の21歳の男を逮捕した。男はパシフィック市内で逮捕され、捜査のためキング郡拘置所に拘留されている。
(刃物による傷害事件)
9月23日午前零時4分ころ、シアトル市International District「Seventh Avenue South and South Jackson Street」付近で、人が刺されたとの通報があり警察官が現場へ駆けつけた。被害者の男性は胸を刺されており、命に関わる怪我でHarborview Medical Centerに運ばれた。警察は現場で犯行に使われた刃物を発見、また容疑者として成人の男を逮捕した。それ以外の詳細は明らかになっておらず、事件は引き続き捜査中である。
(警察官による発砲負傷事件)
9月24日午前8時45分ころ、スポケン市のアパートで、警察が捜査のためアパート内に入ろうとした際、中にいた容疑者の女が警察官の指示に従わなくなり、寝室の窓から逃亡しようとした。警察官が取り押さえようとする中で銃弾が発射され、妊娠していたこの女が胴体上部に軽い怪我を負った。女は窓から外に落ち、アパートの裏手に待機していた警察官から応急処置を受けた。保安官事務所の広報は、この女の身元を明らかにしなかったが、女が薬物に関連した事件の容疑者であり、モスコー市及びプルマン市周辺の複数機関で構成される捜査班により、ワシントン州南東で取引されるクラックコカインの売人として特定されていた。捜査員は現場アパートからクラックコカイン及び大麻、処方薬を発見した。発砲の影響で、アパートの駐車場と「Sinto Avenue between Monroe and Lincoln Street」が8時間以上封鎖された。妊娠39週目の女は病院に運ばれ、翌週無事出産した。この事件捜査には、ルイストン市、クラークストン市、モスコー市、プルマン市の麻薬取引に関する捜査を行う複数機関である、4市合同麻薬特別捜査班のメンバーが従事していた。
(刃物による傷害事件)
9月26日、ロングビュー市で、車上ねらいの被害にあった被害者が、自宅の前を自転車で通り過ぎた車上ねらいの容疑者の男を見かけてその後を追い、友人と2人で容疑者を取り押さえた後、警察に引き渡そうとしていたところ、容疑者から折り畳み式ナイフで左下腹部を刺された。被害者の怪我は命に関わるものではなかった。容疑者は、石を使って車の窓を割ったこと、その後車内から奪った被害者のデビットカードを使ったことを認め、第1級傷害罪及び第2級窃盗罪、第3級窃盗罪、そして第3級の故意による器物損壊罪の疑いで逮捕された。
(殺人事件)
9月26日、Auburn出身で、Western Washington University新入生の男性が「1000 block of Indian Street」で行われたキャンパス外のパーティーを午前2時に出た後に行方不明となり、その後の捜索により、10月6日に旧ジョージア・パシフィック社貯水池近くの埠頭で、この男性の遺体が発見された。ベリンガム警察広報は、遺体が数日間水中にあったことは明らかだとしており、ジョージア・パシフィック社の敷地はフェンスで厳重に囲われていることから、遺体はどこか別の場所から流されてきたものと見られている。現時点で容疑者につながる情報は得られていない。
(銃器による傷害事件)
9月28日午前零時7分ころ、ヤキマ市中心街の「Yakima Avenue」から1ブロック外れた「Union Street and Chestnut Avenue」周辺で、発砲があったとの通報により駆けつけた警察官が、右下肢を銃で撃たれた21歳の男性を発見した。その後、同じ発砲事件の被害者と思われる17歳の少年が、撃たれた左腕の軽い傷の手当のため病院を訪れた。警察によると、事件はギャング関連の模様であり21歳の男性は警察に対し、ギャングに所属しているかどうかを尋ねられた後で撃たれたと話している。犯人の逮捕には至っておらず、容疑者の情報も公表されていない。
(警察官による発砲負傷事件)
9月29日午後3時40分ころ、9月11日に起こったカークランド市のバス運転手に対する暴行事件に関連して行方を追われていた24歳の男が、男性を逮捕しようとしたカークランド市警察の警察官を銃で脅して逃走した。容疑者の男が「2100 block of Northeast 23rd Street」の自宅にいるとの情報を元に、レントン市警察が容疑者の自宅に向かったところ、容疑者が警察官に対してガーデンホースで水を噴きかけ逃げようとしたため、警察官が3回発砲した。容疑者は2箇所を負傷しHarborview Medical Centerに運ばれたが、命に別状はない。発砲の際、容疑者はけん銃と刃物で武装していた。
(傷害事件)
9月29日午後10時50分ころ、クレイグズリストに乗用車売出しの広告を掲載していたタコマ市の16歳の少年が、購入希望者から「East 51st Street and McKinley Avenue」近くの住宅地に向かうよう指示され到着したところ、2人の男等から襲われ、繰り返し殴る蹴るの暴行を受けた上、犯人の1人から銃を突きつけられた。近所の住民が騒ぎを耳にして顔を出し、様子を尋ねている間に少年は暴行から逃れ、何者かの911通報により救急車で地元の病院に搬送された。容疑者の2人は少年の車で現場から逃走し、警察犬による追跡が行われたが発見できず、逮捕には至っていない。
(刃物による強盗傷害事件)
9月29日午後9時ころ、スポケン市において、10代後半から20代前半とみられる容疑者の男がZip Tripコンビニエンスストアでビールを手にし、支払いをせず店をでたため店員が後を追い、「East Illinois and North Center Street」の交差点で容疑者に組み付いたところ、容疑者が店員の背中を刃物で刺し、ビールを持ったまま逃走した。スポケン市警察によると、被害者は地元の病院で手当を受けており、命を取り留める模様。容疑者の行方は掴めていない。
(家庭内での銃器発砲による傷害と警察による屋外包囲:一般市民が危険に晒された事件)
9月29日午後4時ころ、パークランド市で、17歳の少年が自宅において半自動式けん銃で母親の足を撃ち、その銃を手にしたまま「10600 block of Sheridan Avenue」の自宅前庭に現れ、以後2時間以上にわたり特別機動隊とのにらみ合いが続いた。ピアース郡保安官事務所によると、撃たれた40歳の母親は命に別状がない怪我で病院に運ばれた。少年が銃で武装していたことから、警察は射程圏内の近隣住民に避難を呼びかけた。その後、交渉人が少年の説得にあたり、少年がけん銃から5ヤード離れたところで特別機動隊が行動を起こし少年を逮捕した。少年は病院に運ばれ、処方薬の摂取過剰ではないかを調べられた。今後、拘置所に拘留され医学検査を受けることとなる模様。
(銃器発砲による傷害事件)
9月30日午後8時5分ころ、ケント市「10835 S.E. 200th Street」のCountry Squire Apartmentにおいて発砲事件が発生した。アパート駐車場での複数の人間によるいさかいが起こり、その直後に銃声が鳴り響いたと報告されている。被害者の1人がその場で倒れ、それ以外の人間は近くの家に逃げ込んだ。警察は、この事件に関わった人々はお互いに顔見知りであり、事件は偶発的な犯行ではないものと見ている。2人の被害者が複数の銃弾で受けた傷の手当てのため、救急車でシアトル市のHarborview Medical Centerに運ばれた。被害者はレントン市在住の38歳と、現場となったアパートに住む37歳の男性で、いずれも重傷を負った。容疑者の逮捕には至っていない。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年8月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(銃器発砲による傷害事件)
8月2日午後10時54分ころ、シアトル市Rainier Valleyからの通報により警察官が駆けつけたところ、「4800 block of South Garden  Street」において、銃で臀部を撃たれた男性と、かかとを撃たれた女性の2名を発見した。2人は生命に別状のない怪我でHarborview  Medical Centerに運ばれた。ギャングユニットが現場に行き捜査に当たったが、これまで容疑者につながる情報はなく、その逮捕には至っていない。
(銃器発砲による傷害事件)
8月3日午前零時50分ころ、リンウッド市の「2600 block of Lincoln Way」にあるTwin Firs集合住宅で銃器の撃ち合いがあり、女性が背中を撃たれた。23歳の女性居住者と車内にいた男性等が別の男性グループと口論になり、その結果双方による銃器の撃ち合いが起こった。捜査官等は、現場で2ダースにも及ぶ薬きょうを発見しており、複数の者が発砲した模様である。被害にあった女性は、撃ち合いが始まった時にたまたま別の女性とともに車内にいた妊婦で、銃撃のターゲットではなかったと見られている。女性は重体でHarborview  Medical Centerに運ばれた。事件の容疑者は逮捕されていない。
(強盗致傷事件)
8月3日午後1時35分ころ、シアトル市「7100 block of South Ryan Street」に住む高齢の女性が、自宅で20代の男から強盗未遂の被害に遭い暴行を受けた。女性は生命に別状のない怪我でHarborview Medical Centerに運ばれ、容疑者は後刻別の容疑で逮捕された。
(刃物による傷害事件)
8月5日午前3時25分ころ、バンクーバー市「2000 block of Brandt Road」で、通報を受け現場へ駆けつけた警察官が、複数の刺し傷を負った13歳の少年を発見した。彼はすぐに地元の病院へ運ばれたが、生命に別状はないと見られている。ギャング事件担当の捜査官が、容疑者として17歳の少年を逮捕した。捜査官によると、この地域におけるギャング関連の事件は急増傾向にあり、事件はギャング関連と見られているほか、逮捕された少年自身、ギャングとつながりがあることを認めている。
(車両爆破事件)
8月7日午後11時15分ころ、ワーデン市「1203 Basin Street」にあるLamb Westonの従業員用駐車場にとめてあった車が、仕掛けてあった爆弾により爆発した。怪我人はなく、車の被害のみで済んだが、捜査官等は誰が爆弾を仕掛けたのか、また、なぜ車の所有者が狙われたのかについていまだ手掛かりを得ていない状況である。ワーデン市警察、グラント郡保安官事務所、アルコール、タバコ、火器及び爆発物取締局(ATF)が捜査に当たっているが、本件と2008年に起こったモーゼス・レイク市における爆弾事件との関連はないものと見られている。
(銃器発砲による傷害事件)
8月11日午後5時57分ころ、シアトル市「6700 block of East Marginal Way South」において、通報により駆けつけた警察官が、頭部と首を銃で撃たれた30代の男性を発見した。男性は重体でHarborview Medical Centerに運ばれ、この事件の影響で、通りは南北の車線とも約2時間に渡って封鎖された。捜査官等が現場で証拠品の収集を行うとともに、警察犬を使って大規模な捜索を行ったが、容疑者の逮捕等には至っていない。
(強盗殺人事件)
8月13日、エベレット市「West Casino Road  near Evergreen Way」のBluffs Apartmentsにおいて、ヘロイン取引が暴力的な強盗事件に発展し、1人が死亡し、もう1人が重傷を負った。 22歳の男等2名がこのアパートに押し入り、多額の現金を手元に置いていたことで知られる22歳の被害者男性に暴行を加え始めた。男性が2階から路上へ突き落とされ、または自分で飛び降りた後、犯人の1人が40口径のけん銃で男性へ発砲し、弾が心臓を貫通したことにより、この男性は現場で死亡した。この強盗の間、別の身元不明の男性もけん銃で頭部を撃たれ重傷を負った。事件発生時、屋内には被害者2名とは別に、死者の妻や子供など計4人がいたが、彼らは寝室に隠れていたため無事だった。犯人等は犯行後、死者所有の金庫を持って逃走したが、8月18日に1人が逮捕され、別の1人も20日に警察へ出頭し逮捕された。両名とも第1級殺人罪及び第1級強盗罪で起訴されている。
(銃器発砲による傷害事件)
8月16日午後9時40分ころ、シアトル市「Rainier Avenue South and South Henderson Street」付近で、複数の発砲があったとの通報で警察官が駆けつけた。警察官の到着時、既に容疑者は現場を立ち去った後であったが、目撃者によれば、容疑者は20代のアフリカ系アメリカ人の男で、回転式けん銃を所持していた。警察官は、現場付近で薬きょうを発見し、また、背中に発砲によるかすり傷を負った10台の少年を特定したが、容疑者の逮捕には至っていない。
(警察官による容疑者射殺事案)
8月16日午後8時15分ころ、シアトル市「8400 block of 35th Avenue NE」にあるQFCストアにおいて、その前日起こった家庭内暴力事件の容疑者として警察に捜索されていた43歳の男が、情報に基づいて現場に駆けつけた警察官と格闘になった。格闘の最中、男が警察官の携行していたけん銃に手を伸ばして取り出そうとしたことから、別の警察官が男に向かって発砲し、男の腹部に弾が命中した。男はただちにHarborview Medical Centerへ運ばれたが、後刻死亡した。この事件で警察官に怪我はなかった。
(強盗事件)
8月17日午後8時ころ、シアトル市「Rainier Avenue South and South Henderson Street」の交差点で、パトロール中の警察官が、バス停付近でもめている5人の集団を発見して制止に入ったところ、10歳の少年が警察官に対して腕をけん銃で撃たれたと申告し、撃った犯人として、北に向かって走り去る、バックパック所持の17歳少年を指し示した。10歳の少年は腕の怪我によりHarborview Medical Centerへ運ばれ、一方17歳の少年は、警察官から追跡を受けて捕捉され、バックパックの中からは、22口径のセミ・オートマチックけん銃が発見された。当初この10歳の少年が被害者と見られていたが、警察官による現場の捜査で、被害者と犯人は全く逆であり、発砲はメトロバスの車内で発生していたことが判明した。調べによると、 10歳の少年を含んだ12歳、14歳、15歳の少年4人が、バスの車内で17歳の被害者を取り囲み、金品を脅し取る目的でバックパックの中身を見せるよう要求した。その際10歳の少年がけん銃を持った手でバックパック内を探り出し、被害者がけん銃を恐れてバックパックを間に挟んで少年に抱きつき、もみ合いとなったはずみで、少年が手にしていたけん銃から弾が発射されたと見られている。被害者はその後、バックパックを掴んでバスから降りようとしたが、4人の少年等に暴行され、バスを降りた後になんとか逃げ出そうと揉み合っているところへ警察官が通りかかったというものであった。10歳の少年は、治療後に強盗及び武器の不法所持等の疑いで起訴される見込みである。
(強盗傷害事件)
8月18日の夕方、スポケン市
「East 5th Ave」沿いの民家前で、男性が路上にとめた車内にいたところ、突然アフリカ系アメリカ人の男が車のドアを開けて車内に入り込み、男性のシャツを掴み、手にしていたけん銃で何度も男性の頭を殴りつけた。男性はその後車外へ引きずり出され、この男のほか、それぞれ32歳、26歳の女や、他の複数の犯人等からも殴る蹴るの暴行やスタンガンまたはテイザーガンらしきもので撃たれ、頭部に怪我を負った。被害者の男性は、財布や身に着けていた2万ドル相当の貴金属等を無理矢理に強奪され、350ドルがポケットに入ったジーンズも脱がされ奪われた。スポケン市警察やスポケン郡保安官事務所等は、この件に関して2箇所の家宅捜索を行い、その結果32歳と26歳の女等3人を逮捕したが、さらに5人の犯人の行方を追っている。捜査官等は、犯人等をギャング関係者と見ている。
(住宅における強盗傷害事件)
