事件情報
このコーナーでは、皆様に当地の治安情勢を正確に認識し、犯罪に巻き込まれないようにして頂くための一助として、ワシントン州、アイダホ州北部及びモンタナ州において発生した凶悪事件を取り上げています。
これらは、総領事館が新聞報道等を通じ把握した限りのものですので、実際には、もっと多くの事件が発生していると思われます。なお、掲載内容については報道時点のものであることをご了承ください。
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ワシントン州における犯罪発生状況(2012年12月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(けん銃使用による傷害事件)
12月1日午後7時15分ころ、セラー市「900 block of Cabin Lane」の住居のドライブウェイに1台の乗用車が停車し、その直後に3人が乗車する1台のバンが停車した。住居内から住人等がバンの車内にいる3人組に向かって罵声を浴びせ、バンの3人組がけん銃を取り出して発砲、住居内の住人2人もけん銃で迎え撃った。この事件で住人の14歳のヒスパニック系の男性が肩を銃弾で負傷、28歳のヒスパニック系の男性が胴体部を負傷した。現場に到着した警察に対し被害者等は協力的ではなく、容疑者等に関する情報は得られていない。被害者等は病院へ搬送され、手当てを受けた。この事件はギャング関連の可能性があるが、容疑者と被害者の間に面識があったか否かは明らかではなく、逮捕者は出ていない。
(けん銃使用による傷害事件)
12月2日午後5時52分ころ、シアトル市「Rainier Ave S and S Othello St」付近で発砲事件が起きた。車の中にいた40歳男性が何者かにけん銃で複数回撃たれて負傷、「Rainier Ave S and S Henderson St」付近まで自力で運転したところで警察官を呼び止めた。被害者は命に関わる怪我で病院へ搬送された。警察によると、被害者の車内からはけん銃が発見された。容疑者の特定はされていない。
(けん銃使用による殺人事件)
12月4日午後4時15分ころ、タコマ市「1235 S Sprague St」の賃貸倉庫で、親類関係にある40歳弾性と38歳容疑者が言い争いをしており、容疑者が被害者に向かってけん銃を発砲して頭と肩を負傷させ、被害者は翌日死亡した。容疑者は、被害者が容疑者に向かってポケットに手を入れた状態で近づいた為、撃たれると判断し発砲したと主張した。警察により被害者のポケットからけん銃が発見された。双方ともにギャンググループと関連があり、容疑者は過去に重罪の有罪判決を受けていた。
(刃物による無差別殺傷事件)
12月4日午前1時30分ころ、オリンピア市「400 block of 4th Ave E」のバーの外で、34歳の渡り労働者が32歳男性を刃物で複数回刺した。容疑者は被害者の救護に駆けつけた2人の男性等にも切りつけ、腕や脇腹を負傷させた。容疑者は走って逃走し、居合わせた客らによる追跡後、警察官等に対しても刃物を下ろそうとしなかったため、テーザー銃でショックを与えられた上で逮捕された。刺された32歳の被害者は死亡し,容疑者は第二級殺人罪、第一級と第二級暴行罪で起訴された。容疑者は双極性障害を含む精神障害を負っていた。
(刃物による傷害事件)
12月5日午前3時00分ころ、ワラワラ市「7th Ave and Myrtle St」を歩いていた20歳の被害者の男性が、2人組のヒスパニック系の男等に「どこのギャンググループか」と聞かれてけんかが勃発した。被害者は防御しようと左腕を挙げた際にナイフで刺され、ナイフは左手を貫通した。被害者は走ってその場から逃げ、その後病院へ搬送され手当てを受けた。ワラワラ市警察のギャング捜査班が捜査を続けているが、容疑者等の特定には至っていない。
(住宅への武装強盗,発砲死亡事件)
12月6日午前8時00分ころ、ピュアラップ市サミット地区「5900 block of 132nd St E」の住居に、けん銃で武装しマスクで顔を覆った2人組の強盗が侵入し、35歳の家主にけん銃で撃たれていずれも死亡した。その住居では、屋根裏で大麻の違法栽培が行われていた。警察によると、双方が複数回けん銃を発砲したが、家主とその9歳の息子には怪我は無かった。ピアス郡検視局によると、2人組の強盗は、頭に複数の銃弾を受けており、保安官によると、容疑者等は大麻と現金を奪う目的で住居に侵入したと見られ、遺体は車庫で発見された。家主は発砲に関する起訴はされておらず、大麻の違法栽培については起訴が見込まれている。
(無差別強盗傷害事件)
12月7日午前1時10分ころ、シアトル市ビューリッジ地区で、バスを降り「65th and 36th Ave NE」付近を歩いていた男性が、茂みに隠れていた3人組の強盗に襲われた。容疑者等は被害者の頭を殴り、背中を刃物で刺した上にバッグを奪って逃走した。被害者は自宅から911番通報し病院へ搬送され、0.5インチほどの刺し傷の手当てを受けた。容疑者等に関する情報は得られておらず、その特定には至っていない。
(けん銃使用による強盗傷害事件)
12月8日午前零時10分ころ、オリンピア市「1300 block of Fern St SW」のアパートで、4人組の10代少年等に29歳の容疑者が近づき、持ち物と車を寄越すよう要求した。車内には10代少女が2人乗っていたため、車を奪おうとした容疑者を16歳少年が阻もうとしてもみ合いになった。その際に少年は腹部をけん銃で撃たれて負傷した。その他の3人の少年等が容疑者を押さえつけ、容疑者は現場に到着した警察に第一級窃盗と第二級暴行の容疑で逮捕された。被害者は病院へ搬送された。警察によると、容疑者には犯罪歴があった。
(警察官による発砲死亡事件)
12月9日夜、タコマ市「Gravelly Lake Dr and Interstate 5」付近で2人組の警察官等が盗難車と見られる車を発見し、追跡を開始した。警察官等が「E Portland Ave and Interstate 5」付近で車を停止させたところ、運転席の35歳容疑者が警察官等に向かってけん銃を発砲し始めた。警察官等が迎え撃ち、銃弾が容疑者に命中した。容疑者はその数日後に死亡した。
(刃物による傷害事件)
12月12日午後8時10分ころ、シアトル市「Broadway Ave and E Pine St」付近で、35歳の容疑者が人々に向かって脅しながら、所持していた刃物で切りつけ、1人が負傷した。容疑者は、現場に駆けつけた警察官の「武器を捨てろ」との命令を無視し続けた上、警察官に近づき刃物を投げつけた。警察官がテーザー銃を使用し、容疑者を逮捕した。容疑者は後に第二級暴行罪で起訴された。被害者は切り傷を縫う手当てを受けた。
(けん銃使用による無差別発砲殺人事件)
12月16日午前零時32分ころ、サムナー市「15400 block of Main St」のモーテル外で、泊り客のヒスパニック系の渡り労働者の男性等がタバコを吸っていたところ、黒人の男と白人の女の2人組が乗った車が近づき、薬物を買わないかと持ちかけた。男性等は断り、車は一旦は去ったが、その約5分後に再度現れ、車から降りた容疑者の男が、男性等に向かってけん銃を発砲して逃走した。4人が負傷し、そのうちの23歳男性が死亡、1人が足を負傷、1人が腕と腹部を負傷、1人が腹部を負傷し重体に陥った。捜査は現在も続けられているが、容疑者等の検挙には至っていない。
(けん銃使用による傷害事件)
12月20日午後9時00分ころ、パスコ市「3400 W Wernett Rd」のアパートで発砲事件が起きた。警察が現場に到着し、足に軽傷を負った2人の被害者を発見した。被害者等によると、容疑者と盗まれた医療用大麻をめぐり口論となり、容疑者が半自動式けん銃を取り出し被害者等に向かって発砲し、逃走した。容疑者は自宅で発見され、2件の第一級暴行容疑で逮捕された。
(けん銃使用による傷害事件)
12月22日午前4時39分ころ、シアトル市「500 block of 3rd Ave」で発砲事件が起きた。胸を銃弾で負傷した被害者は、誰に何の目的で発砲されたのか分かっておらず、警察が容疑者の捜索を行ったものの、その発見・特定には至っていない。
(けん銃使用による無差別殺人事件)
12月24日午前1時00分ころ、ベルビュー市のバーで、19歳の容疑者がけん銃を5回以上発砲し、30歳の男性が複数回撃たれて死亡、21歳男性が手と腕を負傷した。事件当時、店内ではシーホークスの勝利を祝うパーティーが行われており、600人以上の客で混雑していた。容疑者は、2009年にはシアトル市内の路上でチューバを演奏していた「チューバ・マン」殺害容疑でも起訴された経歴を持っていた。
(住宅強盗傷害事件)
12月26日午後6時18分ころ、タムウォーター市「11300 block of Littlerock Rd」の住居にいた67歳の男性を強盗が襲った。容疑者はドアをノックし、ドアを開けた被害者に暴行を加え、車を奪って逃走した。その後、警察官が盗まれた車を目撃し、停車を命じたものの車は止まらず、追跡はI-5南方面へと続き、時速95マイルほどにまで達した。警察官等が72番出口付近の路面上にスパイクを敷き、盗難車が減速したところをパトカーで包囲した。容疑者はパトカーに複数回衝突し抵抗を続けたものの、ようやく窃盗と暴行の容疑で逮捕された。被害者は鼻骨と肋骨を骨折した疑いがあり、警察官も軽傷を負った。
(けん銃の暴発死亡事故)
12月26日午後11時30分ころ、スポケーン市「1300 block of E Newark Ave」の住居でのパーティの最中に、20歳の男性が酔ってけん銃を見せびらかしていたところ、けん銃が暴発し、別の20歳の男性の頭部に銃弾が命中した。被害者は病院へ搬送されたものの死亡した。容疑者は第二級殺人罪で起訴される見込みである。
(強盗傷害事件)
12月30日朝、スポケーン市「2002 E 1st Ave」の裏道を被害者の女性が歩いていたところ、見知らぬ男が近づき、同女性に性交渉を求めた。被害者が断ると、容疑者は斧の柄で被害者の頭部を殴り、使われていない車庫まで被害者を引きずり、叫んだら殺すと脅迫した。容疑者は再度被害者を殴り、バッグを奪って逃走した。被害者は自力で付近の住居へ行き、助けを求めた。警察官が現場に到着し、雪の上の足跡を追跡した結果、たどり着いた住居内で容疑者を逮捕、斧と盗まれたバッグも発見された。容疑者は第一級強盗、第一級誘拐と第一級暴行の容疑で起訴された。被害者は病院へ搬送され、鼻骨骨折、肩骨折、折れた歯の手当てを受けた。
(けん銃使用による傷害事件)
12月31日午後7時45分ころ、レントン市「10415 SE 174th St」のアパートの駐車場で、車を止めようとしていた27歳の男性を複数の強盗犯が襲い、金品を奪った上に被害者に向かってけん銃を発砲し逃走した。被害者は腹部を負傷し、自力で911番通報し、病院へ搬送された。容疑者等の特定はされていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年11月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(無差別発砲・傷害事件)
11月1日午後9時45分ころ、ヤキマ市「400 block of S 4th St」で発砲事件が起き、警察官等が現場で倒れていた少年を発見した。被害者は、太腿と足の付け根あたりを銃弾で負傷していた。被害者によると、黒づくめの男が歩いて帰宅途中だった被害者に向かってけん銃を発砲した。それ以上の情報は無く、現在も警察による捜査が続いている。
(けん銃使用による傷害事件)
11月2日午後零時20分ころ、シアトル市「McClintock Ave S and S Byron St」付近で、少なくとも6発の銃声が聞かれ、警察が複数の通報を受けた。目撃者等によると、男性が1人地面に横たわっており、容疑者(等)は車で逃走した。警察が現場に到着し、胸に銃弾を受けて重傷を負った被害者を発見した。付近のフランクリン高校とジョン・ミューア小学校は一時閉鎖された。警察官等は事件直後、15歳から16歳で青いジャケットとバックパックを身につけたアジア系かヒスパニック系の男を容疑者として捜索していた。この事件が無差別あるいは被害者を狙った事件であったかは明らかとなっていない。
(けん銃使用による傷害事件)
11月5日午後10時15分ころ、シアトル市「23rd Ave and E Alder St」を20歳のセントラル・ディストリクト・ギャングのメンバーが歩いていたところ、背後から暗い色のセダン車が近寄り、後部座席の窓から何者かがけん銃を突き出し、男性に向かって3回以上発砲した。男性は腕を負傷、容疑者等は逃走した。複数の目撃者がいたものの、いずれも警察への情報供給を拒んだ。被害者は病院へ搬送され、手当てを受けた。ギャング捜査班が捜査に当たっている。
