事件情報
このコーナーでは、皆様に当地の治安情勢を正確に認識し、犯罪に巻き込まれないようにして頂くための一助として、ワシントン州、アイダホ州北部及びモンタナ州において発生した凶悪事件を取り上げています。
これらは、総領事館が新聞報道等を通じ把握した限りのものですので、実際には、もっと多くの事件が発生していると思われます。なお、掲載内容については報道時点のものであることをご了承ください。
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ワシントン州における犯罪発生状況(2011年12月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(強盗傷害事件)
12月1日午前1時30分ころ、シアトル市「10000 block of Aurora Ave N」でバーを出て自分の車に歩いて向かっていた男性が、20代男に襲われ金を要求された。男性が男を挑発すると、男は男性の顔を殴り、さらに背後から別の男が後頭部を殴った。男性は地面に倒れ、その後繰り返し殴る、蹴るの暴行を受けた。容疑者等は男性の財布、携帯電話、眼鏡を奪って現場から逃走し、その検挙には至っていない。
(強盗傷害事件)
12月3日午前1時ころ、シアトル市「4500 block of 8th Ave NE」のクラブの駐車場で大勢が酔って騒いでいた。付近の住居に住む男性が通りかかったところ、騒いでいたグループと口論となり、そのうちの1人に殴られた。男性は倒れて頭を地面に強く打ち、痙攣を起こした。その間も容疑者等は被害者を蹴り続け、被害者から財布等の所持品を奪った。容疑者等は2、3台の車に分乗し逃走した。警察官が駆けつけたが、容疑者らを発見することはできなかった。被害者は病院へ搬送され、命に別状はなかったものの入院となった。12月8日、シータック市の30歳容疑者が逮捕され、窃盗と傷害罪の疑いでキング郡留置場に拘置された。
(性的暴行事件)
12月4日午前1時から3時41分ころにかけて、ショアライン市「20000 block of Whitman Ave N」のアパートに、37歳男が侵入し、室内で寝ていた12歳少女に猿ぐつわをして暴行した。少女の部屋にあった掌紋により、近所に住む容疑者が特定され逮捕となり、容疑者は第一級婦女暴行と第一級強盗の罪で起訴された。警察によると、被害者の少女は精神的外傷を負い、遠方の親戚宅に滞在している。
(刃物による強盗傷害事件)
12月5日午後11時50分ころ、シアトル市レイクシティ地区の「2200 block of NE 88th St」の住居で強盗事件が発生した。男女3人組が女性2人から所持品を奪おうとし、2人を刃物で刺して逃走。被害者のうち1人は自力で病院へ行き、警察に通報した。警察が駆けつけ、もう1人の被害者も病院へ搬送された。警察は、この事件は薬物関連で、襲われた住居は狙われていたと見ている。容疑者等の検挙には至っていない。被害者等と容疑者等に面識は無かった。
(発砲傷害事件)
12月8日午後、パスコ市「5515 Coolidge Court」の24歳男性の住居に隣人の54歳男が押し入り、男性が以前BB銃を発砲したことについて非難し、男性の腹部に向かってけん銃を発砲した。容疑者は被害者を被害者の寝室まで引きずり、金庫を開けBB銃と銃弾を渡すよう要求した。被害者は病院へ搬送されたが、脊髄を損傷しており重体。被害者は容疑者から度々脅しを受けており、1年を通じて3、4回警察に届け出ていた。警察は夏から秋にかけて度々通報を受け、被害者の住居付近へ臨場していた。容疑者は逮捕され、第一級傷害罪で起訴された。
(強盗傷害事件)
12月8日午前零時42分ころ、シアトル市「200 block of Battery St」で傷害事件が発生し、警察が臨場した。被害者の女性は、男に声をかけられ金を要求された。その後、被害者は同じ男が男女2人組といるところに出くわし、3人から地面に押し倒されて暴行を受け、ポケットから所持品が奪われそうになった。被害者は、盗まれたものがあるか確かではなかった。被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。警察官らが現場周辺を捜索したものの、容疑者等を発見することはできなかった。容疑者等の特定には至っていない。
(刃物による傷害事件)
12月13日午後5時00分ころ、シアトル市「4th Ave S and S Main St」付近で数人の男がたむろしていたところ、そのうちの2人の男が口論を始めた。別の男性が制止しようとしたところ、口論をしていた2人のうちの1人がポケットナイフを取り出した。もみ合いになり、その際1人は上腕部、もう1人は額をナイフで刺され負傷した。警察は容疑者を発見することはできず、その検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
12月14日午前11時45分ころ、デモイン市「23000 block of 30th Ave S」のアパートで発砲事件が起き、現場に駆けつけた警察官が銃弾により頭部を負傷した52歳の男性を発見した。また、「S 216th St and Pacific Highway S」付近では、パトロール中の警察官が停車中の車の中から呼び止められ、車内に負傷した29歳男性と25歳男性を発見した。1人は肩、もう1人は腹部に銃弾を受けていた。3人の被害者等はそれぞれ病院へ搬送された。警察によると、アパートの駐車場で2つのグループがけん銃を撃ち合っており、発砲に関わった者の身元はすべて確認された。これまでのところ逮捕者は出ておらず、事件は薬物取引が発端になったと見られている。
(刃物による殺人事件)
12月16日午後11時15分ころ、ワットコム郡ルンミ族地区内「2953 Smokehouse Rd」で、ヘロイン売買のもつれから、22歳の男性が刃物で刺されて死亡した。容疑者は24歳と22歳の2人組の男で、ワットコム郡検視局によると、被害者は胴体部に少なくとも4箇所の刺し傷を負っており、肺の損傷と出血多量で死亡した。事件に関わった3人はいずれもルンミ族の一員だった。FBIがルンミ族警察を支援し、容疑者の1人は事件の4日後に逮捕され、第一級殺人罪で起訴された。2人目の容疑者も事件の9日後に逮捕された。
(発砲傷害事件)
12月17日午前零時10分ころ、バーリントン市「900 block of S Burlington Blvd」を車で南に向かっていた20歳男性が、脇に近づいてきたSUV車の中から何者かにけん銃に撃たれた。被害者は足、腕、胴体、頭を負傷したが、病院へ搬送され回復が見込まれている。車内には10代少年も同乗していたが、怪我はなかった。容疑者の特定はされておらず、警察によると事件はギャング関連と見られている。
(発砲傷害事件)
12月19日午前4時50分ころ、メディカル・レイク市「600 block of N Grant St」の住居に2人組の少年が侵入した。住人が防犯システムの警報機の音で目を覚まし、大声を上げた後、栽培室内で人影が動くのを目撃し、その人影に向かって1度発砲した。2人組は持っていたバット、スクリュードライバー、懐中電灯をその場に落とし、盗んだ大麻を持って走り出した。1人は0.45インチ口径の銃弾を腰に受けており、地面に倒れた。その後、病院へ運ばれ回復している。現時点で少年等は起訴はされていない。
(強盗傷害事件)
12月20日午後1時00分ころ、ポートアンジェルス市「Finn Hall Rd」の住居に帰宅した41歳男性が、顔をマスクで覆った侵入者に頭を殴られた。容疑者は貴重品を奪って逃走、その際に宝飾品を含むいくつかの盗んだ品を落としていった。警察は、警察犬を出動させ容疑者の行方を追ったものの発見することはできず、容疑者の検挙には至っていない。被害者は病院で手当を受け、その後帰宅した。
(刃物による傷害事件)
12月21日午後10時10分ころ、シアトル市セントラル地区「100 block of 14th Ave」の空き家となっているアパートの裏で、52歳の男性が見知らぬ2人組の黒人の男に襲われ、その際に顔を刃物で切りつけられた。容疑者らは逃走し、見つかっていない。救急隊が現場に駆けつけ、被害者は手当てを受けた。警察による初動捜査では、事前に事件のきっかけとなるような言動やいさかい等は一切なかった。容疑者等についての情報は公表されていない。
(強盗傷害事件)
12月24日午後11時38分ころ、シアトル市「1st Ave and Blanchard St」付近の自宅に向かって歩いて帰宅途中の男性が、近付いてきた体格の良い黒人の女に襲われた。容疑者は被害者の左頬を何かで殴り、被害者は衝撃で目がくらみ、地面に倒れた。容疑者は被害者のポケットから現金を奪い逃走した。救急隊が現場に駆けつけ、被害者は手当てを受けた。容疑者検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
12月27日午後6時36分ころ、シアトル市「32nd Ave SW and SW Juneau St」で発砲事件が起き、女性が大腿部に銃弾を受け負傷した。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。警察の初動捜査によると、被害者は走行中の車から発砲を受けており、発砲後車は逃走した。被害者は警察に対し協力的ではなく、容疑者等の特定はされていない。
(銃器による殺人事件)
12月28日午前零時ころ、シアトル市「9800 block of 16th Ave SW」のシアトル・ロール・ベーカリーで発砲事件が発生した。25歳の男が店に現れ、事件前に口論をしていた24歳男性に対し怒りを露わにし、けん銃を引き抜いて男性に向かって発砲を始めた。目撃者によると、容疑者は被害者に4回発砲、そのうちの1回は至近距離から頭部への発砲だった。また、店内にいた客等に対し、「事件のことを人に話したら傷つくことになる」と脅した。被害者はその場で死亡した。容疑者は逮捕され、第一級殺人罪で起訴された。容疑者は、被害者と店員と面識があった。
(発砲傷害事件)
12月31日午後8時40分ころ、シアトル市「8th Ave and Pine St」で2つの対立するグループ間で発砲事件が発生した。警察官が現場に駆けつけ、2人の被害者を発見した。被害者は、重傷を負った24歳男性と軽傷を負った18歳男性で、2人とも病院へ搬送された。けん銃を発砲した23歳容疑者はすでに逃走していたが、警察官等が付近を捜索した結果まもなく発見され、身柄を拘束された。容疑者自身も膝を負傷しており、病院へ搬送されたが、退院後はキング郡留置所に傷害罪の疑いで留置される。ギャング捜査班によると、重傷を負った24歳被害者もけん銃を発砲していたと見られており、使用したと思われるけん銃が付近のゴミ箱から押収された。容態の回復後、傷害罪の疑いで留置される予定。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年11月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(発砲死亡事件)
11月5日午前2時40分ころ、デモイン市「800 block of Redondo Way South」で発砲事件が起き、警察が通報を受けた。目撃者によると、20代前半のアジア人男性と20代の黒人男性の間でいさかいが起き、2つのグループの複数が関わるいさかいへと発展、その中の何者かが発砲した。これにより、付近に駐車中の車の後部座席にいた19歳の女性と、車の外に立っていた24歳の男性が銃弾を受けた。2人は病院へ搬送され、男性は回復が見込まれているが、女性は死亡した。12月7日、29歳の身元不詳の男が殺人と傷害の疑いで逮捕された。
(発砲傷害事件)
11月6日正午ころ、シアトル市「Martin Luther King Jr. Way S and S Dearborn St」の交差点付近で33歳の男性が黒人の男にけん銃で撃たれ、病院へ搬送された。容疑者は車で逃走したが、9日後に警察が20歳の容疑者を第一級傷害と銃器不法所持の容疑で逮捕した。容疑者は、複数のギャンググループと関わりがあり、過去に4件の重罪歴があった。警察によると、事件は日中の人通りの多い道路で起き、容疑者はけん銃を4回発砲、そのうちの1発が被害者に命中した。
(発砲傷害事件)
11月6日午前11時49分ころ、シアトル市のフランクリン高校付近で、男女2人組が駐車していた車に乗り込もうとしていたところをけん銃で襲われた。容疑者は黒い小型車に乗っており、2人組に車で近付き2人に向かってけん銃を複数回発砲した。2発の銃弾が、車の運転席に乗り込もうとしていた女性に命中した。被害者の車には銃弾による穴と運転席に残った血が発見され、警察により押収された。容疑者の特定には至っていない。
(性的暴行事件)
11月9日午前5時30分ころ、エヴェレット市「1000 block of Everett Mall Way」のエヴェレスト大学の駐車場で、41歳女性がナイフを突きつけられて性的暴行を受けた。容疑者は20代のメキシコ系の男と見られているが、容疑者の特定には至っていない。
(発砲傷害事件)
11月12日午後11時50分ころ、マッタワ市の約5マイル南、デザート・エア地区「200 block of Pear Place South 」で発砲事件が起き、2人の男性が軽い怪我を負った。その後、マッタワ市の約5マイル北、ビバリー地区「18000 block of Second Ave SW」で発砲事件が起き、現場に向かう途中の警察官がスピード違反で26歳の男の車を止めたところ、男の車から複数の薬物が発見され、男はスピード違反のほかメタンフェタミン、マリファナと処方医薬品所持の疑いで逮捕された。その間に別の車の中から、ギャンググループのメンバーと思われる武装した複数の人物が警察官等に向かって威嚇的な身振りをした。警察官等がその車を止めたが、容疑者等は走って逃走した。警察官等は、さらに別の車から散弾銃によって頭、背中、足を負傷した27歳男性を発見した。男性は病院へ搬送された。警察は、逃走した複数の人物が2つのギャング関連の発砲事件に関わりがあると見ている。容疑者検挙には至っていない。
(傷害事件)
11月13日早朝、シアトル市キャピトルヒル地区で、ホットドッグ屋台で順番を待っていた男性が暴行を受け、顎骨と鼻の骨折と傷口を縫う怪我を負った。警察によると、被害者は「East Pike St between Broadway and 10th Ave」の屋台で並んで待っていたところを見知らぬ男等のグループに殴られた。容疑者の特定には至っていない。
(性的暴行事件)
11月14日午前1時30分ころ、シアトル市「700 block of Broadway Ave E」アパートで、男性がナイフで脅され性的暴行を受けた。容疑者は30歳から40歳のメキシコ系の男で、被害者とは面識は無かった。容疑者は検挙されていない。
(強盗傷害事件)
11月14日午前10時00分ころ、シアトル市ユニバーシティ・プレイス地区「1900 block of Westridge Ave W」のアパートに2人組の強盗が押し入った。アパートには住人の女性が3歳の孫息子と一緒におり、宅配を装った2人組の強盗は、女性がドアを開けた直後に倒れるほど強く女性の顔を殴った。2人組は住居内に侵入、被害者等をけん銃で脅し、ガムテープで縛ると2階へ上がるように命じた。2人組は30分間ほど部屋の中を物色して逃走。被害者によると、強盗の1人は27歳から28歳ほど、身長は5フィート8インチほどで体重180ポンドほど、ひげがきれいに剃られていた。2人目に関する情報はなく、容疑者等の特定には至っていない。
(強盗拉致事件)
11月15日午後7時45分ころ、シアトル市「4200 block of S Othello St」を53歳のフィリピン人男性が歩いていたところ、3人組の18歳前後の黒人の男から暴行を受け、意識を失った。被害者が意識を取り戻すと、胸と顔中の痛みに襲われた。容疑者等は被害者から複数の物を奪って逃走していた。被害者は自宅に歩いて戻り、警察に通報した。消防隊が応答し被害者は病院へと搬送されたが、まもなく意識不明となり、11月27日に死亡した。容疑者等の特定はされておらず、被害者が同性愛者だったことから憎悪犯罪だった可能性もある。
(強盗傷害事件)
11月17日午後7時30分ころ、ビュリエン市で仕事を終えて徒歩で帰宅途中の発達障害のある21歳の男性が暴行を受け、貴重品を奪われた。被害者は自宅まで這って戻り、助けを求めた。警察によると、被害者は鈍器で殴られたものと見られており、暴行を受けたことについてもその場所についても覚えていなかった。被害者の姉によると、被害者は内出血のため脾臓を摘出せねばならず、複数の歯を失ったほか顔中を骨折しており、現在も重体。容疑者の特定はされていない。
(強盗傷害事件)
11月18日午後6時30分ころ、イーストゲイト市「4300 block of 150th Ave SE」の住居に5人組の強盗が侵入した。住居内には5人の住人がおり、容疑者等と争いになった。その際、けん銃が2発発砲され住人の1人が負傷、また、別の住人はパイプと金属ナックルで暴行を受け、いずれも病院へ搬送された。警察によると、容疑者等は特定の物を目指すかのように1つの部屋へと直進していた。容疑者の特定には至っていない。
(刃物による強盗傷害事件)
11月19日午前2時20分ころ、スポケーン市「3900 block of E Ermina Ave」の住居に武装した4人組の強盗がマリファナを奪う目的で押し入り、中にいた住人ら男女3人が刃物による怪我をした。被害者の1人は地下室で寝ていたところを容疑者の3人に起こされ、銃で脅され2階へ上がると、すでにほかの被害者2人が拘束されていた。被害者の女性はけん銃を持った容疑者に突進して攻撃を試みたが頭を殴られ、後で病院へ搬送されたものの重体。その女性が容疑者のうち2人の身元を特定、血のついた刃物も発見されたことから容疑者等逮捕へつながった。容疑者等はいずれも強盗と傷害の容疑で逮捕された。
(発砲傷害事件)