8月19日午前6時30分ころ、バション・アイランド市「Gorsuch Road SWの住宅において、覆面をした2人組の強盗が無施錠の屋内に押し入り、寝ていた46歳の所有者男性をベッドから引きずり下ろし、けん銃で繰り返し男性の頭部を殴りつけ、大量の出血を伴う重傷を負わせた。2人組の犯人は、被害者男性が設置していた監視カメラにとらえられており、いずれも 20歳代の男で、1人はヒスパニック系、もう1人は白人と見られている。キング郡保安官事務所が捜査に当たっているが、カメラの画像にもかかわらず手がかりは得られておらず、犯人の逮捕には至っていない。
(傷害事件)
8月20日午後9時30分ころ、シアトル市「11th Avenue South and Beacon Avenue South」近くで、ナタで殴られたとの通報が女性からなされた。警察官が現場へ駆けつけ、血まみれの被害者を発見した。被害者は頭部の怪我によりHarborview Medical Centerへ搬送されたが、生命に別状はないと見られている。被害者は犯人の特徴を供述しており、警察は、被害者の怪我の具合から判断して、犯行に使用された凶器は、ナタではなく鈍器であった可能性が高いと見ている。警察は現場付近の捜索を実施したが、犯人の発見に至らず、いまだ犯人は逃走中である。                               
(殺人事件及び殺人未遂事件)
8月21日午前2時ころ、サルクム市の住宅において、3件の殺人事件及び1件の殺人未遂事件が発生した。多数の犯罪歴を持つ46歳の男が、同じく多数の犯罪歴がある31歳と28歳の男に対し、麻薬に絡む借金の取り立てを命じた。男等が取り立て先である52歳の男性の自宅へ行くと、この男性がショットガンを持ち出してきたため衝突が起き、その結果、この52歳の男性とその16歳の息子、50歳の男性が男等によって現場で射殺され、52歳男性の女友達が顔面を撃たれて重体となった。翌日28歳の男は逮捕され、31歳の男も事件から4日後に逮捕された。いずれも3件の第1級殺人、第1級殺人未遂、恐喝等で起訴されているが、現在のところ、彼らに取立てを命じた46歳の男は、いずれの罪でも起訴されていない。
(強盗傷害事件)
8月23日午前9時ころ、タコマ市「5916 N 26th Street」にある「Little Caesars Pizza」で、犯人の男が駐車場にいた従業員にけん銃を突きつけ、店内まで案内させた挙句、売上金を全部寄越すよう要求した。犯人は従業員の顔面をけん銃で殴って怪我を負わせ、売上金を奪って逃走した。犯人の男は、20歳から25歳位のアフリカ系アメリカ人と見られているが、逮捕には至っていない。
(けん銃発砲による男性死亡事件)
8月24日午後11時ころ、スポケン市の「4014 E Sprague Ave」にあるペプシ工場付近で、警備会社に所属する26歳の警備員男性が、けん銃で撃たれて死亡した。近くのアパート屋外に数名の男性等が座っていたところ、警備員男性が車で通りかかった。ゆっくりした速度で行く警備員男性に対し、グループの男性等が「行け」と叫んだところ、警備員男性が車を止めて降り、グループに文句を言って口論が始まった。その際警備員男性がけん銃を取り出したため、グループの1人もけん銃を取り出し、数発発砲した。弾は警備員男性の胸部と腹部に命中したが、目撃者は、撃った本人は発砲後すぐに警備員男性の救命措置を始めたと証言している。現場に駆けつけた警察官が、救急車到着までの間の救命措置を引き継いだが、警備員男性は現場で死亡が確認された。警備員男性の取り出したけん銃は、セミ・オートマチックけん銃を模したBBガンであったことが判明した。この事件では誰も逮捕されていないが、現在も捜査が続けられている。
(走行中の車両からの発砲事件)
8月27日、ボセル市において、23歳の男性が車を盗み、所有者から追跡を受けている最中にけん銃を数発発砲するという事件があった。車の所有者男性によると、犯人の男は、所有者に向かって4発か5発のけん銃を発砲し、追跡の速度は、時速100マイルにまで至った模様である。ボセル市警察は3個の薬きょうを発見し、1発はボセル市内の住宅の窓に命中していた。事件発生時、この家では4人が就寝中であったが、これまで怪我人等は報告されていない。犯人が盗んだ車は、ウッデンビル市内に乗り捨てられているのが発見された。警察による捜索の結果、犯人は発見され、第1級暴行罪及び走行中の車両からの発砲容疑により逮捕された。
(警察官による容疑者射殺事案)
8月30日午後4時15分ころ、シアトル市ダウンタウン「Howell Street and  Boren Avenue」の交差点で、警察官がホームレスの男性を射殺する事案が発生した。パトロール中の警察官が、ナイフを削っているホームレス男性を発見し、パトカーから降りて声をかけた。ホームレス男性が立ち上がって警察官に近付いてきたため、警察官は止まってナイフを捨てるよう大声で命じた。男性が従わなかったため、警察官が男性に向かって発砲した。現場へ駆けつけた他の警察官等がただちに救命措置を施したが蘇生せず、男性は現場で死亡が確認された。警察官が何発発砲したのかは明らかにされていない。警察によれば、死亡したのは50歳のネイティブ・アメリカンで、多数の犯歴を有していた。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年7月)

※内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(発砲事件)
7月2日午前5時ころシアトル市在住の男性が、アパートの外でガラスの割れる音で目を覚まし、窓から外を見たところ、自分の車のフロントガラスを割ろうとしている男を目撃した。犯人は男性に気付いて小型車の助手席に乗り込み逃走、男性は自分の車でCapitol Hill 地区まで同小型車を追跡した。犯人と男性がともに車を止め、車から出たところ、犯人が男性に向けてけん銃を1~2発発砲、その後車に再び乗り込み逃走した。被害者男性はそこで警察に通報、男性を1600 block of 10th Avenue Eastで発見した。男性に怪我はなく、発砲犯人と小型車を運転していた女の容疑者は現在逃走中。
(傷害事件)
7月3日午後11時ころ、ブレマートン市「100 block of Oak Streetに、通報により警察官が駆け付けたところ、頭部に怪我をした26歳男性を発見した。男性が車を止めたところ、数人の男が近付いてきて、スピードの出しすぎだと文句をつけ、そのうちの一人が男性を金属製の棒で殴った。被害者はナイフで応戦しようとしたが、実際には使用せず、犯人らは警察犬で追跡されたものの逮捕には至っていない。被害者はHarrison Medical Centerに手当のため搬送された。犯人の詳細は公表されていない。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
7月3日午前零時50分ころ、17歳と15歳の兄弟がオーバーン市Lake Tapps地区の1700 block of 33rd Street Southeast にある住宅に着いてドアをノックしたところ、17歳の兄が車から数発の発砲を受けた。発砲した車は逃走、兄弟は乗ってきた車に乗り込み、Auburn Way South を逃走する車を追いかけた。15歳の弟が車を運転し、17歳の兄が走行中の車から発砲、最初の発砲現場から8マイル以上先の400 block of Auburn Wayで警察官が兄弟の車を阻止して停止させた。兄弟の走行中の発砲で数人が被弾し、そのうちの1人は妊娠中の18歳女性で胸部を撃たれ、同女性と17歳の男性が命に関わる怪我でHarbor View Medical Centerに運ばれた。もう一人の被害者である女性は腹部を撃たれ、Auburn  General Hospitalに運ばれた。兄弟の乗る車からはライフルが発見され、兄は成人として2件の第1級暴行罪で起訴される予定。15歳の弟の起訴は後日の予定。
(発砲事件)
7月5日の午前5時30分ころパスコ市「800 block of South 7th の路地で、男らが口論になりライフルを取り出して乱射した。目撃者によると、犯人らは数人のグループに向け発砲した模様。警察では25歳と21歳になる男を捜索中で、両者とも重罪容疑と武器所持ですでに指名手配されていた。発砲による怪我人の報告はない。
(発砲事件)
7月8日午前3時45分ころ、シアトル市Capitol Hill地区のアパートの部屋から、住人である男が銃を窓の外へ発砲、翌朝に交渉担当者に説得され投降した。男は、武器所持に関する取り調べを受けている。なお発砲による怪我人は出ていない。
(銃器発砲による傷害事件)
7月8日午後11時ころ、サニーサイド市「800 block of NW Crescent Avenueで発砲があったとの通報で警察官が現場に急行したところ、脚の付け根に弾を受けた53歳の男性を発見した。目撃者の証言によると、NW Crescent Ave.側に止まった車から用水路を挟んで向かい側のE. Edison Ave. にある住宅に向けて銃が数発発砲された。被害者はシアトル市のHarbor View Medical Centerに運ばれた。犯人は逃走中で、捜査官はギャング関連の発砲と見ている。
(発砲事件)
7月10日午後9時ころ、パスコ市「1300 block of West Shoshone Street で発砲事件が発生した。近隣に住む目撃者の証言によると、2つのグループが通りで対峙し、そのうち銃声が聞こえたという。警察の到着前に、グループの男らは逃走、怪我人の報告はなかった。発砲はギャング関連と見られている。
(銃器使用による発砲殺人事件)

7月10日午後10時ころ、サニーサイド市「1605 Saul Roadにある住宅近くで、SUV車の車内からけん銃数発が発砲され、同住宅の玄関先に座っていた18歳の男性が、頭部を撃たれてSunnyside Community Hospitalに搬送されたものの死亡した。発砲に使用された車は発見され、警察により押収された。被害者はギャング・メンバーではなく、住人が外出している間、同住宅で留守番をしていた。同住宅では7月4日にも別の発砲事件が発生している。犯人等は、同住宅家族の一員で、ギャングと関係のある者を標的にしたのではないかと住人等は見ている。犯人らの逮捕には至っていない。

(発砲事件)
7月11日午前1時分ころ、パスコ市「600 Block of Hugo Streetにある住宅で発砲があり警察官が駆け付けたところ、犯人らはすでに逃走していた。住宅に弾は当たったが、怪我人はいなかった。警察では、発砲をギャング関連と見ている。
(銃器使用による発砲殺人事件)
7月13日午前12時ころ、スポケーン市「2105 W. Booneに住む女性が銃声で目覚め、隣人の前庭で血を流して倒れている白人男性を発見した。29歳の同男性は、数発の銃弾を受け死亡した。同男性被害者は女性の家の前で撃たれ、その後、隣家の庭までの数フィートを歩いた後に倒れたと見られている。警察犬で追跡が行われたが逮捕に至っておらず、犯人等の詳細は公表されていない。                    
(走行中の車からの発砲傷害事件)
7月14日午後6時20分ころ、シアトル市「9700 block of 57th Avenue Southで、走行中の車からの発砲事件が発生し警察官らが駆け付けたところ、上腕部に弾を受けた29歳男性を発見した。被害者はHarbor View Medical Centerに手当のため搬送されたが、命に別状はない。容疑者は現場から4ドアセダンで逃走している。発砲犯人は、19歳~20歳位のアフリカ系アメリカ人の男で、けん銃を持っている模様である。また、犯人の乗った車は、体格のがっしりした20歳代のアフリカ系アメリカ人の女性が運転していたとされるが、両者とも現在逃走中である。
(銃器使用による発砲傷害事件)
7月16日午後11時46分ころ、シアトル市「1200 block of East Jefferson Streetで起こったけんかの通報でCentral District地区に向かって警察官が駆け付けようとしたところ、同時に発砲があったという複数の通報があった。発砲を受けた数人が近くのレストランに駆け込んだ後、レストランのオーナーがドアを閉めて鍵をかけた。しかし、標的とされた男性がレストランを出ようとしたところ、外にいた対立グループの男1人がその男性に向けてけん銃を発砲、その場に居合わせた第3者の男性がふくらはぎを撃たれた。被害者はHarbor View Medical Centerに手当のため搬送されたが、命に別状はない。発砲犯人等は、駐車場に停車してあった車にも数発を発砲した後に逃走、逮捕には至っていない。ギャング担当の捜査官が現在捜査中である。
(傷害事件)
7月17日午前1時50分ころ、シアトル市First Avenueで、バーの閉まる直前の時間帯に暴行事件が発生した。警察官が自転車でパトロール中、頭部に殴る蹴るの暴行を受けている男性を発見、この33歳の男性は、気を失って舗道に頭部をぶつけ倒れた。男性の21歳になる従兄弟もまた頭部を蹴られ、パトロールしていた警察官が暴行犯人等の1人に催涙スプレーを使って制止しようとし、数分で応援の警察官が到着したため、21歳と22歳の両容疑者が現場で逮捕された。容疑者の2人は留置前、被害者を殴った際に怪我をした右腕の手当のために病院に搬送された。
(銃器使用による複数の発砲殺人事件)
7月17日午後9時ころ、レイク・サマミッシュ州立公園のビーチ近くのピクニック区域にいた2組のグループ間でのいさかいが銃器発砲に発展し、30歳のシアトル市在住の白人男性と、33歳のケント市在住のラオス系男性が銃弾を受け死亡、4人が負傷した。被害者はすべて男性で、負傷したのはノース・ベンド市在住の20歳の男性、シアトル市在住の22歳の男性、レントン市在住の16歳の男性で、うち1人は重傷、残り2人の容態は安定しており、Harbor View Medical Centerで手当を受けている。4人目の被害者は、暴行を受け軽傷でOverlake Hospitalに搬送された。グループ内の多くがアジア系で、目撃者によると死亡した両被害者の間でいさかいが起こり、白人男性の被害者がラオス系男性の被害者を撃って殺害、ラオス系男性のグループの中の何者かが白人男性を撃ち返し死亡させた模様である。キング郡保安官事務所は、現場で4丁のけん銃と、25個の薬きょうを発見している。現在同発砲事件は捜査中で、ラオス系被害者の従兄弟である29歳男1人が逮捕されており、第1級武器不法所持罪で起訴された。捜査官等は、事件をギャング関連と見ているが、両被害者の家族等によると、被害者等はいずれもギャング・メンバーではなかったと主張している。
(走行中の車からの発砲殺人事件)
7月17日午後5時50分ころ、サニーサイド市「1400 block of Gregory Avenueで、ギャング関連と見られる走行中の車からの発砲殺人事件があった。被害者は、サニーサイド市在住の15歳のヒスパニック系の男性で、通りを歩いていたところ、後ろから来た車の車内から発砲を受け撃たれた。同男性は、複数の銃弾を腹部に受けて死亡した。サニーサイド市とグランドビュー市のSWAT部隊が3軒の住宅を捜索し、その結果15歳の男1人と18歳の男2人を逮捕した。15歳の男は第1級殺人罪と武器の不法所持罪で起訴され、18歳の男2人は、発砲現場からの逃走を助けたとして、第2級殺人幇助罪で起訴された。3人の容疑者はすべてサニーサイド市在住で、当局に知られたギャング・メンバーであった。被害者の家族は、被害者はギャング・メンバーではなかったと述べている。警察は、事件と関連していると思われるもう1人の18歳の男を捜索中である。
(銃器使用による殺人事件)