(婦女暴行事件)
11月5日未明、エレンズバーグ市で、52歳容疑者が、脳性麻痺を患い知的障害を抱えた被害者女性の住居に、食事を一緒に食べようと偽り、被害者が拒否したにもかかわらず住居内に押し入った。容疑者は衣服を脱ぎ被害者の体を触り始め、被害者を寝室へと押し込み、被害者が繰り返し拒否すると、首を絞めた。容疑者は逃走したが、翌日逮捕され、第二級婦女暴行罪で起訴された。被害者と容疑者の間に面識があったか否かは明らかではない。
(傷害事件)
11月10日午後8時30分ころ、オリンピア市「1116 Yew Ave NE」の教会で、ゴミ出しをしていた38歳女性が男に襲われたが、被害者が抵抗し、男は逃走した。警察犬を導入した捜査が行われたものの、容疑者発見には至らなかった。被害者は病院へ搬送され、軽傷の手当てを受けた。容疑者は身長約6フィート、25歳から35歳の白人と思われるが、容疑者の特定には至っていない。
(刃物による無差別傷害事件)
11月10日午前零時15分ころ、ロングビュー市の37歳の渡り労働者が、刃物で武装した18歳強盗に襲われ、複数回刺された。被害者は、「1000 block of New York Ave」のアパートで助けを求め、病院へ搬送され手当てを受けた。目撃者の証言により、容疑者は後に第一級殺人と第一級強盗の疑いで逮捕された。
(警察官への発砲事件)
11月10日午前9時00分ころ、オカノガン市で、警察官に追跡され車で逃走中の27歳容疑者の車が、砂利道をそれて土手のくぼみに落下して停止し、容疑者はショットガンで警察官に向かって発砲した。銃弾は警察官には命中せず、警察官が迎え撃ち、容疑者は負傷した。容疑者は病院へ搬送され、後に第一級暴行罪、警察官の追跡回避未遂、銃器不法所持の疑いで逮捕された。
(傷害事件)
11月10日午後10時15分ころ、ワラワラ市で34歳容疑者が、2人の女性に対する婦女暴行未遂と、それを阻止しようとした男性の顔を殴った容疑で逮捕された。容疑者は、現場に到着した警察官等に対しても殴る、ひっかく等した上、殺すと脅した。容疑者は大麻とコカインを使用していたことを認め、病院で拘束された後に拘置所に留置された。容疑者は、第二級婦女暴行未遂、第三級暴行、第四級暴行、2件の嫌がらせで起訴された。被害者と容疑者の間には面識があった。
(傷害事件)
11月11日午後9時20分ころ、シアトル市インターナショナル地区「400 block of 5 Ave S」付近で、バーを出た男性とその友人の車椅子の男性が、34歳容疑者にタバコを要求され、拒否すると、男性等の1人が容疑者から殴る蹴るの暴行を受けた。また、それを阻止しようとした車椅子の男性は容疑者に車椅子から引きずり下ろされ、複数回蹴られた。付近の通行人等が止めさせようとしていたところを警察官等が目撃し、容疑者は2件の加重暴行罪で逮捕された。
(強盗・婦女暴行事件)
11月12日午後8時40分ころ、ビュリエン市トップハット地区「10800 block of Sixth Ave S」の住居に武装した2人組の強盗が押し入り、住人の23歳男性をけん銃で殴り、23歳女性に性的暴行を加えた。被害者等の18か月の息子は居間のソファで寝ていたが、終始起きなかった。容疑者等はその後住居内を物色し、貴重品を数点奪って逃走した。被害者等によると、容疑者等は19歳から25歳ほどの黒人で、身長は5フィート7から5フィート9、1人は顔にマスクを被っていた。
(けん銃使用による殺人事件)
11月12日午後9時45分ころ、レイクウッド市「5300 block of San Francisco Ave SW」のアパートで、32歳男性が何者かにけん銃で撃たれて死亡した。現場に到着した警察官等による蘇生救急処置が行われたものの、その場で死亡が確認された。目撃者等はスペイン語しか話せず、通訳を使い警察が事情聴取したところ、被害者は室内で撃たれ、ルームメイトが被害者を玄関付近まで引きずり、大声で隣人に助けを求めた。目撃者の1人は、発砲直前に被害者と話をしていた男を目撃していたが、その他にも関係者がいたか否かは明らかではなく、容疑者(等)に関する情報は得られていない。警察によると、室内で麻薬が発見されており、麻薬の売買がこの事件の原因となった可能性がある。
(けん銃使用による無差別発砲傷害事件)
11月15日午前零時45分ころ、フェデラル・ウェイ市「1680 block of S 348th St」のモーテルの駐車場で、23歳女性が強盗に襲われ、背中をけん銃で撃たれて負傷した。被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者は35歳ほどの細身の黒人で、リボルバー式けん銃で武装していた。容疑者は同日午前11時45分ころに逮捕された。
(けん銃使用による無差別発砲殺人事件)
11月18日午前3時00分ころ、タコマ市「56th and S Lawrence St」のガソリンスタンドの駐車場で、45歳の男性被害者が2人組の強盗に襲われた。監視カメラに、被害者が強盗の1人の16歳容疑者にけん銃で胴体部を撃たれた状況が記録されていた。被害者は「S 54th and S Lawrence」付近まで自力で車を運転したが、道路を外れ公園に進入した。付近の住人がそれを目撃して警察に通報し、被害者は病院へ搬送されたものの、死亡した。けん銃を発砲した容疑者は検挙されておらず、もう1人は逮捕され、双方とも成人として、第一級殺人罪で起訴される。逃走中の容疑者は黒人と白人のハーフ、身長5フィート6、体重は約140ポンド。容疑者等はタコマのギャンググループに属している可能性がある。
(無差別傷害事件)
11月19日午後6時40分ころ、シアトル市ベルタウン地区「Second Ave and Pine St」で、意識を失っている男性が3人組の男等に殴られているのをタクシー運転手が目撃し、クラクションを鳴らした。3人組は逃走し、被害者は頭部外傷とこめかみへの刺創の疑いで病院へ搬送された。被害者は頭部を複数回強打していたが、薬物使用が意識を失う原因となった可能性もあり、医者が調べている。容疑者等は逮捕され、第一級強盗罪で起訴された。
(けん銃使用による傷害事件)
11月19日午後10時45分ころ、グランビュー市「500 block of Grandridge Rd」を歩いていた19歳女性とその恋人が、何者かに車の中からけん銃で撃たれた。女性が負傷し病院へ搬送され、命に別状は無かったものの現在も入院している。恋人の男性は、ギャングメンバーであると報告されている。容疑者の特定には至っていない。
(けん銃使用による傷害事件)
11月20日夜、ワパト市「Harding Ave and N Track Rd」付近を車で走行中の19歳男性と15歳男性が、待ち構えていた複数の男等にけん銃で撃たれた。容疑者等は逃走、15歳男性が頭を撃たれ、病院へ搬送された。警察によると、この事件はギャング関連で、被害者等と容疑者等の関係については明らかになっていない。
(強盗傷害事件)
11月25日夜、タコマ市「S 72nd St and Pacific Ave S」のフレッドマイヤーの駐車場で、車の脇に立っていた男性が、28歳容疑者に顔を石で殴られた上に車を奪われた。目撃者によると、容疑者は被害者の顔を繰り返し膝で蹴り、被害者は頭を地面に打った。被害者は病院へ搬送され、頭部への縫合手当てを受けた。警察官が、タコマ市北端で被害者の車を運転する容疑者を発見し、追跡の結果、容疑者を逮捕した。容疑者は第一級強盗、第二級暴行、警察回避の罪で起訴された。容疑者には数々の犯罪歴があった。
(刃物による傷害事件)
11月28日夜、スポケーン市の住居に42歳容疑者が押し入り、住人のペットの犬の首を刃物で刺した。容疑者は住人等ともみ合いになり、逃走を試みたものの、隣人に前庭で取り押さえられた。警察官等が現場に到着し、容疑者を拘留した。容疑者は住人ともみ合った際に臀部に切り傷を負い、病院で手当てを受けた後にスポケーン郡拘置所に収容され、窃盗、強盗、動物虐待の罪に問われる可能性がある。住人の犬は重傷で危篤状態にある。
(誘拐・けん銃使用による傷害事件)
11月28日早朝、バンクーバー市で、オレゴン州在住の男性被害者が22歳の女性容疑者と落ち合う為にバンクーバー・レイク地区のアパートへ車で向かった。アパートでは、女性容疑者とけん銃で武装した19歳男性容疑者がおり、被害者に「Lower River Rd」まで運転するよう命じた。容疑者等は被害者の財布を奪い、被害者が嘘の銀行カードの暗証番号を教えたとして、男性容疑者が被害者の頭部、肩、腹部、手をけん銃で撃った。被害者は自力で走って逃走し、付近の住人が911番通報した。女性容疑者は、誘拐、強盗、殺人未遂の疑いで逮捕された。男性容疑者は検挙されておらず、けん銃を所持しており危険な存在である。被害者は回復が見込まれている。
(けん銃使用による傷害事件)
11月29日午後8時18分ころ、シアトル市「2300 block of 24th Ave S」の24歳被害者の住居で、訪れた19歳の大麻売人の男性を3人組の男が襲い、1人が男性の顔を殴りけん銃を発砲した為、揉み合いとなった。住人の24歳被害者がショット銃を持ち出し、容疑者等に向かって発砲したところ、容疑者等は被害者に向かって複数回発砲し、そのうちの1発が太腿に命中した。付近の住民等の通報により警察官等が現場に駆けつけ、被害者は病院へ搬送され、手当てを受けた。1人目の容疑者は12月3日にアーバン市で、2人目は12月4日にレントン市で逮捕され、強盗の疑いで留置された。3人目の容疑者は検挙には至っていない。
(けん銃使用による傷害事件)
11月30日午後8時19分ころ、シアトル市「9200 block of Delridge Way SW」のバス停で、17歳男性が見知らぬ2人組の男等に襲われた。容疑者等はけん銃を取り出し、被害者に向かって6回ほど発砲し、被害者は両足を負傷した。容疑者等は逃走し、その特定には至っていない。警察によると、被害者は警察に対し協力的ではなく、容疑者に関する情報は得られていない。被害者は病院へ搬送され、手当てを受けた。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年10月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(傷害事件)
10月1日午後4時25分ころ、タコマ市「1800 block of Dock St」の手洗所の外で、62歳の日雇い労働者の男性が、同じく日雇い労働者の41歳男とけんかになり、頭に大怪我を負った。被害者によると、容疑者が被害者に小銭を要求したことが原因だった。容疑者によると、前の週に被害者に食事の中に泥を投げこまれ、腹を立てていた。容疑者は逮捕されたが、罪状については特定されていない。
(無差別発砲・傷害事件)
10月2日午後7時30分ころ、シアトル市ジェネシー地区「Rainier Ave S and S Genesee St」付近の渋滞中の道路で、車に乗っていた男女に向かって、後ろから近づいた別の車からけん銃が発砲された。被害者等は体を低く伏せ、窓ガラスが砕けた。その後、容疑者は被害者等の車の脇に回り込み発砲を続け、助手席に座っていた女性の手首に銃弾が命中した。被害者は病院で手当てを受けた。ギャング捜査班が捜査に当っているが、容疑者の特定はされていない。
(刃物による傷害事件)
10月3日午後5時00分ころ、ビュリエン市「12621 Ambaum Blvd SW」のジェイコブ・アンバウム公園で刃物による傷害事件が起きた。57歳の男性被害者が若い男と酒を飲んだ後で公園内の手洗所に入ったところ、追って入ってきた男が被害者の携帯電話を要求、被害者が拒むと刃物で複数回切りつけられた。容疑者は逃走し、被害者は付近のコンビニエンスストアで助けを求め、病院へ搬送された。この事件での逮捕者は出ていない。
(けん銃使用による殺人事件)
10月4日午前3時50分ころ、シアトル市ダンラップ地区「54 Ave S and S Grattan Pl S」付近で発砲事件が起き、銃声を聞いた住民が警察に通報した。警察官等が現場に到着し、エンジンがかかりライトが点灯したままの車内で、ハンドルに覆いかぶさるようにして意識を失っている男性を発見した。男性は複数の銃弾を上半身に受けており、救急隊が蘇生処置を試みたものの、その場で死亡が確認された。容疑者(等)の特定には至っていない。
(無差別傷害・婦女暴行事件)