11月24日午前5時26分ころ、シアトル市「Airport Way S and S Horton St」付近の州間高速道路5号線の高架下で、テントで野宿をしていた男性がけん銃で撃たれて負傷した。被害者によると、2人組の男がテントを訪れマリファナを要求し、被害者が持っていないと言うと足に向かってけん銃を発砲した。2人組は逃走、被害者は警察に通報した。被害者は病院へ搬送され手当を受けた。警察官が現場で薬きょうを発見し、付近を捜索したが容疑者らの発見には至らなかった。
(刃物による傷害事件)
11月27日早朝、シアトル市ベルタウン地区「Lenora St and 3rd Ave」の交差点付近で、男が別の男性に向かって刃物を振りかざして暴行を加えた。現場に居合わせた複数の目撃者と自称スーパーヒーローのフェニックス・ジョーンズ氏が、現場を歩いて立ち去った容疑者の後を追った。容疑者は「7th Ave and Blanchard St」でタクシーに乗り込み逃走しようとしたが、ジョーンズ氏らがタクシーを止めた。まもなく警察が到着し、容疑者を拘束した。容疑者はキング郡留置所に留置された。
(刃物による傷害事件)
11月27日午後9時45分ころ、ヤキマ市「300 block of W Pierce St」を歩いていた19歳の男性が、見知らぬ男に刃物で胴体部を2回刺され、病院へ搬送された。この事件は現在も捜査中だが、警察はギャングとの関連性はないと見ている。警察は、スキンヘッドで25歳から30歳ほどの白人の容疑者の行方を追っている。
(性的暴行事件)
11月29日午前零時30分ころ、ベリンガム市「4379 Meridian St」のペット用品店駐車場で、25歳の女性が恋人を待っていたところ、トラックから搭載荷物を降ろしていたネバダ州運送会社のトラック運転手がその女性に声をかけ、トラックに乗り込むように誘った。女性が拒否すると、男は女性に掴みかかり地面に押し倒した。身の危険を感じた女性はトラックに乗り込み、そこで男から性的暴行を受けた。男はその後道路の向かい側の大型スーパーへ被害者を連れて行き、そこで被害者に助けを求められた店員が警察に通報した。警察が到着した時、容疑者はまだ店内におり、逮捕された。容疑者は第一級婦女暴行と第一級誘拐の疑いでワットコム郡留置所に拘置された。
(刃物による傷害事件)
11月30日午後1時50分ころ、シアトル市ダウンタウン地区の図書館1階の手洗い所で、39歳の男性が何者かに工芸などに使用されるカッターナイフで刺された。被害者は容疑者とは面識がなく、病院へ搬送され回復が見込まれている。警察は容疑者に関する情報をいくつか入手しており、図書館警備員と協力して容疑者の捜索を行ったが、その検挙には至っていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年10月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(傷害事件)
10月1日午後11時30分ころ、シアトル市「2500 block of 85th St」をバス停に向かって歩いていた男性が2人組の男に襲われた。2人組は被害者の頭を後ろから殴り、被害者が地面に倒れたところでリュックサックを奪おうと試みたが、奪えずにそのまま逃走。被害者は病院へ搬送され手当を受けた。被害者は2人組の顔を見ておらず、容疑者等の情報がなくその検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
10月2日午後11時26分ころ、シアトル市キャピトルヒル地区のシアトル・セントラル・コミュニティ・カレッジ付近の「1700 block of Boylston Ave」で発砲事件が起きた。30代の男性が歩いていたところ、武装した30代の男が現れ、男性にけん銃を突きつけ財布を要求した。男性が拒否すると、男は男性の腹部に向かってけん銃を発砲し、何も奪わずに待っていた車で逃走した。男性は病院へ搬送され、手当てを受けた。容疑者は特定されていない。
(発砲傷害事件)
10月3日午前6時30分ころ、マキテオ市「5200 block of 86th Place SW」で、24歳の男性が自宅の外に出たところを見知らぬ男に襲われた。男はけん銃を被害者の頭に突きつけ、家に入れるよう要求した。被害者は拒否、けん銃をつかんで男ともみ合いになったところ、後ろから別の男が被害者の背中に向かってけん銃を発砲した。2人組は逃走。被害者は背中を負傷し病院へ搬送されたが、命に別状はなかった。警察によると、1人目の容疑者は20代から30代半ばの黒人、2人目の情報は明らかにされていない。容疑者等の検挙には至っていない。
(婦女暴行事件)
10月4日未明、オリンピア市キャピタル・メディカル・センター付近の「Capital Mall Dr」のバス停で、バスを待っていた17歳の少女が男から首を絞められ、性的暴行を受けた。被害者は容疑者の顔を覚えており、すでにサーストン郡留置所に拘留されていた容疑者は、第二級婦女暴行罪の疑いで再逮捕された。
(傷害事件)
10月5日午後9時45分ころ、ビューリエン市の大型スーパーの駐車場で、34歳男性が何者かに頭を殴られ、大怪我をした。被害者の両親によると、怪我は頭蓋骨骨折と重症の脳震とうや脳内出血、鼻の大きな切り傷で、完治には長時間を要すると見られる。容疑者の特定には至っていない。
(傷害事件)
10月6日午前、シアトル市「Union St」で交通事故が起きたが、車を運転していた26歳男と助手席に乗っていた男は、タクシーに飛び乗り現場から逃走しようとした。現場に居合わせた男性が携帯電話でその模様を録画、2人組を止めようとしたが、運転していた男が男性の顔を殴り、そのまま2人組は走って逃走した。男性は顎の骨を折る怪我を負い、病院へ搬送された。警察が付近で2人組を発見、運転していた男は傷害、窃盗、ひき逃げ、免許停止処分中の運転、酒気帯び運転の疑いで逮捕された。
(傷害事件)
10月7日午後10時45分ころ、シアトル市バラード地区「Market St」のファーストフード店の駐車場で、男性が車から降りたところを何者かに襲われ、頭や首に殴る蹴るの暴行を受けた。道路の向こう側で見ていた目撃者が助けに駆けつけ、容疑者は走って逃走、被害者は意識を失って倒れていた。意識を取り戻したときには、事件についての記憶はなかった。容疑者は特定されていない。
(発砲傷害事件)
10月8日午後3時00分ころ、ワラワラ市「300 block of N 6th Ave」で発砲事件が起き、18歳の男性が足をけん銃で撃たれ、病院へ搬送された。警察によると、事件の起きた現場は日ごろからギャンググループのメンバーが頻繁に集まる住居の近くで、事件は対立グループの争いが発展して起きたと見られている。容疑者等の特定には至っていない。
(傷害事件)
10月8日早朝、シアトル市ベルタウン地区の「1st Ave and Blanchard St」付近に男性が友人4人といたところ、大柄の男が近づき男性に言いがかりをつけ、いさかいになった。男は男性の顔を殴り、男性は意識を失って倒れた。警察によると、男性は頭部外傷の影響からか事件について説明することができなかった。男性は病院へ搬送された。容疑者は検挙されていない。
(発砲傷害事件)
10月9日午前3時27分ころ、シアトル市「1900 block of 1st Ave」で発砲事件が起き、男性が首に銃弾を受けて負傷した。被害者は女性と一緒にいたところ、5人組の男といさかいになり、5人のうちの1人がけん銃を取り出し、被害者に向かって発砲した。一緒にいた女性が被害者を車で病院へ搬送したが、怪我は命に関わるものではなかった。容疑者の特定はされておらず、逮捕者も出ていない。
(ギャング関連の発砲傷害事件)
10月11日午後1時35分ころ、ヤキマ市「Roosevelt Ave and Clark Ave」のアパートの駐車場で発砲事件が起きた。メキシコ系のギャンググループのメンバーの20歳の男性が、別のメキシコ系の男にけん銃で背中を撃たれ、発砲した男は緑色の車で逃走した。警察によると、現場にいた目撃者等は警察に対し協力的でなく、事件に関する情報は得られなかった。被害者は重傷で病院へ搬送された。容疑者の特定はされていない。
(発砲傷害事件)
10月11日午後9時00分ころ、ブレマートン市「1100 block of 12th St」のアパートの外で、26歳の同市在住の男が20歳の男性に向かってけん銃を発砲し負傷させた。発砲は、薬物売買が原因のいさかいから発展と見られる。目撃者によると、発砲は間隔を空けて2回に渡り起きた。2回目に発砲したのはアパートの管理人で、最初に発砲した26歳の男がSUV車に乗って逃げるところを車に向かって発砲しており、アパートのセキュリティカメラにこの様子が写っていた。被害者は手足に5発の銃弾を受けており、重傷で病院へ搬送された。26歳容疑者は、翌日病院へ顎の骨折の手当てを受けに現れたところを逮捕された。また管理人も第二級傷害と第二級武器不法所持の罪で起訴された。
(傷害事件)
10月12日午後6時00分ころ、ベリンガム市ルーズベルト公園を17歳少年が少女と2人で歩いていたところ、15歳から16歳位の少年3人・少女2人の5人組に襲われた。5人組の1人が17歳少年をバットで殴り、5人組は逃走した。被害者と5人組とは面識がなかった。被害者は病院へ搬送され、頭蓋骨骨折の疑い。容疑者等の特定はされていない。
(誘拐・傷害・婦女暴行事件)
10月13日午前、ヤキマ市「1223 N 1st St」のモーテルで、37歳の女性が2人組の男女に部屋から駐車場まで引きずり出され、殴られ、刃物で刺された後に、車のトランクに拉致されてローワー・ヴァレー地区へと連れて行かれた。そこで別の男が現れ、被害者に対し性的暴行を加えた。被害者がホテルから拉致される様子はモーテルの監視カメラに写っており、2人組は第一級誘拐の罪で逮捕され、後から現れた男も事件直後に逮捕された。
(殺人・自殺事件)
10月19日午後10時30分ころ、リンウッド市「4300 block of Alderwood Mall Blvd」のホテルの一室から警察に通報が入り、駆けつけた警察官が、複数回けん銃で撃たれてすでに死亡していたオレゴン州在住の48歳女性を発見した。また、アイダホ州在住の42歳の容疑者と見られる人物は、ホテルの駐車場で一発の銃弾を受け死亡しており、自殺と見られている。室内にはアイダホ州在住の39歳の女性もいたが、怪我はなかった。3人には面識があった。
(受刑者の逃走-警察官による射殺事件)
10月21日午後2時30分ころ、アバーディーン市で、前日に留置所内で自殺を図ろうとして病院に収容されていた40歳の男が全裸で病院から脱走した。刑務官が追いかけ、テーザー銃で止めようとしたが失敗。男は駐車場まで逃走、そこにいた女性をつかむと彼女の首に刃物を突きつけた。刑務官が武器を下ろせと繰り返し命じたが男は応じず、刑務官が男に向かってけん銃を発砲した。銃弾は男の首と胸を貫通、男はその場で死亡した。
(婦女暴行事件)
10月22日午前1時15分ころ、シアトル市「100 block of NE Northgate Way」で婦女暴行事件が起きた。22歳の被害者女性は警察に対し、見知らぬ男から暴行され、男はまだ付近にいるはずだと訴えた。警察は、警察犬を使って捜索、茂みの中に隠れていた容疑者を発見した。被害者によると、容疑者は被害者の首を絞め、顔を殴った後に性的暴行を加えた。容疑者は逮捕され、第二級婦女暴行罪で起訴された。被害者は病院へ搬送され、手当を受けた。
(強盗殺人事件)
10月22日午前10時36分ころ、シアトル市「2600 block of 15th Ave W」の倉庫施設で、84歳の男性従業員が何者かに刃物で襲われ、911番通報した。男性は首を刺され、命に関わる怪我で病院へ搬送されたが、その後死亡した。
(警察が関わる発砲死亡事件)
10月23日午後2時30分ころ、シアトル市で、その前日に84歳男性を殺害した容疑者として警察が追っていた男が警察にけん銃で撃たれ、死亡した。容疑者は、前日に殺害した男性から奪ったクレジットカードをダウンタウンやキャピトルヒル地区で使用しており、警察が行方を追っていた。2人の刑事が容疑者を「4th Ave and Cedar St」で目撃し、声をかけると突進してきたため、刑事等は容疑者に向かって発砲し、容疑者は病院へ搬送されたが間もなく死亡した。容疑者には、1988年に17歳の少女を殺害した前歴があり、5年前に刑務所から釈放されていた。
(学校における刃物使用の傷害事件)
10月24日午前7時25分ころ、スノホミッシュ市スノホミッシュ高校の女子トイレに8インチの肉切り包丁を持った15歳少女が隠れており、2人組の少女らが入ってきたところを包丁で刺した。刺された1人(14歳)は24回ほど刺され、心臓や肺にまで刃物が達しており重傷。もう1人(15歳)はそれを止めようとして、腕と背中に深い傷を負った。2人は病院へ搬送された。包丁は現場で押収、15歳の容疑者は身柄を拘束され、第一級殺人未遂と第二級傷害の罪で成人として起訴された。14歳の被害者は現在も入院中である。
(刃物による傷害事件)
10月25日午前零時46分ころ、シアトル市「3rd Ave and University St」で男性が刃物で刺されて負傷、病院へ搬送された。警察によると、被害者が見知らぬ男から携帯電話を使わせて欲しいと頼まれ、「電話の分数が残っていない」と断ったところ、いきなり刃物で刺された。被害者は呆然としており、それ以上警察に話すことを拒んだ。この事件で逮捕者は出ていない。
(発砲死亡事件)
10月29日午後8時40分ころ、ヤキマ市「400 block of Cherry Ave」のアパートで発砲事件が起きた。警察が、骨盤付近に銃弾を受けて意識を失って倒れていた31歳の男性を発見。被害者は病院へ搬送されたが、その後死亡した。2人の目撃者によると、2人組の黒ずくめの男が裏道から現れ、アパートの外にいた3人に向かって罵声を浴びせた後に発砲した。警察によると、事件はギャング関連の事件と見られており、容疑者等は検挙されていない。
(連続婦女暴行事件)
10月29日午後10時00分ころと10月30日午後7時30分ころ、ケント市イーストヒル地区で、同一犯人によると見られる2件の婦女暴行事件が起きた。1件目は、「12900 block of Kent Kangley Road」で、同所を歩いていた女性が、男から「武器を所持している」と脅され襲われた。2件目は、すぐ北の「26200 block of 116 Ave」で起きており、被害者等は犯人について「やせた黒人で背丈は5フィート8インチほど、短髪の黒髪で、18歳か19歳ほどだった」と話している。警察は、2つの事件は同一犯人によるものと考えており、市民に注意を呼びかけている。
(発砲傷害事件)
10月31日午後5時08分ころ、シアトル市「3rd Ave and Yesler Way」で発砲事件が起きた。警察官が、歩道を歩行中に太腿に銃弾を受けた被害者の50代女性を発見。被害者は撃たれた後、道の向こう側のバス停まで歩いて行き、そこで警察官に保護され病院へ搬送された。被害者は、どの方向から撃たれたのか説明できなかったが、複数の郡行政機関が入居する「キング郡シヌックビル」の上階部分窓ガラスにも銃弾が1発命中していることが判明したことから、警戒のため一時ビルが閉鎖された。特別機動隊が「Yesler Way」の「フライビル」から発砲されたものと見て同所付近に絞った捜査をしたが、容疑者は見つからず、現場の捜査は午後7時45分に打ち切られた。
(発砲傷害事件)
10月31日午後6時10分ころ、ヤキマ市「8th St and D St」のスーパーから出た20歳の男性が何者かに発砲され、腹部に銃弾を受け負傷した。また、付近のアパートのバスルームからも流れ弾が発見された。事件の起こった時間帯には、付近で子供達がハロウィーンのため家々を回っている最中だった。警察は、事件はギャング関連と見ており、同じ週末に死亡したギャングメンバーに関する報復の可能性があると見ている。容疑者に関する情報は明らかにされていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年9月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(傷害事件)
9月1日午後8時30分ころ、ベリンガム市ヨーク地区のロック・ヒル公園内を21歳男性が歩いていたところ、2人組の男になたの様な刃物で襲われ、持っていたリュックサックを奪われた。被害者は頭や手足に複数の切り傷を負った。2人組の犯人のうち、19歳の男は傷害の疑いで逮捕されたが、もう1人の黒人の男は見つかっていない。警察によると、被害者は大量のマリファナを泊まっていたホテルや車の中に所持しており、公園にマリファナの売買に来たところを襲われたと見られている。
(発砲傷害事件)
9月2日午後4時20分ころ、シアトル市「3800 block of Rainier Ave S」で発砲事件が発生した。警察が周辺を捜索したが、加害者も被害者も見つからなかった。約20分後、「Harborview Medical Center」救急室に、胸に銃弾を受けた28歳男性が搬送され、病院が警察に通報。警察官が被害者から話を聞こうとしたが、被害者は協力的ではなく、詳しい事情は分かっていない。被害者の怪我は、命に別状のあるものではなかった。
(傷害事件)
9月3日午前1時50分ころ、シアトル市「Belmont Ave and Pike St」で強盗事件が発生した。警察官が現場で頭から血を流していた被害者を発見。被害者は、「E Union St」を歩いていたところ、何者かにいきなり頭を殴られた。被害者は容疑者を見ておらず、何で殴られたかもわからなかったが、頭の裂傷が深く星型になっていたことから、警察は被害者が拳ではなく、硬い物体で殴られたと考えている。被害者は病院へ搬送され、手当を受けた。容疑者検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
9月4日午後10時40分ころ、シアトル市「7500 block of MLK Jr. Way S」で、10代の2人組の男が互いにけん銃で撃ち合っていた。2人組は車で逃走。警察が現場で型の違う2つの薬きょうを発見した。しばらくして、銃弾が頭をかすめて負傷した30歳男性が、容疑者の車で病院へ搬送された。警察が被害者から話を聞き、車を押収した。容疑者は10代の黒人2人組で、その検挙には至っていない。