7月18日午前2時50分ころ、スポケーン市「622 N. Ella Roadの二世帯住宅で、17歳男性からの通報で警察官が現場へ急行したところ、同男性が、39歳男に起こされ、喉を切られそうになったと証言した。17歳男性の母親である36歳女性が、アパートのキッチンの床に銃で撃たれ死亡しているのが発見され、また、頭部に銃弾を受けた被害者女性の9歳になる双子の兄弟の1人も発見された。通報をした17歳男性は、首に受けた負傷でスポケーン市の病院で手当を受け、9歳の少年は病院に運び込まれたものの、後日死亡した。犯人である39歳の男と被害者である女性は交際しており、女性と女性の子供達がこの二世帯住宅に引っ越す6か月前まで、8324 E. Briant Laneにある男の家に同居していた。事件のあった当夜、スポケーン市の保安官事務所の捜査担当官により、この39歳男が自宅ガレージでけん銃自殺しているのが発見された。
(銃器使用による発砲傷害事件)
7月18日午前3時30分ころ、レントン市警察によると、39歳男性と他4人の男性が364 Renton Center Way S.W. にあるDiamond Lil’s Casinoを出たところ、300 block of Southwest Langston Roadで10代の男2人が近付いてきて、男性等5人に金を要求した。男性等が断ったところ、男2人が5人に向かって発砲、39歳男性が胸部や腹部、腕などに銃弾を受けた。男性は重傷ではあるものの回復中。17歳と18歳の容疑者2人が検挙され、成人として第1級暴行罪で起訴された。
(銃器使用による発砲傷害事件)
7月29日午後10時50分ころ、セドロ・ウーリー市北部にある住宅で、男性が妻の叫び声で目を覚ましたところ、武装してスキーマスクを着けた2人組の男が屋内にいるのを発見した。男性が男等に向けて発砲したところ、2人は逃走した。駆け付けた警察官等により、犯人のものと思われるけん銃が近くで発見された。同事件の数時間後に、セドロ・ウーリー市にあるUnited General Hospitalに腹部を銃で撃たれた36歳の男が現れたが、この男が同夜の住宅侵入事件の容疑者の1人と見られている。また、翌金曜日の早朝には、銃で脚を撃たれたアーリントン市在住の28歳男がSkagit Valley Hospitalに現れたため、これら2人について、住宅侵入事件との関連を捜査中である。
(傷害事件)
7月30日午前10時ころ、シアトル市7200 block of Ryan Avenue S. にある住宅で、81歳の女性がドアのノックに応対したところ、男からいきなり暴行を受けた。同女性は殴る蹴るの暴行を受け、隣人2人が同女性の叫び声で助けに入り、3人で犯人に立ち向かった。犯人の18歳男は、住宅侵入罪と暴行罪で起訴の予定。男には暴行の前歴があり、過去には精神病院に入院していたこともある。被害者女性はHarbor View Medical Centerに搬送されたが、命に別状はない。
(傷害事件)
7月30日未明、ピュアラップ市2549 South Meridian StreetにあるHampton’s アパート群の駐車場で、23歳女性が男から何らかの酸性薬品を顔にかけられ、重度の化学火傷を負う事件があった。犯人の男は、20代半ばから後半で、右頬に目立つアザがある。男は現在も逃走中。
(発砲事件)
7月31日午前2時ころ、シアトル市のPioneer Square地区で、バーの閉店時間帯のため警戒していたパトロール警察官が、First Avenue S.の西側から聞こえた発砲音に気付き、現場へ駆け付けた。目撃者によると、近くに住む住人がSUVに乗る2人組に対し、静かにするよう上階から怒鳴ったが、聞き入れられなかったため上から水をかけた。これに対し、SUV車の2人組がけん銃を取り出し発砲した模様である。現場から東方向に逃走したSUV車は、「Fourth Avenue S. S. Lander Street の交差点にあるサンドイッチ屋付近で警察官から発見され、乗っていた2人は逮捕された。車内で半自動式小型けん銃が見つかり、2人ともギャング関連当局で取り調べを受けているが、その詳細は発表されていない。この事件による怪我人の報告もない。
(発砲事件)
7月31日午前3時6分ころ、シアトル市「5600 block of Martin Luther King Jr. Way S. にあるコミュニティセンターで、騒動が起こっているとの通報により警察官が駆け付けたところ、銃弾を受けた3人の被害者を発見した。うち2人の被害者は現場で手当を受け、脚部に弾を受けたもう1人の被害者は、手当のためHarbor View Medical Centerに搬送された。捜査により、使われたのはペレットガン(高性能の空気銃)であることが判明している。容疑者の男は警察の到着前に現場から逃走し、まだ逮捕には至っていない。


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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年6月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。


(銃器使用による発砲傷害事件)
6月1日午後6時35分ころシアトル市「Seward Park Avenue South and South Cloverdale Streetの交差点で、小型のセダン車から発砲があったという通報があった。被害者は17歳の男性で、背中を撃たれHarbor View Medical Centerに搬送されたが、命に別状はなかった。発砲した車には2人の容疑者が乗っていたと見られているが、現場から逃走しており、車両・容疑者ともに発見には至っていない。
(銃器使用による発砲傷害事件)
スノホミッシュ郡保安官事務所の報告によると、6月2日の未明、エベレット市「11900 block of Nels Peters Roadで、住人の男性が近隣宅で起こっていた侵入強盗事件に気付き、調べようとしたところ、銃で撃たれ怪我をするという事件があった。銃を発砲した人物の詳細は明らかではないが、47歳の住人男性が銃を手にして侵入犯人等と対峙、犯人等から銃を取り上げようとして脚を撃たれたと見られている。住人男性は捜査に非協力的で、現場で傷の手当てを受け、病院への搬送は拒否した。侵入犯の人数を含めて詳細は公表されておらず、犯人等の逮捕には至っていない。
(強盗傷害事件)
6月5日の午前4時30分ころスポケーン市にあるFairbridge Inn Expressの部屋で、強盗に遭い、暴行を受けたと、被害者の女性から警察に通報があった。同女性は犯人らの詳細を警察官に説明、うち一人は特定されたが、容疑者の逮捕には至っていない。被害者は鼻に受けた裂傷の手当を病院で受けた。
(銃器使用による発砲傷害事件)
6月5日の午前4時ころシアトル市「Martin Luther King Jr. Way South and South Director Street の交差点近くで発砲があり、人が倒れているとの通報があった。警察官が駆け付けたところ、複数の弾痕があり窓ガラスの割れた車2台を発見した。通報から30分後、銃創を負った被害者が来院したとの情報で、被害者が20歳の男性であることが判明。銃の発砲時、被害者は現場に駐車していた友人の車の座席に座っていたが、発砲により脚を撃たれ、駐車していた車から走って逃げ、その後通りかかった車を止めて病院に搬送された。複数の薬莢が現場で発見されているが、犯人の逮捕には至っておらず、その詳細も公表されていない。
(銃器使用による殺人事件)
6月6日午前2時45分ころ、シアトル市Belltown地区にあるV-Bar & Loungeの近く、2100 Block of 2nd Avenue, near Blanchardで、複数回の銃器発砲音を聞いた警察官が現場に駆け付け、2人の男性が舗道に倒れているのを発見した。被害者の1人は21歳の男性で後頭部を撃たれ死亡、44歳の被害者男性は腹部を撃たれHarbor View Medical Centerに重傷で搬送された。容疑者として、25歳の男がカリフォルニア州ロングビーチ市警察によって逮捕され、第2級殺人罪と第2級暴行罪で起訴された。また、23歳と21歳の男2人も、犯人の逃亡を助けた疑いにより、第1級犯罪幇助罪で起訴された。このうち23歳の容疑者は、同発砲現場を目撃した可能性のある者に対し、警察への密告者には報復する旨示唆したとして、脅迫罪でも起訴された。
(銃器使用による発砲傷害事件)
6月6日、午後2時30分ころ、パスコ市「400 block of South Douglas Streetで発砲があったとの通報で警察官が現場に急行、捜査が行われた。被害者は発見されず、目撃者も捜査に非協力的であったため、発砲はギャング関連と見られていた。後日、別の事件で拘束された17歳の少年を少年拘置所に移送中、この少年が、口論となったライバルギャングに所属する15歳少年から左脚の膝を撃たれたと証言し、上記発砲事件の詳細が明らかとなった。警察がこの 15歳少年を逮捕しようとしたところ逃走し、少年は、North Hugo Street にある住宅に逃げ込みながら、所持していたマグナム銃を警察官に向けるなどした。この影響でVirgie Robinson Elementary、 Whittier Elementary、Ochoa Middle Schoolの学校が封鎖された。4時間後、少年は機動隊に包囲された住宅から逃走を試みたが、逮捕された。少年が逃げ込んだ庭からは、弾の込められたマグナム銃が押収された。
(銃器使用による発砲傷害事件)
6月7日、午後10時30分ころ、サニーサイド市「North 13th Street and North Avenue で発生した発砲事件でサニーサイド市警察とヤキマ郡保安官事務所の保安官代理が現場に急行した。ジラー市在住21歳の男性が足首を撃たれ、近くの病院に搬送されたが、被害者及び目撃者ともに捜査に非協力的で、捜査の進展には至っていない。逮捕者はなく容疑者は逃走中であり、事件はギャング関連と見られている。
(刃物使用による強盗傷害事件)
6月10日、午前1時ころ、レイク・フォレスト・パーク市在住の女性が、Lake Forest Park Elementary Schoolの近くを歩いていたところ、強盗に襲われて刃物で刺され、怪我を負った。被害者が一人で歩いていたところ、2人の男が懐中電灯で被害者女性の目を照らしながら近付き、被害者の所持品を強奪の上、刃物で被害者の背中下部を刺し、車で逃走した。被害者女性は家まで歩いてたどり着いた後、警察に通報した。被害者はHarbor View Medical Centerに搬送されたが、命に別状はない。容疑者は20代前半のヒスパニック系の男2人と見られ、現在も逃走中である。
(銃器使用による発砲傷害事件)
6月8日午後3時30分ころ、サニーサイド市Washington Courtにある住宅の外で喧嘩があり、自転車に乗った10代の若者が相手グループに対して銃を数発発砲した。怪我人の通報はなかったが、17歳と15歳の2人が発砲に関連したとして、4件の第1級暴行の疑いで逮捕された。17歳の男が実行犯と見られており、武器の不法所持罪で起訴される可能性もある。警察では、事件をギャング関連と見ている。
(銃器使用による発砲傷害事件)
6月9日午後11時45分ころ、サニーサイド市「1700 block of Cascade Wayで、2人の10代の男性が銃で撃たれた。被害者は17歳の男性で、大口径の銃で少なくとも脚を3発撃たれ、近くの病院に手当のため搬送された。もう1人の被害者である10代の男性は、発砲時に近くの住宅内で寝ており、壁を貫通した流れ弾が脚に当たった。同被害者は、軽い怪我により現場で手当を受けた。警察は、事件について3日連続で発生している一連のギャング関連発砲事件の3件目と見ている。容疑者に関する情報はなく、依然逃走中である。                          
(銃器発砲事件)
6月12日午前2時30分ころ、シアトル市「3200 block of 4th Ave.にあるナイトクラブのマネージャーから、60人程が集まって騒動になっており、クラブ内で発砲があったとの通報があった。警察官が駆け付けたときには、クラブの外に100人程が集まっていた。怪我人はなく、逮捕者も出ていない。
(傷害事件)
6月20日午前2時40分ころ、シアトル市「2300 block of 1st Avenueにおいて、男性がナイトクラブを出て女友達と歩いていたところ、4人のヒスパニック系の男達がこの女友達に対し、性的にからかうような言動をした。男性が男等に立ち向かったところ、逆に4人の男達から数回にわたって殴られ、意識を失った。被害者は手当てのためHarborview Medical Centerへ搬送された。容疑者等は発見されておらず、逃走中である。
(銃器使用による発砲傷害事件)
6月20日午前3時30分ころ、シアトル市Belltown地区で走行中の白色カマロから発砲があり、500 block of Wall Streetにあるアパートビルの前に人が倒れているとの通報があった。被害者と友人等は300 block of 1st Avenue NorthにあるKwaTay’s Restaurant & Loungeにいたが、店を出て車で走り出したところ、白色のカマロにつけられているのに気付いた。被害者と友人が上記のアパートビルの前に立っていたところ、走行中のカマロから数発のけん銃が発砲された。容疑者の車は45分後に近くのI-5で発見され、運転していたシータック市在住の22歳の男と、シアトル市在住の20歳の男が、第1級暴行罪で起訴された。カマロの逃走ルートを再度確認した警察官により、容疑者等が犯行に使用したとみられるけん銃が押収された。20歳の男は、武器の不法所持罪でも起訴された。被害者は首を撃たれており、病院で集中治療を受けている。事件から2週間前の6月6日、被害者が同妻の車で車上ねらいを働いていた男を捕まえようとしたところ、白色カマロに乗った男が現場に乗りつけ、武器を手に車上ねらい犯人の逃走を手助けした事案が発生しており、被害者によると車上ねらい犯人と今回の事件は同一犯で、犯人が被害者を狙ったものと見られている。
(銃器使用による殺人事件)
6月23日午前2時45分ころ、銃声がしたとの通報で警察官が駆け付けたところ、エベレット市「500 block of Pilchuck Pathで血だまりの中に倒れている男性を発見した。目撃者の証言により、事件は24歳の男が、麻薬関係の争いから23歳被害者男性の額に銃を1発撃ち込み殺害したものと判明した。スノホミッシュ郡保安官事務所の発表によると、武装して逃走中と見られていた24歳の容疑者は、警察に寄せられた複数の内密情報により、7月1日にリンウッド市にあるアパートで発見・逮捕され、第1級殺人罪により起訴された。
(刃物使用による傷害事件)
6月25日午後10時39分ころ、ポート・ハドロック市「Fifth Avenue and East Price Streetで、男性が助けを求めて叫んでいるとの通報で警察官が駆け付けたところ、刃物で数度刺された男とこれを取り押さえている別の男性を発見した。取り押さえていた29歳の男性は警察に対し、帰宅すると男が男性の家の裏から押し入ろうとしているのを発見し、逃げようとした男を追いかけ、警察が来るまで取り押さえ、力で負けそうになったため、数度男を刃物で刺したと説明した。住宅侵入の容疑者である19歳の男は、頭部と肩を刃渡り3インチ程のポケットナイフで少なくとも3回刺されており、病院に搬送された。刺された男の容態は安定しており、命に別状はない。現時点でこの事件による逮捕者はなく、引き続き警察が捜査中である。
(銃器発砲事件)
6月26日午後10時38分ころ、シアトル市「28th Avenue and Jefferson Street 近くで発砲があったとの複数の通報で警察官が駆け付けた。目撃者によると、Central District地区の公園に数人からなるグループが集まっており、グループのうちの一人がけん銃を取り出して3発から4発を発砲、グループの中にいた別の誰かが撃ち返したため、さらに2発から4発の発砲があった。集まっていたグループは、発砲犯人の2人も含めて現場を逃走したが、近くで16歳の容疑者の男が取り押さえられ、銃弾の込められたオートマチック式のけん銃も押収された。この事件では、合計3人の容疑者が拘束され、現在取り調べを受けている。事件による怪我人や器物損壊の報告は出ていない。