10月4日午後5時08分ころ、ホクイアム市「3000 block of E Hoquiam Rd」の住居に刃物とけん銃で武装したヒスパニック系の男が押し入り、住人の57歳女性を殴り、性的暴行を加えた上に数時間監禁した。男がいなくなった隙に被害者は隣人に助けを求め、病院へ搬送された。被害者は体に複数の打撲と擦り傷、顔には切り傷を負っていた。警察犬を導入した捜査が行われたものの、容疑者の特定には至っていない。
(刃物による傷害事件)
10月5日午後10時41分ころ、ロングビュー市「3300 block of Maple St」で、酒に酔った21歳と24歳の兄弟が、歩いて帰宅途中の33歳男性とその婚約者に嫌がらせをし、けんかとなった。男性の隣人の22歳男性が仲裁に入ろうとしたところ、容疑者(兄)がこの男性に暴行を加え、脳震盪と目の周りの骨を骨折する怪我を負わせた。その後、33歳男性がナイフを取り出し、容疑者(弟)を複数回刺した。容疑者(弟)は入院し、その後第2級及び第4級暴行罪で逮捕された。容疑者(兄)は、第2級暴行罪で逮捕、起訴された。襲われた33歳男性とその隣人への訴追はなされていない。
(無差別暴行事件)
10月7日午前1時16分ころ、シアトル市ケリー公園で、男性が複数の男等から暴行を受けた上に携帯電話を奪われた。被害者の同居人女性がけんかを目撃し、容疑者等が車で逃走した後に地面に血を流して倒れていた被害者を発見し、警察に通報した。被害者は頭部への複数の切り傷と両目が腫れあがる怪我を負い、病院で手当を受けた。容疑者等の特定はされていない。
(無差別発砲・殺人事件)
10月7日午前零時40分ころ、タコマ市「200 block of S 29th St」の住居で誕生パーティーが行われていた最中に、23歳の容疑者がけん銃を見せびらかし、地面に向かって発砲した。31歳男性がけん銃を置くように要求すると、容疑者は何の前ぶれも無く男性に向かって複数回発砲、その後走りながら発砲を続け、車で逃走した。銃弾を受けた被害者は病院へ搬送されたものの、40分後に死亡が確認された。警察官等が現場からグロック製0.4インチ口径のけん銃の薬きょうを10個発見した。容疑者は翌日、第1級殺人の疑いで逮捕された。容疑者は、警察に対し酒に酔った上でパーティにけん銃を持って行ったこと、躁うつ病と自己診断して薬を服用していたことを認めた。
(殺人事件)
10月8日未明、スカジット郡「4800 block of Blank Rd」の住居で、住人の52歳男性の遺体を隣人が発見した。別の隣人がその悲鳴を聞き、911番通報した。被害者は、バットで殴られた上に電動のこぎりで頭頂部を切り落とされており、遺体のそばには、血のついたのこぎりが残されていた。検視官によると、死因は頭部への鈍器損傷と頭蓋外傷、脳外傷だった。この事件で、34歳の容疑者が第2級殺人の疑いで逮捕された。容疑者のトラックからは犯行に使用されたバットが発見された。被害者が所有するアパートに住む賃借人によると、被害者は同アパートに住む容疑者に立ち退きを要請していた。容疑者には、ワットコム郡とキング郡で第一級窃盗未遂、第三級暴行、脅迫、接触禁止命令違反、証人買収等の犯罪歴があった。
(無差別暴行事件)10
10月10日午前1時25分ころ、シアトル市「Airport Way S and S Atlantic St」のバスセンターへ向かって歩いていた被害者の男性とその友人が、I-5の高架下の林にさしかかった場所で2人組のヒスパニックの容疑者等に襲われ、頭を石で殴られた。容疑者の1人は被害者の下唇を噛み落とし、首に噛みついた。容疑者等は財布と腕時計を奪い、自転車で逃走した。被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。被害者の友人が、同じ場所で数週間前に容疑者等を目撃していたが、面識は無かった。
(無差別暴行事件)
10月15日夜、シアトル市「2300 block of S Jackson St」で、スーパーマーケットへ向かって歩いていた男性が、「自分はジャクソン・ストリートの主である。」と称する男に腕のギブスで殴られ、顔と目を負傷した。被害者は自力で病院へ行き、手当てを受けた。警察によると、被害者は2週間前にも同じ場所で容疑者に出会い、コカインを買わないかと持ちかけられ、断ると容疑者に罵声を浴びせられた上に、「ジャクソン・ストリートから立ち去らなければけん銃で撃つ」と脅されていた。警察によると、この事件のほかにも、過去に付近で同様の事件が2件発生している。容疑者は刑務所から出所したばかりの、「23rd Ave and S Jackson St」付近で麻薬の売買をしている男との情報があり、警察がその行方を追っている。
(けん銃使用による傷害事件)
10月17日午後9時38分ころ、シアトル市「3rd Ave and Lenora St」で発砲事件が起き、警察が複数の911番通報を受けた。警察が現場に到着し捜索したものの、容疑者も被害者も発見することはできなかった。最初の通報から約45分後、「3rd Ave and Pine St」のバス停から腹部に銃弾を受け負傷した男性がバスに乗り込んだと警察が通報を受け、被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。被害者は警察に対し協力的ではなく、事件や容疑者についての情報は得られなかった。目撃者によると、発砲したのは黒人の男だった。他にも複数の容疑者がいたか否かについては定かでなく、容疑者(等)の特定には至っていない。捜査は現在も続いている。
(無差別暴行事件)
10月17日午後9時00分ころ、シアトル市「8000 block of Greenwood Ave」を歩いていた被害者男性が、見知らぬ男に小銭を要求された。被害者が持っていないと答えると、男は被害者の顔を複数回殴った。別の男も加わり被害者の顔を殴り、被害者は歩道に倒れ込んだ。容疑者等は被害者に殴る、蹴るの暴行を加え続けた上、財布を奪って逃走した。被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者等に関する情報は少なく、1人目は20代の黒人で、身長5フィート9インチほど、体重180ポンドほどと思われる。2人目の容疑者も男であったが、それ以外の情報は得られていない。
(けん銃による無差別発砲傷害事件)14
10月18日午後9時10分ころ、スポケーン市「N Colton St and E Magnesium Rd」付近のアパートの一室に、マスクで顔を覆い、けん銃で武装した男が窓ガラスを割って侵入した。部屋には10代の兄弟がおり、別の部屋にいた56歳の父親に助けを求めた。父親はけん銃を手に容疑者に立ち向かい、双方で撃ち合いとなって、容疑者は逃走した。父親は銃弾を3発受け負傷したが、回復する見込み。子供達に怪我は無かった。容疑者の特定はされていない。
(無差別暴行事件)
10月19日午前5時30分ころ、シアトル市「4800 block of 37th Ave S」を歩いていた男性が2人組の男に襲われた。容疑者の1人が被害者の頭を上着で覆い、被害者の頭部を鈍器で複数回殴った。容疑者等は被害者から携帯電話とiPadを奪って逃走した。被害者は付近の喫茶店で助けを求めたが、事件後約30分が経過していた。被害者は病院へ搬送され、手当てを受けた。容疑者等の検挙には至っていない。
(刃物による無差別暴行事件)
10月19日午前9時45分ころ、スパナウェイ市の住居に宅配人を装った容疑者の男が現れ、住人の57歳の被害者の女性がドアを開けたところ、自分はメキシコ人であると告げ、千ドルを要求した。容疑者は被害者を刃物で刺し、ガムテープでダイニングルームの椅子に縛りつけた。容疑者は住居内を物色し、現金500ドルと車を奪って逃走した。車は後に3ブロック先で発見された。被害者は隣人に助けを求め、病院へ搬送された。容疑者は30歳前後と思われるが、その特定はされていない。
(住宅強盗及びけん銃による射殺事件)
10月22日午後4時00分ころ、ボニーレイク市「9200 block of 75th St E」の33歳と35歳の兄弟と32歳の女性が住む住居で、26歳と20歳の容疑者等が処方箋薬を強奪する目的で侵入した。容疑者の一人がけん銃を取り出して、住人ともみ合いのけんかとなり、33歳男性がけん銃を5発か6発、35歳男性が散弾銃を1発砲し、この容疑者が死亡した。もう一人の容疑者は現場から逃走し、警察に通報した。警察は住人の兄弟と女性を逮捕、いずれも第1級誘拐と重罪の嫌がらせで起訴したが、自宅へ侵入した強盗に向かって自己防衛でけん銃を発砲したと見なされ、殺人罪には問われない見込み。現場から逃走した容疑者は、強盗未遂の罪で起訴された。
(けん銃使用による傷害事件)
10月23日午後6時52分ころ、シアトル市「Rainier Ave S and S Hanford St」付近で警察官等が銃声を聞き、負傷した19歳女性と19歳男性を発見した。被害者等は病院へ搬送された。被害者の女性は頭と腕、男性は腕と足を負傷していた。警察によると、被害者等が「S Hanford St」を車で南下していたところ、容疑者の車が前に割って入り、被害者等に向かって複数回けん銃を発砲した後に、西方向に逃走した。被害者は回復が見込まれている。容疑者(等)の特定はされていない。
(婦女暴行事件)
10月25日午前11時45分ころ、カークランド市「9500 block of NE 128th St」の住宅に歩いて帰宅した80歳の被害者女性が、20代の黒人の男が足早に近づいてきたことに気付き、ドアを閉めようとしたが間に合わず、男に無理やりドアを開けられ、床に押し倒された。容疑者は被害者の口を押さえて首を絞めた上、衣服を脱がせ、性的暴行を加えた。犯行後、容疑者は逃走した。容疑者は被害者にホームレスであることを告げていた。
(けん銃による無差別傷害事件)
10月25日午後3時30分ころ、ヤキマ市「1100 block of Fairbanks Ave」を走行中の車から、6発から7発の銃弾が大口径と思われるけん銃から発砲され、住居の外にいた複数の人々のうち20代の男性1人が胸に銃弾を受けて負傷した。被害者は病院へ搬送され、容態は安定している。警察によると、事件はギャング関連の可能性が高く、被害者が狙われたとは考えられていない。目撃者は複数いたものの警察に対し協力的でなく、情報は少なかった。容疑者等の特定には至っていない。
(刃物による殺人事件)
10月26日午前1時45分ころ、シアトル市ベルタウン地区「2200 block of First Ave」のバーから、1ブロック離れた場所に停めてあった車に向かって恋人とともに歩いていた21歳の男性が、4人組のヒスパニック系の男等といさかいになり、4人組の少なくとも1人に胸または腹部を刃物で刺された。被害者は歩いて容疑者等から立ち去ろうと試みたものの、地面に倒れ、病院へ運ばれたが死亡した。容疑者の1人の22歳の男は逮捕され、第2級殺人罪で起訴された。残りの3人は検挙されていない。
(強盗傷害事件)
10月27日午前11時40分ころ、エヴェレット市「2600 block of 16th St」のスーパーマーケットを強盗が襲った。容疑者は店内のカウンターの裏に回り、鉄パイプで54歳の女性従業員を複数回殴った。容疑者はレジを床に叩きつけ、現金を奪い、外で待っていた車で逃走した。目撃者によると、車内には別の男女が乗っていた。後に、運転していた女性が警察へ出頭、容疑者等に命じられ、店まで車を運転したことを告げた。監視カメラの映像と目撃者の証言により、タコマ在住の21歳容疑者が第一級強盗罪で逮捕され、女性ドライバーを刃物で脅し運転をさせた16歳容疑者が、第1級強盗罪と第1級誘拐罪で逮捕された。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。
(けん銃使用による強盗事件)
10月29日午後11時00分ころ、デモイン市「1300 block of S 251st St」の住居に2人組の強盗がドアを蹴破って押し入り、住人の男女に金を要求した。住人の53歳男性は容疑者等ともみ合いになり、けん銃で殴られた上に腹部を撃たれた。被害者は病院へ運ばれ、回復する見込み。容疑者等は警察が現場へ到着する前に逃走した。女性には怪我は無かった。警察によると、容疑者の1人は20代の白人で、スキンヘッドまたはそれに近い短髪、顔は赤く無精ひげが生えていた。2人目の容疑者に関する情報は無く、双方とも検挙には至っていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年9月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(けん銃使用による殺人事件)