(発砲事件‐1人死亡、1人負傷)
9月7日午後8時40分ころ、レントン市「200 block of Taylor Ave NW」のアパートの駐車場で発砲事件が起き、駆けつけた警察官が胴体に銃弾を受けすでに死亡していた27歳男性を発見した。被害者はもう1人おり、病院に搬送されていた。警察官は現場からけん銃を回収したが、目撃者等からも情報が得られず、捜査は現在も続けられている。
(発砲傷害事件)
9月7日午後7時37分ころ、シアトル市「9400 block of 11th Ave SW」で発砲事件が発生した。警察と消防隊が、背中に銃弾を受けて怪我をした20歳位の男性を発見。被害者は病院へ搬送された。警察とギャング捜査班が路上に落ちていた薬きょうを発見、また住居の壁には銃弾による穴があいていた。目撃者によると、容疑者は車で逃走した。この事件の逮捕者はなく、ギャング捜査班が捜査を続けている。
(強盗傷害事件)
9月10日午前零時50分ころ、シアトル市「200 block of Pine St」で傷害事件が起き、警察が通報を受けた。同じころ、同じ道路上に人が倒れているのを付近の住民が発見、交通課の警察官が連絡を受けていた。未確認の情報によると、先住民系または太平洋諸島先住民系の男が被害者の顔を殴り、被害者が倒れて意識を失った模様。殴った男はすぐに逃走したが、その後別の男等が被害者の財布や携帯電話、靴を奪って逃走。被害者は病院へ搬送された。容疑者等は見つかっていない。
(発砲事件‐1人死亡、3人負傷)
9月12日午前2時45分ころ、シアトル市「Rainier Ave S and S McClellan St」のバス停で発砲事件が起きた。ホームレスの女性1人と男性3人の4人組がバス停にいたところ、3人の男が乗った車が近付き、停車した。3人組が車から降り、バス停の4人に近付いて口論となり、3人組の1人がけん銃を取り出し、4人に向かって発砲。4人とも撃たれ、うち男性1人はその場で死亡した。もう1人の男性は、道を挟んだガソリンスタンドまで走り、駐車場で倒れた。救急隊が駆けつけて被害者等を病院へ搬送、男性1人が重傷、ほかの2人は命に関わる怪我ではなかった。容疑者等は検挙されていない。
(発砲傷害事件)
9月13日午後2時30分ころ、カスター市「2900 block of Behme Rd」の夫婦が住む住居に不審な男が訪れ、電話を貸して欲しいと頼み、立ち去るのを拒んだ。妻は、最近付近で強盗事件が起きていたことから、家の中へ戻りけん銃を取り出した。窓から、男が夫を押しのけて車庫に侵入しようとしているのが見え、妻がけん銃を複数回発砲した。男は銃弾を1発背中に受け、逃走したがまもなく警察官に発見され、病院へ搬送された。男は逮捕されず、病院での手術の後に、医者が止めるのも聞かずに病院を立去った。この男も、先の強盗事件の容疑者も検挙には至っておらず、妻の発砲についても起訴されていない。
(発砲傷害事件‐1人負傷)
9月11日午後11時45分ころ、ヤキマ市の21歳男性がギャング関連の発砲事件で負傷し、病院で手当を受けた。「S 13th St and E Viola Ave」の交差点付近に被害者が友人2人とともに立っていたところ、別のギャンググループ(人数不確定)が近付き、罵声を浴びせた。うち1人がけん銃を取り出し、3人に向かって発砲を始めた。負傷したのは被害者1人だったが、警察によると、現場からは12個以上の薬きょうが発見された。容疑者の情報は公表されておらず、逮捕者も出ていない。
(発砲傷害事件‐2人負傷)
9月12日午後10時25分ころ、ヤキマ市「1400 block of S Eighth St」で発砲事件が起きた。警察官が現場に到着した時には、被害者も容疑者もすでに逃走していた。被害者は14歳少年と17歳少女の兄弟で、「900 block of La Follette St」で発見された。姉は足、弟は背中に銃弾を受けており、病院へ搬送された。翌日、16歳のギャンググループのメンバーが逮捕された。
(刃物による傷害事件)
9月18日午前零時15分ころ、シアトル市「Andover St」を歩いていた女性が、2人組の20代と見られる男等に襲われた。警察の報告によると、被害者が2人組に対し金目の物は何もないと告げた直後に、2人組の1人が被害者に向かって刃物をふりかざし、刺そうとした。被害者は右腕を顔の前に上げて防御しようとし、男に腕を複数回切りつけられた。被害者は2人組を殴る蹴る等して逃れ、現場から走って逃げた。2人組は検挙されていない。
(発砲傷害事件)
9月19日午後零時43分ころ、ケルソ市「Florence Ave」のアパートで乱闘が起き、男性が顔に怪我をした。被害者が訪れていた知人のアパートに、3人組のマスクをした男が押し入り、中にいた住人等に床に伏せるよう命じた。警察によると、その最中にけん銃が発砲されたが、被害者の怪我は銃弾によるものではなかった。住人等は3人組に見覚えはないと言っていたが、警察に対して協力的ではなく、警察はそれ以上の情報は得られなかった。
(発砲傷害事件)
9月21日午前6時00分ころ、サニーサイド市「300 block of N 10th St」で発砲事件が発生、男性が左足をけん銃で撃たれ怪我をした。警察が現場から、容疑者が乗っていたと見られる車と小口径のけん銃の薬きょう、血痕を発見した。捜査官の報告によると、道に停車した2台の車からけん銃を持った複数人が降り、発砲を始めた。現時点では逮捕者は出ていない。
(発砲傷害事件)
9月22日午後7時30分ころ、ヤキマ市「Eighth St and D St」の角で、ギャング関連と見られる発砲事件が起きた。警察官が現場で調べたところ、大量の血など発砲があったと思われる形跡は発見されたものの、被害者や容疑者の姿はなかった。事件後間もなく、顔を散弾銃で撃たれた18歳男性が病院へ搬送された。被害者は警察に対し協力的ではなく、容疑者の情報は得られず、その特定には至っていない。
(婦女暴行傷害事件)
9月23日夕方、スポケーン市で、州警察官が壊れたテールライトで走行していた車を停めたところ、中から「この男にレイプされた」と女性が叫び、飛び出して来た。警察官は、運転していた24歳男を第一級婦女暴行罪で逮捕した。被害者の女性は、病院であざや切り傷の手当を受けた。被害者は売春婦で、容疑者のアパートにともに到着した後に、繰り返し暴力的に暴行され、気を失うまで首を絞められた。意識を取り戻して容疑者から逃れようとしたが、容疑者は電気コードを被害者の首に巻きつけ、首を絞め続けた。警察によると、容疑者は酒を飲んでいたと思われ、手に切り傷があったほか、左胸上部と肩には逃れようとした被害者にポケットナイフで刺された小さな刺し傷があった。容疑者は性犯罪者として登録されており、8月に連邦刑務所から釈放されていた。
(発砲事件‐1人死亡)
9月24日午後、イサクア市のクラーク小学校付近で、2丁のライフル銃で武装した51歳男が警察と撃ち合い、その場で死亡した。警察によると、容疑者はイサクア市ダウンタウン付近で車がガス欠となり、小学校近くまで800mほど歩いた。そのころ、運動場には複数の人がいた。容疑者は警察に向かってライフル銃を11発発砲したがいずれも命中せず、警察は90発発砲、うち5発が容疑者に当たった。容疑者は、ポケットに900発以上の銃弾を所持していた。車からは石弓とさらに銃弾、他の銃器が見つかった。容疑者の発砲等による怪我人は報告されていない。
(発砲傷害事件‐2人負傷)
9月27日午後9時00分ころ、ヤキマ市「200 block of East F St」で発砲事件が起き、54歳祖母と15歳孫息子が負傷した。2人が買い物後に歩いて帰宅途中、4人組に行く手を阻まれ、そのうちの10代男がいきなり2人に向かってけん銃を撃ち始めた。祖母は腕と手足を3回撃たれ、孫は腹部を1回撃たれ負傷した。翌朝、4人のうちの15歳男が2件の第一級傷害罪で逮捕、少年拘置所に留置された。今後さらに逮捕者が出る可能性がある。
(発砲傷害事件‐1人負傷)
9月28日午後3時56分ころ、シアトル市「9100 block of Rainier Ave S」で発砲事件が起き、駆けつけた警察官が両足を銃弾で負傷した22歳の男性を発見した。発砲した容疑者は、バス停でバスを待っていた被害者の道の向こう側に立っていたグループの1人で、グループは発砲の後に全員が逃走した。被害者は病院へ搬送され、命に別状はなかった。警察とギャング捜査班が周囲を捜索したものの、容疑者の特定には至らず、現在も捜査が続けられている。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年8月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(刃物による傷害事件‐2人負傷)
8月2日午後10時06分ころ、パスコ市「1200 block of Hassalo St」のアパート前の芝生に座っていた2人組の男性が、3人組の男にいきなり襲われた。1人は首を刃物で刺され、もう1人は腕と背中を刺され、2人共病院へ搬送された。検察官によると、事件は通り魔的な犯行、3人組の容疑者の1人、刃物を持っていた男は現場から逃走、第一級傷害罪で指名手配されている。残り2人は、暴動と武力行使の重罪の疑いで逮捕された。3人ともギャンググループとの関連が報告されている。
(傷害事件)
8月3日午前零時10分ころ、シアトル市ベルタウン地区、「300 block of Cedar St」で男性が強盗に襲われたと警察が通報を受けた。警察官が現場に到着し、頭から血を流して意識を失いかけていた68歳被害者を発見、被害者は病院へ搬送された。目撃者によると、地面に横たわった被害者を黒人5人組が取り囲み、そのうちの1人が被害者の頭を踏みつけ、財布を奪い取った。目撃者は大声を上げて駆け寄り、5人組を追い払った。5人はいずれも10代後半から20代前半と見られている。警察が広範囲にわたる捜索を行ったが、容疑者検挙には至っていない。捜査は現在も続けられている。
(発砲傷害事件‐2人負傷)
8月4日午後10時08分ころ、シアトル市「4400 block of S Willow St」で13歳少年が左足をけん銃で撃たれ、病院へ搬送された。被害者とその友達によると、2つのアジア人グループの間でいさかいが起き、1人はこん棒を、もう1人はけん銃を取り出した。その時点では何事もなく、両グループともに現場を去った。その後、被害者が友達と運動場付近にいたところに車が通りかかり、助手席に乗っていたアジア人の男が被害者らに向け複数回発砲後、逃走した。同じ頃、歩いていたところをいきなり知らない男にこん棒で殴られた、と供述するアジア人男性がおり、別の傷害事件として警察が調べていた。その被害者は、けん銃で撃たれた13歳少年と同じ病院へ搬送され、同少年により、いさかいが起こった際対立グループにいた一人として警察官に報告された。警察は、同アジア人男性に対し事件との関連について訊ねたが、事件について黙秘し、何も語らなかった。警察は、2つの事件には関連があるとして、現在も捜査を続けている。
(強盗傷害事件)
8月5日午後5時01分ころ、シアトル市「NE 125th St and Lake City Way NE」のバス停で強盗事件が起きた。被害者の男性はバス停の屋根の下におり、バスカードを財布から取り出したところを20代と思われる黒人2人組に襲われた。被害者は顔を殴られ、その場に倒れた。2人組は男性から現金を奪い、「NE 125th St」を逃走した。警察官が付近を捜索したが容疑者は見つからず、現在も検挙には至っていない。被害者に関する情報は公表されていない。
(発砲事件‐1人負傷)
8月6日午後8時42分ころ、シアトル市「Renton Ave S and S 126th St」のUS銀行駐車場で発砲事件が起きた。2人組の男が薬物をめぐっていさかいとなり、1人が相手に向かってけん銃を4回発砲した。近くの現金自動預け払い機を使用していた目撃者が、けん銃と手錠を所持していたため、発砲した男を市民逮捕し、取り押さえて警察の到着を待った。容疑者は逮捕され、被害者は銃弾によるかすり傷の手当を受けた。
(刃物による傷害事件)
8月8日午前1時00分ころ、イサクア市「1700 block of 16th Lane NE」で、女性が車に向かって歩いていたところを男に襲われた。男は女性を殴って刃物で刺し、バッグを奪って逃走した。女性は病院へ運ばれ、手当てを受けた。容疑者は白人かメキシコ系の男と見られるが、検挙には至っていない。
(発砲事件‐2人負傷)
8月8日午前2時10分ころ、サムナー市付近の州道167号で、走っている車同士のいさかいが発砲事件へと発展した。州道167号を南に車を走らせていた容疑者が、被害者の車を衝突寸前の近距離で追い越した後、助手席側の窓から被害者の車に向かってけん銃を発砲した。銃弾は後部左側のドアを貫通し、後部座席の18歳男性は腕を、助手席の17歳女性は背中を負傷し病院で手当を受けた。容疑者は白人の男で、警察が似顔絵を公表したが、検挙には至っていない。
(誘拐、傷害、婦女暴行事件)
8月14日未明、レイクウッド市ウッドブルック地区で、48歳女性が車の中にいたところを見知らぬ男に襲われた。男は車に侵入、けん銃を被害者に突きつけ、「7500 block of 146th St SW」付近の人気の無い場所まで車を走らせるよう強制し、暴行した上に顔を繰り返し殴った。容疑者が誤って車のクラクションを鳴らし、付近の住人がそれに気付いたため、容疑者は逃走した。被害者は警察に通報、病院へ搬送された。容疑者は25歳から35歳の黒人の男で、似顔絵が公表されたが、その検挙には至っていない。
(刃物による傷害事件)
8月14日午後10時50分ころ、タコマ市「1400 block of S Puget Sound Ave」のフランクリン公園で28歳男性が女性といたところ、見知らぬ40代の白人の男が近付き、男性に向かってなぜここにいるのかと問いただした後、いきなり男性の喉に切りつけた。被害者は自力で病院へと歩いて助けを求め、病院職員が警察に通報した。容疑者は検挙されていない。
(発砲事件‐1人死亡)
8月16日午前零時20分ころ、ホワイトセンター市「SW Roxbury St and 15th Ave SW」付近のバス停で、女性4人組がバスを待っていたところ、3人組の男が近付き、いさかいとなった。男のうちの1人が「これで終わりではない」と捨て台詞を言って立ち去った。女性等は保安官に通報、保安官は現場で女性等から事情聴取をしたが、その約30分後、男達が再び現場に戻り、1人がけん銃を女性等に向け罵声を浴びせた。女性等が現場を去ろうとした時、1人の男がけん銃を3回発砲した。1人の女性が後頭部を撃たれ、その場で死亡した。現場付近の監視カメラに犯人の男の姿が映っており、男は翌日逮捕、第二級殺人罪で起訴された。男はギャンググループのメンバーだった。警察は残り2人の男の行方を追っている。
(刃物による傷害事件)
8月17日午後零時53分ころ、シアトル市「1600 block of 3rd Ave」を歩いていた男性が、見知らぬ30代の白人の男とすれ違いざまに刃物で刺された。被害者は通行人に助けを求め、警察に通報、病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者は検挙されていない。
(強盗傷害事件)
8月17日午後9時00分ころ、シアトル市ビーコンヒル地区「2100 block of Beacon Ave S」の住居で、20代メキシコ系の女がドアをノックし、家主がドアを開けると同時に3人組の男(メキシコ系2人と黒人1人、いずれも20代)が屋内へ押し入った。容疑者らは被害者をけん銃で殴って縛りつけ、財布、コンピュータ、薬品を奪って逃走した。被害者は翌日、病院で怪我の手当を受けた後に警察に通報したが、4人の容疑者は見つかっていない。
(発砲事件‐1人死亡)
8月19日午後9時50分ころ、ケント市「25600 block of 109th Ave SE」のアパートで27歳男性がけん銃で撃たれ、死亡した。被害者は、アパートを訪ねてきた何者かと話をするため外へ出た後に殺害された。アパート内にいた家族が一発の銃声を聞き、ドアの外で胸を撃たれて死亡している被害者を発見した。容疑者につながる情報はなく、ギャング関連事件を疑わせる手掛かりも発見されていない。
(刃物による傷害事件)
8月21日午後2時50分ころ、シアトル市「3rd Ave and Pine St」付近のバス車内で、30歳男性被害者とその家族が、バスを降りようと前方に移動中、見知らぬ男に絡まれた。被害者は背中を押され、蹴られた後も無視しようとしたが、別の女が被害者の家族に殴りかかったため、これを守ろうとした被害者が男と殴り合いになった。バスが停車しドアが開くと同時に、2人は歩道に転がり落ち、容疑者が刃物を取り出し、被害者を少なくとも2回刺して逃走した。複数の目撃者が911番通報し、被害者は病院へ搬送された。容疑者は逮捕され、傷害の疑いで留置された。共犯と見られる女は検挙されていないが、22歳から29歳の黒人、身長5フィート5インチほど、体重は300ポンドほどと見られている。
(傷害事件)
8月24日午後3時00分ころ、ベリンガム市「2400 Alabama St」のコンビニエンスストアを被害者の17歳少年が友人等と出ようとしたところ、2人組の男に話しかけられた後、殴られ財布と携帯電話を奪われた。被害者は病院へ搬送され、顎の骨折などの手当を受けた。暴行の様子は付近の監視カメラに移っており、映像と被害者の友人等の証言から警察が容疑者を特定し、2週間後に傷害の容疑で逮捕した。
(発砲事件‐怪我人なし)
8月25日午後11時00分ころ、シアトル市「12th Ave and Boren Ave」付近で、3人が乗ったトラックの脇に、22歳と25歳の2人組の男が乗った車が停車し、トラックに向かって複数回発砲した。車内にいた3人には怪我はなかった。警察官が容疑者等の車を発見して停止を求めたが、車はこれを無視して逃走を続け、誤って建物に衝突した。容疑者等は病院へ搬送された後、走行中の車からの発砲と傷害の疑いで留置された。警察のギャング捜査班が捜査に当たっている。