(銃器発砲事件)
6月26日午後6時ころ、スポケーン市「Howard Street amd Spokane Falls Blvd. の近くで毎年開催されるRiver Park Hoopfestで、ギャング関連と見られる発砲事件が発生し、5人の男が逮捕された。発砲時、偶然非番のスポケーン市警察官が現場におり、異変を察知した同警察官は、男が銃を構えて集まった大勢の人に向けているのを目撃して911へ通報、男等が逃げるのを追いかけた。近くにいた22歳と19歳の2人の女性が脚を撃たれ、3発目は1人の男性をかすめた。全員近くの病院で手当を受け、すでに退院している。容疑者は全員、現場及びその付近で逮捕されており、非番の警察官が特定した19歳の発砲実行犯人が3件の第1級暴行罪で起訴されたほか、別の19歳の男も第3級暴行罪と武器の不法所持罪により起訴された。


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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年5月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(傷害事件)
5月4日午後11時30分ころベリンガム市「Slate Road and Haxton Road」近くの側溝に怪我をした女性が倒れているという通報があった。被害者である48歳女性によると、Silver Reef Casino方向から歩いていると、車に乗った何者かに後ろから襲われ、側溝に倒されたという。女性はSt. Joseph Hospitalに運ばれたが命に別状はなかった。犯人の性別を含め詳細は不明。
(銃器使用による発砲傷害事件)
5月6日の午後5時10分ころ、シアトル市「North 113th Street and Meridian Avenue North」の近くで発砲があったとの通報で警察官が急行したところ、左腕を撃たれた男性被害者を発見した。24歳の被害者によると、撃った犯人は被害者に金を貸したと主張する男だったと述べている。発砲後に犯人は逃走。被害男性は麻薬を所持していたが、これに発砲が関連しているかどうかは不明。被害者は数度撃たれており、Harbor View Medical Centerに重傷で運ばれた。犯人は20代前半のアフリカ系アメリカ人の男とされており、逮捕には至っていない。
(銃器使用による発砲傷害事件)
5月6日にタコマ市「South 78th Street and Tacoma Avenue」近くにあるRyan’s Parkあたりから発砲音が聞こえたという近隣の者からの通報で警察官が急行したところ、数人で怪我人を自動車の後部座席に乗せようとしているのを発見した。同車には右脚を撃たれた30歳の被害者が乗っており、近くの病院に救急車で運ばれた。発砲現場から数人を拘束したが、捜査に非協力的で、公務執行妨害で3人を逮捕、またけん銃1丁が押収された。逃走に使用された車は発見されておらず、また発砲に関連した者の逮捕には至っていない。
(刃物使用による傷害事件))
5月7日午後9時2分ころシアトル市「300 block of Bell Street」の近くで刃物による傷害事件の通報があった。被害男性は、犯人の男の詳細を説明したものの、刺されるに至った事情の説明は拒んだ。被害者はHarbor View Medical Centerに搬送されたが、命に別状はない。目撃者によると、容疑者と被害者は激しく口論していた。容疑者は刃物を所持しており、被害者の喉に斬りつけ、現在逃走中。口論は麻薬関連の可能性もある。被害者・容疑者ともに、年齢は公表されていない。
(住宅侵入強盗及び銃器による殺人事件)
5月8日、午前3時35分ころポート・オーチャード市「1900 block of SE Larch Lane」にあるSouth Greens Apartment Homesというアパートで住宅侵入強盗及び発砲の通報があり、キットサップ郡保安官らが駆けつけた。同アパートの72歳住人によると、アパートの中の物音で目覚め、拳銃を持って物音を確認しようと寝室を出たところ、居間で若い男を見つけた。つかみあいとなり、侵入者はアパートの玄関ドアから逃走、侵入者が逃げた方向に向けて銃を数回発砲した。保安官らはアパート内を捜査したが、侵入の形跡はなく、まただれかが撃たれた形跡もなかった。しかし、アパート近辺の捜査により、建物の横でうつ伏せに倒れている22歳男性を発見した。キットサップ郡監察医によると、同男性は背後から撃たれたており、男性の解剖後、死亡は正式に殺人とされた。72歳住人は現場で逮捕され、後に第2級過失致死罪で起訴された。
((強盗及び銃器による傷害事件)
5月9日、午前12時ころ、メアリーズビル市「3900 block of 116th Street NE」にあるWinCo Food店の駐車場で、31歳男性がアーリントン在住31歳女性と麻薬に関する金銭問題を話し合おうと待ち合わせをした。現場に女性が到着すると、もう1人の男が襲いかかり、女性はけん銃で顔を殴られかばんを奪われた。もみあいの最中にけん銃が発砲され、男2人は逃走した。女性はHarbor View Medical Centerに搬送され、折れた歯と唇に負った切り傷の手当てを受けた。被害女性は、かばんの中に5千ドルの現金と約3オンスのメタンフェタミンが入っていたと供述。2日後、ボセル市在住31歳男が逮捕され、男の協力でもう1人のエヴェレット市在住の男が逮捕された。逮捕の際、40グラムのヘロインが男の車から発見された。男2人は第1級強盗罪で拘留、うち1人は麻薬絡みでも取調べを受けているが、暴行罪の適用については不明。
(銃器による傷害事件)
5月9日、午前12時30分ころ、サニーサイド市「100 block of West Lincoln Avenue」でグランビュー市在住の10代の男性2人が撃たれた。19歳男性は、腹部に数弾を受けておりHarbor View Medical Centerに重傷で搬送され、16歳男性は脚を撃たれてTacoma Regional Medical Centerに搬送された。警察では、ギャング関連の銃撃と見ており、犯人の逮捕には至っていない。19歳男性の容態は現在安定している。
(銃器による傷害事件)
5月10日、午前1時50分ころヤキマ市の「3600 block of East L Street」で発砲音がしたという通報があり、警察官が現場に駆けつけたところ、男性が撃たれ車でSt. Joseph Medical Centerに運ばれたという証言があった。26歳の被害男性は、耳に銃弾によるかすり傷を受けており、知らない男達が車で乗りつけ発砲を受けたと述べた。警察官は容疑者のうちの1人を、18歳~21歳で身長167センチ位、体重77キログラム位のヒスパニック系男としているが、逮捕には至っていない。
(傷害事件)
5月10日午後9時22分ころシアトル市「Madison Street near Terry Avenue」の北側で、男が誰かを襲っているのを目撃した警備員が警察に通報した。40歳代の男が被害者の男性の胸部を2度、頭部を1度殴るのを別の40歳代2人の白人の男が見ており、警備員が近づいたところ、容疑者らは白色の車に乗りこんで逃げた。被害者は催涙スプレーも吹き付けられており、Virginia Mason Hospitalに搬送された。被害者は犯人についての詳細は証言しておらず、逮捕には至っていない。
(刃物による傷害事件)
5月11日午後12時15分ころシアトル市「Western Avenue and Yesler Street」の駐車場で、男性が知らない男2人に襲われた。犯人等は男性の背後から近づき、1人が被害者の頭部を殴打、被害者はうち1人の男を殴り返したが、腹部を刃物で刺され気を失った。被害男性は15分後に気がつき、近くのサロンに入り、頭部・背中・腹部の痛みを訴えた。男性は手当てのため病院に運ばれたが、命に別状はなく、犯人の逮捕には至っていない。
(強盗傷害事件)
5月11日未明、エベレット市「8500 block of Evergreen Way」のFred Meyer 近くで、雑木林を歩いていた男性が襲われた。殴打され意識をなくし、気付いたときには裸で頭部から血を流していた。男性をガラス瓶で殴り、衣服を奪って財布から108ドルを盗んだとして、エベレット市の24歳のホームレスの男が第2級暴行罪及び第1級強盗罪でスノホミッシュ郡拘置所において取り調べを受けている。
(走行中の車からの発砲事件)
5月11日午後2時26分ころ、走行中の車からの発砲があったとの通報で、パスコ市の「2524 W. Sylvester Street」にあるアパートに急行した。ギャングメンバーである18歳の男が青色のシボレーのトラックに乗り同アパートまで乗り付け、そこで7~8人の同じギャングに属するメンバーらと集まっていたところ、ライバルのギャンググループのメンバーと対峙、18歳男とその仲間らが大声でどなり合い、ギャングの使うサインなどを使って挑発した。両グループのギャングメンバーはそれぞれの車に乗り、目撃者の証言によると何者かがトラックの横あるいはトラックの荷台から発砲したという。3日後、18歳の男が走行中の車からの発砲容疑によりで逮捕され、また17歳の未成年男も拘留されている。
(刃物による傷害事件)
5月12日午前10時55分ころスパナウェイ市「7319 Eustis Hunt road E.」にあるLiberty High Schoolの楽団用部室あたりで、18歳の男子高校生が別の18歳の男子高校生の耳や首など頭部を数度ポケットナイフで刺すという事件があった。学校は封鎖、容疑者は即座に逮捕された。容疑者はピアス郡拘置所で第1級暴行罪で取り調べを受け、捜査官に対し容疑者は「人を刺したらどんなふうに感じるか知りたかった」と述べている。被害者は現在、地元の病院に入院しているが、容態は安定している。殺傷に使用されたナイフは押収されており、また他の生徒に怪我はなかった。
(銃器使用による殺人事件)
5月12日午前0時10分ころタコマ市「3300 block of North Visscher Street」にある住宅で銃器による殺害事件があった。同住宅に住む26歳男性が数度撃たれて現場で死亡、もう1人の25歳の男性はTacoma Hospitalに搬送された。同男性は命に別状はないが、現在麻痺状態。捜査によると、同日夜、被害者らと同じギャングに属する24歳、23歳、20歳、18歳、15歳のメンバーが集まり、同ギャングのリーダーと目される被害者に関する議論となった。発砲の実行者は10代の2人と見られ、24歳と23歳の男が発砲現場まで運転、その後ロサンザルスまで2人の逃走を手助けした。24歳と23歳の男がそれぞれ第1級殺人罪、第1級暴行罪で起訴された。10代の2人も第1級殺人罪と第1級暴行罪での起訴が決定しており、逮捕状も出ているが逮捕には至っていない。2人はメキシコ行きのバスに乗ろうと計画していたという。
(刃物による傷害事件)
5月12日午前3時ころブレマートン市「2800 block of Kitsap Way」近くにあるNavy Yard City から男性が歩いていたところ、近付いてきた知らない男から刃物で刺された。被害者は現場から友人の家まで歩いて行き、そこからHarrison Medical Centerへと車で運ばれた。被害者は少なくとも腹部、胸部、背中など4度刺された。犯人の逮捕には至っておらず、容疑者の詳細も公表されていない。
(刃物による傷害事件)
5月20日午後2時17分オリンピア市「1440 block of Evergreen Park Drive」の公園で、 27歳男性が強盗に数度刃物で刺された。被害者によると、犯人は複数で、被害者はProvidence St. Peter Hospitalに手当てのため運ばれた。オリンピア警察は、周辺を警察犬を使って追跡したが、容疑者の逮捕には至っていない。
(銃器による殺人事件)
5月15日午前2時30分ころシアトル市White Center地区の「1500 block of Southwest Roxbury Street 」で発砲があったとの通報で警察官が駆け付けたところ、道路に倒れ死亡している被害者を発見した。殺害された20歳代の男性被害者は、銃弾を複数受けており、ギャングメンバーであった。目撃者の証言から、犯人及び犯人が逃走に使った車の詳細が分かっているが、その逮捕には至っていない。
(強姦及び傷害事件)
5月16日午後7時ころエドモンズ市「23600 block of state route 99 」にある食料品店近くで女性が暴行されているとの通行人からの通報で警察官が駆け付けたところ、男が女性に乱暴しているのを発見した。28歳の被害女性は病院に運ばれ、46歳の犯人は拘置所に収監された。男は被害者が236th Street Southwest を西方向に歩いているところを後ろからつけ、州道Route 99の西で女性を茂みに押し倒し犯行に及んだ。犯人の指紋から、米国移民関税捜査局から拘束令状が出ていることが判明しており、犯人の身元が問題視されている。
(傷害事件)
5月21日未明シアトル市University District地区「Northeast 50th Street and University Way Northeast」で、男性が暴行を受け頭部に重傷を負った。被害者の男性と一緒にいた女性の証言によると、通りを歩いていると赤色の車が近づき、2人の男が車から降り被害者を殴り始めた。その後、犯人らは被害者を持ち上げ、舗道に頭から突き落とし、被害者男性はそこで意識を失った。警察官が到着したときに道路に倒れた被害者に反応がなく、Harborview Medical Centerに搬送され手術を受けた。被害者は脳に出血があり重体。犯人2人はNortheast 50th Street を西方向に逃走、逮捕には至っていない。
(強姦及び傷害事件)
5月23日午前2時イサクワ市「400 block of Northeast Birch Street 」へ女性暴行の通報で警察官が駆け付けたところ、意識を失って血を流している容疑者を発見した。容疑者はカークランド市在住の31歳男、頭部に裂傷を負い、顔面にも怪我があった。男はHarborview Medical Centerに昏睡状態で搬送された。暴行の被害者と目される女性の夫で、レントン市在住の31歳男と、もう1人のイサクワ市在住の30歳男が、第1級暴行罪で取り調べを受けている。女性の夫が暴行容疑者の頭部をレンガで殴り、もう1人の男がゴム製の小槌で殴打した。血液が付着し壊れた小槌が、被害女性及び夫の住宅内で押収されている。この2人は同事件に関連して、現時点で起訴はされていない。また、怪我のため取り調べの行えない女性暴行容疑者への起訴も現在保留中となっている。
(銃器による傷害事件)
5月25日午前1時20分ころシアトル市「12725 Lake City Way Northeast 」にあるLake City Bar and Grillの前を警察官がパトカーで通り過ぎたところ、40人程の男等が全員白いTシャツを着用してバーの駐車場に集まっているのを見かけた。その直後、警察官らは銃の発砲音を聞きバーに戻ったが、同時にバーの前の駐車場で男性が俯せに倒れているという通報が入った。被害者は40歳の男性で頭部に鈍器による損傷痕があり、Harbor View Medical Centerに重体で搬送された。頭部の傷が銃によるものか、殴打によるものかは不明。駐車場に停められたSUV車の窓ガラスが銃弾によって粉々にされていた。駐車場に停まっていたと見られる車を発見、乗車していた4人の容疑者を逮捕、けん銃も押収された。他の容疑者についても捜査中である。
(住宅侵入強盗及び発砲傷害事件)