9月1日午後10時30分ころ、タクウィラ市「14110 Tukwila International Blvd」のモーテルで発砲事件が起きた。警察官等が、複数の銃弾を首と体に受け地面に倒れていた被害者の男性を発見、その場で死亡が確認された。10日後、容疑者の33歳男が逮捕され、第一級殺人罪で起訴された。被害者の車内から現金4,500ドルとヘロインが発見されたことから、事件の原因は麻薬売買のもつれと見られている。容疑者は警察に「キューバ人の友人に指示された」と自供している。被害者と容疑者の面識の有無については明らかではない。
(無差別発砲・傷害事件)
9月2日午前零時15分ころ、シアトル市サウス・レイク・ユニオン地区の「1000 block of Westlake Ave N」で発砲事件が起きた。警察官等が現場で、複数の銃弾を胴体部や足、手に受けて負傷した26歳の男性を発見した。被害者は、友人の24歳男性と「8th Ave N and N Aloha St」付近に駐車し、車内で酒を飲み大麻を吸っていたところをけん銃で武装した容疑者に襲われた。容疑者は酒と大麻を要求、被害者が容疑者の持っていたけん銃の銃身をつかむと、被害者に向け発砲した。被害者は車を降りて容疑者に立ち向かい、さらに数回撃たれた。一緒にいた友人はその場から逃げたが、後に現場に戻り、地面に倒れた被害者を発見した。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。容疑者は20代半ばの黒人の男で、その検挙には至っていない。
(無差別発砲・傷害事件)
9月2日午後1時30分ころ、アーリントン市「1700 block of Jim Creek Rd E」に住む容疑者の60歳男が、自宅から隣人や通りかかる車に向けて無差別にライフル銃を発砲した。20歳の男性は、自宅の私道付近でふくらはぎに銃弾を受け、病院へ搬送され手当てを受けた。また、通りがかりの車やトラック、ボートをけん引していた車がそれぞれ銃弾を受け、窓ガラス損壊等の被害を受けた。スノホミッシュ郡SWATチームの出動が要請され、100人以上の警察官等が現場に臨場した。容疑者は特別機動隊の車両に向けて発砲し、少なくとも6発が命中した。2人の警察官等が至近距離の茂みから容疑者に向け発砲、容疑者は複数の銃弾を受けて死亡した。現場から容疑者が使用したと見られる望遠照準器と三脚付のライフル銃が押収された。
(無差別暴行事件)
9月3日午後11時15分ころ、シアトル市クイーン・アン地区「300 block of Roy St」のレストランで暴行事件が起きた。容疑者と被害者はレストラン内で一緒に酒を飲んでおり、喫煙のため外に出た。双方がレストランに戻る途中、容疑者が被害者の顔面を拳で数回殴った。被害者は後方に倒れ、コンクリートに頭を打ちつけた。救急車が現場に到着した時点では被害者は意識が無く、病院へ搬送され意識を取り戻したものの、事件については記憶が無かった。20歳の容疑者は付近の別のバーにいるところを逮捕され、暴行と未成年者の飲酒の疑いで逮捕された。
(けん銃使用による傷害事件)
9月5日午後4時32分ころ、シアトル市ビーコン・ヒル地区「5200 block of 29th Ave S」で発砲事件が起きた。警察官等が現場に駆けつけ、太腿に銃弾を受けて負傷し,倒れていた被害者の17歳男性を発見した。被害者は警察官等への協力を拒み、救急車で病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者は特定されておらず、ギャング捜査班が現在も捜査を続けている。
(走行中の車からの無差別発砲・傷害事件)
9月5日午前7時30分ころ、ヤキマ市「200 block of N 9th St」付近で、走行中の車からの無差別発砲事件が起きた。自宅の寝室で寝ていた被害者の68歳女性の足に銃弾が命中し、被害者は病院へ搬送された。警察官等が路地で複数の薬きょうを発見した。同住居に住んでいた被害者等住人にギャングとの関連は無いものの、過去にはギャングメンバーが居住していた。容疑者の特定には至っておらず、逮捕者は出ていない。
(強盗・傷害事件)
9月6日未明、スポケーン市「900 block of E 8th Ave」の住居に強盗が侵入、住人の62歳女性を殴り倒した上、コンクリートの階段から投げ落とした。被害者は腕の骨折等の重傷で病院へ搬送された。容疑者の38歳男は、窃盗、強盗、傷害の疑いで逮捕された。
(けん銃使用による殺人事件)
9月7日午前3時10分ころ、シータック市「20600 block of Military Rd」のホテルで、強盗目的で襲われたと考えられる47歳男性が、けん銃で撃たれて死亡した。被害者は部屋の外で複数の銃弾を受けて死亡していたが、現金と貴金属類は身につけたままだった。容疑者等は4人組の10代男女で、9月中に全員逮捕され、第一級殺人罪で起訴された。その内の16歳の女は成人として起訴された。
(無差別傷害事件)
9月7日午後9時47分ころ、シアトル市「Rainier Ave S and S Chicago St」で、容疑者の男が被害者の35歳の売春婦女性を車に乗せ、被害者が性行為の支払いをコカインで受け取ることを拒むと激怒した。容疑者は被害者の横顔を金槌で殴り、意識を失った被害者を車から降ろして逃走した。意識を取り戻した被害者は、付近の店舗から911番通報した。被害者の顔は腫れ上がり、左目付近に裂傷を負っていた。容疑者の特定はされていない。
(走行中の車からの無差別発砲・傷害事件)
9月10日午前2時30分ころ、タコマ市「6200 block of E M Street」で、走行中の車からの発砲事件が起き、住居内にいた18歳男性に銃弾が命中した。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。警察によると、使用された銃器は0.38インチ口径の半自動式のけん銃で、空の弾薬筒が住居の外で発見された。容疑者の特定はされていない。
(刃物による傷害事件)
9月12日午後3時20分ころ、マウント・ヴァーノン市「1700 block of the Kulshan Trail 」で、被害者の34歳男性が遊歩道を歩いている途中、5人組のヒスパニック系10代の男等とすれ違う際に喧嘩となった。被害者は刃物による裂傷を手、鼻、脇腹に負った。通行人が警察に通報し、警察犬を導入した捜査が行われたものの、容疑者等の検挙には至っていない。
(けん銃使用による傷害事件)
9月13日午後11時15分ころ、シアトル市「1800 block of E Howell St」の住居外で、人だかりの中での発砲事件が起きた。警察官等が現場に到着、怪我人は見当たらなかったものの、「E Howell St and 19th Ave」の路上に駐車された車には複数の銃弾が命中した跡があった。また、病院では、私用車で搬送された男性が銃弾による怪我の手当てを受けていた。被害者と目撃者等は、警察に対し詳しい情報を話すことを拒んだ。被害者には複数の重罪で逮捕状が出ており、退院後に逮捕された。ギャング捜査班も捜査に加わり現場検証を行ったが、容疑者の特定には至っていない。
(無差別傷害事件)
9月13日午後4時35分ころ、スポケーン市ミッション公園付近のセンテニアル・トレイルで、47歳の被害者女性が容疑者の17歳男に木槌で殴られた。通行人が被害者の悲鳴を聞き、容疑者をスポケーン川まで追跡し、容疑者を川の中まで追い込んだ。被害者は病院へ搬送され、頭を縫う手当てを受けた。その後しばらくしてから、川の対岸の「1200 block of N Madelia St」で容疑者は逮捕され、第一級暴行と第一級強盗の罪で起訴された。また、容疑者は8月29日にゴンザガ大学の女学生を殴った疑いで第三級暴行罪で起訴されたほか、昨年5月に女性を刃物で刺して死亡させたことを自供し、第二級殺人罪でも起訴された。
(刃物による傷害事件)
9月14日午前1時51分ころ、ビュリエン市「1200 block of SW 124th St」で、24歳男性が何者かに刃物で刺され、金品を奪われた。被害者の怪我は回復する見込み。容疑者に関する情報は公表されていない。
(けん銃使用による傷害事件)
9月15日午前3時15分ころ、シアトル市「1500 block of 2nd Ave」のクラブ外で発砲事件が起きた。男性が腹部に銃弾を受け負傷し、病院へ搬送された。被害者と容疑者は現場で喧嘩をしており、被害者が容疑者の車の窓ガラスを殴り割ったところ、容疑者がけん銃で被害者の腹部を撃ち、車で逃走した。5日後、ギャング捜査班がセントラル地区の25歳のギャングメンバーを容疑者として逮捕した。
(強盗・婦女暴行事件)
9月16日午前4時00分ころ、ショアライン市「100 block of NE 17th St」の住居に、何者かが鍵のかかっていないドアから侵入し、寝室で寝ていた被害者の45歳のベトナム人女性に性的暴行を加えた。同じベッドで寝ていた被害者の2人の幼い子ども等のうち1人が目を覚まし、部屋の電気を点けたため、容疑者は逃走した。容疑者の肌は黄褐色で、そのアクセントからヒスパニック系ではないかと考えられている。また、容疑者は被害者に対し、片言のベトナム語で話しかけた。容疑者は手か腕を負傷した可能性があり、現場に容疑者の血痕が残されていた。容疑者の特定はされておらず、警察は、手か腕に生傷があり特徴が一致する人物の行方を追っている。
(暴行事件)
9月17日午後11時10分ころ、カークランド市「12010 120th Pl NE」のモーテルの外で女性が悲鳴を上げ、走って逃走していた容疑者の25歳の男を指差した。現場でパトロール中だった警察官等が容疑者に止まるよう命じたにもかかわらず、容疑者は車に乗り込み、警察官の1人に向かって急ハンドルを切った。警察官が容疑者に向けけん銃を発砲、銃弾は容疑者の肩に命中し、車は4ブロックほど先で自動車販売店の車に衝突、容疑者は車を降りて走り去ろうとしたところを逮捕された。容疑者は病院へ搬送され、退院直後に強盗と暴行の罪で起訴された。
(ギャング関連のけん銃使用による殺人事件)
9月19日午後6時20分ころ、トペニッシュ市で9月24日に「700 block of Madison Ave」で15歳男性の頭部を至近距離から38インチ口径のけん銃で撃ち、死亡させた容疑者の18歳男が逮捕された。容疑者は第二級殺人罪と第一級暴行罪で起訴された。被害者と容疑者は対立するギャンググループのメンバーで、被害者が2人の友人等と共に歩いていたところに容疑者と3人の友人等がトラックで通りかかり、車から飛び降りて被害者等を追い始めた。その際中に容疑者がけん銃を2発撃ったと見られ、後に頭をけん銃で撃たれた被害者が発見された。被害者は病院へ搬送されたものの、死亡した。警察によると、この数日前に被害者の友人等が容疑者の友人の所有する車の窓ガラスを割っており、この事件はその報復だった。
(けん銃使用による強盗傷害)
9月21日午前10時30分ころ、シアトル市「West Lake Mall」内の貴金属店を、けん銃で武装し顔にゴムマスクを着用した強盗が襲った。容疑者の35歳男は、店を出る直前に店主の1人に向けけん銃を発砲したが命中せず、店主は「強盗だ」と叫びながら容疑者を追った。容疑者はさらに店主に向け2回発砲したが、また命中せず、店主は負傷を免れた。騒ぎを聞きつけたメイフラワー・ホテルのベル・チーフの35歳男性が駆けつけ、容疑者の後を追った。「500 block of Olive Way」で容疑者はさらに2回発砲。男性は「7th Ave and Stewart St」で容疑者に追いつきもみ合いとなり、容疑者が男性の頭を複数回けん銃で殴った上に男性の腕に向け発砲し、負傷させた。付近にいた通行人等が容疑者を押さえ込み、容疑者は銃器使用の強盗と重暴行の疑いで逮捕された。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。
(けん銃使用による傷害事件)
9月21日午前1時00分ころ、パークランド市「10802 Pacific Ave S」のレストランの駐車場で、黒いスポーツカーを運転していた容疑者が、レストランの外に立っていた2人組の被害者等に向かって車内からけん銃を6回発砲した。被害者の1人は足、もう1人は胴体部を銃弾で負傷した。警察は被害者と容疑者の情報を公表しておらず、捜査が続けられている。
(刃物による無差別傷害事件)
9月21日午後8時25分ころ、ワラワラ市「604 W Elm St」のバーの駐車場で、被害者の47歳女性が容疑者の30歳男に頭を複数回殴られた上、頭部と上半身を刃物で刺され負傷した。被害者は病院へ搬送された。翌日、警察が「600 block of W Moore St」付近の車庫に隠れていた容疑者を発見し逮捕した。容疑者は第一級暴行罪で起訴された。容疑者にはワラワラ・ヴァレー地区で様々な犯罪歴があった。
(無差別傷害事件)