(発砲事件‐1人負傷)
8月25日午後7時15分ころ、ヤキマ市「Pine St and Fourth St」の「Union Gospel Mission Community Youth Center」付近で2人組同士のけんかが起き、21歳男性がけん銃で複数回胴と足を撃たれた。被害者は病院へ搬送され、手当を受けた。付近はノルテオ・ギャングの活動が盛んな地域で、見物人の中に赤色の衣料を身につけた者が多くいたことからも、ギャング関連の事件であることは明らかと見られる。容疑者は逃走し、警察が捜査を続けている。
(発砲事件‐1人負傷)
8月25日午後11時16分ころ、ヤキマ市「200 block of N Ninth St」の住居裏の路地から、住居に向かって複数回けん銃が発砲された。少なくとも2発の銃弾が壁を貫通し、居間にいた6歳少女の首をかすめた。居間にはほかにも複数家族がいたが、怪我はなく、少女の負ったかすり傷も病院へ行くほどではなかった。
(傷害事件)
8月26日午前9時00分ころ、ベリンガム市「2100 block of Electric Ave」の友人宅を訪れていた24歳男性が、煙草を吸うために外に出たところ、見知らぬ男に襲われた。男は男性に煙草をくれないかと近付いた後、男性を殴り、金と煙草を奪って逃走した。被害者は友人により病院へ搬送され、手当てを受けた。容疑者の検挙には至っていない。
(傷害事件)
8月27日未明、アベルディーン市「State St and K St」付近を歩いていた女性が、トラックに乗車していた男に呼び止められた。女性が乗車を拒否したところ、無理やり男からトラックに乗せられて暴行を受け、金銭を奪われた上に首を絞められた。女性はなんとか逃れ、病院へと搬送された。容疑者は35歳から40歳の白人の男で、警察が行方を追っているが検挙には至っていない。警察によると、アベルディーン市では、過去3週間の間に同様の事件が他に2件発生しており、犯行の手口や被害者等による容疑者の特徴が一致していることから、いずれも同一人物による犯行と見られている。
(婦女暴行事件)
8月27日未明、レイシー市で、33歳の女性がタコマ市から自宅まで20ドルで行くよう頼んでタクシーに乗り込んだところ、運転手が道に迷い、1時間半走り回ったあげくに180ドルの乗車賃を要求された。女性が47ドルしか持ち合わせがないことを告げると、運転手は金を受け取り、女性側のドアを開け手助けをするふりをして女性に近付き、女性の衣服を引き下ろすなどして車内に押し込み暴行した。サーストン郡保安官によると、被害者の友人が警察に通報し、運転手は第二級婦女暴行の疑いで逮捕された。運転手は保安官の取調べに対し、女性とは身体的な接触はなかったと主張している模様。
(発砲事件‐2人負傷)
8月29日午後11時50分ころ、タコマ市「900 block of S Seventh St」を男性2人組が薬物を購入する目的で歩いていたところ、悪意に満ちた視線を2人に向けていた1人の男とすれ違った。通り過ぎた直後、男は2人組に向かってけん銃を発砲、1人は左の臀部を撃たれ、もう1人はかすり傷を負い病院へ搬送された。警察犬を使った捜査が行われたが、容疑者検挙には至っていない。
(住居侵入強盗傷害事件‐1人負傷)
8月30日午前5時15分、スポケーン市「3800 block of E Bellerive Lane」の高級住宅地の住居に、覆面をした2人組の男が侵入、寝ていた男性を刃物で2回刺した上にバットで殴り、現金を奪って逃走した。被害者は、留守にしていた恋人宅に1人でいたところを襲われたもので、玄関の鍵をかけ忘れていた可能性がある。被害者は、浅い切り傷と打撲を負い、病院で手当を受けた。容疑者検挙には至っていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年7月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(ギャング関連発砲事件‐1人死亡)
7月1日午後9時50分ころ、ヤキマ市で22歳男性が「S 10th St and E Walnut St」を歩いていたところ、通りかかった車の中から何者かによって複数回発砲された。男性は病院へ搬送されたが、少なくとも1発の銃弾を頭部に受けており、30分後に死亡した。目撃者による容疑者の情報はなく、警察はギャング関連事件と報告している。容疑者検挙には至っていない。
(刃物による刺殺事件)
7月2日午前4時40分ころ、トペニッシュ市「300 block of Chehalis Ave」で男性が襲われ、警察が通報を受けた。警察が駆けつけ、複数の刺し傷を負った47歳男性を発見したが、男性はその場で死亡。男性の自宅の外に停めてあった不審な車を手掛かりに、同日午後3時ころ、ヤキマ市のモーテルにいた17歳の容疑者を逮捕した。容疑者は成人として第一級殺人の罪で起訴される。警察によると、犯行は強盗目的だったと見られている。
(発砲事件‐1人負傷)
7月3日午前零時10分ころ、シアトル市ソードー地区「1900 block of 1st Ave S」のナイトクラブで、対立するギャンググループ同士のいさかいが発砲事件へと発展した。21歳の男性がけんかの場から立ち去ろうと走り出したところ、別の男がけん銃を取り出し、男性に向かって発砲した。男性は左のひじと左の膝に2発の銃弾を受け病院へ搬送されたが、命に別状はなかった。容疑者の発見には至っておらず、現在も警察が捜査を続けている。
(発砲事件‐1人負傷)
7月4日午後7時00分ころ、シアトル市キング郡のバス運転手が「1500 block of 3rd Ave」付近で発砲事件を目撃した。警察官がすぐ現場に駆けつけたが、容疑者及び被害者の姿はなく、広範囲の捜索でも見つからなかった。事件の約1時間後、けん銃発砲により負傷したと見られ被害者が病院へ搬送されたが、警察に対して協力的ではなく容疑者の特定には至っていない。捜査はまだ続けられている。
(傷害事件‐3人負傷)
7月4日午前2時00分ころ、シアトル市ソードー地区の「1st Ave and Occidental」で、バーが閉店と同時に複数の喧嘩が勃発した。その晩は、付近の2つのクラブでイベントがあり、閉店後1500人以上が道にあふれ、喧嘩やそれを見物する者、はやし立てる者で騒然となった。1つの屋台は倒された上に破壊され、店主の男性が暴行を受けたため、警察は2人を逮捕し、傷害と器物損壊の2件の重罪で拘留した。逮捕の際、警察官2人も負傷したが、命に関わる怪我ではなかった。
(強盗傷害事件:正当防衛)
7月4日午前8時20分ころ、ベインブリッジ島「Stetson Ave」の住宅で盗みを働いていた窃盗容疑者が家主に発見されたため、大きな刃物を掴んで住宅裏口から逃走した。容疑者は「500 block of Wood Ave」を走り抜け、駐車中の車内にいた別の男性に刃物を持って近付いた。その後2人の間でいさかいが起こり、車内の男性が所持していたけん銃で容疑者に向け3回発砲、容疑者の下腹部に命中した。容疑者は病院へ搬送されたが回復する見込み。強盗と傷害の容疑で起訴される見通しである。容疑者を撃った男性は、正当防衛とみなされ起訴されないと見られる。
(強盗傷害事件)
7月4日未明、スポケーン市リバーフロント公園から「Howard Street」を歩いていた21歳女性と21歳男性の2人連れが、10人程の10代と見られる少年グループから突然襲われた。被害者の男性は殴られ意識を失ったが、その後も4人が殴り続け、男性の財布と鍵、携帯電話を強奪した。男性は頭を縫う怪我、女性も顔等に怪我を負った。スポケーン市警察が事件を捜査しているが、容疑者に関する情報がなく、その特定には至っていない。
(刃物による傷害事件‐1人負傷)
7月8日午後3時00分ころ、シアトル市コンベンション・センター前で傷害事件が起きた。「7th Ave and Pike St」で、30歳の容疑者男が通行人に向かって叫ぶなど異常に振舞い、その後44歳の男性に近付くと、いきなり首を絞め始めた。被害者が意識を失いかけた時、通行人が複数回容疑者の頭を殴るなどして一瞬手が離れたが、容疑者は再び被害者の首を掴んで絞め始めた。被害者は、ポケットから折りたたみナイフを取り出して容疑者の胴を刺し、ようやく容疑者の手が離れたため、パトロール中の警察官を呼び止めた。容疑者は病院へ搬送され、傷害の罪で起訴される予定である。
(刃物による傷害事件‐1人負傷)
7月10日午後11時30分ころ、シアトル市「3200 block of 4th Ave S」で男が別の男性の胸をステーキナイフで刺し逃走した。警察が付近を捜索したものの容疑者は見つからず、まだ検挙されていない。被害者は病院へ搬送されたが、命に別状はなかった。
(発砲傷害事件‐1人負傷)
7月11日午後11時01分ころ、シアトル市「1000 block of S Washington St」で発砲があったと通報を受け警察が現場へ向かったが、容疑者、被害者ともに現場を去った後だった。容疑者は、車内に座っていた40代前半の被害者の車両右後方から発砲し、逃走したと見られている。被害者はふくらはぎに銃弾を受け、友人等によって病院へと搬送された。容疑者に関する情報はなく、その特定には至っていない。
(強盗傷害事件)
7月11日午前零時00分ころ、ミード市の住宅にけん銃とバットで武装した男女2人組の強盗が押し入った。容疑者等は住人の13歳少年を縛り上げ、地下室の壁に縛り付けた。その後容疑者等は、帰宅した家の主人の男性をバットで殴るなどし、男性は頭部や膝を負傷、肋骨を骨折する重傷を負った。縛られた少年が抜け出し、隣人の家へ助けを求めた。隣人は装飾用の刀を2本持ち出し助けに入ったが、容疑者等に頭をバットで殴られ怪我をした。容疑者等は逃走したが、後に警察に自首し、第一級殺人未遂、第一級窃盗未遂、第一級誘拐、第三級傷害と第一級強盗の疑いで起訴された。
(けん銃使用による殺人、傷害事件‐1人死亡、3人負傷)
7月13日午後10時59分ころ、シアトル市「9600 block of 54th Ave S」で発砲事件が起きた。容疑者は道路脇に停めてあった車の車内等にいた4人の男女に近付き、発砲した後に逃走した。1人目の被害者は車内にいた妊娠中の19歳女性で、銃弾を頭に受け即死した。2人目の被害者は同じく車内にいた16歳女性で、腕と右大腿部を負傷した。3人目の被害者は別の車内にいた21歳男性で、腹部と指を負傷した。4人目の被害者は車の上に座っていた17歳男性で、右足を負傷した。3人は病院へ搬送されたが、命に別状はなかった。約10日後、事件の重要参考人となっていた19歳の男が、サンフランシスコで警察官と対峙した際、自分の首をけん銃で撃って自殺した。
(強盗傷害事件‐1人負傷)
7月13日午前10時20分ころ、ショアライン市「15100 block of Stone Ave N」を歩いていた57歳の女性をひったくり犯人が襲い、女性が所持していたリュックサックを強奪しようとした。女性が抵抗したところ、容疑者は女性の腕を刃物で切りつけた。なおも女性が抵抗したところ容疑者は逃走し、その検挙には至っていない。
(発砲事件‐1人負傷)
7月16日午後5時10分ころ、シアトル市「9700 block of 33 Ave SW」で発砲事件が起きた。男性が黒人の男2人と白人の女1人の3人組から何かを購入するため財布を取り出そうとしたところ、3人のうち1人がけん銃を取り出した。けん銃をめぐって双方が争ううちに3人組の1人が発砲し、男性は臀部に銃弾を受けて負傷した。3人組の容疑者等は車で逃走した。男性は病院へと搬送され手当てを受けた。容疑者は見つかっておらず、ギャング捜査班が捜査を続行している。
(強盗殺人事件‐1人死亡)
7月17日夜、コルビル市で、強盗を企む26歳の容疑者男が、車の燃料切れを装って63歳の男性被害者宅を訪れた。ガソリンを調達するため、被害者が燃料缶を持って容疑者と一緒にゴルフカートに乗り込み走行中、容疑者が被害者に向けけん銃を発砲した。ゴルフカートは「Smart Way」の電信柱に衝突し、その後容疑者は逃走。被害者は頭に銃弾2発を受け、翌日死亡した。現場から盗品のけん銃が発見され、押収された。裁判所の記録によると、容疑者はその3日後に逮捕され、第一級殺人、強盗、盗品銃器所持の罪で起訴された。容疑者によると、犯行時には他に2人の仲間がおり、3人で被害者から金とけん銃を強盗する計画だったとされる。この2人の仲間も別件で逮捕されており、捜査は現在も続けられている。
(発砲事件‐1人死亡)
7月20日午後2時30分ころ、シータック市「16640 International Blvd」の銀行駐車場で、2人組の男がけん銃を発砲して男性にかすり傷を負わせ逃走した。容疑者等に関する情報はなく、キング郡保安官事務所は、事件は銀行強盗目的ではないものと見ている。
(走行中の車からの発砲事件‐1人負傷)
7月20日午後10時00分ころ、ヤキマ市「905 N Third St」のバージ・リンカーン小学校向かいの住宅前に容疑者が乗った車が停車し、前庭に集まっていた大人と子供に向かって車内から発砲、その後逃走した。6歳の少女が銃弾2発を受け、重傷で病院へ搬送された。警察によると、被害者等と容疑者は事件前に言葉も交わしておらず、発砲は無差別の犯行と見られる。容疑者の乗った車には、最大で4人の男が乗っていた。容疑者の特定には至っていないが、ギャング関連事件との疑いがある。
(発砲事件‐1人負傷)
7月23日早朝、シアトル市キャピトルヒルの地域野外パーティーから自宅に戻るため車に乗り込もうとしていた男性が強盗に襲われた。容疑者は、被害者にけん銃を突きつけて財布を要求し、被害者の大腿部に向けて発砲した。被害者は病院へ搬送され手当を受けた。容疑者の検挙には至っていない。
(発砲事件‐12人負傷)
7月23日午後4時15分ころ、ケント市「23311 Pacific Highway S」のショッピング街駐車場での車の展示会に300人もの人々が集まる中、発砲事件が起きた。目撃者の話によると、1人の男がショッピング街の前に立ち、人だかりの駐車場に向けてけん銃を発砲し始めた。人々は店内へと避難した。12人が負傷、病院へ搬送されたが、皆命に別状はなかった。ケント市警察によると、使われたけん銃は少なくとも2丁で、ケント、南シアトル、ビュリエンのギャングに絡む事件と見られている。現場から逃走する複数の車両が目撃されている。警察は、まだ逮捕者は出ていないが、引き続き捜査の的を徐々に絞り、容疑者の特定に努めると述べている。
(発砲事件‐7人負傷)
7月25日午前1時30分ころ、アーバン市の「Muckleshoot Casino」で、男が別居中の妻、一緒に踊っていた男性ほか複数の人々に発砲し、怪我を負わせた。警察によると、容疑者の男はラウンジを数分ほどぶらついた後にダンスフロアへと向かい、妻の背中、男性の頭、妻の2人の姉妹の背中や顔、近くにいた無関係の3人に向け発砲し、逃走しようとしたところを警備員に取り押さえられた。被害者の7人は病院へ搬送され、うち2人は重傷。そのほかに2人が逃げる際に軽い怪我を負った。容疑者は逮捕され、7件の第一級傷害罪で起訴された。
(誘拐・強姦事件)
7月25日朝、モーゼスレイク市「Big Bend Community College」の駐車場で、33歳の容疑者男が19歳女性を襲った。容疑者は被害者を脅して被害者の車に無理やり乗せ、現金自動預け払い機へと連れて行き、現金を下ろさせた。警察によると、容疑者はその後被害者を人里離れた「モーゼスレイク砂丘」と呼ばれる3,000エーカーのレクリエーション地域へと連れて行き、そこで強姦した。被害者は、車が砂にタイヤを取られ、立ち往生したところで車内から逃げ出し、州警察へ行って被害を届け出た。翌朝9時15分ころ、容疑者は州ルート17近くのバス停にいるところを逮捕され、第一級婦女暴行、強盗、誘拐の疑いでグラント郡留置所に留置された。
(けん銃使用による殺人事件)
7月26日午前4時35分ころ、シアトル市「100 block of 19th Ave」で男性が車から出たところをけん銃で複数回撃たれた。同伴していた女性が現場近くで通りかかった警察官を呼び止め被害を届け出た。男性は胸に銃弾を複数受けており、車の脇に横たわって死亡していた。近所の人々の話によると、聞こえた銃声は5回だった。警察は後に21歳容疑者を逮捕、殺人の疑いで起訴した。
(傷害事件)
7月26日午後6時40分ころ、タコマ市「Point Defiance」公園をジョギング中の27歳女性が何者かに襲われた。首のまわりに何かを感じ、体に衝撃を感じた直後に意識を失った。気が付くと、衣服をつけた状態で道に横たわっていた。女性は病院へ行き、首に残った痕や腕などにできたあざの手当てを受け、警察に通報した。被害者は犯人の顔を見ておらず、その特定につながる情報は得られていない。警察によると、女性に性的暴行や窃盗の被害は受けた様子はなかった。
(刃物による傷害事件‐1人負傷)
7月30日午前2時15分ころ、シアトル市「3rd Ave and Battery St」で起きた傷害事件の通報がシアトル市警察に寄せられた。現場に警察官が到着し、刃物による刺し傷を負った男性を発見。被害者は、現金自動預け払い機で現金を下ろそうとしていた際に、突然後方にいた見知らぬ男から刃物で刺されたと見られる。容疑者は金を奪って逃走した。被害者は病院へ搬送されたが、命に別状は無かった。容疑者に関する情報はなく、その検挙には至っていない。
(強盗傷害事件‐1人負傷)
7月31日午前3時36分ころ、シアトル市「2900 block of Beacon Ave S」で、人がけん銃で撃たれたとの通報がシアトル市警察南分署に寄せられ、警察官が現場で怪我を負った男性を発見した。被害者は、「2900 block of Beacon Ave S」を知り合いとともに歩いていたとき、容疑者から銃を突き付けられて金を要求され、これを拒否して逃走したところ、後ろから臀部を1回撃たれたと説明している。被害者は病院へ搬送され、手当を受けた。警察によると、被害者はそれ以上の情報を提供することを拒み、警察が付近を捜索したが容疑者の発見には至らなかった。現在も容疑者は特定されておらず、捜査は継続中である。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年6月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(発砲傷害事件)