5月27日午前1時30分ころメアリーズビル市の病院から、脚に銃弾を受けた患者についての通報があり、警察官が患者から聞き取りを行ったところ、「14200 block of 55th Avenue」にある住宅で撃たれたことが判明した。32歳の被害者と、その従兄弟が家に戻りガレージドアを開けたところ、銃を持った男が中にいるのを見つけ、男は被害者の脚を撃ち、家の中に逃げ込んだ。被害者は、屋内で物音がしているのを聞いており、警察では暴行罪と強盗罪の両方の可能性で捜査を行っている。被害者の怪我は命にかかわるものではなく、容疑者の詳細も判明している。
(傷害事件)
5月30日午前1時42分ころ、男性がシアトル市「34th Avenue West」を自転車に乗って北方向に向かっていたところ、「West Barrett Street」近付いたあたりで車が通り過ぎた。同車はその後停止、自転車に乗る男性をいったん先に行かせてから、自転車の後ろに車をぶつけ、男性を地面に倒した。白人とアフリカ系アメリカ人の2人の男が車から降り、男性に殴る蹴るの暴行を働いた。男等は被害者のバックパックを盗んで34th Avenue Westを北方向に逃走した。またその30分後、数ブロック北に行ったところにある住宅で男性が自宅から出ようとしたところ、見知らぬ2人の男に何かで頭部を殴られるという事件が発生。被害者は左目の上を縫う怪我を負った。シアトル警察は、両事件の関連性を捜査中であるが逮捕には至っていない。
(殺人事件)
5月30日午後4時40分ころ、18歳の男性がヤキマ市「Pleasant Avenue」にある自宅の外にいたところ、6人のライバルギャングのメンバーに取り囲まれた。男性はこのグループと口論になり、庭に追いつめられた。容疑者のうちの一人が男性に追いつき、銃器(ライフルの可能性有り)を取り出し発砲。警察官が現場に急行したが、男性はすでに数度銃弾を受けていた。銃撃後、容疑者等の一部は逃走して家の中に逃げ込み、警察官らが家を取り囲んだ後、令状をもって屋内に入り、2人を逮捕した。容疑者等は皆白いTシャツにブルーのジーンズを着用していた。被害者はヤキマ警察のギャング捜査官が把握していたギャングメンバーではなかったが、赤色の衣服を着用。ヤキマ市警察署長の発表によると、被害者が命乞いしたにも関わらず、銃撃は冷酷な処刑スタイルで実行されており、現場では14個の薬きょうが発見された。なお、銃撃現場はYakima Valley Community College東側、カレッジのすぐ近くであった。犯人は大胆にも数人の目撃者のいる前で犯行を行っており、同警察署長は2003年に署長に就任して以来、最も大胆不敵で冷酷な殺害と述べた。同署長はまた、連邦捜査局の監督と支援のもとに凶悪犯罪に立ち向かう機動部隊となるSafe Streetsの設立を求め、地元の当局関係者等の協力を呼びかけた。同市では、同じ日に別の銃撃事件も発生しており、10代の若者の支援センターであるUnion Gospel Rescue Missionの外で20歳の男性が腕を撃たれ負傷している。被害者は近くの病院で手当を受けておりすでに退院している。
(発砲事件)
5月31日午前3時15分ころシアトル市George Town地区「7000 block of East Marginal Way South」で行われていたダンスパーティーの野外で大人数での喧嘩及び発砲があったとの通報で警察官が現場に急行した。イベントは終了し、約100人が駐車場に集まっていた。目撃者の証言によると、混雑の中で乱闘が始まり、少なくとも10発の発砲があった。また男性が数回銃撃されているのを見ていた目撃者、暴行があったと証言する目撃者などがあった。警察官は現場に急行したが、被害者・加害者ともに別の車で異なる方向に逃走しており、現場に残っていた者からは詳細な情報は得られなかった。駐車場からは複数の薬きょうが発見されており、発砲した容疑者の逮捕には至っておらず、現在も捜査中である。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年4月)
* 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(児童誘拐および強姦)
4月1日早朝、エベレット在住の13歳の少女がごみを出しに外に出たところ、男に車に無理やり乗せられて連れ去られた。男は車を停車させ、車内で被害少女に性的暴行を働いた。被害少女は逃げ、警察に対し犯人の男をアフリカ系アメリカ人、背が高く痩せ型と証言した。また、同被害少女は、事件数日前の3月28日に、エベレット市「4th Avenue W. and 105th Street SE.を自宅に向かって歩いていたところ、同じ犯人の男を見たと証言している。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
4月4日の午後4時ころ、ヤキマ郡副保安官が、発砲事件で怪我をした女性がいるとの通報で500 block of Hudson Road between Granger and Outlookに急行した。21歳女性の自宅に向かって走行中の車から銃が発砲され、同女性は上半身を撃たれた。少なくとも銃弾1発が家の中に撃ち込まれたが、他に怪我人はなかった。女性は重傷でHarbor  View Medical Centerに運ばれた。犯人は白のセダンで逃走したが逮捕には至っていない。事件はギャング関連の銃撃と見られているが、被害者はギャングのメンバーではなかった。
(発砲事件)
4月6日にアウトルック市の同じブロックにある向かい合う2軒の住宅に向け、走行中の車からの発砲事件があった。最初の発砲は午後9時ころ10 First Avenue で、2件目は午前零時半ころ11 First Avenue で発生した。怪我人の報告はなく、発砲はギャング関連と見られている。犯人の情報は現時点で発表されていない。
(誘拐及び強姦致傷等事件)
4月7日午後6時ころ、シアトル市「23rd Avenue South and South Jackson Streetの近くで、男が19歳の女性を、銃を持っていると脅して車に乗せ誘拐した。男は6000 block of Lanham Place SW.にあるアパートまで車を運転し、そこで女性に性的暴行を加えようとしたが失敗、女性は逃走して警察に通報した。警察官が駆け付けたところ、車で逃げようと駐車場にいた犯人を発見した。被害者は近くの病院に手当のため運ばれたが、命に別状はなかった。33歳の犯人は、車両盗難、誘拐、暴行、強盗、強姦未遂の取り調べのためキング郡拘置所に拘留されている。
(発砲傷害事件)
4月7日、午前5時ころ、カーネーション市「3600 block of Lake Langlois Roadの住宅において、犯人の男が車に押し入った後、勝手口のドアを蹴破って屋内への侵入を図ったところ、年配の住人が目覚め、この犯人と対面した。住人は部屋に戻ってけん銃を手に取り侵入者と対峙、激しい口論の末、住人が侵入者をけん銃で2発撃った。住人は隣人に助けを求め、同隣人が侵入者を銃で制している間に警察官が到着した。犯人はHarborview Medical Centerに搬送されたが、命に別状はなかった。犯人はルイジアナ州の自動車免許を所持しており、警察では、森の中に一時的に住んでいた渡り労働者ではないかと見ている。住人は頭部に怪我を負ったが、地元の病院で手当を受けた後退院している。
(発砲事件)
4月8日、銃声がしたとの複数の通報から、午後9時ころ、グランビュー市「1000 block of Powell Streetにある住宅に警察官が駆け付けたところ、8発の薬きょうが発見された。同住宅の裏で薬きょう及び弾痕が見つかり、また住宅内部にも数発撃ち込まれていた。口径の小さい別のけん銃から撃たれたと見られる弾痕もキッチンから見つかった。怪我人はなく、犯人の逮捕には至っていない。
(発砲傷害事件)
4月12日、午前12時57分ころ、シアトル市「1100 block of North 115th Streetで発砲があったとの通報で、警察官が駆け付けたところ、上半身に2発の銃弾を受けた成人男性の被害者を発見した。重傷の26歳の被害者はHarbor View Medical Centerに搬送された。警察では容疑者の詳細を把握しているが、逮捕には至っていない。
(発砲傷害事件)
4月12日午前1時50分ころ、ヤキマ市30th and Summit View Avenue近くで、15歳~21歳の4人が車に乗っていたところ、別の車の助手席から銃器の発砲を受け、うち1人が撃たれた。ボンネット、助手席側のフロントガラス及びフェンダー部分に弾が当たった。撃たれた被害者は、地元の病院で上腕部に受けた負傷と後頭部のかすり傷の手当を受けた。容疑者として、22歳男が4件の第1級暴行の疑いで逮捕された。捜査官は、同容疑者をギャング・メンバーと把握している。
(車両運転中のトラブルによる発砲事件)
4月13日午後4時ころ、オーバーン市で、10代の3人の子供を乗せてSUVを運転していた女性が、渋滞のなかCentral AvenueからSR-167の北方向へ車線変更を行おうとしたところ、後続のホンダ車が車線変更を阻んだ。SUVを運転していた女性がこのホンダ車に向かってクラクションを鳴らしたところ、同車の助手席に乗っていた何者かが銃を発砲、SUV車に3発が当たり、後部ガラスが粉々に割られた。怪我人はなく、犯人の逮捕には至っていない。
(傷害及び強盗事件)
4月13日午前1時ころ、エベレット市で、犯人等が強盗目的で間違ったアパートに押し入り、目的の金庫がみつからなかったため、同アパートに住む女性の顔面を殴って怪我を負わせた。2人の犯人の男等がドアを破って侵入してきた時、被害者は眠っていた。犯人等は女性から金庫のありかを聞きだそうとし、金庫がないと分かると、女性を殴った上、2台のAppleコンピューターを盗んで逃走した。被害に遭った女性は視力が弱く、眼鏡をかけていなかったため犯人等の特徴を把握できず、その逮捕には至っていない。被害女性は、目、鼻、頬及び体全体に怪我を負った。                               
(刃物使用による傷害事件)
4月14日午後7時10分ころ、ブレマートン市「2000 block of Parkside Driveの住宅で発生した強盗事件で、女性が刺された。犯人は鍵のかかっていなかった被害者女性のアパートのドアから侵入、同女性の財布から60ドルを盗んだ後、キッチンにあった刃物で、同女性の上胸部を刺した。その後、犯人は刃物を投げ捨て逃走した。被害者の容態は分かっていない。警察では容疑者の詳細を把握しているが、逮捕には至っていない。
(発砲事件)
4月17日午前3時30分ころ、シアトル市6400 Block of Shaffer Avenue Southにある住宅で発砲があったという通報を受け、シアトル市警察南分署から警察官が駆け付けた。怪我人はなかったが、同住宅に数発銃弾が当たっており、警察官が現場で証拠収集を行った。犯人は警察官が現場に到着する前に逃走しており、逮捕には至っていない。発砲に使われた武器の種類や数等の詳細は不明である。
(発砲事件)
4月17日午後9時ごろ、モーゼスレイク市「9900 block of Parkway Driveにある住宅の外に数人が集まっていたところ、通りがかった車から銃器が数発発砲された。モーゼスレイク市在住の15歳の少年が脚を撃たれ、手当てのため近くの病院に運ばれた。捜査官によると、発砲はギャング関連と見られており、容疑者は現場から逃走、目撃者等からは、容疑者の乗った車の詳細等の証言は得られていない。
(強盗傷害事件)
4月18日午後6時30分ころ、バーリントン市Skagit Valley Hospitalから、額に切り傷を負った被害者に関して通報があった。マウントバーノン市在住の18歳の男性の証言によると、車を止め、職場に向かって1800 block of Park Laneを歩いていたところ、いきなり頭部を殴られ、気が付いたときには財布が無くなっていたとのことである。容疑者の詳細は公表されておらず、その逮捕には至っていない。
(刃物使用による傷害事件)
4月19日午後8時ころ、シアトル市のUniversity District地区で、犯人の一人が「密告者だ」と非難しながら被害者の男性に近づき、刃物で被害者の腕を刺した。被害者が、現場にいた別の犯人の方へ後ろ向きに倒れたところ、その犯人の男からも顔面を何度も殴りつけられた。被害者はNortheast 50th Street and University Way Northeastにあるファーストフード店に逃げ込んだものの、犯人の一人が男性の後を追いかけ殴り続けた。警察官の到着時には犯人等はいずれも逃走しており、付近の捜索の結果、被害者を殴った20歳の男が容疑者として逮捕されたが、被害者が証言を拒否しているため、起訴には至っていない。
(強盗傷害事件)
4月20日未明、シアトル市のNorth Seattle地区Cowen Park近くで、暴行を受けiphoneの盗難にあった13歳の少年がSeattle Children’s Hospitalに運び込まれた。被害者がNortheast 65th Street の歩道上でiPhoneを使い電話中、3人の10代(全員16歳未満と思われる)の少年等が、後ろから被害者に近付き、iPhoneを渡すように要求した。被害者の少年が拒否したところ、3人の犯人等が少年に対し暴行を働いた。目撃者がこの犯人等を追跡しようとしたが、Crown Parkで見失った。警察が付近を捜索したが、犯人等の発見、逮捕には至っていない。
(発砲事件)
4月22日午前12時ころ、スポケーン市Nettleton Street and Wellesley Avenue で、男が乗っていた自転車の近くでUターンをしたという理由で、犯人の男が車の運転手に向かって発砲した。警察は現場で、犯人の自転車と、発砲に使われたと見られる薬きょうを発見した。男は2217 W. Queen Avenue にある家に2時間立て籠もった後、家の中にいた大人・子供を解放、午前2時に逮捕された。男はギャングのメンバーと見られている。
(刃物による傷害事件)
4月23日午後3時34分ころ、シアトル市のWest Seattle地区 High Pointe Center近辺で、男が女性に暴行を加えているとの通報で警察官が駆け付けた。40歳の女性が同女性の9歳娘と歩道を歩いていたところ、Lanham Place SW and SW Graham Streetで、男に地面に蹴倒され、何度も殴られた上に刃物で刺される暴行を受けた。被害者は胸部、腕、頭部など、少なくとも15カ所の小型刃物による刺し傷を受けたが、娘の方には怪我はなかった。犯人は現場を徒歩で逃走、犯人の住宅と考えられる6300 block of 29th Avenue SWに入ったのが目撃されていた。そのため、警察官が同住宅を取り囲んだところ、容疑者はドアを開け降伏し、捜査官によってただちに逮捕された。犯人と被害者に面識はなく、被害者はHarborview Medical Centerに重傷で搬送された。事件の起こった地域は移民が多く、被害者自身もソマリアからの移住者であった。
(銃器使用による強盗傷害事件)
4月23日午後8時ごろ、ヤキマ市900 block of North Fourth StreetのMercado Latino Marketで、22歳の被害者男性が車の中に座っていたところ、犯人の男が被害者の車の助手席に乗り込み金を要求した。犯人は、けん銃を2発連続して発砲、被害者の腹部にも撃ち込もうとしたが、被害者が犯人から銃を取り上げるのに成功した。犯人は逃げたが、別件の通報により付近にいた警察官により逮捕された。ギャング・メンバーとして知られる19歳の犯人は、第1級強盗罪及び暴行罪の疑いで拘留された。また、被害者は近くの病院で耳に受けた銃創の手当てを受け、すでに退院している。
(暴行事件)