9月25日午後4時29分ころ、シアトル市バラード地区「15th Ave NW and NW Leary Way」の交差点で、自転車に乗った被害者男性が物乞いをしていた女性に金を渡したところ、次の交差点で何者かに棒で顔を殴られ、顔が裂傷し歯が折れるなどの大怪我を負った。被害者と数人の目撃者等が容疑者を「4700 block of Shilshole Ave NW」まで追跡し、容疑者は警察に逮捕された。被害者は病院へ搬送され、容疑者は暴行の疑いでキング郡留置所に拘置された。容疑者は、物乞いの女性の恋人だった。
(強盗傷害事件)
9月26日午後6時30分ころ、ビュリエン市のドラッグストア外で、店員が万引き容疑者を追いかけているのを、10歳の息子と共に自転車に乗っていた男性が目撃し、追跡を試みた。男性は何度か容疑者に追いついたものの、その度に容疑者に殴られた。チェルシー公園付近「SW 136th St」で男性は再度容疑者に追いついたものの、容疑者が男性の頭と顔を殴り、男性は倒れて頭から出血し脳震とうを負った。被害者は病院へ搬送され、容疑者は「SW 135th St」付近の車庫に隠れていたところを警察に発見され、逮捕された。警察によると、容疑者は麻薬常習者で、店から食料を度々万引きしていた。今回盗んだのは1缶のスープとビーフジャーキーのみで、店員に暴行を加えて逃走していた。
(無差別発砲・傷害事件)
9月28日午前零時10分ころ、タコマ市「6400 block of E M St」を運転していた被害者とその友人等が、運転席側に近寄ってきた暗い色のSUV車の車内から何者かにけん銃で発砲された。銃弾はドアを貫通し、被害者の足に命中した。SUV車はそのまま逃走した。被害者は「700 block of S 56th St」付近のスーパーで助けを求めた。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。発砲は無差別に行われたものと考えられており、容疑者の特定には至っていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年8月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(刃物による傷害事件)
8月2日午前1時15分ころ、シアトル市「800 block of NE 65th St」のバーレストランで、刃物による傷害事件が起きた。ドアマンが、何らかの理由で客の男を店の裏口から退出させようとしたところ、その男は他の客に対し、押す、殴る等の暴力を振るいだした。男はナイフを取り出し振り回し始め、その場に居合わせた28歳の男性の腹部に9インチから10インチの裂傷を負わせた。男性は病院へ搬送されたが命に別状は無かった。容疑者は逃走、その特定には至っていない。
(けん銃使用による傷害事件)
8月6日午前1時20分ころ、シアトル市「7900 block of Rainier Ave S」のアパートで発砲事件が起きた。目撃者等によると、フード付のトレーナーを着たアジア系の容疑者の男が、誰かの名を呼びながらアパートのドアを叩いた。その直後、容疑者はドアに向かって4回か5回けん銃を発砲し、銃弾が室内にいた34歳の男性の腹部と手に命中した。被害者は重体で病院へ搬送された。目撃者等の情報により、警察官が40分後にプリッチャード・ビーチ公園で容疑者を発見した。容疑者はけん銃を手に警察官に近づき、警察官に武器を捨てるよう命じられたにも関わらず警察官に向かって銃口を向けたため、警察官が容疑者に向かって発砲した。容疑者は重体で病院へ搬送され、回復次第キング郡留置所に拘置される予定。
(けん銃使用の殺人事件)
8月6日午後4時20分ころ、ヤキマ市ナチス川付近の国道12号線付近「N 16th Ave」の駐車場西側で、19歳容疑者が男性2人をけん銃で撃って死亡させた。警察によると、事件前、容疑者は2人組のギャングメンバーに「後で会おう」と言われており、以前に彼らから暴行を受けた経験があったため脅されたと認識、再び襲われることを恐れ、友人等と泳ぎに行く際にけん銃を持って出かけていた。容疑者は2人組を見かけて歩み寄り、それぞれの頭部に向けけん銃を発砲した。被害者等にはもう1人連れの男性がいて現場から逃げたが、容疑者はその男性も撃つつもりだったと警察に自供した。2人組の男性は死亡が確認され、警察は容疑者の車内からけん銃を押収した。容疑者は2件の第一級殺人罪で起訴された。
(けん銃使用による傷害事件)
8月6日午後9時44分ころ、ヤキマ市「1200 block of Swan Ave」のアパートで発砲事件が起きた。室内で太腿と頭に銃弾を受けて意識を失っていた21歳男性が発見され、重体で病院へ搬送された。被害者が2階建てのアパートの階段に座り携帯電話で話をしていたところ、容疑者等にギャンググループのメンバーかと尋ねられた。被害者がギャングとの関わりを否定すると、容疑者(等)は被害者に財布と携帯電話を要求し、座っていた被害者に向かってけん銃を発砲。被害者は階段を駆け上がろうとする途中で倒れたと見られる。容疑者(等)は特定されていない。
(けん銃使用による傷害事件)
8月7日未明、グランドビュー市「510 W Third St」で発砲事件が起きた。>15歳男性が足を銃弾で負傷したが、周囲にいた10数人のグループは警察や救急隊に対し協力的ではなく、被害者の救助を阻んだ。警察によると、グループは警察の関与を拒み、警察官等に対し大声で罵声を浴びせ、自分等で被害者を助けようとした。最終的に被害者は病院へ搬送され、警察官の職務を妨害した罪でグループの1人が逮捕された。中にはギャングメンバーもおり、誰一人として警察の捜査に協力的ではなかった。
(無差別発砲・傷害事件)
8月11日午後零時45分ころ、キー半島ギグ・ハーバー市に住む20歳の容疑者の女が、パーディ地区に住む祖母の家から0.357インチ口径のけん銃を盗み、「14220 92nd Ave」のショッピングセンターで、買い物客に向かって銃弾が無くなるまでけん銃を撃ち続けた。警察によると、買い物客等が容疑者を押さえつけ、警察官等が現場に到着するまで容疑者の上に座りこみ拘束した。30代から40代の男性は、銃弾が右上腕から胸を通り背中を突き抜け重体。77歳男性は足に銃弾を受け、病院へ搬送され回復する見込み。20歳男性従業員は跳弾が足に命中して負傷したが,自分で病院まで運転し手当を受けた。他にも2人の被害者が病院へ搬送された。裁判所の記録によると、容疑者は幼少時に性的虐待を受けたため男性を憎悪しており、人を殺す目的でショッピングセンターへ行ったことを認めている。容疑者は以前から精神的な問題を抱えていた。容疑者は2件の第一級殺人未遂と1件の第一級傷害の罪で起訴された。
(傷害事件)
8月12日午前2時00分ころ、ベリンガム市「3000 block of Northwest Ave」で、バーを出て徒歩で帰宅途中の男性が、助けを求めているような男を見かけて声をかけた。帰宅後に携帯電話が盗まれていることに気づいたため男がいた現場に戻ると、2人か3人組の男等にホッケーのスティックで殴られ顔面骨折の怪我を負った。警察によると、容疑者等は付近の住人と見られているが、その特定には至っていない。
(傷害事件)
8月14日夜、ヘーゼル・デル市のアパートで、52歳の被害者男性が24歳売春婦とその40歳恋人に襲われ重傷を負った。被害者は「カリスマ」と名乗る売春婦とクレイグスリストを通じ知り合い、彼女から被害者の家で会いたいと告げられた。女は室内に入り寝室へ移動すると、車に忘れ物をしたと言い、部屋を立ち去った。その直後、女の恋人が部屋に侵入、被害者をゴルフクラブまたはパイプのような物で繰り返し殴り、脳しんとうを含む重傷を負わせた。容疑者等は翌日逮捕され、男は第一級傷害、第一級強盗、メタンフェタミンの違法所持、女は第一級窃盗未遂とメタンフェタミンの違法所持で起訴された。
(警察官による発砲死亡事件)
8月15日午前11時45分ころ、リトルロック市で、ライフル銃を持った男が路上で交通を妨害した上、通行車両に向かって発砲した。警察官等が現場に到着し、70歳容疑者に対し銃を下ろすよう命じたが、容疑者は「6000 block of Maytown Rd SW」の自宅に逃走した。警察官等が自宅を包囲すると、容疑者はけん銃を手に裏口を開け、3人の警察官等に向かってけん銃を発砲したため、警察官が容疑者に対し発砲した。容疑者は腹部に1発の銃弾を受け、その場で死亡した。容疑者は事件の少し前に妻を亡くし、精神不安定な状態に陥っていた。
(無差別発砲・傷害事件)
8月15日午前2時00分ころ、ヤキマ市「600 block of N Second St」を車で移動中の24歳男性が、何者かにけん銃で発砲された。銃弾はフロントガラスや車体ドアをつきぬけ、被害者の左膝と首に命中した。被害者は友人により病院へ搬送された。警察によると、被害者もその友人もギャングとの関連は無く、容疑者の特定はされていない。
(けん銃使用による傷害事件)
8月19日カークランド市フアニタ地区「1200 block of 102nd Court NE」の住居に、2人組の強盗が侵入した。容疑者等は住人の男性をけん銃で殴り、容疑者の1人が男性に向けけん銃を発砲した。被害者は腕と胴体部に銃弾を受け、病院へ搬送された。被害者と容疑者等との面識の有無は分かっておらず、容疑者等の特定には至っていない。
(けん銃使用の傷害事件)
8月20日午前4時20分ころ、ビュリエン市ウィリアム・モーシャー公園で、トイレから出てきた31歳被害者の男性に、スキンヘッドで上半身裸、けん銃で武装した男が近づいた。被害者が逃げようとしたところ、男は被害者へけん銃を発砲した。被害者は「15600 block of 4th Ave S」のアパートの階段で発見され、病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者は特定されておらず、その検挙には至っていない。
(けん銃使用の傷害事件)
8月23日午後4時00分ころ、シアトル市セントラル地区「27th Ave and E Columbia St」付近で、6発から10発けん銃が発砲され、警察が現場で背中や胸、足等を負傷した41歳被害者の男性を発見した。容疑者は20代から30代の黒人の男で、発砲の直前に被害者の自宅前で被害者と言い争いをしていた。容疑者は車で待機していた他の2人と共に逃走し、被害者は重体で病院へ搬送された。警察によると、容疑者は9ミリまたは0.45インチ口径のけん銃を使用したと見られている。容疑者の検挙には至っていない。
(無差別強盗・傷害事件)
8月24日午後1時30分ころ、エヴェレット市「9900 block of 19th Ave SE」のガソリンスタンドで、91歳被害者の男性がガソリン代を払うために店に入ろうとしたところ、26歳容疑者の男が被害者の頭や顔、体を複数回殴り、金を奪って逃走した。容疑者は近くのファーストフード店に逃げ込み、衣服を脱ぎ捨てている現場を目撃され、第一級強盗、武器と麻薬道具の不法所持の疑いで逮捕された。容疑者は、過去に自動車窃盗、麻薬所持で起訴されていたほか、家庭内暴力と免許停止中の運転の容疑で逮捕状が出ていた。
(警察官による発砲事件)
8月25日午後12時40分ころ、レイクウッド市「9540 Bridgeport Way SW」ワシントン州職員信用金庫で、47歳容疑者の男が離婚した妻を刃物で刺した上、12人の人々を人質に立てこもった。容疑者は、被害者の元妻にけん銃を突きつけ、そのまま逃走を試みた。建物の外に出た容疑者と被害者を見た警察官等は、被害者の身に差し迫った危険を感じ、容疑者に向かって発砲した。容疑者は病院へ搬送され、回復次第起訴される見込み。被害者の怪我は、命に別状は無かった。後に、容疑者の所持していたけん銃と見られるものは、0.177インチ口径のBB銃だったことが判明した。
(性的暴行事件)
8月28日午後9時50分ころ、ベルビュー市「15200 block of NE 20th St」のマッサージ店で性的暴行事件が起きた。警察によると、容疑者の男はマッサージの途中で45歳の女性マッサージ師を口説き始め、被害者が拒むと怒り出し、ポケットナイフで脅した上、性的暴行を加えた。被害者によると、容疑者は以前にも来店したことがあったものの、身元の確認は取れていない。容疑者は45歳前後の白人、髪の色は濃く、筋肉質の体格であった。
(けん銃使用の住宅強盗・傷害事件)