6月1日午後11時ころ、ヤキマ市「500 block of S Naches Ave」で発砲があり、警察官が手と腹に銃弾を受けた19歳男性を発見。被害者は、友人数名と立ち話をしていた際、通りかかった青い小型トラックから発砲されたと見られる。命に別状はなかった。発砲した容疑者の特定には至っていない。
(刃物による強盗傷害事件)
6月1日午後4時32分ころ、シアトル市キャピトル・ヒル地区の「12th Ave and Howell St」で、24歳の男が49歳の男性を刃物で脅し、金を奪って逃走した。その直後、容疑者の男は「11th Ave and E Olive Way」で別の49歳の男性とけんかになり、男性の胸を刃物で刺した。刺された男性は「Harborview Medical Center」へ搬送され手当てを受けた。容疑者の男は現場付近で警察官により発見され、強盗と傷害の疑いで逮捕された。
(走行中の車からの発砲事件‐怪我人なし)
6月1日午後8時50分ころ、シアトル市レニア・バレー地区「4600 block of S Othello St」で発砲事件が起きた。警察官が駆けつけ、道路沿いの住宅外壁や停車中の車両に銃弾の痕を発見した。怪我人は出ていない。住宅の私道にいた人物に向かって、罵声を浴びせながら発砲して通り過ぎた1台の車が目撃されている。ギャング捜査班が捜査に当たっている。
(走行中の車からの発砲事件‐怪我人なし)
6月2日午後11時11分ころ、シアトル市警察が「1400 block of NW 64th St」で起きた発砲事件の通報を受けた。バラード地区の現場に到着すると、住宅の外壁に複数の銃弾の痕が見られたが、中にいた住民に怪我はなかった。現場から逃走した1台のSUV車が目撃されている。容疑者の検挙には至っていない。
(走行中の車からの発砲事件)
6月3日から4日にかけ、タコマ市において以下の走行中の車からの発砲事件が発生した。いずれも怪我人は報告されていない。
- 6月3日夕方、「2100 block of E 38th St」において、車の助手席側から道路に停めてあった車に向け8発が発砲された。
- 6月3日午後11時50分ころ、「S Asotin St」において、黒いSUV車の助手席側から住宅に向け5発が発砲された。
- 6月4日午後11時10分ころ、「S 21st St and Martin Luther King Jr. Way」で、現場を歩いていた人物に向けて発砲された可能性があるが怪我人はなく、銃弾は住宅に当たった。
- 6月6日午後7時00分ころ、「S 66th St between S Oakes St and S Tacoma Way」において、建物や車に向け6発が発砲された。
(刃物による傷害事件)
6月6日午前4時26分ころ、「4th Ave S and S Lucile St」で男性が強盗目的と見られる男に襲われた。男性は上腕を刃物で刺され、病院へと搬送された。容疑者の特定には至っていない。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
6月8日午後11時15分ころ、「E 30th St near Portland Ave」で発砲事件が起き、女性2人が負傷した。目撃者によると、1人の男が通り過ぎるミニバン車に向けライフルを発砲した後、持っていたライフル2丁を近くの車の下に隠し、別の車で逃走した。警察は、現場に落ちていた8個の薬きょうと、ライフルケース、2丁のライフルが入ったダッフルバッグを発見した。事件の直前、現場近くで3人の男が争っていたのが目撃されている。撃たれた被害者等はいずれも軽傷で、それぞれ病院で手当を受けた。
(刃物による傷害事件)
6月9日午前5時00分ころ、スポケーン市で、男性が息子の車の中の様子をうかがう不審な男を発見し、その男に向かって大声をあげたところ、男は近くのトラックに乗り込み逃走しようとした。男性は男を追いかけ、運転席側の窓から男と争い、刃物で手を刺されながらも911番通報した。男は、男性が窓につかまった状態のままトラックを発進させ、男性はトラックが道路脇へ寄ったところで手を放した。男性が逃走した車両のナンバーを覚えていたことから容疑者が特定され、容疑者は傷害と車上荒らしの疑いで逮捕された。男性は病院で刺された傷の手当を受けた。
(発砲事件‐怪我人なし)
6月10日午後6時30分ころ、シアトル市「3800 block of Beacon Ave S」のコミュニティセンターの前で15人位の集団によるけんかが起こり、警察が通報を受けた。警察官が現場に駆けつけるまでの間に6、7発の発砲があり、容疑者等はその後逃走した。発砲した容疑者は、停めてあったSUV車からけん銃を取り出した後、となりに停まっていた車の車内にいた目撃者に向け複数回発砲し、逃走したと見られる。目撃者は前座席で体を低くしていたため弾は命中せず、怪我はなかった。容疑者は特定されていない。
(発砲事件‐怪我人なし)
6月11日午前2時15分ころ、シアトル市警察に「5200 block of University Way NE」で発砲事件が起きたと複数の通報があった。警察官が現場から薬きょうを発見したものの、発砲によって怪我をした人も物的被害も発見されなかった。複数の目撃者による容疑車両の情報は一致しないためその特定には至らず、容疑者の発見には至っていない。
(刃物による傷害事件)
6月17日午後5時57分ころ、シアトル市「11600 block of Aurora Ave N」で、ヒスパニック系の35歳から40歳位と見られる男が、2人の男性を刃物で刺し逃走した。うち1人は複数箇所刺されており、生命に関わる重傷で病院へ搬送された。2人目の被害者は、頭を刺されていたが酒に酔っており手当てを拒んだ。警察が付近から凶器となった刃物を発見、押収した。
(発砲事件‐2人負傷)
6月19日午後8時10分ころ、ヤキマ市「400 block of S Naches Ave」で、2人の男性がけん銃で撃たれたとの通報が警察に寄せられた。21歳の男性は頭、18歳の男性は足に銃弾を受け、病院で手当を受けた。2人ともギャンググループのメンバーで、目撃者によると2人は発砲の容疑者とけんかとなり、その後けん銃で撃たれたという。事件は対立グループ同士のいさかいと見られているが、容疑者は検挙されていない。
(警察による発砲事件)
6月20日午前1時00分ころ、ナパバイン市「5th Ave」の住宅に、刃物で武装した男が侵入し警察が通報を受けた。約1時間後、警察官が容疑者を発見、ポケットに入れていた手を出し上げるよう命令したが、容疑者が応じずに警察官に襲いかかろうとした。警察官がけん銃で容疑者に向かって発砲、容疑者はその場で死亡した。地区の発砲ケース対応チームが捜査に当たっている。
(発砲傷害事件)
6月20日午後1時47分ころ、シアトル市「49th Ave S and Lake Washington Blvd S」で発砲事件が起き、警察官が腹に銃弾を受け倒れていた20代男性被害者を発見した。被害者は病院へ搬送され、重傷ではあるが回復する見込み。容疑者らは4人組の黒人で、車で逃走した。警察によると、被害者は公園で4人組と落ち合った後いさかいが起こり、けん銃で撃たれたと見られている。被害者の乗っていた車は、ケント市で盗難届が出されていた。発砲事件の容疑者等は見つかっていない。
(誘拐、傷害、婦女暴行事件)
6月21日午前零時50分ころ、シアトル市グリーンウッド地区の「9700 block of Dayton Ave N」を19歳女性と20歳女性が歩いていたところ、2人組のヒスパニック系の男が現れ、女性等を拉致しようとした。1人はけん銃で武装し、マスクで顔を隠していた。19歳の女性は逃れたが、男等は20歳女性を車で連れ去った。女性は殴られたり暴行される被害を受け、連れ去られてから1時間半後に「7900 block of Densmore Ave N」で発見された。容疑者の1人は第一級婦女暴行、誘拐と誘拐未遂の罪で逮捕・起訴され、キング郡留置場に拘留された。逮捕された男は不法移民で、今年に入って発生した複数の強盗事件とも関連があると見られている。もう1人の容疑者はまだ見つかっていない。
(複数の傷害事件)
6月22日午後9時30分ころ、シアトル市警察西分署が「500 block of Pine street and 1600 block of 5th Ave」で同じ容疑者による2件の傷害事件の現場に臨場した。現場で15歳の容疑者男は逃走を試みたが、まもなく警察官により拘束された。3人の被害者は、それぞれいきなり男から攻撃されたと話している。1人はひじで顔面を殴られて歯を失い、2人目は頭、3人目は 顔を殴られ右目に大きなあざができた。被害者らによると、容疑者は薬物か酒の影響を受けていた様子で、鼻の下や衣服に血痕がついていた。容疑者は警察に対し、その晩薬物を使用していた事実を認めた。容疑者自身も頭に頭蓋骨骨折などの怪我を負っており、病院に搬送された。退院後は傷害の疑いで留置される予定である。容疑者の怪我の要因は不明である。
(車からの発砲事件‐怪我人なし)
6月26日午後11時10分ころ、サニーサイド市「200 block of Maple Grove Road」で車から住宅に向けての発砲事件が起きた。建物の3、4箇所に銃弾による穴があく被害があり、警察に通報した近所の住民の話によると、合わせて10発の発砲があったと見られる。
(車からの発砲傷害事件)
6月27日午後5時15分ころ、ヤキマ市「S Seventh St」でギャング関連の発砲事件が起きた。25歳男性が足に銃弾を受け、病院へ搬送され手当てを受けた。目撃者によると、犯人の乗る車が「1400 S Seventh St」の路地にいた3人組の男達の脇を通り過ぎて停止した後、車内から20代と見られる男が飛び出し、3人組に向かってけん銃を複数回発砲した。この事件は加害者、被害者ともにギャングと関わりがあると見られている。容疑者は特定されていない。
(発砲事件‐怪我人なし)
6月28日午後11時50分ころ、シアトル市「S Dearborn St and Seventh Ave S」のバーを出た2つのグループの間でけんかが始まり、1人がけん銃を取り出し、相手グループの1人に向かって発砲を始めた。これに対し、発砲を受けたグループの1人もけん銃を取り出し、双方で撃ち合いが始まった。現場に居合わせた警察官が、武器を捨てるよう命じたものの、応じず発砲を続けたため、警察官が双方の男に向けけん銃を発砲した。警察官の発砲はいずれにも命中せず、1人の容疑者は現場から逃走、もう1人は逮捕された。逃走した男は身長6フィートの位黒人と見られている。現場近くからけん銃2丁が発見・押収された。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年5月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(強盗傷害事件)
5月2日夜、オリンピア市警察によると、第三者の手配で、4人組の容疑者がマリファナを買うために「Lilly Rd」のアパートへ向かった。容疑者等のうちの1人が、アパートに着いた後に住人の24歳男性を襲い、けん銃で頭を複数回殴った。男性は頭部裂傷により病院で手当を受けた。4人組のうち、2人が第一級強盗の疑いで逮捕された。
(発砲事件‐怪我人なし)
5月3日夜、タコマ市警察によると、「1811 S 76th St」のモーテルで走行中の車からの発砲事件が起きた。目撃者が犯人の特徴を警察に報告したが、その特定には至っていない。事件による怪我人は報告されていない。
(傷害事件)
5月3日午後10時33分ころ、シアトル市警察北分署が、43歳の容疑者男が女性に暴力を加えているとの通報を受け「8700 block of Aurora Ave N」へ駆けつけた。事件のさなか、目撃者が女性を助けるため容疑者に暴行を加え、容疑者の男は現場で意識を失った。容疑者は頭蓋骨骨折の疑いで病院へ搬送され、被害者の女性も病院で顔面骨折の手当を受けた。容疑者に怪我を負わせた目撃者は、警察が到着する前に現場から立ち去っており、発見に至っていない。捜査は現在も続けられている。
(発砲事件‐怪我人なし)
5月4日午後4時12分ころ、シアトル市「2300 block of E Cherry St」の「Garfield Community Center」付近で多数の発砲があり、警察が通報を受けた。目撃者によると、駐車場にいた集団に向かって白い車の中から女が罵声を浴びせており、その後集団のうちの1人の黒人男が車へ向け6発の銃弾を発砲した。双方とも警察が現場に到着する前に現場から逃走したが、東分署の警察官が現場を捜索し、5個の薬きょうを押収した。事件による怪我人の報告はない。警察官がその後現場に戻って来た白い車を発見し、職務質問しようとしたところ、車内の1人が逃走、持っていたけん銃を落とし、追跡した警察官により間もなく捕えられた。白い車の車内にいた者を含め、合計3人が身柄を拘束された。発砲した犯人の検挙には至っておらず、ギャング捜査班が捜査に加わり捜査を継続している。
(発砲事件‐怪我人なし)
5月4日午後10時10分ころ、シアトル市警察南分署の警察官がパトロール中に銃声を聞いた。発砲から逃げていた人々によると、現場は「Rainer Ave S and S Mead St」で、警察が20代の被害者らしき人物を発見したが怪我はなく、事情聴取する前に現場を立ち去った。事件に関する詳細な情報が得られず、発砲犯人の検挙には至っていない。
(傷害事件)
5月5日午後3時40分ころ、レイシー市「7600 block of Brianna Court SE」のパッティンソン・レーク近くの公園内の人通りの多い遊歩道で、歩いていた16歳の少女が男に襲われた。男は道路端に座っており、その前を通り過ぎた少女の後頭部をいきなり殴りつけ、地面に押し倒した。サーストン郡保安官によると、少女はすぐさま抵抗して男の顔を確認、押さえつけようとした男を蹴りつけてその場から逃れ、近くの友人宅で警察に通報した。警察は現場付近に落ちていた財布を発見し、40歳で第二級性犯罪の前歴がある男の所持品と確認。少女への面通しがなされた後、男は婦女暴行未遂の第二級傷害罪で逮捕された。少女は軽い脳震とうとかすり傷やあざはあったものの、大きな怪我はなかった。
(運転中の車内からの発砲事件‐怪我人なし)
5月5日午後5時15分ころ、シアトル市警察東分署が「24th Ave and E Cherry St」での発砲事件の通報を受けた。被害者の30歳女性によると、運転中に20代前半と見られる黒人女の運転する車に「22nd Ave」から高速で追われ、「900 block of 24th Ave」で運転手側の後部窓から若い黒人の男が身を乗り出し、被害者の車に向かって発砲、銃弾の1発が車両後部に当った。容疑者の車が道を曲がったところで被害者が警察に通報、怪我はなかった。ギャング捜査班等が捜査を実施しているが、容疑者の検挙には至っていない。発生現場付近では、その2日前にも発砲事件が起きていた。
(強盗傷害事件)
5月9日未明、スポケーン市「W Indian Ave and N Washington」のコンビニ前で、24歳の犯人の男が、見知らぬ男性に対して車に乗せてくれるよう頼み、車に乗り込んだ。男は「N Standard St and E Ermina Ave」で車を停止させた後、運転手の男性へ車から降りるよう要求。警察によると、犯人の男は男性を鉄製のタイヤレバーで殴り、歩道を逃げる男性を追いかけ、倒れるまで殴り続け、その後なおも何度か殴った後、車を盗んで逃走した。被害者の男性は病院に搬送され、重傷の脳震とうと診断された。スポケーン市警察は、事件の翌日「3000 N Mayfair St」で乗り捨てられた車を発見し、5月20日に犯人の男を「717 E Rich Ave」で発見・逮捕した。男は第一級傷害と第一級強盗の罪で起訴された。容疑者には前科があった。
(発砲傷害事件)
5月10日午後9時13分ころ、レントン市トランジットセンター付近の「600 block of S Grady Way」で発砲事件があり、通りかかった警察官が目撃した。計5発の発砲で、14歳少年が銃弾を受け重傷を負って病院へ搬送された。警察が発砲した犯人と他3人の男の行方を追っているが、その発見・検挙には至っていない。被害者の容態に関する詳しい情報は公表されていない。
(住居侵入、強盗事件)
5月12日午後4時ころ、トッペニッシュ市警察が強盗の通報を受け、「200 block of N Elm St」の住宅へ臨場した。被害者の男性によると、2人組の少年が突然自宅に押し入り、被害者に暴行を加えた後に物を盗んで逃走した。被害者は顔や頭の打撲で病院に搬送された。警察は少年らの特徴をもとに捜査をしているが、現時点では検挙に至っていない。
(発砲傷害事件)
5月13日午後10時30分ころ、フェデラルウェイ市「27500 block of Pacific Highway S」のパーク・アンド・ライドで、男性がけん銃で撃たれる事件が発生した。被害者の男性が、待ち合わせを約束した女性と落ち合うために車の外に立っていたところ、見知らぬ男が近付き、男性へ財布を寄越すよう要求。男性がこれを拒むと、犯人の男がけん銃で男性の胸に2回発砲した。男性はなんとか車に乗り込み、道路の反対側にある店へ駆け込んで助けを求めた。男性は至急病院へと搬送され、重傷ではあったものの命を取りとめた。警察が警察犬を使って付近を捜索したが、容疑者の発見には至っていない。被害者の容態から詳細な情報が聞きだせず、目撃者も見つかっていない。被害者と待ち合わせていたとされる女性は現場へ現れなかったとみられ、事件への関与が疑われている。
(発砲傷害事件)