4月24日午前10時40分、イサクワ市Tiger Mountain Trailで、24歳の女性がDepartment of Natural Resources の同僚たちと作業していたところ、見ず知らずの男から襲われた。犯人の男は、被害者の女性と軽い世間話をした後、被害者が背中を向けるといきなり後方からつかみかかり、スタンガン又はテーザー銃を使用してショック状態にし、地面に押し倒した。被害者は男と格闘し逃げるのに成功、トレイルの先にいた同僚に助けを求めた。犯人は、約177センチ、75キロ位の体型で、白黒交じり又は白髪の目立つ40代半ばの白人と見られている。
(強姦事件)
4月24日午後7時50分ころ、ウェナチー市のColumbia Elementary Schoolの運動場で16歳の少女が強姦の被害に遭った。ウェナチー警察によると、少女がOrondo Avenueを歩いていたところ、窓をスモークガラスにした明るい色のバンに乗った男が近づいてきて同少女の横に乗りつけた。少女は男を無視したが、男は車から降りて少女を運動場に引きずり込み、そこで性的暴行を働いた。暴行後に男は逃げ、少女は家に帰ってから母親に話し、母親が警察に通報した。被害者の少女によると、暴行犯人は18歳~20歳位、約177センチ、60キロ位の体型をしたヒスパニック系の男で、黒色のバンダナを着用していたという。また犯人は、舌にピアスを埋め込み、下あごにひげを生やし、両手の甲部分に刺青、右のひじの周囲に鉄線模様の刺青をしていた。犯人の逮捕には至っていない。
(銃器による強盗殺人事件)
4月28日午後9時30分ころ、22歳、20歳、23歳、21歳の男3人と女1人がインターネットのコミュニティサイトであるCraiglistに指輪の販売を掲載していたピアス郡エッジウッド市「3600 block of 106th Avenue Court E.の住宅に買い手を装って侵入、強盗を行う計画を立てた。犯人等は、同住宅に入ると、住人である男性の妻を縛って殺害すると脅迫したため、14歳になる息子が母親を守ろうと犯人の一人の背中に飛びかかった。犯人の一人が拳銃で息子を殴ろうとしたところを父親である男性が止めようとし、犯人等の一人によってけん銃で射殺された。犯人等金品を求めて屋内を探した後、数品を盗んで逃走した。10歳になる息子に怪我はなく、14歳の息子は病院で怪我の手当てを受けた。犯人は4人とも数日間逃亡、なかには州外に逃亡した者もいたが、全員が逮捕、又は自ら警察へ出頭した。犯人等は1件の第1級殺人罪、2件の第1級強盗罪、2件の第2級暴行罪、1件の第1級住居侵入罪で起訴された。また、5月1日にも、Craiglistにテレビの販売を掲載した売り手が、侵入した犯人等にけん銃を突き付けられて縛られ、強盗被害に遭うという、同様の手口の住宅侵入強盗事件が発生しており、現場を管轄するレイクスティーブンス市警察は、同じ犯人らによる犯行と見ている。
(住宅侵入及び傷害事件)
4月30日午後2時ごろ、スパナウェイ市1100 block of 151 Street East」にある住宅で、犯人の男等が造園業者であると装って屋内に侵入、少なくとも3人の被害者をダクトテープで縛り付け、被害者の一人をけん銃で脅迫し、家から数品を奪って逃走した。犯人等が茶色の車で逃走したのが目撃されているが、盗難車であると見られている。被害者等に病院での手当てが必要とされる怪我はなかった。また、犯人等の逮捕には至っておらず、捜査官によると、事件は麻薬関連と見られている。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年3月)
* 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(発砲事件)
3月1日午後9時30分ころ、タコマ市「8400 block of South Park Avenueの住人が、車の警報音がしたため外にとめた自分の車を見ると、見知らぬ男が住人所有の車の車内から降りるところであった。車内を物色していた男は、待機していた車へ駆け寄り、助手席側に乗り込み逃走、被害者である住人が車で追跡したところ、9000 block of South Yakima Avenueで男等の車が停止、男が車から降りて、被害者である住人に向かって銃を6~7発発砲し、再び車に乗り込み逃走した。発砲による怪我人はなく、犯人と車を運転していた共犯者の逮捕には至っていない。
(発砲事件)
3月3日の午後8時ころ、シアトル市のCapital Hill地区500 block of East Denny Wayで発砲があったとの通報で警察官が駆け付けたところ、窓に小さな2発の弾痕、窓枠に少なくとも1発の弾痕を発見した。銃弾を回収したところ、隣の建物のアパートの1階の部屋から発砲されたことが判明した。警察官が同アパートの部屋に入ったときには、部屋の中には誰もいなかった。同アパートの住人が部屋に宿泊していた友人の詳細を警察に説明したが、逮捕には至っていない。
(発砲事件)
3月4日午後9時30分ころ、ヤキマ市のUnion Gospel MissionのMadison Houseの芝生で13人の子供がサッカーをしていたところ、男が徒歩で近づき子供らに向かってギャング・メンバーであるかという質問をした。子供らが違うと答えたところ、男は銃を取り出し、子供らに向かって6発発砲した。子供らは逃げ、怪我人はなかった。警察はSouth Third Street at East Maple を歩いていた犯人を逮捕、41歳ヤキマ在住の容疑者から5発の銃弾を発見・押収したが、銃は見つからなかった。男は13件の第1級暴行罪で起訴された。
(走行中の車からの発砲事件)
3月4日午前10時30分ころ、マウント・バーノン市「South 14th Street (Hospital Way)で3台の車が病院の駐車場を走り抜けながら発砲、South 15th Streetを南方向に逃走した。グレーの小型車がフォードのSUV車に追いかけられているのが目撃されているが、フォードのSUV車は発砲には関わっていないと見られている。容疑者の車がアーリントン市で発見され、また、発砲現場である駐車場で見つかった薬莢と一致する弾丸・薬莢が車内で発見された。発砲の際に車を運転していた21歳の犯人は逮捕され、スカジット郡拘置所に拘留、また25歳の発砲犯人も走行中の車からの発砲、第2級凶器使用暴行罪、第1級武器不法所持で起訴された。
(傷害及び強姦未遂事件)
3月5日、午後10時10分ころ、バーリントン市「1000 block of Burlington Boulevardにある風俗関連店に勤務する38歳の女性が暴行を受けた。女性従業員が閉店の準備をしていたところ、男の客が女性の首をつかみ、奥の部屋へ連れ込み乱暴しようとした。同女性従業員は容疑者に噛みつき、また、鋏で刺すなどして近くの店まで逃げ込み、警察に通報した。容疑者は現場から逃走したが、約40分後にマウント・バーノン市のダウンタウンにあるスカジット郡保安官事務所に出頭した。28歳になるボー市在住の容疑者は、右の上腕の内側に噛み傷があった。同容疑者はスカジット郡拘置所で、強盗及び強姦の疑いで聴取を受けている。
(刃物使用による傷害及び強盗未遂事件)
3月5日、午後8時ころ、ケルソー市「501 Three River DriveにあるGuesthouse Innの裏で、女性が刃物で刺されるなどして強盗に遭った。被害者女性は上胸部を刺されてSt. John Medical Centerに搬送され、集中治療室で処置を受けた後、現在は安定状態にある。警察が、現場の監視カメラや目撃証言等から判明した18歳の容疑者の男を逮捕しようとしたところ、容疑者は逃走を図ろうとして警察官に襲いかかった。警察官は、容疑者を押さえ込んだ上で警察署に連行した。容疑者疑者は強盗未遂及び第1級暴行を認めている。
(走行中の車からの発砲事件)
3月5日、午後6時30分ころ、クインシー市「F Street North East and Hilltop Avenue近くで、走行中の車からの発砲事件があった。目撃者が容疑者の車を追跡した上で車のナンバープレートを確認した。同日夜になってから、クインシー市の住宅で捜査令状を執行、発砲に使用されたとみられる自動小銃を押収した。23歳と35歳の2人の容疑者が、走行中の車からの発砲、無謀行為罪、共同謀議罪、武器の秘匿所持、外国人の武器所持で逮捕された。発砲したとされる23歳の容疑者は、車内に弾を充填した武器を所持していたとして逮捕された。35歳の容疑者は車を運転していたとされる。怪我人はなかった。
(警察官への発砲事件)
3月6日午前12時15分ころ、トペニッシュ市郊外にあるWillowtreeトレーラー・パークの200 block of Willowtree Laneから通報があり、ヤキマ郡保安官代理が駆け付けたところ、付近をゆっくりと走る、不審な車を発見した。同保安官代理が車を停止させようとしたが車は停止せず、車に乗っていた2人が窓から身を乗り出し、保安官代理に向けて発砲した。十数発が発砲されたが、保安官代理は道から外れて逃げ、怪我はなかった。約45分後、容疑者の車がHarrah Roadで燃えているのが発見され、2日後にトぺニッシュ市在住21歳の男に対する逮捕令状が出されたが、逮捕には至っていない。
(銃器使用による殺人事件)
3月6日午後11時55分ころ、ヤキマ市で、40歳の男性が甥の運転する車に同乗していたところ、16th Avenue and Washington Avenueで横に乗り付けた車から銃が発砲された。車を運転していた16歳の甥が、発砲現場から少し離れた駐車場まで運転し、警察に通報した。
40歳の男性は頭部と胸部に被弾して死亡した。3日後、ヤキマ市警察及びSWATチームは、600 block of West Logan Avenueにある住宅で22歳の容疑者を逮捕、その後、34歳の共犯者も逮捕された。同共犯者の自宅捜索で麻薬及び2丁のけん銃が発見され、このうちの1丁が殺人に使用されたと見られている。約1キロのマリファナを含む麻薬所持のほか、武器の不法所持の容疑で同共犯者は逮捕された。24歳のもう1人の容疑者は、別のギャング・メンバーを標的としていていたが失敗したとして、第1級殺人罪及び暴行罪で起訴された。22歳の容疑者に対しても、第1級殺人罪での起訴が予定されている。被害男性はギャングとは関わりがなかったが、車を運転していた甥がギャング・メンバーであり、実際の標的は甥だったと考えられている。
(走行中の車からの銃器使用による殺人事件)
3月7日午後6時18分ころ、マタワ市ビバリー市の間の1700 block of Road T.5 SWで3人の少年が歩いていたところ、1台の車が乗り付け、同少年らとの間で口論となり、車内の何者かが少年らに向けて発砲した。17歳になる少年が撃たれ死亡、もう1人の17歳の被害者も首を撃たれ、モーゼスレイク市の病院で手当を受けた。3人目の少年に怪我はなかった。被害者らは捜査に協力的ではなかったが、41歳になる容疑者がサニーサイド市で第1級殺人罪で逮捕された。また、マタワ市在住の20歳と15歳の男2人が第1級殺人罪、第2級殺人罪、第1級殺人未遂の疑いで逮捕されている。
(暴行殺人事件)
3月9日午前4時30分ころ、オーティング市「17700 block of 147th Avenue Eastに住む38歳の男性が、不審な物音が聞こえたため、熊よけのスプレーを手に外を見に行ったところ、何者かに頭部をバールのようなもので殴られた。男性のガールフレンドが警察に通報、警察官が駆け付けたときには、男性に意識はあったが犯人の特徴等は分からなかった。男性はSt. Joseph Medical Centerに運ばれたが、その後容態が悪化、4日後に死亡した。被害男性は医療用マリファナを使用している患者で、以前にも住居侵入の被害に遭っていた。現在事件は捜査中で、犯人の逮捕には至っていない。
(警察官の発砲による傷害事件)
3月10日午前3時55分ころ、ピアス郡保安官代理2人が盗難トラックを発見、トラックを停車させようとしたところ、トラックはピュアラップ市116th Street East near 118th Avenue Eastの行き止まりで停止した。2人の保安官代理が車から降りると、運転手はトラックを後退させてパトカーに衝突、保安官代理の1人が地面に倒された。もう1人の保安官代理がトラックに向けて発砲、トラック運転手は切り株に車をぶつけた後、雑木林に逃げ込んだ。警察犬が22歳になる容疑者を発見し、同容疑者は、警察犬による噛み傷、頭部の銃によるかすり傷の手当のためTacoma General Hospitalに搬送された。容疑者の命に別状はなく、退院と同時にピアス郡拘置所に拘留された。両保安官代理に大きな怪我はなかった。
(銃器使用による傷害事件)
3月13日午前1時45分ころ、タコマ市で警察官がパーティーの騒音苦情の通報により600 block of North Cheyenne Streetに向かっていたところ、発砲事件が発生した。18歳の男性がパーティーから帰ろうとしていたところ、家の外で喧嘩となり、同男性は胸部を数度撃たれた。19歳になる容疑者が逮捕され、被害者は重体でSt. Joseph Medical Centerに運ばれたが、その後の詳細は公表されていない。
(銃器使用による傷害事件)
3月14日午後11時55分ころ、40歳の被害者が野球のバットで殴られ、ヤキマ市「Circle H RV Park at 1107 S. 18th Street のトレーラーの下に隠れた。容疑者はトラックをトレーラーに衝突させ、隠れている被害者を散弾銃で掃射、被害者は数発被弾した。警察官が現場に到着、トラックと車が現場を走り去るのを目撃した。I-82を東方向に逃走するトラックを追跡、トラックは高速の中央分離帯を突っ切ろうとしたが、分離帯の鉄索に絡まって停止した。運転していたカリフォルニア州ブルーミントン市在住の33歳の男が、第1級殺人未遂で逮捕された。被害者はHarborview Medical Centerに運ばれたが重体。黒の小型車はNob Hill Boulevardを西に逃走、逮捕には至っていない。同車が逃走の際に捨てた散弾銃と血痕の付いた野球のバットがFair AvenueとEast Nob Hill Boulevard付近で発見されている。捜査官は、同事件を麻薬売買に関連したものとしている。
(住宅侵入及び銃器使用による傷害事件)
3月15日午前4時47分ころ、カークランド市「11400 block of Juanita Drive NEの住宅で、21歳の女性から、住居侵入の被害に遭い、同女性のボーイフレンドが銃で撃たれたとの通報があった。また同時に、別の男性から、同家の外で撃たれたという通報があり、保安官代理が現場へ駆け付けたところ、住宅前で2人の怪我人を発見した。1人は同住宅の住人である59歳の男性で、もう1人はレントン市在住の19歳の男であった。その後の調べにより、19歳の容疑者が男性宅に侵入しようとした際、住人男性との間で互いに撃ち合いとなったものと見られる。容疑者は自動小銃で数度撃たれ、重体でHarbor View Medical Centerに運ばれたが、その回復を待ち逮捕する予定である。住人男性の怪我は軽く、地元の病院で腕や顔面のかすり傷の手当を受けた。女性に怪我はなかった。また、午前8時頃、被害者宅の近くのHolmes Point Driveで車を止めようとしていたという男の情報が寄せられ、保安官代理がベルビュー市在住の19歳の男を聴取、その後2人目の容疑者と特定して逮捕した。住宅侵入には5人の容疑者が関わっていたとされ、17歳~19歳の容疑者がキング郡拘置所及びキング郡少年拘置所に留置されている。被害者の男性は医療用マリファナの栽培許可を持っており、過去にも住居侵入の被害に遭っていた。
(警察官の発砲による傷害事件)