8月29日午後11時50分ころ、アーバン市「6000 block of S 298th Pl」の住居に3人組の強盗が押し入り、住人の男性2人をけん銃で撃ち負傷させた。3人組のうち1人は散弾銃、もう1人はけん銃で武装していた。住居には他に2人か3人の住人がいたが、怪我は無かった。被害者の1人が窓から逃げ、隣人に助けを求め、警察に通報した。警察が現場で2人の被害者を発見、1人は殴られた上に腕をけん銃で撃たれており、もう1人は足を撃たれていた。警察官等は道路を走って逃走中の38歳容疑者を発見、逮捕した。残る2人の容疑者等は逃走し、現在も検挙されていない。散弾銃が付近に停められていた車内から発見された。23歳と24歳の被害者等は病院へ搬送されたものの重体、警察は話を聞くことができていない。警察は、容疑者等が住居を特定し犯行に及んだものと考えているが、その理由については明らかとなっていない。現場からは、少量の大麻植物と袋詰めの大麻、散弾銃が発見、押収された。
(けん銃使用の殺人事件)
8月31日午後7時25分ころ、シアトル市「7500 block of 15th Ave NE7500 block of 15th Ave NE」で発砲事件が起きた。警察が現場に到着し、道路脇に駐車された車内の運転席に座っていた42歳被害者の男性を発見した。被害者は複数の銃弾を受けて負傷していた。容疑者は、被害者の車の脇に車を寄せ、運転中のいさかいを理由に被害者に向かって複数回けん銃を発砲したものと思われる。容疑者は逃走し、その検挙には至っていない。複数の目撃者によると、容疑者は身なりの整った白人かアジア系の20代から30代の男で、黒髪が後ろになでつけられていた。被害者は病院へ搬送されたものの死亡した。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年7月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(銃器による殺人事件)
7月1日午前1時50分ころ、シアトル市「9700 block of Rainier Ave S」の住居で銃乱射事件が起き、警察が通報を受けた。その住居では招待者限定のパーティーが行われており、200人以上の客がいた。目撃者によると、黒い車から容疑者が腕を伸ばし、帰ろうとしていた人だかりに向かって20発から30発ほどけん銃を発砲した。容疑者等はパーティーに参加しようとして断られた者である可能性がある。シアトル市警察の複数の分署とタクウィラ市警察、キング郡保安官事務所の警察官が現場に臨場した。17歳と18歳の女性、20歳の男性2名及び21歳の男性の5名が負傷し、1名が死亡した。殺人課と犯罪捜査しているが、現時点では容疑者等の特定はされていない。
(発砲傷害事件)
7月2日午前2時50分ころ、シアトル市ベルタウン地区の「2nd Ave and Bell St」付近で2人の男の間でいさかいが起き、1人がけん銃を複数回相手に向かって発砲した。被害者は「Bell St」を走り逃走を試みたものの、「1st Ave and Bell St」付近で倒れ、病院へ搬送された。2週間後、フェデラル・ウェイ市内で容疑者が連邦保安局の機動部隊により逮捕され、傷害と銃器法違反の疑いでキング郡留置所に拘置された。
(発砲傷害事件)
7月4日午前2時10分ころ、シアトル市ベルタウン地区「2125 Western Ave」のバー向かいの駐車場で、警備員等がいさかいを目撃した直後に複数の銃声を聞いた。警備員等は1人の男が現場から逃走するのを目撃した。現場に到着した警察官等が付近を閉鎖し、容疑者等を捜索したものの、発見はできなかった。1人の男性が腹部と手に銃弾を受け負傷し、病院へ搬送された。警察によると、目撃者等は警察に対し協力的ではなく、捜査は継続している。
(発砲傷害事件)
7月5日午前2時00分ころ、シアトル市「MLK Jr Way S」を車で南方に向かっていた男性が、「S Orcas St」でストリートレースに参加させようと男性に向かって手招きをする集団に気づいたが、無視して走り続けた。集団は2台の車に分かれて乗り込み、男性の車を追いかけた。「7700 block of MLK JR Way S」付近で、2台のうちの1台の車から男性の車に向かって複数回けん銃が発砲され、男性は太腿を負傷した。男性は病院へ搬送され、手当てを受けた。容疑者等の検挙には至っていない。
(性的暴行事件)
7月6日午前2時00分ころ、シアトル市ワシントン大学付近の「16th Ave and NE 52nd St」付近を歩いていた女性が、すれ違った男に掴まれて地面に投げ倒され、性的暴行を受けた。被害者によると、容疑者は身長6フィート3インチほど、20歳位の白人と見られるが、その特定には至っていない。
(刃物による傷害事件)
7月6日午後零時14分ころ、シアトル市「1800 block of Minor Ave」で,45歳の男性が刃物で刺された。警察官等が現場で胴体部に刺し傷を負った被害者を発見し、被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。警察は、3人組の10代少年等を容疑者として捜査しているが、その特定には至っていない。
(走行中の車からの発砲事件)
7月7日午前4時30分ころ、シアトル市「27th Ave and E Spring St」の住居内の居間に座っていた44歳男性が複数の銃声を聞き、そのうちの1発が足に命中し負傷した。被害者は911番通報し、病院へ搬送された。警察が現場の住居外で12個の薬きょうを発見した。隣人等が現場から高速度で走り去る車の音を聞いていたが、目撃者はいなかった。
(爆発事件)
7月8日午前零時20分ころ、シアトル市「NW 54 St and 32 Ave」付近の路上駐車料金支払機に仕掛けられた爆発物が爆発し、近くを友人と歩いていた男性が飛んできた破片物で腕を負傷した。被害者は通りかかった車により病院へ搬送された。放火・爆発物処理班と鑑識班が現場捜査に当たり、警察は悪質な悪戯と見て捜査を続けている。
(傷害事件)
7月12日午後7時20分ころ、ファーンデイル市北部の「2200 block of Brown Road」で、車を運転していた容疑者が、ジョギングをしていた42歳男性に向かって突然急ハンドルを切り、男性は衝突を避けようと付近の茂みに飛び込んだ。被害者が容疑者に向かって怒鳴ると、容疑者は車を降り被害者に向かって突進し、被害者に暴行を加えた。容疑者は故意にこの無差別犯行に及んだと見られ、被害者は顔に大怪我を負い、病院へ搬送され手術を受けた。その4日後の深夜、容疑者が留置所に現れ、第一級と第二級の傷害の疑いで拘束された。容疑者には過去に犯罪歴があった。
(発砲傷害事件)
7月12日午前零時15分ころ、ヤキマ市「1100 block of South Sixth Ave」付近を男性が車で走行していたところ、別の車から何者かが男性の車の方向に向かってけん銃を複数回発砲した。男性の車に複数の銃弾が命中したものの、男性は無傷だった。銃弾の1つは付近の住居の壁を貫通し、寝室で寝ていた26歳女性の背中に命中した。ヤキマ市警察によると、住居の200フィート先で薬きょうが発見、押収された。事件はギャング関連と見られているが、発砲された男性はギャングとは無関係であり、容疑者(等)の特定には至っていない。
(銃器による殺人事件)
7月14日午前2時10分ころ、タコマ市ブルー・スティリー公園で、20ドル分ほどの大麻の金の支払いに関するいさかいが発砲事件へと発展した。2つの対立グループがブルー・スティリー公園で落ち合い、複数の車と人間が合流した。1台の車が別の車に衝突したのを皮切りに、複数の人間が車を降りて殴り合いのけんかが始まり、けん銃が複数回発砲された。20歳男性は友人と共に車へ乗り込み逃げ去ろうとしたところ、41歳の男にトラックで追いかけられ、複数回発砲された。2人は530号道路沿いのガソリンスタンドまで逃げ、911番通報した。20歳男性は頭を撃たれており、病院へ搬送されたものの翌日死亡した。死因は41歳容疑者が発砲した銃弾と判明し、容疑者は後日自宅で逮捕され、第二級殺人、走行中の車からの発砲、暴動の疑いで拘置された。容疑者は複数の発砲者のうちの1人と見られているが、発砲について正当防衛だったと主張している。捜査は現在も続いている。
(誘拐及び婦女暴行事件)
7月12日未明、タコマ市の16歳少女が45歳容疑者にナイフで脅され、車の中に押し込まれ、車庫の屋根裏部分に連れ込まれた上で性的暴行を受けた。容疑者は、被害者の携帯電話に自分の電話番号を登録し、助けが必要な時は電話をするよう告げ、警察がその電話番号から容疑者の身元を割り出し逮捕した。容疑者は第一級婦女暴行と第一級誘拐の罪で起訴された。容疑者は、過去に第二級誘拐罪と性的動機による第三級傷害罪で起訴されており、事件当時はワシントン州矯正局の監督下にあった。
(発砲傷害事件)
7月16日午後10時00分ころ、シアトル市「42nd Ave S and S Thistle St」で発砲事件が起きた。警察官が現場で腕を負傷した23歳被害者を発見した。一緒にいた25歳友人には怪我は無かった。発砲は、彼らが「Thistle St」を歩いていた際に始まり、発砲した容疑者と面識があったか否か、またなぜ発砲されたのかについては明らかではない。目撃者によると、19歳位の黒人男が「43rd Ave S and S Thistle」の交差点から「Martin Luther King Jr. Way S」に向かってけん銃を発砲しており、「Martin Luther King Jr. Way S」に向かって走り去る5人ほどがいた。容疑者は「43rd Ave S」を北上して逃走した。警察官等が現場から複数の薬きょうと9ミリ口径のけん銃を発見した。被害者は病院へ搬送された。容疑者の特定には至っていない。
(婦女暴行事件)
7月16日午前1時40分ころ、タコマ市「S 80th and D St」を歩いていた女性が、ナイフを持った男に襲われ、ライアンズ公園へ連れ込まれ、性的暴行を受けた。被害者は容疑者を殴り、容疑者がナイフを落とした拍子に逃走した。警察によると、被害者は容疑者の容姿と車のナンバープレートを記憶していたが、これまでのところ容疑者の検挙には至っていない。
(刃物による傷害事件)
7月16日未明、スポケーン市「4000 block of E Pacific Ave」の住居を3人組の強盗が襲った。容疑者等は玄関のドアをノックし住人の女性がドアを開けると、28歳容疑者が女性の顔を殴った後、物や家具を女性に向かって投げつけた。別の容疑者が被害者を床に押さえつけ、23歳容疑者が出刃包丁で被害者に切りつけながら「金はどこだ」と繰り返し要求した。警察が現場に駆けつけると、室内は血だらけだった。被害者は命に関わる重傷で病院へ搬送された。頭部の裂傷は医療ホチキス14針を要する大怪我で、右すねの裂傷は骨が見えるほどだった。被害者は容疑者のうち2人の身元を確認し、23歳容疑者は事件の2日後に逮捕された。28歳容疑者はまだ検挙されていないが、双方とも第一級傷害と第一級窃盗、第一級強盗未遂で起訴されている。3人目の容疑者の特定はされていない。
(婦女暴行事件)
7月17日午前2時00分ころ、レドモンド市「8500 block of 148th Ave NE」のアパートに男が押し入り、住人の30代女性をナイフで脅し性的暴行を加えた。警察が警察犬を導入した捜査を行った結果、容疑者は車で逃走したと見られている。被害者によると、容疑者は白人か色素の薄い肌色のヒスパニック系で中肉中背、言葉には強いアクセントがあった。
(刃物による傷害事件)
7月18日午前1時00分ころ、シアトル市ベルタウン地区の「3rd Ave and Stewart St」で、交差点を渡っていた女性に、黒人の女が歩み寄り怒鳴り始めた。容疑者は被害者を複数回殴った上、落ちていた空き瓶を割って被害者に殴りかかり、被害者はあごを切った。被害者が反撃し、容疑者の付け毛を引き抜いたところ、容疑者は逃走した。被害者は「3rd Ave and Pine St」まで歩いた末に警察官に保護され、病院で手当を受けた。警察官等は容疑者を発見することができず、その検挙には至っていない。
(傷害事件)
7月18日午後9時30分ころ、シアトル市「NE 45th Ave and 19th Ave NE」のワシントン大学の友愛会館に、催涙スプレーや瓶、ブラスナックル等で武装した複数の容疑者等が押し入り、住人を襲った。3人が瓶で殴られて負傷し、3人が催涙スプレーで襲われた。警察官等が7人の容疑者等を逮捕し、侵入窃盗の疑いでキング郡留置所に拘置した。また、血のついた消火器やブラスナックルが証拠品として押収された。2人の被害者等が病院で手当を受けた。この事件の発端となったのは、襲ったグループのリーダーと、何人かの会館住人とのいさかいだった。
(刃物による傷害事件)