5月17日午後6時15分ころ、エヴェレット市警察によると、「Horizon Elementary School」で起きた若者グループのいさかいが発砲事件へと発展した。発砲事件により、17歳の少年が胸をけん銃で撃たれ病院へ搬送された。検察官は、発砲犯人である16歳の少年について、成人として第一級傷害罪で起訴した。犯人の少年には、過去に傷害罪と自動車窃盗罪の前歴があり、13歳の頃からギャンググループに属していた。また一方怪我をした被害者についても、対立するギャンググループの一員であることが警察により確認されている。マカティオ市学校区は、この事件に関し、「警察は、Horizon小学校が子供たちにとって安全な場所であり続けることに自信があると話しており、また、当分の間警察はパトロールを増やして万全を期すと予定である。」等とする声明を発表した。
(発砲傷害事件)
5月18日午後9時40分ころ、シアトル市警察が「Rainier and S Cloverdale」での発砲事件の通報を受け、現場で倒れていた25歳男性を発見した。被害者は胸を複数回撃たれており、病院へ搬送され、命に関わる重傷と診断された。被害者は道を横断中に撃たれており、容疑者の顔を確認していない。目撃者の証言により、発砲時に騒いでいた集団が事件に関与している可能性がある。事件はギャング関連と見られ、ギャング捜査班が捜査に当っているが、容疑者の特定には至っていない。
この事件の起きた場所では、これまでにもギャング関連の発砲事件が度々起きている。今回の事件と過去の事件との直接の関連性はないが、「Rainier and S Cloverdale」付近で起きた過去の事件は以下のとおりである。
- 2010年10月、17歳の少年が同交差点でけん銃による発砲を受け負傷。
- 2010年6月1日、17歳少年が「Seward Park Ave S and S Cloverdale St」で背後からけん銃による発砲を受け負傷。
- 2010年4月29日、車からの発砲事件。
- 2010年2月、「New Star Mini-Mart」裏で、男性が顔面をけん銃で撃たれる事件
- 2008年12月、「Garfield Community Center」で発砲事件があり、その3時間後、警察がギャングの報復を警戒中に、「Rainier and S Cloverdale」でギャンググループのメンバー6人を確認、「Mini-Mart」が捜査上必要として一時閉鎖された。
- 2008年11月、「Rainier Ave S」のアパート駐車場で、2人の10代少年がけん銃で撃たれた。そのうちの1人は保安官の目の前でけん銃を発砲、相手の少年に怪我を負わせ、傷害罪と同年9月の発砲事件に関与する銃器不法所持罪で起訴された。
(発砲事件‐怪我人なし)
5月19日午後1時06分ころ、シアトル市消防署によると、シアトル市中心部のバス車内で発砲事件が起きた。怪我人はいなかったが、調査によると、バスが「1200 block of 3rd Ave」を南方へ走行中、発砲事件が起きた。バスは「3rd Ave and Seneca St」で停車し、24歳の容疑者男と同伴していた女がバスの後部ドアから逃走したが、キング郡トランジット警察官により男は逮捕された。この発砲により、女性客が銃弾か飛び散った破片によりかすり傷を負った。容疑者はキング郡留置所に拘留され、盗品所持(使われたけん銃)と銃規制違反の重罪等の疑いで調べを受けている。
(走行中の車からの発砲傷害事件)
5月20日午後11時45分ころ、シアトル市警察南分署が「Rainier Ave S and S Henderson St」の発砲事件に関し複数の通報を受けた。「9100 block of 50th Ave S」の住民は、銃弾で負傷した者が自宅玄関先に現れたと通報。被害者は26歳の男性で、腕と手に計2発の銃弾を受けていた。被害者が「Rainier Ave S and Henderson St」付近を歩いていたところ、通りかかった車に乗っていた者から罵声を浴びせかけられ、その後助手席に座っていた男が被害者に向けてけん銃を発砲して命中、負傷させた後逃走した。犯人は、18歳から20歳位の黒人の男3人組で、薄い色のセダン車に乗っていたことが判明している。警察官が現場から薬きょうを押収するなどし、ギャング捜査班が捜査を続行中であるが、犯人の検挙には至っていない。
(刃物による傷害事件)
5月21日午後3時50分ころ、シアトル市「3rd Ave and Pine St」で、男性が女から首を刺されたとの複数の通報がシアトル警察に寄せられた。目撃者等が犯人の女を取り押さえ、到着した警察官に引き渡した。男性と思われた被害者は実際には女性で、病院へと搬送された。女が犯行に使用した凶器はステーキナイフで、証拠として警察により押収された。55歳の犯人の女は逮捕され、キング郡留置所へ拘置された。
(刃物による傷害事件)
5月22日午前3時10分ころ、シアトル市警察北分署が、人がけん銃で撃たれたとの通報を受け「8700 block of Greenwood Ave N」へ臨場した。被害者と見られる男性は撃たれてはいなかったものの、首に大きな切り傷を負っていた。被害者と目撃者等が容疑者を指示し、容疑者男はその場で警察に身柄を拘束された。バス停でのいさかいが原因となり、容疑者が壊れたガラス瓶で被害者を襲ったと見られている。被害者は病院へ搬送され、容疑者も手の裂傷の手当てを受けた。
(傷害事件)
5月22日午前2時35分ころ、シアトル市警察西分署の警察官が「500 block of Maynard Ave S」のレストラン外で起こった騒ぎを処理するため現場へ臨場した。同じころ、警察官が50人ほどの客が「International District」のレストランから、小競り合いをしながら道路にあふれ出て来ているのを目撃。男が別の男性を店のドアに押し付けながら殴りつけていたため警察官が止めに入り、殴っていた男を逮捕した。被害者は、店内で頭、手などをフォークで複数回刺されたと見られ、病院へ搬送され手当てを受けた。
(発砲事件‐怪我人なし)
5月26日午前11時30分ころ、ベルビュー市の「6400 block of 129th place SE」の女性宅で、ここを訪れた75歳の男が、女性と他複数の人にけん銃を向け脅した。男はその後「12500 block of SE 52nd St」の自宅に戻って屋内にたてこもったため警察に包囲された。警察によると、男は家の裏で発砲したが、警察に向けて発砲したものではないと見られている。男は警察官等に対し、敷地内に入った者は殺すなどと脅したが、過去にも同様の事件を起こしていることが判明している。警察の機動隊と人質交渉係が男を説得して降伏させ身柄を確保し、キング郡留置所へ拘留する予定である。この事件による怪我人は報告されていない。
(発砲傷害事件)
5月26日午前4時30分ころ、ブレマートン市「1200 block of Daniels Ave」で、スキーマスクをした男が停止していた車を襲う事件が発生した。男は、車内にいた男性2人と女性1人に対して車から出るよう要求し、「警察だ」「これは冗談ではない」などと怒鳴るなどした。犯人の男と被害者等は車のドア付近で揉み合いとなり、その結果窓が壊れるなどしたほか、犯人の男が所持していたけん銃を発砲し、中にいた男性の1人に命中して腕に怪我を負わせた。男はその後逃走し、その発見、検挙には至っていない。被害者は病院へと搬送され手当を受けた。
(発砲事件‐怪我人なし)
5月28日午後8時12分ころ、シアトル市「28th Ave S and S Jackson St 」の公園で、対立する2つのギャンググループ同士でけん銃の撃ち合いが発生した。何発もの撃ち合いの後、両グループの容疑者等は現場から逃走し、その発見・検挙には至っていない。発砲による怪我人はなかったものの、偶然現場付近に居合わせ、銃弾を避けるために地面に横たわっていなければならなかった女性が手首を捻挫し、病院で手当てを受けた。ギャング捜査班が捜査を続けている。
(刃物による強盗傷害事件)
5月31日午前9時15分ころ、リンウッド市「Edmonds Community College」のトイレ内で、同短大に通う学生が強盗被害に遭い、刃物で刺された。容疑者の男は現場から逃走し、22歳の被害者は病院に搬送され、命に別状はなかった。警察によると、容疑者の男は細身の黒人で、頭はスキンヘッドか短髪であった。事件後警察が付近を捜索したが発見できず、リンウッド警察が捜査を続けている。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年4月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(銃器発砲による傷害事件)
4月2日午後10時13分ころ、レントン市警察が「219 Burnett Ave」のトランジットセンターで発砲があったとの通報を受けた。警察が現場で、両足を銃で撃たれ怪我をした14歳少年を発見。容疑者は若い男、まだ検挙には至っていない。警察によると、犯行は無差別ではなく、少年を狙ったものと思われる。被害者の少年は病院へと搬送され、命に別状は無かった。
(婦女暴行傷害事件)
4月2日未明、タコマ市の男が24歳の売春婦をシアトル北部のハイウェイで車に乗せ、SMプレイで金を支払う約束をした。女性は男に気付かれないように、恋人に男の車両ナンバーを携帯電話で送っていた。男はキング郡とピアス郡との境付近の自宅に近付くと、女性の首を南京錠で固定した。その後何時間も繰り返し女性に電気ショックを与え、オールのような物で殴り、医療器材を使い暴行を加えた。男は女性から、恋人に車両ナンバーを送ったことを告げられると、女性を解放。女性には命に関わる怪我は無かった。警察の説明によると、現場は拷問部屋のようになっていて、防音壁に囲まれていた。男は第1級誘拐、第1級婦女暴行と第2級傷害の罪で起訴された。
(発砲による容疑者の死亡事件)
4月4日午後1時30分ころ、タコマ市警察が「3800 block of East J St」の住宅に住む男性から、裏口のガラス戸を壊す音がしたと通報を受けた。男性は2階へとかけ上がり、寝室に入り中から鍵をかけた。容疑者の1人が男性を追い、寝室のドアを開けようとした。中の男性がドアに向かって複数回けん銃を発砲、容疑者の19歳少年は銃弾を複数受け、その場で死亡した。警察は現場に到着後警察犬を出動させ、2人目の容疑者男を逮捕。容疑者は3人いたが、3人目はまだ見つかっていない。容疑者はいずれも19歳から22歳の間と見られている。被害者には怪我はなく、また発砲による罪も問われていない。
(住居侵入及び傷害事件)
4月5日午後7時45分ころ、シアトル市警察によると、「2200 block of NE 88th St」のトレーラー住宅のドアをノックする音がし、その直後に男がドアのガラス部分を壊して鍵を開けた。中にいた女性の恋人が容疑者の男に立ち向かうと、容疑者は切断されたショットガンを突きつけ、別の容疑者男がバールを手にして屋内へ押し入った。ソファで寝ていた女性は目を覚ましたところ、容疑者のショットガンの持ち手で頭を殴られ、その衝撃でショットガンが暴発。女性は外に飛び出して助けを求めた。2人組の容疑者等は女性を追いかけたが、その後車で走り去った。女性の恋人が車両ナンバーを覚えていたものの、車は盗難車と判明。警察が後に、乗り捨てられた車を「8900 block of Lake City Way」で発見した。女性は頭の切り傷の手当てを受けた。捜査官は室内にショットガンによる穴を発見。2人組の容疑者のうち1人は逮捕されたが、もう1人はまだ見つかっていない。
(誘拐傷害事件)
4月11日午後6時30分ころ、フェデラルウェイ市内の「Olympic View Elementary School」付近から8歳少女の姿が見えなくなり、母親が30分後に警察に通報、アンバー・アラートが発令された。少女は午後10時30分ころに帰宅したが、28歳男が少女を誘拐し、性的暴行を与えたことを認めた。フェデラルウェイ市警察によると、2人は食事を取り、買い物をしてプールで泳いだ後、タコマ市南部の容疑者の自宅へ行った模様である。容疑者は、自宅で少女にポルノ映画を見せその後暴行、その写真を撮ったと話している。容疑者は、子供への性的虐待と誘拐、誘惑の疑いで拘留されている。容疑者の家族によると、彼は精神的な問題を抱えていた。
(刃物による傷害事件)
4月12日午後11時00分ころ、シアトル市レイクシティ地区の「12700 block of 33rd Ave NE」を25歳男性が歩いていたところ、見知らぬ容疑者の男が近付き、口頭による嫌がらせを始めた。その後、ほかにも2人の容疑者が加わり事態が悪化、男性に暴行を加え、男性は左腕に刺し傷を負った。3人は男性からコートを奪い取り、逃走した。男性は病院に搬送され手当てを受けた。容疑者等は黒人で年齢は16歳から20歳と見られている。まだ検挙には至っていない。
(婦女暴行事件)
4月12日午前3時30分ころ、ウディンビル市の住宅に28歳の男が侵入し、寝ていた13歳少女を暴行。警察によると、容疑者は少女の喉にナイフを突きつけ、「仲間2人が両親のところにいる、叫ぶな。」等と脅して少女を黙らせた上暴行した。少女の父親が気付き、容疑者は逃走。午前9時25分ころ、「Bassett Pond Park」付近にいるところを不審者通報により逮捕された。容疑者は第1級婦女暴行と第1級強盗の罪で起訴された。
(発砲傷害事件)
4月13日午後5時15分ころ、スノホミッシュ市警察が「1400 block of Pine Ave」の教会の駐車場で発砲事件が起きたとの通報を受けた。19歳の男女2人組が21歳男性のいた駐車場に現れ、19歳の男が関わったとされる裁判中の幼児レイプ事件について双方でいさかいとなった。19歳の男がけん銃を引き抜き複数回発砲、被害者となった21歳男性は3発の銃弾を受け、重態で病院へ搬送された。2人組は車で逃走。警察は19歳の容疑者男について、「非常に危険な人物で、通報した人間に対しては良心の呵責も無く復讐する。」と伝えている。事件の2日後、2人組は「15100 block of 16th St SE」の住宅で逮捕され、第1級傷害罪のほか、男は銃器不法所持の罪も加わり拘置された。またこの事件に関して、別の男女3人も犯人2人を自宅にかくまい、警察に嘘をついたとして、犯罪ほう助の疑いで拘置されている。
(殺人事件)
4月13日未明、スポケーン市「Forker Rd and Bigelow Gulch Rd」付近で車が炎上しているとの通報が午前零時30分ころ警察に入った。22歳男性が、何時間も暴行を受け複数回刃物で刺された末に、頭をけん銃で撃たれ死亡。遺体は炎上した被害者の車のトランクから発見され、指紋から身元が確認された。警察は3人の男女を逮捕、第1級加重暴行、第1級誘拐、窃盗と第2級放火の罪で起訴。また、女には第1級犯罪ほう助の疑いもかかっている。警察は切断されたショットガンとリボルバーを発見、押収した。また、容疑者の自宅からは世界的なオートバイのギャング組織、「Hells Angels」に関わる物とオートバイも発見された。また、壁、戸や床には血痕があり、血のついたナタも発見された。3人とも過去に犯罪歴があった。
(発砲死亡事件)
4月14日午後11時30分ころ、シアトル市「4th Ave S」の「Sharp’s Outdoor Power Equipment」に2人組の男が押し入った。電動のこぎりを盗もうとしている容疑者等に向かって56歳店員がけん銃を構え、阻止しようとしたところ、容疑者の1人が何かを取ろうと腰に手をのばし、その結果店員からけん銃で撃たれた。別の容疑者が店員にけん銃を向けながらやめるよう言い、警察を呼んだ。警察が現場に到着し、容疑者を逮捕。撃たれたもう1人の容疑者はその場で死亡が確認された。店員の発砲は自己防衛とみなされ、起訴はされていない。
(発砲死亡事件)
4月15日午後4時30分ころ、クインシー市「D Street SE」の路上で25歳の男性が銃で撃たれ死亡。警察は、対立したギャンググループの間で続いている報復と見ている。目撃者の証言から車の種類と車両ナンバーが判明し、警察の追跡の結果、20歳のウェナッチー市の男と4人のクインシー市の10代少年等が逮捕され、第2級殺人と車両からの発砲の疑いで留置された。犯人等の車の中からけん銃2丁が発見されており、20歳の男はギャング組織である「West Side 18th St gang」のメンバー、他の4人は「the Marijuanos 13th St gang」のメンバーと判明している。
(警察による発砲死亡事件)
4月17日午後8時20分ころ、シアトル市ブルバード・パーク地区で、キング郡警察官の発砲により、車での高速逃亡の罪で指名手配されていた20代男が死亡した。警察官が「2200 block of S 112th St」のアパートに停まっていた容疑者の車を見かけ、待ち伏せていた。容疑者が女性と一緒に車に乗り込んだところでパトカーが包囲したが、容疑者はパトカー3台に車を衝突させ、逃走を試みた。42歳の私服警察官が身の危険を感じ発砲、容疑者はその場で死亡した。同乗していた女性は気を失ったが、怪我は無かった。
(発砲傷害事件)
4月20日午後6時00分ころ、ケント市の169番メトロバスの車内で発砲事件が起き、撃たれた24歳の男性が重傷を負った。目撃者によると、バスの後方部にいた2人の男性が喧嘩となり、その際若い男がけん銃を取り出し、相手の胴体に向かって複数回発砲した。容疑者はその後バスの運転手に銃を突きつけ、バスから下ろすよう要求。バスは「20600 block of 108th Ave SE」で停まり、容疑者は逃走した。警察は、犯行に使用されたと見られるけん銃と容疑者のコートを発見した。容疑者はまだ検挙されておらず、黒人で年齢は17歳から22歳と見られている。
(刃物による傷害事件)
4月22日午後11時15分ころ、シアトル市「3rd Ave and Pike St」の歩道で2人の男が言い争いとなり、うち1人がその後容疑者となった相手の男を追いかけたところ、下腹部を刃物で刺され怪我を負った。刺した容疑者はそのまま逃走。刺された男は警察の問いかけに対し協力的ではなかったが、目撃者の証言によると、容疑者は白人、年齢は22歳から29歳位、身長6フィート、体重160ポンド位で、まだ見つかっていない。被害者は病院に搬送され怪我の手当を受けており、命に別状はなかった。
(発砲傷害事件)