3月15日午前11時12分ころ、タコマ市1959 S. Union AvenueにあるColumbia Bankで銀行強盗があった。3人の警察官が1500 block of South Ridgewood Avenueで、43歳の容疑者と対峙し、その後発砲した。目撃者の証言によると、警察官が逮捕するため容疑者の腕をつかんだところ、容疑者がそれを拒み、腰のあたりで何かをつかもうとする素振りを見せたため、警察官が発砲、容疑者の左右のふくらはぎ、右股、左上腕、左胸部に弾が当たった。容疑者は地元の病院で手当を受けており、命に別状はない。また、警察官に怪我はなく、容疑者は第1級強盗罪で起訴された。
(銃器使用による傷害事件)
3月17日午前12時ころ、シアトル市2100 block of 2nd Avenueで、6人が喧嘩をしているとの通報で警察官が駆け付けたところ、現場で発砲があったことが分かった。ベルタウン地区にあるバーで、店員がアルコールの提供を断ったところ、22歳になる男が刃物を取り出し店員等に斬りつけようとした。その後バーの外にまで騒ぎが広がり、22歳の男がバーの窓を破壊するなどした。騒ぎを仲裁しようとした33歳のバー所有者が、けん銃を取り出し威嚇発砲した。暴行及び器物損壊の容疑で22歳の容疑者男が逮捕され、同じく暴行容疑で容疑者の女が逮捕された。
(発砲事件)
3月19日午後11時30分ころ、シアトル市332 5th Ave. N. にあるClub Diamondというクラブの近くで、パトロール中の警察官が3発の銃声を聞いた。クラブの警備員によると、ライバル関係にあると見られる2組のギャング・グループ(赤色の衣服を身につけたグループと、青色の衣服を身につけたグループ)間で口論が発生、グループのメンバーが通りの反対側からそれぞれ発砲した。警備員によると、どちらのグループもクラブの中には入っておらず、また中に入ろうと外で待っている客の中にもいなかったという。容疑者のうちの1人は、16歳位、身長約185センチ、体重135キロ位のアフリカ系アメリカ人であった。ギャング犯罪捜査担当官が同容疑者と友人を5th Ave and Denny Way で発見、グループは拘束された。同16歳容疑者は銃弾の入った盗品の半自動式拳銃を持っており、銃刀法違反の取り調べのため青少年指導センターに拘留された。この事件による逮捕者は出ていない。
(警察官の発砲による傷害事件)
3月21日午前1時15分ころ、フェデラルウェイ市33300 Block of 26th Avenue SWに不審なSUV車が停まっているとの通報で警察官が駆け付けたところ、盗難車であることが判明した。警察官が、車両停止機器を使って口頭で警告を出しながら近づいたところ、SUV車の運転手がエンジンをかけ、フェデラルウェイ警察のパトカー3台に車をぶつけて逃走した。警察官2人が運転手に向けて発砲、盗難SUV車は近くで発見され、カーポートに隠れていた運転手も発見された。容疑者は17歳のヒスパニック系の男で、銃弾によるかすり傷を腕に負っており、Harborview Medical Centerに手当のため運ばれた。SUV車に同乗していた他の容疑者の逮捕には至っていない。
(走行中の車からの発砲事件)
21歳になる農業従事者である被害者の証言によると、3月21日未明、ヤキマ市Seventh and Adams Streetの交差点で信号待ちをしていたところ、青色のバンが横に乗り付け、バンの助手席側から発砲され、被害者の首に弾が当たった。被害者はYakima Valley Memorial Hospitalまで自力で運転、重傷ではあるが命に別状はなかった。被害者は、赤色のシャツを着用していたためギャング・メンバーに間違えられたのではないかと証言している。犯人の逮捕には至っていない。ヤキマ市警察によると、付近の住人に対して、ギャングメンバーであることを示すのは、シャツだけではなく特殊なタイプのパンツ、ベルト、靴、靴ひもなどの多要素が加わるため、赤色または青色の服の着用のみに関して過敏に心配する必要はないとしている。
(強姦事件)
3月23日午後、モーゼスレイク市Travis and Halseyの交差点の真ん中で、Tシャツだけを身につけバスタオルを巻きつけた状態で立っている33歳の女性を保安官代理が発見、ただちに病院に搬送された。女性の証言から、31歳の容疑者男が女性に「家から締め出されたので泊めて欲しい。」と頼み、女性が男を自室に入れたところ、強姦の被害に遭った模様である。容疑者については、1400 block of West Craig Streetにある住宅までの足どりが判明し、警察が出て来るよう促したが、男が家から出るのを拒否したため、午後6時50分に保安官代理がSWATチームの出動を要請した。数時間に及ぶ説得と催涙ガスの使用等で、男は午後11時に降伏した。男は第1級強姦罪の容疑で逮捕され、また立て籠もりに関連する追加の罪状でも起訴される予定。被害者の容態は不明である。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
3月24日午前1時30分ころ、リンウッド市6100 block of 200th Street SWを30歳と32歳の男性が歩いていたところ、1台の車が乗り付け発砲した。シアトル市在住の32歳の男性が胸部に被弾、Harborview Medical Centerに重体で運び込まれた。もう1人の男性に怪我はなかった。現在、発砲犯人の詳細は不明。
(走行中の車からの発砲殺害事件)
3月30日深夜、ヤキマ市700 block of North Naches Avenueにある住宅で、アイダホ州から友人を訪ねて来ていた20歳の男性が煙草を吸うため家の外に出たところ、1ブロック先で走行中の車からの発砲があり、流れ弾に被弾した。男性は首の後部に銃弾を受けYakima Valley Memorial Hospitalに搬送されたが、2日後に死亡した。発砲の標的とされた21歳の男性は、最初に発砲のあったG and Sixth Streetの交差点近くで少なくとも2発の銃弾を背中に受け、Harbor View Medical Centerに運ばれたが、命に別状はなかった。発砲犯人の乗っていた車は逃走し、容疑者の逮捕には至っていない。
(刃物を使用した傷害事件)
3月31日午前6時35分ころ、シアトル市500 block of 3rd Avenueで傷害事件があったとの通報で消防隊とともに警察官が駆け付けたところ、腹部に刺し傷を受けた27歳の男を発見した。手当のためHarbor View Medical Centerに搬送されたが、命に別状はなかった。54歳の男が傷害事件に関係していると証言、また他の目撃者の証言によると、腹部を刺された27歳の男が2ブロックにわたり、同54歳の男性に対して、金をせびり、何度も殴るなどの嫌がらせ行為をしていた。同男性は嫌がらせ行為をやめないと刃物を使って自己防衛すると警告したが、27歳の男がそれでも男性を殴ろうとしたため、腹部を1度刃物で刺した。54歳の男性は逮捕されず、27歳の男が退院し次第、起訴される予定。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年2月)
* 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(車からの発砲傷害事件)
タコマ市警察の発表によると、2月5日午後9時45分ころ、タコマ市東部「East 32nd Street and Portland Avenue近くを、15歳の未成年男性が3人の友人と歩いていたところ、4ドア車が隣に乗り付け車の中にいた何者かが銃を5~6発発砲した。15歳の未成年男性が撃たれ、ピュアラップ部族警察とタコマ消防署が現場に急行した。現在ギャングとの関連性が調査されているが、容疑者の逮捕には至っていない。
(発砲事件)
2月5日、ボセル市近郊のI-405でワシントン州巡回警察官がスピード違反の車を停車させようとしたところ、車は止まらず逃走した。警察官は銃声のような音を聞き、容疑者である運転手側の窓から煙りが立ち上がっているのを見たため、スピードを緩め緊急灯を消し応援を待った。容疑者の乗る車は高速を降りて駐車場で停止、そこで逮捕された。車内からは弾の入った突撃用のライフル、銃弾、ライフルに取り付けられる銃剣などが見つかった。容疑者は走行中の車からの発砲で起訴された。怪我人はなく、容疑者は妄想症であった。
(住宅侵入及び警察官による発砲致死事件)
2月6日午前2時35分ころ、タコマ市のTacoma Point地域女性から自宅のガレージに侵入者がいるとの通報で保安官が駆け付けたところ、1400 block of Tacoma Point Drive Eastで20代から30代の男3人の強盗犯と行き当たった。容疑者の1人が、通りに立っていた保安官に向かって車を走らせ逃走しようとしたため、保安官が発砲、車は近所の住宅のフェンスを突き破り、谷へ落ち木に衝突して停止した。レントン市在住23歳の強盗容疑者の男が胸部を撃たれ現場で死亡、同乗の25歳の男も被弾、木に衝突した後Tacoma General Hospitalに運び込まれたが、命に別状はなく後に拘束された。3人目の容疑者は現場から逃走しており、逮捕には至っていない。捜査担当官によると、強盗は無作為に行われたのではなく、レイク・タップス地域の同住宅をターゲットとしたと見られている。
(発砲事件)
2月7日午前1時ころ、シアトル市のRainier Ave.を警察官が巡回中、S. Juneau St.に近づいたあたりで1人または2人の男から発砲され、同警察官は1ブロック先で角を曲がってパトカーを停め、応援を呼んだ。現場に到着した他の警察官がRainier Avenue and Mead Streetで2人の男を発見、発砲を受けた警察官が発砲犯人と確認した。広域にわたって捜査が行われたが、銃や薬きょう、銃弾による破壊痕などは発見されなかった。18歳の男が第3級暴行および重度の嫌がらせ容疑で起訴された。警察官に怪我はなく、暴行及び統一銃器法(Uniform Firearms Act)違反の捜査のために容疑者2人はキング郡拘置所に拘留されている。
(銃器使用の強盗事件)
2月7日、現金輸送車警備員がシアトル市「9300 block of Rainier Ave. Sにあるマクドナルドで受け取り待ちのため車を停め、車に戻ってきたところ、後ろから近づいてきた男に現金袋を奪われそうになった。警備員は地面に倒され引っ張り回されたが現金袋からは手を離さず、携帯許可のある銃で6発発砲、そのうちの2発が男の胸部に、1発がひじに当たり、40歳の容疑者は重体でHarbor View Medical Centerに運ばれた。警備員に怪我はなかった。
(銃器使用による殺人事件)
2月7日午後10時6分ころ、タコマ市「East 64th Street and Portland Aveの交差点で、信号が青になったところで、白のミニバンに乗っていた何者かが2人の兄弟の車に向けて発砲した。被害者の1人によると、発砲の前に2台の車の間で口論などはなかったという。被害者の車は5600 block of Portland Aveまで走りそこで停止、現場で被害者の1人は死亡した。助手席に乗っていたもう1人の被害者は腕を撃たれ、Tacoma General Hospital に運ばれたが、命に別状はない。容疑者はPortland Ave を逃走、乗っていたミニバンはオーバーン市で盗まれたもので、エンジンがかかったまま乗り捨てられているのが発見されているが、容疑者の逮捕には至っていない。
(殺人事件)
2月13日、午後12時45分ころ、コロンビア川のクレセント砂州で、ウェナチー高校の4年生17歳女性の死体が発見された。9日、208 S. Wenatchee Avenueにある被害者が通っていた美容専門学校裏の駐車場から出るところを目撃されており、またその直後ウェナチー・リバーフロント公園のボート乗り場にいたらしいとされている。殺人であるという以外に、死因の詳細等は公表されていない。被害者の車はピッチャー峡谷の舗装道路が終わるところで、2月9日の8時頃に乗り捨てられているのが付近の住人により発見されている。また、被害者の携帯電話が9日の3時40分ころにリバーフロント公園のボート乗り場の近くで使用されたのが分かっているが、携帯電話は発見されていない。容疑者の手掛かりもなく、逮捕には至っていない。
(銃器使用による殺人事件)
2月9日午前2時29分ころ、シアトル市「900 block of Cherry Street近くで3発の銃声が聞こえたという警備員による通報があったため警察官が駆け付けたところ、900 block of James Streetにあるガソリンスタンドの東側に停車していたトラックの中で被害者が発見された。被害者は50代の男性で頭部を撃たれ死亡していた。容疑者の逮捕には至っていない。捜査担当官によると、殺人は無差別に行われたとは見られておらず、現在捜査中。
(刃物による強盗致傷事件)
2月11日午前3時30分ころ、被害者の男性によると、シアトル市「Eastlake near Lakeview Boulevard Eastで歩いていたところ、男に同性愛者に対する中傷の言葉を投げかけられ財布を要求された。被害者は地面に押さえつけられ、立ち上がろうとしたが上腕部を刃物で刺された。容疑者のうちの1人が、他の仲間に被害者を押さえつけ財布をとるよう命令していたのを被害者は聞いている。容疑者は全て20代から30代のアフリカ系アメリカ人で、黒色のフード付きスウェットシャツを着ていた。被害者はVirginia Masonで傷の手当を受け、すでに退院している。
(銃器使用による警察官傷害事件)
2月13日午前12時20分、ロングビーチ市Highway 103沿いの 12th Street近くで、ワシントン州巡回警察官がバンをレッカーする準備をしていたところ、男が歩いて近づき同警察官の後頭部を銃で撃った。男の妻が飲酒運転で他の巡回警察官に逮捕されたばかりであった。レッカー車運転手が男を追跡、男は運転手に向かっても銃を発砲、男は1マイル先にあるSeaview市の自宅に逃げ込み、2日後に逮捕された。男は第1級加重殺人未遂、第1級暴行罪で起訴された。被害者である警察官はポートランド市にあるOregon Health & Science University Hospitalに搬送され、頭部に弾丸の破片は残っているものの、数日後には退院して自宅療養している。
(傷害事件)
2月14日から15日にかけて、シアトル市のCapitol Hill地域を歩いていた男性が、バックパックを盗もうとした何者かに地面に突き倒され、頭部に怪我を負った。またその直後、車から降りた女性が頭部を殴られ、切り傷を負った。暗色のフード付きのコートを着た同じグループの者が停まっていた車の窓を壊したという目撃者の証言もあり、一連の暴行の容疑者である6人の若者に関する情報を募っているが、その後の新情報はない。
(刃物使用による傷害事件)
2月14日午前1時45分ころ、シアトル市の「1600 block of Summit Avenueを男性が1人で歩いていたところ、男が男性の前に立ちはだかって金を要求、同時に2人目の男が背後から男性を襲った。被害者は地面に倒され、3人目の男が暴行に加わった。被害者は背中を3度刃物で刺され、3人の男は被害者の財布とクレジットカードを盗んで逃走した。被害者はHarborview Medical Centerに運ばれ、手当を受けたが、犯人らについて詳細の説明はできなかった。
(銃器使用による傷害事件)
2月17日午前6時40分ころ、サニーサイド市「1000 block of South 10th Streetで発砲があったとの通報があった。男性が歩いていたところ、バンから銃が数回発砲され、同男性は脚を撃たれた。被害者は病院に運ばれたが、すでに退院している。また、被害者は発砲した犯人の詳細を説明できず、現在捜査中である。
(傷害事件)
2月19日午後11時ころ、シアトル市「10700 block of Aurora Avenue Northで暴行事件の通報があった。ガールフレンドを連れて男性が歩いていたところ、3人の男の乗った車が通りかかった。運転手の男が車を止め、男性が連れていたガールフレンドに向けて売春婦ではないのかという質問を浴びせた後、男らは車を降りてカップルに近づいた。口論となり男性は地面に倒され、殴る蹴るの暴行を受け、また止めに入ったガールフレンドも地面に倒され頭部を蹴られた。3人の男は車で逃走、近辺は捜査されたが犯人らしき人物は発見されず逮捕には至っていない。被害者によるとこの犯人グループは20代の男で、エチオピア人と見られている。