7月20日午前2時30分ころ、シェルトン市「Wallace Kneeland Blvd」のバーガー・キングで、シフトを終えて帰宅しようとしていた女性従業員を容疑者が刃物で襲い、車を奪って逃走した。警察官等が現場に到着し、複数の刃物による刺し傷を負った被害者を発見した。警察が逃走中の容疑者の車を発見し追跡、容疑者は電柱に衝突し、警察に逮捕された。容疑者は、第一級殺人未遂、第一級傷害、第一級強盗、車両窃盗行為、警察車両を回避した罪で起訴される見込みとなっている。被害者は命に関わる重傷で病院へ搬送され、現在も危険な状態にある。
(発砲傷害事件)
7月22日午後10時35分ころ、シアトル市ビーコン・ヒル地区「Beacon Ave S and S Spokane St」の交差点で停止していた車の脇に別の車が止まり、先にいた車に向かってけん銃を発砲した。発砲された車には3人組の男性が乗っており、逃がれようと車を走らせたが、容疑者等の車がそれを追いかけた。被害者等の車は「2200 block of S Lucille St」で植木鉢に衝突して停止し、被害者等は「22nd Ave S」を走って北上し逃走を試みたものの、「S Lucille St」で容疑者等に追いつかれた。容疑者のうち1人か2人が車を降り、被害者等に向かって複数回けん銃を発砲、そのうちの一発が被害者の1人の右腕に命中した。容疑者等は逃走、被害者は病院へ搬送された。警察によると、この事件は対立する2つのギャンググループ間のいさかいで、これまでにも走行中の車からの発砲事件が複数回発生している。容疑者は特定されておらず、ギャング捜査班が捜査を続けている。警察は13個の薬きょうを現場から発見した。付近の2軒の住居の壁にも銃弾が命中していた。
(刃物による傷害事件)
7月24日午前10時41分ころ、シアトル市「1201 Madison St」の銀行で、口座開設について尋ねた後に出口を出た男が、外にいた30歳の警備員の腹部を突然刃物で刺して逃走した。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。容疑者は数時間後にフェデラル・ウェイで発見され、傷害の疑いで逮捕された。
(ハイウェイにおける発砲事件)
7月29日午後4時00分ころ、シアトル市スウァード公園で開催されたフィリピン祭を訪れていた20歳男性とその甥の17歳少年が車で帰宅しようとしたところ、少し前に口論となった複数の男等が車で後をつけて来ていることに気がついた。「9000 block of Beacon Ave S」付近で容疑者等は20歳男性等の車に向かってけん銃を発砲し始め、発砲を伴ったカーチェイスはI-5上まで続いた。容疑者等の車が被害者等の車の至近距離まで近づき発砲、運転していた20歳被害者の肩に銃弾が命中した。負傷した被害者等の車は女性2人の乗った別の車と接触し、その車がまた別の車と接触する大事故となった。20代被害者と女性2人は病院へ搬送され、命に別状は無かった。この事故でI-5南方向車線は2時間近く閉鎖された。少なくとも他に2台の車に銃弾が命中していたが、他に怪我人はなかった。容疑者等は特定されておらず、シアトル市警察ギャング捜査班が捜査を続けている。
(強盗発砲事件)
7月29日午前4時24分ころ、タコマ市「1000 block of S Trafton St」の住居に3人組の覆面をした男等が押し入り、住人の19歳男性が容疑者等を追いかけたところ、容疑者の1人がけん銃を発砲、銃弾は被害者の腰付近に命中した。容疑者等は逃走、被害者は病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者の検挙には至っていない。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年6月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(刃物による傷害事件)
6月1日午後零時15分ころ、ヤキマ市「20 block of East A St」の低所得者向けのアパートで、廊下で起きたけんかを止めようとした25歳の男性が胸を刃物で刺された。被害者は重傷で病院へ搬送された。ヤキマ市警察が暴力犯罪捜査班とセラー市警察の協力を受けて32歳容疑者を逮捕し、容疑者は第一級傷害罪で起訴された。容疑者と被害者の間に面識があったか否かについては明らかにされていない。
(ギャング関連の発砲傷害事件)
6月2日午後8時15分ころ、スパナウェイ市「16003 Pacific Ave S」のレストランで発砲事件が起きた。ギャンググループ「Bandidos Motorcycle Club」主催でがん患者支援のイベントが行われており、対立するギャンググループ「Ghostriders」のメンバーとの和解も目的とされていた。62歳の「Ghostriders」メンバーが70歳で盲目のグループリーダーと共にバーへ向かって歩いていたところ、2人の「Bandidos」メンバーが「グループのシンボルカラーを捨てなければ撃つ」と言って腰に手を伸ばした。「Ghostriders」のメンバーは男がけん銃を引き抜くものと思い込み、自分の所持していた大口径のけん銃を取り出して発砲、1人の男の肩と腕に命中した。発砲した「Ghostriders」のメンバーは「Bandidos」メンバー等から暴行を受けてけん銃を奪われ、後に第一級傷害罪と第二級銃器不法所持罪で起訴された。けん銃で負傷した被害者は病院へ搬送された。
(発砲傷害事件)
6月2日午前2時14分ころ、ユニオン・ギャップ市「2100 block of Cornell Ave」で発砲事件が起き、住居と車2台に命中した。住居の中にいた12歳少年が足に銃弾を受けて負傷し、病院で手当てを受けた。容疑者の特定はされていない。
(銃器使用による殺人事件)
6月2日から午後9時26分ころ、セクイム市「5011 Sequim-Dungeness Way」の住宅で、34歳の男がこの家に住んでいた28歳の男性をけん銃で複数回撃って殺害した。容疑者は、翌3日午前6時30分ころにもポート・アンジェルス市アグニュー地区の「31 Heuhslein Rd」の56歳の男性の住居へ行き、やはりけん銃を複数回発砲し男性を殺害した。被害者は2人とも登録性犯罪者だった。犯行の動機は性犯罪者への憎悪と見られており、容疑者は更なる性犯罪者殺害を計画していたものの、郡や市、州と連邦の警察官等の3時間に及ぶ陸と空からの捜索により同日午後2時30分ころ逮捕され、2件の第一級殺人罪と1件の第一級窃盗罪、1件の第一級銃器不法所持罪で起訴された。容疑者は9ミリ口径のけん銃を所持しており、数々の犯罪歴でセクイム市、ポート・アンジェルス市とクララム郡の警察で知られた存在であった。
(強盗傷害事件)
6月4日午前4時00分ころ、トペニッシュ市「700 block of Adams Ave」の住居にけん銃で武装した男が侵入し、住人に金を要求した後住人をけん銃で殴り、逃走した。被害者は病院へ搬送され手当を受けた。それ以上の情報は明らかにされておらず、また容疑者の特定には至っていない。
(発砲傷害事件)
6月8日午後1時31分ころ、シアトル市「800 block or Rainier Ave S」で発砲事件が起きた。被害者等が「S Dearborn St」の交差点でトラックに乗り信号待ちをしていたところ、対向車線側に停まったSUV車の助手席側から、男が身を乗り出し被害者等のトラックに向かっていきなりけん銃を発砲した。銃弾は車内の18歳男性の左腕を貫通し、22歳女性の左胴体に命中した。容疑者の車は「Rainier Ave S」を北上して逃走した。被害者等は病院へ行き怪我の手当てを受けた。車内にはもうひとり子どもが乗っていたが、怪我はなかった。容疑者の特定はされていない。
(発砲傷害事件)
6月9日午後10時00分ころ、サニーサイド市「S 6th St and Lincoln Ave」で停車していた20歳男性の車に別の車が近づき、男性と言葉を交わした直後にけん銃を発砲した。被害者は複数の銃弾を受け、病院に搬送されたが重体。警察は、被害者がギャンググループと何らかの関わりがあったとして捜査している。容疑者(等)の特定には至っていない。
(婦女暴行事件)
6月15日午後11時32分ころ、シアトル市で26歳女性が警察官を装った男から性的暴行を受けた。被害者は、「1100 block of N 93rd St」の歩道を歩いていたところを私服警察官を装った容疑者に呼び止められた。容疑者は被害者に警察バッジのようなものを見せ、付近でおとり捜査をしていると偽り、要求に応じなければ売春容疑で逮捕すると脅迫した。容疑者は、被害者を「N 93rd St and Aurora Ave N」付近の茂みに連れて行き、そこで性的暴行を加えた。容疑者は逃走し、被害者は病院へ搬送された。その1週間後、容疑者は「9800 block of Aurora Ave N」で逮捕され、婦女暴行、恐喝、身分詐称容疑で起訴された。容疑者には過去に窃盗、家庭内暴力、麻薬法違反、傷害の犯罪歴があった。
(ギャング関連の発砲傷害事件)
6月16日午後4時30分ころ、ヤキマ市「700 block of W Mead Ave」の住居前にいた4人組の男性に向かって、道路を西に向かっていた車両の助手席からけん銃が発砲された。27歳の男性が左太腿に銃弾を受け、病院へ搬送された。警察によると、車内にいたのは2人組の男で、赤い衣服を着用していたためノルテオ・ギャンググループと関連がある者と思われる。発砲された男性等はいずれも対立グループのメンバーだった。容疑者等の特定には至っていない。
(強盗傷害事件)
6月17日午前2時25分ころ、シアトル市「Queen Anne Ave N and West Cremona St」のシアトル・パシフィック大学付近を歩いていた男性が2人組の男に襲われた。容疑者等は被害者に財布と金を要求し、被害者が拒むと1人が被害者の顔を目の上が切れて腫れ上がるまで複数回殴った。容疑者等は何も盗らずに逃走し、被害者は病院へ搬送された。容疑者等は特定されていない。
(傷害事件)
6月18日午前1時30分ころ、スルタン市ダウンタウンのバーを出て「500 block of Main St」を歩いていた男性が、2人組の20代男に襲われ暴行を受けた。被害者は血まみれになり、道に置き去りにされた。容疑者の1人は髪を剃っており、もう1人は髪の長さが襟足ほどだった。容疑者等の特定には至っておらず、被害者の容態についても明らかにされていない。
(発砲傷害事件)
6月21日午後3時49分ころ、シアトル市レイク・シティ地区で発砲事件が起き、男性が負傷した。「12700 block of 30th Ave NE」のショッピングセンターの駐車場で、車に乗っていた2人組の男と歩いていた30代男性との間で口論となり、車内の2人組の1人が男性に向かってけん銃を発砲、男性は足を負傷して倒れた。また、その場に居合わせた40代男性も流れ弾で臀部を負傷した。被害者等は病院へ搬送されたが、命に別状は無かった。けん銃を発砲した47歳の容疑者は、午後6時00分ころにレイク・フォレスト・パーク市警察へ出頭し、2件の第一級傷害罪で起訴された。車を運転していた容疑者はまだ検挙されていない。事件はギャング捜査班により捜査が続けられている。
(傷害事件)
6月21日午前零時45分ころ、タクウィラ市「14620 Tukwila International Blvd」のガソリンスタンドで、17歳男性容疑者が30歳男性被害者を追いかけながら嫌がらせをしているのをタクシー運転手が目撃した。容疑者は被害者が住む「3730 S 148th St」のアパート外まで被害者を追いかけ、道標の鉄柱で殴った。アパートに住む女性が金属音と怒鳴り声、うめき声を聞いて911番通報した。女性の父親がアパートの外で意識を失い倒れていた被害者を発見した。その数分後、警察が「148th St and Tukwila International Blvd」で容疑者を発見し逮捕、容疑者は第一級傷害罪で起訴された。被害者は病院へ搬送され、4日間意識がなかったが、5日目に救急治療室へ移された。2人に面識があったか否か、また何が事件の発端となったのか詳細は分かっていない。
(傷害事件)
6月24日午前3時00分ころ、シアトル市「11200 block of 57th Ave S」の自宅前に車を駐車した男性に少女が近づき、携帯電話を貸してほしいと頼んだ。男性が窓を開けると、少女は男性の顔に催涙スプレーを噴射した。男性は車から引きずり降ろされ、8歳ほどから17歳までの7人から10人のグループから拳や足、棒のような物で繰り返し暴行を受けた。グループは男性の車を奪って逃走した。警察官が犯行を行ったグループのうちの何人かと被害者の車を発見した。被害者は警察に対し、暴行したのは主に4人の子ども達だったと告げたが、病院へ搬送される前に確認が取れたのは3人だけだった。被害者は重い頭部外傷と催涙スプレーによる目の手当てを受けた。17歳の容疑少年は成人扱いとされて第一級強盗で起訴され、14歳の容疑少年と15歳の容疑少女は少年裁判所で同じく強盗罪で起訴された。警察は、引き続き残りの5人から7人の容疑者等の行方を追っている。