4月24日午前1時51分ころ、シアトル市「2900 block of 1st Ave S」のクラブで発砲事件が起きた。クラブの外で男性グループが1人の男性に暴行を加えていたところを、警備員がペッパースプレーを使ってやめさせた。暴行された男は、車で去りながらグループに向かって複数回発砲。1人が腰と足に怪我をした。発砲した男はそのまま北方向に逃走、まだ見つかっていない。被害者は友人等に病院まで搬送され、救急治療室の入り口で下ろされたと見られる。警察が被害者に聞いたところ、容疑者は黒人、20代前半で身長5フィート9インチから5フィート11インチ、体重は175ポンドほどであった。ギャング捜査班が現在も捜査を続けている。
(発砲傷害事件)
4月30日午前1時20分ころ、シアトル市「2000 block of Westlake Ave N」で発砲事件が起き、警察が出動した。警察官が現場の駐車場に到着すると大騒動となっており、銃声が複数回聞こえた後、現場から逃走した男が1人目撃された。警察官はその後現場から盗品のけん銃と薬きょうを発見した。午前2時10分ころ、警察は「Harborview Medical Center」から、銃弾を受け負傷しているが手当てに協力的ではない男が病院に来ているとの連絡を受けた。ギャング捜査官が面会に行くと、男は現場から逃走した人物で、右大腿部に銃弾を受けていた。傷の角度から、男が自分で撃ったか、ベルトからけん銃を取り出す際に誤って撃ったと見られている。男は手当を受け、けん銃はDNA型鑑定へ引き渡された。ギャング捜査官が捜査を継続している。他には怪我人や被害の報告はない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年3月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(発砲事件‐負傷者なし)
3月3日午前2時00分ころ、マリーズビル市「10000 block of Shoultes Rd」で起きた小さい衝突事故が発端となり、レントン市の23歳男とトゥヤラップ市の43歳男性の間で口論が始まった。口論が発展し、23歳の男がけん銃を引き抜き空中に向かって発砲、その場から逃走した。目撃者の証言により容疑者は発見され、第2級傷害の疑いでスノホミッシュ郡留置所に身柄を拘束された。
(発砲事件‐負傷者なし)
3月3日午後9時00分ころ、シアトル市の「100 block of Bell St」で起きた喧嘩でけん銃が発砲された。けん銃を発砲した19歳の男が身柄を拘束され、器物損壊、銃器法違反、薬物犯罪の疑いでギャング捜査官により逮捕された。負傷者は出なかったものの、建物と停めてあった車2台が銃弾による被害を受けた。
(発砲事件‐負傷者なし)
3月5日午後8時00分ころ、シアトル市警察が「6500 block of 38th Ave South」で発砲があったとの通報を受けた。警察官が現場に到着し、目撃者の少年等に話を聞いた。少年等によると、住宅前に駐車中の車脇で男性が自転車を止めたところ、通りかかった別の車が自転車に衝突。男性と車の運転手が言葉を交わし、その後に車内から自転車の男性に向かってけん銃が数発発砲された。車と自転車はその場から去り、警察官が辺りを捜索したが物的被害も負傷者も見当たらなかった。容疑者の特定には至っていない。
(発砲事件‐負傷者なし)
3月5日午前、タコマ市「10505 Steele St South」のガソリンスタンドに2人組の男が押し入り、ビールケースをいくつか盗もうとした。店員が男達を制したところ、2人は待っていた車へと逃走。車を追おうとした店員に対し、走り去る車の中からけん銃が4、5回発砲された。店員に怪我はなかったが、客のトラックに銃弾が当たり被害を受けた。その後、店に押し入った2人組はピアス郡保安官に出頭し、車の運転手とけん銃を発砲した男を合わせ計4人が逮捕された。4人は第1級窃盗の疑いで起訴され、運転手と発砲した男の2人に関しては、走行中の車からの発砲と傷害の罪も加わった。
(刺傷事件)
3月6日午前2時00分ころ、シアトル市警察が「MLK Way South and South Willow St」で2人の男がけんかをしているとの通報を受けた。警察官が現場に到着すると男性が左目の下を刺され、近くの駐車場に倒れていた。目撃者の証言により、被害者は女から暴行を受け、その後その恋人と見られる男にけん銃で殴られたことが判明している。被害者は「Harborview Medical Center」へ搬送され、ギャング捜査官が現在も捜査中であるが、容疑者は特定されていない。
(殺人事件)
3月6日午前6時30分ころ、シアトル市警察に「East Republican St and Federal Ave East」付近の空き地に男性が倒れて死亡しているとの通報が入った。警察官が駆けつけ、頭に傷を負った白人男性の遺体を発見した。被害者は37歳男性と身元が確認され、鈍器による損傷で死亡したものと思われる。容疑者の検挙には至っていない。
(刃物による傷害事件)
3月7日午前9時30分ころ、シアトル市警察に「3rd Ave and Virginia Ave」で刺傷事件が起きたとの通報が入った。目撃者の証言から、被害者がバスを待っている間に加害者と口論になり、加害者の体を押したところ、その後腹部を刃物で刺されたと見られる。被害者は警察に対し非協力的で、加害者の情報や事件の詳細を明らかにしていない。被害者は病院へ搬送され、怪我の手当を受けた。容疑者の検挙には至っていない。
(発砲事件‐負傷者なし)
3月7日午後7時50分ころ、シアトル市「North 102nd St and Aurora Ave North」の歩道橋で、3人の男達が喧嘩しているのを警察官が発見した。揉み合いのさなか、18歳少年がけん銃を引き抜いて別の男性に金を要求、2人がけん銃を取り合うちに男性の頭の近くで発砲した。男性はけん銃を取り上げ、「10217 Aurora Ave North」にある店へと飛び込み助けを求めた。少年は逮捕されたが、まだ起訴はされていない。少年には犯罪歴があったことが判明している。
(強盗傷害事件)
3月10日早朝、リンウッド市の体の不自由な56歳男性のアパートに、3人組の男が強盗目的で押し入り、男性に対して激しい暴行を加えた。被害者の男性は金槌で20回ほど殴られたほか、スタンガンによる電気ショックを受け、鎖骨骨折と肺破裂の大怪我を負った。目撃者の証言により容疑者等は逮捕され、第1級傷害と第1級強盗未遂で起訴された。
(2件の発砲傷害事件)
3月12日午前零時09分ころ、シアトル市「Rainier Ave South and South Henderson St」で発砲事件が起きた。警察官が駆けつけ、手首に銃弾を受け怪我をした男性を発見。被害者は「Harborview Medical Center」は搬送され手当てを受けた。2つのギャンググループが口論となり、発砲に至ったものと見られている。
3月12日午前1時02分ころ、シアトル市「46th Ave South and South Henderson St」で2件目の発砲事件が起きた。警察官が現場で手首に怪我をした男性を発見した。命には別状はなく、被害者は「Harborview Medical Center」へ搬送され手当てを受けた。
警察によると、2つの事件に関わったのは2つの同じギャンググループで、最初の発砲事件の後に再び落ち合い、けんかを再開させたものと見られている。発砲した容疑者達の手がかりは乗っていた車の特徴のみで、身元の特定には至っていない。ギャング捜査官が同一関連事件として捜査を進めている。
(3件の走行中の車からの発砲事件‐1人負傷)
3月13日から14日にかけて、サニーサイド市とアウトルック市で計3件の走行中の車からの発砲事件が起き、グランドビュー市警察、ワシントン州警察とヤキマ郡保安官が出動した。
午前零時45分ころ、サニーサイド市警察によると、16歳少女が「1100 block of Tacoma Ave」の自宅で寝ていたところ、背中に2発銃弾を受けた。路地からライフル銃で撃たれたものと見られており、少女は病院で手当を受けた。黒っぽい国外メーカーのセダン車が犯人の車と見られる。
午前1時00分ころ、サニーサイド市「700 block of Bagley Drive」で、同様のライフル銃による住宅への発砲事件の連絡が警察に入った。怪我人は出ていない。
午前4時00分ころ、アウトルック市の住宅に向かって発砲があり、12発以上の銃撃があったが、家の中で寝ていた2歳の子供を含む7人の住人に怪我はなかった。
午前4時15分ころ、警察がジラー市郊外で容疑者の車の特徴とよく似た車を発見し、車に停止を求めた。車内にはギャングに関係あると見られる男達が4人いたが、銃器は発見されなかった。警察官が最初にその車を発見した場所を捜索した結果、道路脇で銃器3丁のほか、ライフル銃に付属していたと思われる小冊子も銃撃現場で発見された。容疑者はグレンジャー市の32歳男、20歳男、スポケーン市の18歳少年、グランドビュー市の28歳男で、7件の第1級傷害と車からの銃撃の疑いでヤキマ郡留置所に身柄を拘束された。年長の3人については、重犯罪の経歴があった。いずれもギャングのメンバーで、グループの色と同じ色の衣服を身に着けていた。32歳の男と28歳の男については、銃器所持違反の重罪の疑いもかけられている。見つかった銃器のうち2丁は盗品で、警察は一連の発砲事件との関連を調べている。銃撃のあった住宅にはそれぞれギャングのメンバーが住んでいた。
(銃器による強盗傷害事件)
3月13日午後9時02分ころ、シアトル市「700 block of 1st Ave」の「Pioneer Square」の駐車場で、強盗未遂と男性が銃で撃たれたとの通報が警察に入った。警察官が現場に到着し、胸を撃たれた28歳の被害者男性を発見。被害者は重傷で「Harborview Medical Center」へ搬送された。事件は麻薬取引のもつれが原因で、被害者が非番の駐車場係員に大麻を1.5ポンド売ろうとしたところ、犯人の係員がその強奪を試み、被害者へ発砲したものと見られる。被害者は撃たれた後、逃げようと2階から地面に飛び降りたが、命は取り留める見込み。駐車場係員のケント市在住26歳男が強盗傷害の疑いで逮捕された。
(銃器による強盗傷害事件)
3月14日午後、エヴェレット市警察の報告によると、住宅に2人組の強盗が押し入り、住人の男性の腹部に発砲し怪我を負わせた。被害者は近くの病院に搬送された。容疑者らは逃走、付近の学校が捜査のため約1時間閉鎖された。容疑者の検挙には至っていない。
(傷害事件)
3月14日未明、ブレマートン市フェリー乗り場で、フェデラルウェイ市の女性が見知らぬ男からいきなり首を絞められる暴行を受けた。叫び声を聞いた目撃者が駆けつけたところ、男は現場から逃走した。警察がフェリー乗り場にいる36歳の容疑者を発見し、第2級傷害未遂の疑いで逮捕した。
(発砲傷害事件)
3月16日午後4時20分ころ、シアトル市「9300 block of 51 Ave South 」で発砲事件が起きた。現場へ駆けつけた警察官が胸に銃弾を受け重傷を負った17、8歳と見られる少年を発見し、同少年は「Harborview Medical Center」へ搬送された。目撃者の証言により、容疑者は男女の2人組で、走行中の車から被害者に向かって3回発砲したことが判明している。2人は現場から逃走しようとしたところを警察官に逮捕され、けん銃も押収された。けん銃を発砲した18歳の少年は、第1級傷害と第1級銃器不法所持の罪で起訴された。警察によると、男は犯罪歴のある危険人物で、けん銃は犯行当日に路上で購入したものだった。
(銃器による殺人・傷害事件‐1人死亡、1人負傷)
3月21日夕、ヤキマ市「Willow St and North Fifth Ave」を男性3人が歩いていたところ、その近くで車が停止し、双方による口論の結果けん銃が発砲された。27歳の男性が胸を撃たれ死亡。その弟の18歳少年は腰を撃たれ、病院へ搬送された。警察は発砲した別の18歳少年を第1級殺人と第1級傷害の罪で逮捕し、車を運転していた別の男の行方を追っている。事件はギャング関連と見られている。
(強盗事件及び発砲事件)
3月25日午前11時53分ころ、シアトル市「13500 block of 3rd Ave North West」の路上で、男がライフル銃を人に向けて乱射しているとの通報が警察に入った。警察官が現場に到着し、男の身柄を確保するとともに、地面に落ちていたライフル銃を発見、押収した。ライフル銃を持っていた男は、その自宅で強盗を働こうとした男女の2人組に対し、ライフル銃を乱射して反撃していたことが判明した。強盗の2人組は現場から逃走したが、警察官が付近住宅の庭を伝って逃走中の容疑者男を発見、強盗の疑いで逮捕した。もう1人の容疑者女は、待っていた別の女が運転するSUV車で逃走しており、その発見・逮捕には至っていない。警察官は、この住居裏の地下室入り口付近で、隠されていた9ミリライフル銃とバールを発見、押収した。ライフル銃を乱射した男は傷害の疑いで逮捕され、現場の状況から、この住宅は医療用大麻の供給場所になっていたと見られている。事件の捜査は現在も続けられている。
(傷害事件)
3月26日午後4時50分ころ、シアトル市北分署に、「12000 block of 15th Ave NE」のアパート4階に、武装した男が押し入ろうとしているとの通報が入った。警察官が現場に到着し、4階廊下にいた血まみれの容疑者を発見。容疑者は組み立て途中のライフル銃を持ち、非常に興奮した様子で警察官に向かって前進したため、警察官がテーザー銃でショックを与え、その身柄を拘束した。住人の老夫婦は容疑者に殴られて頭に大怪我を負い、「Harborview Medical Center」へ搬送された。容疑者も負傷して同病院へと搬送されたが、回復次第キング郡留置所へ傷害の疑いで拘置される見込みである。
(警察官による容疑者への発砲)
3月29日午後10時10分ころ、ケント市レイクス地区で発砲事件が発生したとの通報を警察が受け、警察官2人が「23300 block of 61st Ave South」のタウンハウスへと駆けつけた。警察官等は武装した男を発見し、職務質問しようとしたところ、男が警察官にけん銃を向けたことから、警察官が同男に向けてけん銃を発砲したものと見られる。63歳の容疑者男は病院へ搬送されたが、命は取り留める見込みである。警察官に怪我は無かった。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年2月)
- 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(刃物による傷害事件)
2月1日午後11時30分ころ、シアトル市バラード地区「Northwest 65th St and 15th Ave Northwest」付近の路上で、23歳の男性が駐車中の車内にいたところ、別の車がその脇に停止し、双方が窓を開けて口論が始まり、その後23歳の男性が別の車の男から刃物で刺された。男性はバラード地区の「Swedish Hospital」に搬送された後、「Harborview Medical Center」に移送され、回復の見込みである。容疑者の検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
2月4日午後11時30分ころ、シアトル市「100 block of Yale Ave North」で、車から買い物袋を降ろそうとしていた30歳の男性が、ホームレスの男にけん銃を突き付けられ、金を渡すように脅された。男性は、車内にあったナイフで抵抗し容疑者の胸を刺したが、容疑者は車の窓ガラス越しに発砲、被害者の腰に命中した。容疑者は逃走、被害者は自分で病院へ向かい手当てを受けた。容疑者は3日後に逮捕された。
(窃盗犯人への警察官による発砲‐1人負傷)
2月10日午前11時30分ころ、タクウィラ市の「South 116th St」で、窃盗が行われているとの通報を受け警察官が現場へ駆けつけると、2人の若い男達が住宅から走り出て乗用車で逃走するところへ遭遇、車を停止させようとしたところ、車が警察官の一人に接触、軽傷を負わせた。警察官は発砲し、犯人の1人が負傷、「Harbor Medical Center」に搬送された。2人目の20代の犯人は現場から走って逃走したが、捜索の末、約3時間後に逮捕された。
(刺殺事件)
2月16日午前零時15分ころ、シアトル市「9300 block of 44th Ave SW」の住宅で、男性が男から刺されたと、男性の妻から警察に通報が入った。警察と救急隊が駆けつけたが、60歳の男性は胸を刺されており、現場で死亡が確認された。警察官と警察犬による捜索により、翌朝容疑者の19歳少年が殺人の疑いで逮捕された。
(発砲事件)
2月17日午前1時30分ころ、シアトル市「200 block of NE 40th St」で、複数の銃声がしたとの通報を警察が受けた。警察官が調べたところ、現場路上で6個の薬きょうが発見された。付近からは、同ブロック内の住宅に駐車してあった乗用車に、銃弾が跳ね返ったと見られる痕が発見されたが、怪我人の報告はない。容疑者も発見されていない。
(殺人事件-3人死亡)
2月18日未明、ヤキマ市「Pheasant Crest Drive」にあるフェンスに囲まれた高級住宅地「Falcon Ridge」内の住宅で、61歳男性と60歳妻、98歳母親の3人が遺体で発見された。検視官によると、3人は金槌のような物で殴り殺されたものと見られている。犯人は、本件とは無関連の家庭内暴力事件で既に逮捕されていた28歳の男で、3人の家から盗んだけん銃やクレジットカードなどが、その自宅で発見されたことが逮捕の決め手となった。犯人の男は、被害者の自宅から徒歩圏内に住んでいた。犯人は加重殺人3件の罪で起訴された。
(発砲傷害事件)
2月19日午後6時00分ころ、グランドビュー市「100 block of Birch St」で、21歳の男性が歩いていたところ、通りがかりの乗用車から見知らぬ男が男性に向かってけん銃を複数回発砲した。犯人の車は走り去り、被害者は警察が到着するまで停車してあった車の間に身をひそめていた。被害者は、足に何発かの銃弾を受けており、「Sunnyside Community Hospital」に搬送された。犯行はギャング関連の可能性があり、犯人は捕まっていない。