(銃器使用による傷害事件)
2月21日午前1時18分ころ、チェネー市500 block of 2nd Street 近辺を巡回していた警察官が銃声を聞いた。男性が東ワシントン大学の学生数人がダウンタウンにあるバーから出てきたところ、4人の男が乗ったジープが止まった。2nd StreetにあるEl Rodeoレストランの前でジープから男らが降りてきて口論となり、男らのうちの1人がベルトにつけていた銃を見せ、男性が手を撃たれた。目撃者によると、容疑者の1人は18歳ぐらいの髪型をドレッドヘアにしているアフリカ系アメリカ人。容疑者の車は近くで発見され、10代の男4人が逮捕された。4人は走行中の車からの発砲、第1級暴行・暴動で起訴、これら4人のうち3人は成人として起訴されることになる。被害者の男性はSacred Heart Medical Centerに手術を受けるために搬送されたが、命に別状はない。
(銃器使用によるストーカー殺人事件)
2月26日午前7時30分ころ、タコマ市「1202 S. 76th StreetにあるBirney Elementary Schoolに教師の1人である女性が同僚と共に出勤したところ、男が無言で近付き女性教師を数度銃で撃った。少なくとも2発の銃弾を受けた被害者は現場で死亡、犯人は発砲後に車で逃走したが、20分後にCanyon Roadでピアス郡保安官に発見された。犯人の男はスピードを上げて逃げたが、4ブロック先の託児所の駐車場で車を止め、半自動式拳銃を手にして掃射したため、保安官は男を撃ち返して男は死亡した。1度目の銃撃現場である小学校には児童もまだ登校していなかったため他に怪我人はなく、また2度目の銃撃現場近くの託児所においても、皆避難していたため怪我人はなかった。犯人の男は、被害者である30歳の女性教師に対して2003年からストーカー行為を行っており、2008年に出されていた接近禁止命令違反で、過去に拘置所に収容されていたこともあった。
(銃器発砲事件)
2月26日午後3時53分ころ、シアトル市のNorthgate 地域で発砲があったとの通報で警察官が駆け付けたところ、20代の男の容疑者が車から降り、3rd Avenue NE and NE Northgate Wayの一時停止の標識で止まっていた車に向けて発砲したと目撃者による証言があった。容疑者は車に戻り、もう1人の容疑者が車を運転して逃亡した。被害者の車もまた現場から逃走した。警察官の到着時には、すでに発砲事件関係者はすべて逃走しており、怪我人の報告もない。
(銃器使用による殺人事件)
2月27日午後10時ころ、ヤキマ市のUnion Gap 地域に住む男女が、2人のルームメイトである19歳男性からの電話でThird Avenue and Nob Hill Boulevardにあるスーパーマーケットまで車で迎えに行った。駐車場に車を止めて車内でルームメイトを待っていると、2発の銃声が聞こえ、ルームメイトが複数の男らから逃げてくるのが見えた。同ルームメイトは2人の乗る車の後部座席に逃げ込んだが、容疑者らも自らの車に乗り込み、男女とそのルームメイトの乗る車の後ろに乗り付け逃げられないようにした。しかし、3人の乗る車は後退し容疑者らの乗る車にぶつかった。3人の男は車から降り、被害者らの車を取り囲み、うち1人が男性の胸部を銃で撃った。男性は、その後病院で死亡した。男性を銃で撃った21歳男と、その仲間である23歳男が逮捕され、第1級殺人、第1級殺人未遂、第1級暴行で起訴されたが、3人目の容疑者の逮捕には至っていない。
(銃器使用による傷害事件)
2月28日午前3時ころ、ヤキマ市「900 block of South Fourth Avenue」の走行中の車からの銃撃があり、2人の10代の女性が怪我を負った。1人は18歳で左足を撃たれ、もう1人の被害者は15歳、妊娠6ヶ月中で臀部を撃たれた。被害者らの証言によると、2人は銃声が聞こえ、撃たれたときには家の中にいた。両者とも近くの病院で手当を受けた。銃撃はギャング関連と見られているが、容疑者の逮捕には至っていない。

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ワシントン州における犯罪発生状況(2010年1月)
* 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。

(傷害事件)
1月1日午前12時30分ころ、シアトル市「Fourth Avenue North and West Mercer Streetで、2人の男がメトロバスの運転手に殴る蹴るの暴行を加えているところを、シアトル交通警察官が発見して止めに入ったところ、反対に地面に倒れるまで暴行を加えられた。男2人は逃走したが、他の警察官によって逮捕され、父と子であることが判明した。バスの運転手の容態は不明であるが、警察官は膝と肩に怪我を負い、Harbor View  Medical Centerに運ばれた。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
1月1日の午前2時30分ころ、サニーサイド市「700 block of South 13th StreetでSUV車が走行しながら銃を発砲、2人が被弾した。1人の男性は腹部に、もう1人の男性は足に銃弾を受けた。被害者2人は友人によって近くの病院に運ばれたが、容疑者の逮捕には至っていない。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
1月5日午後4時30分ころ、ヤキマ市「5th Avenue and Willow Street近辺での発砲に関する通報があり、走行中の車に乗っていた何者かにより10代男性3人に向けて銃の発砲があったことが分かった。15歳の被害者は胸部に、17歳の男性は脚と背中に弾を受け、容態は安定している。容疑者は捕まっておらず、事件はギャング関連と見られている。
(銃器使用による傷害事件)
1月5日午前3時13分ころ、シアトル市「15th Avenue and East Alder Streetで、3発~4発の銃器発砲の通報があり、警察官が駆け付けたところ、Central Districtの1400 block of East Alder Streetで60歳の被害者を発見した。被害者は背中上部と脚を撃たれており、Harbor View Medical Centerに運ばれたが、命に別状はない。200 block of 15th Avenueで数発の薬きょうが見つかった。警察官及び警察犬が、10代後半から20代前半の男の容疑者を追ったが、逮捕には至っていない。
(強盗傷害事件)
1月9日、ケルソー市「1107 North Pacific AvenueにあるLast Chance Tavernというバーの近くで、付近の住人から車上荒らしの通報があった。通報者は、車の警報音が鳴り2人の男が逃走するのを目撃。また、現場で警察官は暴行を受けた53歳の被害者を発見、被害者の証言で、2人の男はバーの喫煙エリアから、車のタイヤがパンクしたのでジャッキを貸して欲しいとい言って被害者に近付いてきたことが判明した。被害者によると、車からジャッキを取り出したところまでは覚えているが、気付いたときには車の横で頭部の傷から血を出して倒れていたと証言している。被害者のズボンのポケットは裏返され、車の鍵と財布が盗まれていたが、警察官到着時には車の鍵はかかったままだった。被害者は近くの病院で手当を受け、退院している。
(銃器使用による強盗殺人事件)
1月11日午後11時6分ころ、シアトル市「1400 block of North Northgate Wayでの発砲及び住宅侵入強盗の通報で警察官が駆け付けたところ、屋内に銃弾で負傷した2人の成人男性被害者を発見した。現場で救急処置が施され、Harbor View Medical Centerに運ばれたが、後日死亡した。担当捜査官は、同住宅とその住人がターゲットとされたと見ている。強盗現場の住宅にいた3人目の男性に怪我はなく、犯人の特徴を警察に証言している。3人の容疑者は徒歩で逃げており、殺人課の刑事が現在捜査に当たっているが逮捕には至っていない。容疑者は皆、20代後半から30代前半の男で、少なくとも1人は拳銃を所持していた。
(銃器使用による殺人事件)
目撃者によると、1月15日の夕方ころ、ヤキマ市「1000 block of South 26th Avenueで32歳の被害者男性が車のトランク内に体を乗り入れるようにして作業していたときに、37歳の男が後ろから歩み寄り被害者の頭部を後ろから銃で撃った。発砲の現場は、Knob Hill Plazaに近い被害者の友人の家で、警察によると、被害者の男性はギャンググループに属しており、犯人は薬物の売買に関係していたと見られている。被害者は死亡、犯人は翌日に逮捕され、第1級殺人罪で起訴された。
(強盗傷害事件)
1月16日午後7時30分ころ、シアトル市「1st Avenue and University Street近くで強盗事件の通報があった。フロリダ州からの男性観光客がシアトル美術館の近くを歩いていたところ、2人の男から金を要求され同観光客がそれを断ったところ、男らによって顔を数回殴られ、膝で蹴られた。犯人は被害者のバックパックを奪い取り、現場を徒歩で逃げたがPike Street を東側に入ったWestlake Park近くで捕まり、逮捕された。被害者はHarbor View Medical Centerに運ばれ、鼻と顔の傷の手当てを受けた。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
1月17日午後2時ころ、タコマ市で、2歳の娘を後部座席に乗せて父親が車を運転していたところ、SUV車が割り込んだため、同父親はそのSUVの前にまた割り込んだ。その後、East 82nd Street and McKinley Avenue Eastの赤信号で停止した際、SUVは父親の運転する車の助手席側に停止し、運転手が銃を取り出し、車に向けて銃を1発発砲した。弾はカーシートに座っていた少女の太股部分に当たり、少女はMary Bridge Children’s Hospitalに運ばれたが、命に別状はなかった。弾はその後発見され、また同発砲を見ていた目撃者の証言で、33歳の容疑者が逮捕され、3件の第1級暴行罪、1件の走行中の車からの発砲で起訴されることになっている。
(銃器使用による殺人事件)
1月17日午前早くに、スポケーン市「5400 block of North Crestlineにあるアパートの建物で銃器の発砲があったとの通報があり警察官が駆け付けたところ、アパートの裏の路地で男性が倒れて死亡しているのを発見した。2つのアパートの部屋で行われていた40人ほどのパーティーで口論があり、勢い余って路上にまで口論が拡大した後、銃を持っていた人物が発砲するに至った。弾は駐車していた車の窓ガラスを粉砕、フェンスや壁にも当たった。少なくとも1発の弾が35歳男性に当たり、同被害者は死亡した。発砲されたライフルは近所に住む住人の車の中から発見された。また、同住人のアパート内で、別のけん銃、コカイン、麻薬道具も発見されている。捜査担当官によると、パーティーの参加者にはギャング関連者もおり、現在容疑者はいるとしているものの詳細は発表されていない。
(銃器使用による傷害事件)
1月18日午前1時56分ころ、シアトル市のPioneer Square地域で公務中の警察官が150 block of Yesler Wayで3発~4発の銃声を聞き、胴部分を撃たれた20歳男性の被害者を発見した。被害者はHarbor View Medical Centerに重傷で運ばれたが、犯人の逮捕には至っておらず、詳細も公表されていない。
(警察官による発砲致死事件)
1月19日午後4時20分ころ、State Highway 20セドロ・ウィーリー市に向かって危険運転をしているSUV車を警察官が停止させたところ、運転手が警察官にけん銃を向け走り去った。32歳の警察官はSUVを追跡して再停止させたが、運転手は車から降り、警察官に向かって歩きながらけん銃を取り出した。警察官は少なくとも2発を発砲、Mount Vernon市在住57歳の男は現場で死亡した。容疑者はホルスターにもう一丁の銃も持っていた。
(銃器使用による傷害事件)
1月23日午後10時ころ、タコマ市の「3400 block of South G Streetにある住宅で、10代及び若年の成人が数人で集まっていた。同住宅の近くを14歳の少女とそのボーイフレンドが通りかかったところ、バンが停車し、ボーイフレンドとバンに乗っていた何者かがギャング関連の言葉で挑発し合った。そこで、バンに乗っていた何者かがカップルに向けて先に発砲、その後、ボーイフレンドの方が銃で撃ち返した。その後すぐに2台目の車が現れ、怪我人は出なかったがさらに2度目の銃の撃ち合いとなった。14歳の少女は近くの病院に運ばれ、また最初の撃ち合いでバンに乗っていたと思われる18歳の男2人も怪我をし、Tacoma General Hospitalで車から降ろされており、そのうちの1人は重傷であった。もう1人の18歳の男と14歳の少女の容態は不明。
(傷害事件)
1月23日未明、タクウィラ市で、56歳のメトロバスの女性運転手が、レントン市に住む15歳の男から、男を含む少年グループが後部ドアから乗降するのを拒否したとして、意識不明になるまで暴行を受けた。3人の少年は後部ドアを破壊して逃走したが、警察犬によって追跡され逮捕された。15歳の少年は第2級と第3級の暴行罪で起訴された。後部ドアの窓・ドア枠を壊して逃げたとして、タクウィラ市に住む16歳の少年とケント市に住む17歳の少年は、故意の器物損害で取り調べを受けている。バス運転手は病院で頭部に受けた怪我の手当てを受け、自宅で静養中。キング郡検察官は、バスの運転手への暴行は本人だけではなく、その他の乗客や外を行く車または徒歩の人々すべてを危険に晒す重大行為だとする声明を発表している。
(盗難目的の傷害事件)
1月24日午後6時ころ、バンクーバー市409 S.E. Chkalov Drive にあるBank of Americaで、クラーク郡に住む49歳の女性がATMカードを使って小切手を入金するために車から降りたところ、後ろから近づいてきた男に、頭部を何かで何度も殴られた。男は被害者の財布をつかんで逃走。被害者は頭部から血を流し、車から警察に電話をかけた。バンクーバー警察とクラーク郡保安官は容疑者を捜索、警察犬を使った追跡も行ったが、逮捕には至っておらず、使用された武器も見つかっていない。被害者は犯人の顔を見ていないが、20代前半、身長約165センチで痩せ型の男とされている。被害者はSouthwest Washington Medical Centerに運ばれ、頭部に受けた重傷の手当を受けた。
(銃器使用による傷害事件)
1月31日午後4時19分ころ、シアトル市9000 Block of Rainier Avenue Southで起きた発砲の通報があった。19歳の男性がRainier Avenue South とSouth Cloverdaleの近くを歩いていたところ、若い男の集まるグループに遭遇した。グループのなかの1人の男がけん銃を向け、被害者の頭部左側を撃った。被害者は走って店に逃げ込み、そこで警察官に発見された。被害者はHarborview Medical Centerに運ばれ、銃を撃った犯人に関する情報や動機に関しては黙秘している。ギャング担当部署も捜査に当たっているが、容疑者はまだ逮捕されておらず、被害者の容態も不明である。

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