(発砲傷害事件)
2月20日午前3時00分ころ、シアトル市「8th Ave N and N Aloha」で、発砲事件があったとの通報を警察が受けた。警察が現場に到着したところ、男性が背中に銃弾を受けて倒れていた。男性は病院に搬送され手当てを受けた。犯人検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
2月21日午前10時55分ころ、タコマ市警察の報告によると、20代男性が「1800 block of South L St」で、走行中の車から発砲を受け負傷した。被害者は自力で病院まで車を運転し、手当を受けた。犯人は見つかっておらず、詳しい情報は明らかにされていない。
(警察官被害の傷害事件)
2月21日午前9時00分ころ、シアトル市「1500 block of Western Ave」の「Pike Place Market」の駐車場内で、不審な車がいるとの通報が警察に入った。警察官が不審な男を見つけて近付いたところ、男は突然警察官に殴りかかり、目を突こうと試みたり首を絞めたりした。マーケットの警備員が急いで駆けつけ、男の顔に催涙スプレーを噴射し、他の警察官も到着して援護、取り押さえた。怪我をした警察官は「Harborview Medical Center」に搬送され、打撲と噛み傷の手当を受けた。容疑者は駆けつけた救急隊の手当てを受け、その後加重暴行の罪でキング郡拘置所に収容された。
(刃物による傷害事件)
2月21日午前11時55分ころ、シアトル市「4th Ave and Pine St」付近で、人が刺されたとの通報を警察が受けた。警察官が現場に到着すると、18歳の少年が首と胸を刺されて倒れていた。被害者は、重傷で「Harborview Medical Center」に搬送された。被害者への暴行は、事件前に起きていた口論と関係している可能性がある。容疑者は20代と思われる3人の男達で、その検挙には至っていない。
(刃物による傷害事件)
2月24日午後、ヤキマ市「South Naches Ave」で、若い男性が仲間といるところをギャンググループにからまれた。ギャングのメンバーの1人が刃物を取り出し、男性を刺した。刺した動機は明らかとなっていない。被害者は近くの病院に搬送され、ギャングのメンバー1人が身柄を拘束された。詳しい情報は明らかにされていない。
(発砲死亡事件)
2月25日午前5時15分ころ、タコマ市警察によると、明らかに麻薬売買のもつれと見られる発砲事件が起きた。「South 38th St」に停車中の男性1人と女性2人が乗車する車に別の男が乗り込み、男が車内にいた男性へ発砲、逃走した。女性達が911番通報し、男性を「St. Joseph Hospital」へと搬送したが、死亡が確認された。男性は複数回撃たれていた。
(強盗傷害事件)
2月25日午後9時00分ころ、シアトル市「12000 block of N Park Ave North」の住宅で、帰宅した男性が白人2人と黒人1人の男達に襲われた。被害者は、車から降りようとしたところをけん銃とスタンガンで脅され、家の中へと連れ込まれた。犯人等は被害者をけん銃で殴り、家の中を荒らし回った後、外で待っていた車で逃走、スタンガンを残していった。被害者は、身分証明書と車の鍵を盗まれた。腕を骨折した可能性があり、シアトル市消防隊によりその場で手当てを受けた。
(誘拐・傷害事件)
2月24日未明、ブレマートン市「Blooming Ave」の住宅から女性が誘拐され、意識を失うまで棒で殴られた。キットサップ郡地方裁判所の記録によると、被害者は意識を取り戻したとき、裸の状態で、ガムテープで椅子に縛りつけられていた。警察によると、犯人は最終的には被害者を自宅へと送り届けたが、殴るのに使用した棒を「密告すればどうなるか思い出せるように」と被害者宅へ残していった。被害者は両足、腕、背中に打撲を負った。犯人は翌日逮捕され、第1級誘拐と第3級傷害の重罪で起訴された。
(刃物による傷害事件)
2月27日午後9時00分ころ、イースト・ウェナッチー市の「Fifth St Northeast」で、22歳の男性が歩いていたところ、背後に停車した車からバンダナを巻いた4人の男達が現れ、被害者に暴行を加えた。暴行の過程で男達のいずれかが、男性を刃物で刺したと見られている。被害者は友人に助けを求め、「Central Washington Hospital」へと搬送された後、病院が警察に通報した。犯人検挙には至っていない。
(強盗傷害事件)
2月28日午後9時15分ころ、シアトル市「2300 block of East Madison St」の住宅で、顔をマスクで覆った3人の男達が家に押し入り、住人に薬物のありかを教えるよう要求した後、家の中を荒らし回った。犯人の男達は、少なくとも家にいた住民2人に暴行を加え、大量の薬物を盗んだものと見られる。救急隊が、現場で怪我をした2人の頭の軽傷の手当てをした。容疑者の特定・検挙には至っていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2011年1月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(走行中の車両からの発砲事件)
1月2日午後10時50分ころ、キング郡ホワイトセンター市で黒色の車が時速80マイルを超える速度でSUV車を追いかけているとの通報があった。黒色の車の運転手は窓から身を乗り出しSUV車に向かってけん銃を発砲していたのを目撃されている。保安官がトップハット地区で同車を発見、追跡を試みたが見失った。その後別の保安官が「Route 599」で発見し追跡したが「Kent-Des Moines Road」で見失い、追跡を断念した。怪我人の報告は無く、被害者からの届出も出ていない。また容疑者の検挙には至っていない。
(銃器による殺人事件)
1月2日午前4時30分ころ、スノホミッシュ郡の保安事務所に通報が入り、エヴェレット市「12100 block of Meridian Ave South」に駆けつけた保安官が、頭に銃弾を受けた30歳男性を発見した。男性は「Harborview Medical Center」に搬送されたが、そこで死亡した。被害者は食卓に座って携帯電話で通話中のところを背後から銃撃されたと見られている。事件当時、アパートにはほかに4人いたとみられており、彼らは捜査官に対し事件の何時間か前からマリファナとメスを使っていたと話している。誰も銃撃は目撃していなかった。1月21日、アーリントン地区で27歳の容疑者が逮捕された。容疑者は第2級殺人罪で起訴された。
(発砲傷害事件)
1月8日午前1時30分ころ、シアトル市の「600 block of East Third St」で発砲事件との通報があった。警察官が駆けつけたところ逃げようとしている人々を目撃。その場で薬きょうと銃弾が発見された。21歳男性が足に銃弾を受けグランドビュー警察に連れてこられ、地元の病院に搬送された。被害者は「East Third St」の友人の家を出る際に撃たれており、警察は彼を狙った銃撃ではなく偶然被害に遭ったものと見ている。事件はギャングに関連していると見られている。容疑者の情報は発表されておらず、その検挙には至っていない。
(傷害事件)
1月9日午後8時30分ころ、シアトル市「8800 Block of 16th Ave SE」の住宅で、武装して顔にスキーマスクをかぶった20歳から30歳と思われる2人組の男達が押し入った。容疑者は中にいた住人2人に暴行、1人は顔を蹴られもう1人は顔を殴られた。中にいた3人目の住人が騒ぎに気付いて、武装した男たちを目撃し、裏口から逃げ近所の家から911番通報した。男達は驚き逃走した。被害者の1人が病院で顔のあざの手当てを受けた。警察による容疑者の捜索が行われたが、検挙には至っていない。
(走行中の車両からの発砲事件)
1月12日夕方、サニーサイド市「1100 block of S 10th St」にある住宅に何者かが複数回発砲し、中にいた13歳の少女が足と胴体部に銃弾を受けた。被害者は「Harborview Medical Center」に搬送され、危篤状態から重体まで持ち直している。被害者の苗字が少し前の殺人事件の裁判の証言者と同じことから、報復の標的にされたとの憶測もある。警察では別の何件かの同様の発砲事件と併せ、ギャングのメンバーの殺人裁判での有罪判決との関係を捜査している。
(複数の走行中の車両からの発砲事件)
1月13日~14日にかけて、ヤキマ・ヴァレーで4件の車からの発砲事件が起きた。ギャング関連との見方が強く、前週の殺人裁判の報復と見られている。
1月13日午後8時30分ころ、グランドビュー市の「2200 block of Olmstead Rd」の住宅が銃撃され、12発の銃弾が壁を貫通した。散弾銃が使われたものと思われる。幸い中にいた住民に怪我はなかった。
1月13日午後9時ころ、サニーサイド市「800 block of West Edison Rd」の住宅にライフル銃から16発発砲された。怪我人は出ていない。
1月14日午前2時ころ、グレンジャー市「700 block of Hudson Rd」で4件目の発砲事件が報告された。少なくとも16発発砲されその内の何発かは住宅の壁を貫通した。怪我人は報告されていない。
(強盗、発砲事件)
1月15日午前2時30分ころ、シアトル市 で、2人連れの10代の少年がシアトルセンターでのダンスに参加し帰ろうとしていたところ、強盗目的の2人の男達に襲われた。少年等は逃げ、両親に電話で助けを求めた。両親が車で駆けつけたところ、2人の少年のうち1人しか見つからず、探しているうちに少年らを襲った犯人の1人と遭遇、言い争いとなり父親が犯人に対し発砲した。その後父親が一方通行の2nd Aveを逆走しているところを警察官が発見し、父親は警察官に強盗犯に向かい発砲したことを伝えた。被害少年等の証言により、犯行現場に戻って来た犯人等はいずれも逮捕された。行方がわからなくなっていた少年は、犯人等から逃れ犯行の一部始終を目撃していた。
( 発砲傷害事件)
1月15日午前4時9分ころ、シアトル市ベルタウン地区「300 block of Denny Way」のセブンイレブンで、2人組の女性等が男と出会い、その後口論となった。男は「500 block of Battery St」付近でけん銃を取り出して女性等に向けて発砲し、1人の女性の腕に命中した。男は現場から逃げ、警察が捜索したものの発見には至らなかった。男は28歳位の黒人、中肉中背で身長は173センチ、体重73キロほどと見られている。被害者の怪我は命に関わるものではなく、Harborview Medical Centerに搬送された。
( 強盗事件)
1月19日午前5時20分ころ、ヤキマ市「200 block of South 81st Ave」の路上で意識を失って倒れている46歳の男性が発見された。警察によると男性は車を盗まれ暴行を受け、さらに、盗まれた車でひかれたものと見られている。被害者は頭に重傷を負い、2週間以上昏睡状態が続いた。警察が通報を受けてからおよそ3時間後、国有森林局員が盗まれた車を国道12号上で目撃。午前のうちにティートン市から2.5マイルほど東の「400 block of Rosenkranz Rd」の路上で、盗まれた車の中にいた27歳の犯人をヤキマ郡保安官が発見し、盗難車所持の容疑で逮捕した。車内からは盗難時に盗まれた被害者の所持品も発見された。捜査は現在も続いている。
(強盗、傷害事件)
1月20日早朝、ベリンガム市「100 block of East Holly St」のホースシュー・カフェとベリンガム・ナショナル銀行間の路上で、60歳の男性が薬物を買おうと歩いていたところ、3人組の男女グループが近付き、男性に殴る蹴るの暴行を加えた。そのうちの1人が男性の財布を強奪し、いずれも現場から走り去った。男性は頭や顔に傷を負い、通りかかった警察官を呼び止めセント・ジョゼフ病院に運ばれた。間もなく容疑者の男2人が現場付近で発見され、被害者の財布も回収された。3人目の容疑者女も付近で発見された。ベリンガム市に住む渡り労働者の23歳男と20歳女は第1級強盗の疑いでワットコム郡刑務所に収容された。また3人目の容疑者であるブレイン市の17歳少年も同じく収容された。捜査はまだ続いている。
(傷害事件)
1月21日午前零時45分ころ、シアトル市「4300 block of Roosevelt Way NE」で、バス停を通りかかった女性が付近にいた2人組の男達のうち、1人にいきなりつかみかかられ、顔と胸を殴られた。女性は抵抗したものの2人から更に殴られ、倒れて頭を壁に打ちつけた。その後被害者の女性は走って逃げ、友人へ連絡し病院へ搬送された。警察が事件の通報を受けたのは午前3時ごろだった。被害者は右目の下、右手、両膝に複数の切り傷を負った。被害者によると、2人の犯人は夜間に「University Way NE」をうろついているという。警察は犯人の詳細情報について公表しておらず、その検挙には至っていない。
(刃物による傷害事件)
1月23日午後7時ころ、バンクーバー市「East Mill Plain Blvd and Garrison Rd」付近のバス停で、19歳の少年が刃物で刺される事件が発生した。被害者によると、2人組の男達が少年にギャングの仲間かと問いただし、少年が違うと答えたところ、いきなり刃物で襲ってきたという。犯人達はすぐに逃走し、被害者は「8086 E Mill Plain Blvd」のスターバックスの駐車場へと逃げて助けを求めた。被害者の怪我は命に別状は無いと見られている。警察によると、犯人の1人は10代後半の男、身長178センチ、体重73キロ。もう1人は同じく10代後半の男、身長167センチ、体重73キロほどで、中肉中背であった。犯人の検挙には至っておらず、事件はギャング関連と見られている。
(銃器発砲による死傷事件)
1月23日午後3時30分ころ、キットサップ郡ポートオーチャード市の「3497 Bethel Rd SE」にある大型スーパー「ウォルマート」で外に不審な男がいる、との通報をキットサップ郡保安事務所が受理した。2人の保安官が通報のあった男に近付いたところ、男は突然背中を向けて走り出し、けん銃を取り出して保安官等に向けて発砲し始めた。男の発砲により保安官の1人は左肩と右腕、別の保安官は右肩を撃たれた。現場に到着した3人目の保安官はすぐさまけん銃を抜き、犯人の男に対して発砲した。その結果、男とその場に飛び込んできた10代少女に命中し、男は現場で死亡が確認された。また10代の少女もタコマジェネラル病院に搬送されたが死亡した。ピアス郡検視官によると、死亡した男はユタ州ソルトレイクシティーの30歳、少女は同じく13歳と身元が確認され、少女は事件1週間前に里親のもとから家出していたことがわかった。少女は2010年にも男と一緒に家出した経歴があり、これにより男は誘拐の罪で起訴されていた。弾を受け負傷した2人の保安官は、その後病院から退院している。
(傷害事件)
1月23日午前9時30分ころ、シアトル市の「8400 block of Seaview Place NW」のゴールデン・ガーデン・パークの駐車場で、バラード地区に住む男性が犬の散歩中いきなり男から襲われた。男は被害者の男性に向かって突進し、地面に押さえつけ、頭を大きな石で2回殴りつけた。ジョギング中の通行人がそれを目撃し、男を被害者から引き離した。被害者は頭から多量に出血しており、病院に搬送され外科用ホッチキスで5針縫う手当てを受けた。警察は、現場から重さ5キロから7キロの血のついた石と被害者の被っていた帽子を押収した。男は現場で逮捕され、第2級傷害罪で起訴されている。
(発砲事件)
1月27日午後8時58分ころ、シアトル市の「6300 block of South Bangor St」の住宅に銃弾が撃ち込まれたとの911番通報があった。家の中にいた19歳の少年が、飛んできたガラスの破片で頭に怪我を負い手当てを受けた。住人の1人が銃撃の直前、家の外にバンダナで顔を覆う3人組の黒人の男達がいたのを目撃している。また他の目撃者は、発砲の後古いセダン車が「South Bangor St」を東に走り去るところを目撃している。警察は、被害者の自宅の前の道路に複数の薬きょうが落ちているのを確認した。捜査はまだ続いている。
(警察官による発砲死亡事件)
1月28日午後7時ころ、タコマ市「Puyallup Ave and East M St」にあるガソリンスタンドに不審な男がいるとの通報が警察に入った。2名の警察官が駆けつけたところ、男が両手をポケットに入れて立っており、警察官がポケットから手を出すように命令したところ、男はけん銃を出して発砲し始めた。男は3回発砲した後に、警察官から発砲を受け、うち複数の弾が命中し、現場で死亡が確認された。後の捜査で、男はけん銃とは別に刃物も所持しており、銃撃の直前にガソリンスタンドで購入した物と判明した。また現場付近からは、別の刃物も発見されている。男の銃撃でパトカーに弾が当たったが、警察官に怪我はなかった。
(発砲死亡事件)
1月28日午前零時54分ころ、マンソン市の住宅で、20歳の男が友人とアイポッドで遊ぶことをめぐって喧嘩となり、22歳の男性の胸に複数回けん銃を発砲した。犯人自身が911番通報し、友人をけん銃で撃ったと告げた。被害者は現場で死亡が確認された。事件は飲酒が要因と見られている。犯人の男は逮捕され、第2級殺人罪で起訴された。
(発砲死亡事件)
1月31日午前1時10分ころ、ベルビュー市の「12700 block of SE 42nd St」のアパートで、男性が怪我をして倒れているとの通報を警察が受けた。ベルビュー市警察が駆けつけ、床に倒れた28歳の男性を発見、銃弾による傷が原因ですでに死亡していた。警察によると、レントン市に住む犯人は、血痕のついた服のまま現場へ戻って警察に自首し、犯行に使用したけん銃も警察に差し出した。犯人は過失致死の疑いで逮捕されたが、その後詳しい情報は明らかになっていない。