(傷害事件)
6月24日午後7時10分ころ、エヴェレット市「41st St and Rucker Ave」のガソリンスタンドで、25歳男性がSUV車に近づき、バスに乗るために75セントを譲って欲しいと言ったところ、中から2人組の男と1人の女が降りて男性を襲った。男の1人が鉄棒で被害者の頭を殴り、3人で被害者に罵声を浴びせながら車に乗り込み逃走、女は1度引き返して被害者の顔を殴った。通報を受け、警察官等が現場に駆けつけ頭から血を流している被害者を発見、被害者は病院へ搬送された。容疑者等の特定はされていない。
(ギャング関連の走行中の車からの発砲事件)
6月24日午後6時30分ころ、トペニッシュ市トペニッシュ・コミュニティ病院付近で23歳の2人組の男等が走行中の車内から別の車に向かって発砲し、運転していた17歳男性が負傷、車が「400 block of Bolin Dr」のビルに激突した。被害者は背中に銃弾を受け、現場から病院へ駆け込み手当てを受けた。警察によると、現場からは2丁のけん銃が発見され、容疑者等は殺人未遂の疑いで逮捕された。
(薬物関連の発砲傷害事件)
6月24日午前7時00分ころ、エヴェレット市「2500 block of Walnut St」の住居に武装した2人組の男等が裏口の扉を蹴破って侵入した。住居内には4人の住人がおり、1人はけん銃で顔を殴られ、1人は首をけん銃で撃たれて負傷した。けん銃で撃たれた被害者は、外に出て隣人に助けを求めた。容疑者等は警察が到着する前に逃走した。警察犬を導入して捜索が行われたものの、容疑者等の発見には至らなかった。被害者によると、容疑者等とは面識が無かったが、住人の1人は、住居内でヘロインと大麻の売買が行われていたために狙われた可能性があると警察に告げた。警察官等は住居からヘロインと大麻、台帳を押収した。銃弾で撃たれた被害者は、後にスノホミッシュ郡保安官事務所に、事件とは無関係の2件の薬物不法所持と銃器不法所持の疑いで逮捕された。捜査はまだ続けられている。
(傷害事件)
6月25日午後10時45分ころ、ブリッジポート市 「1200 block of Fairview St」の住居に2人組の男が押し入り、住人の62歳男性とその友人である56歳男性に金を要求した。住人らが金目の物は何もないと告げると、容疑者等はけん銃と思われる物で住人らを殴り、何も奪わずに逃走した。被害者等は双方とも頭部裂傷の怪我を負い、病院へ搬送された。容疑者等はスペイン語を話していたとの証言があるが、その特定には至っていない。
(銃器使用による殺人事件)
6月26日午前零時05分ころ、ヤキマ市「300 block of Cherry Ave」の住居の玄関前のポーチに住人の43歳男性とその子ども、23歳男性と19歳女性が立っていたところ、歩いていた2人組の男が突然家族に向かってライフルを発砲した。発砲の数は20にも及び、父親は頭を撃たれ即死した。娘は顔、息子は腕を負傷したが、命には別状はなかった。警察によると、父親と息子はギャングとは関連がないものの、娘はスレノ・ギャング・グループのメンバーであることが判明しており、事件は彼女を狙ったものと見られている。警察が捜査中だが、容疑者等の検挙には至っていない。
(銃器使用による殺人事件)
6月27日午前1時50分ころ、フェデラル・ウェイ市「2318 SW 336th St」のレストラン外で、2人の男性のけんかが発砲事件へと発展した。1人がけん銃を引き抜きもう一方に向かって発砲、相手の男性は死亡、ほかに容疑者を含む20代から30代の6人が銃弾により負傷したが、命に関わる怪我ではなかった。警察によると、容疑者の怪我は、死亡した男性が撃たれた後に撃ち返したか、またはその男性のけん銃を使って近くにいた者が撃ったと考えられている。午前3時30分ころ、警察は病院へ手当てを受けていた容疑者を発見、第二級殺人と第一級傷害の疑いで逮捕した。容疑者は自称ギャングメンバーで、犯罪歴があった。死亡した被害者にはギャングとの関連は無かった。
(傷害事件)
6月29日午後11時00分ころ、シアトル市のバラード・コモンズ公園で、酒に酔った2人組の男性がふざけてレスリングをしていたところ、酒に酔った男女の2人組が通りかかり、けんかをしていると思い込んだ。男がレスリングをしていた男性1人を蹴り倒し、女も加わり倒れた男性を繰り返し蹴り続けた。男は酔っており、現場に到着した警察官の指示にも応じなかったため手首に手錠をかけられた。被害者も警察官の質問に答えることができないほど酒に酔っており、唇から血を流し頭が腫れ上がっていたため病院へ搬送された。暴行を加えた男女は傷害の疑いで逮捕された。
(ギャング関連と見られる走行中の車からの発砲傷害事件)
○ 6月29日午前零時15分ころ、マブトン市「200 block of Third Ave」の住居に何者かが走行中の車からけん銃を発砲し、21歳男性が銃弾により背中を負傷した。被害者はギャングメンバーで、以前にも事件に巻き込まれ、銃で顔を撃たれたことがあった。被害者は警察には協力的ではなかった。この事件は次の事件と関連があり、共通の容疑者である可能性がある。
○ 6月29日午前11時35分ころ、ヤキマ市「Mountain Rd」で、赤色のバンに乗った男等が白色の乗用車に向かって発砲、乗用車からもけん銃が撃ち返され銃撃戦となった。双方の車両が損傷し、白色乗用車の助手席に血痕が残っていたことから、助手席に乗っていた男性が負傷したと見られている。バンに乗っていた41歳と19歳の男は、4件の第一級傷害罪と1件の走行中の車からの発砲の罪で起訴され、バンからは22口径のライフル銃が押収された。発砲の際、付近のサクランボ農場でサクランボを採取していた労働者のすぐ近くの地面に複数の銃弾が命中していた。警察によると、41歳容疑者の男は、前の事件で負傷した21歳男性の父親であり、今回の発砲は報復と見られている。この事件の数時間後、マブトン市警察は、白色の乗用車に乗っていた18歳の容疑者を「Euclid Ave」で発見、逮捕した。逮捕の際、この容疑者は乗用車が走行中にも関わらず、警察から逃れるために車から飛び降り、パトロール隊が無人で走り続ける車両を停止させた。車内からは盗品の357口径マグナム銃が発見、押収された。18歳容疑者はヤキマ郡留置所に留置され、起訴される見込みである。容疑者が運転する乗用車の助手席に座っていた男についても捜査が続けられている。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年5月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(発砲傷害事件)
5月1日7時45分ころ、リンウッド市「22nd Ave W and 148th St SW」の交差点で信号待ちをしていた20歳の男性が、走行中の車から何者かに背中をけん銃で撃たれた。スノホミッシュ郡保安官によると、発砲した容疑者と被害者との間に面識があったか否かは明らかではなく、容疑者が車を停車させ狙って発砲したのか、通りがかりに発砲したのか等の詳細も分かっていない。被害者は怪我を負いながらも自宅まで歩いて帰宅し、そこで倒れた。母親が救急車を呼び、被害者は病院へ搬送された。容疑者の特定はされていない。
(傷害事件)
5月3日午後9時30分ころ、タコマ市「700 block of Market St」を歩いていた男性が、近づいてきた見知らぬ男にいきなり殴られ、地面に倒れた。容疑者は被害者の財布と2つの携帯電話を奪い取り、近くに停めていた車で逃走した。被害者は鼻骨骨折と眼球打撲の怪我を負い、病院へ搬送された。警察によると、容疑者は20代の白人で身長5フィート8インチから6フィートほど、体重170ポンドほど。容疑者の特定には至っていない。
(刃物による通り魔殺人事件)
5月3日午前8時10分ころ、スポケーン市「1800 E S Riverton Ave」付近をスポケーン川沿いに犬を散歩させていた55歳の女性が、何者かに刃物で刺され死亡した。被害者は無差別に襲われたものと見られている。被害者は上半身に複数の刺し傷を負い、大声で助けを求め、通行人の通報によって病院へ搬送されたものの、同日午後死亡した。被害者によると、容疑者は30代の黒人で、片目に異常があった。容疑者に関するそれ以外の情報はなく、その特定には至っていない。
(強盗傷害事件)
5月10日午前2時00分ころ、スポケーン市「N Standard St and E Sinto Ave」の交差点を渡っていた2人組のゴンザガ大学の女学生が強盗に襲われ、助けようとした25歳のゴンザガ大学大学院の男子学生が強盗に殴られて意識を失った。容疑者等は5人組の男女でSUV車に乗っており、そのうちの女2人が車から降り、道を渡っていた女学生等のバッグを奪おうとした。男子学生が止めに入ったところ、車から男が2人飛び出し、男性に暴行を加えた。その際に女子学生の1人も殴られた。スポケーン市警察は、奪われた携帯電話のGPSで容疑者等を追跡し、強盗と傷害の疑いで逮捕した。被害者の男性は入院し、事件についてはほとんど記憶がなかった。
(発砲傷害事件)
5月12日午後5時15分ころ、シアトル市「9100 block of Rainier Ave S」のレストランの駐車場で2人の男がけんかとなり、このうちの1人がけん銃で撃たれた。警察官等が現場で、足に複数の銃弾を受けて負傷した20代の男性を発見した。被害者は病院へ搬送され、命に別状は無かった。容疑者(等)は逃走し、捜査は現在も続いている。
(刃物による傷害事件)
5月16日午後11時10分ころ、タコマ市ヒルトップ地区「1112 S M St」のスーパーの店内で、2人の男性がけんかを始め、1人が相手を刃物で刺して逃走した。被害者は31歳の男性で、上腕裂傷、肺破裂、脾臓損傷の重傷を負い、病院へ搬送された。34歳の容疑者は第一級傷害の疑いで逮捕された。容疑者は、被害者からメタンフェタミンを買う予定で落ち合ったと警察に話している。
(銃器発砲による殺人事件)
5月16日午後8時30分ころ、シアトル市レイニエ・ビーチ地区「9100 block of Rainier Ave S」のジャック・イン・ザ・ボックスの駐車場で発砲事件が起き、負傷者が出たと警察が通報を受けた。現場では直前までラップ音楽のビデオ収録が行われており、大勢の人が集まっていた。現場に到着した警察官に対し、敵意をあらわにし協力的ではない者もいたため、警察官等が被害者を見つけるのは容易ではなかった。ようやく駐車場の中心で複数の銃弾を受けて倒れていた31歳の男性を救助、病院へ搬送したが、男性は病院で死亡した。9日後、26歳の容疑者が殺人の疑いで逮捕された。
「Rainier Ave S、S Henderson St、Seward Park Ave S」を挟む地域では、この4年間でシアトル市内の同規模の地域と比較して最もギャング関連の発砲事件が多発している。今年発生した14件の殺人事件のうち4件がこの地域で発生している。
○1月3日‐「9300 block of Rainier Ave S」で薬物を狙った強盗事件、女性が死亡、その恋人が負傷した。
○1月26日‐「9200 block of Rainier Ave S」で発砲事件、29歳男性と15歳少年がけん銃による負傷。
○2月21日‐「9400 block of Rainier Ave S」のメキシカンレストランの外で、ギャングに関係のある2人組の男性がけん銃で撃たれて死亡した。
○5月12日‐「Rainier Ave S and S Fisher Place」の駐車場で発砲事件、男性が足に銃弾を受けて負傷、容疑者は見つかっていない。
○2009年5月‐「9200 block of Rainier Ave S」で発砲事件、10代少年が2人負傷、そのうちの1人は不随となった。
シアトル市内では、今年に入って殺人事件の数が近年を上回っており、警察は警備を強化している。「Rainier Ave S and S Henderson St」付近は、多年にわたって「74 Hoover」というギャンググループがい集する場所となっており、以前から問題になっている。
(刃物による傷害事件)
5月18日午後4時34分ころ、シアトル市「1st Ave NE and NE 103rd St」のノースゲート・トランジット・センターで、刃物による傷害事件が起きた。警察官が現場で複数の刺し傷を負った10代の少女を発見した。被害者によると、容疑者は16歳の黒人の少女で、その特定には至っていない。被害者と容疑者の間で何があったのか、また2人に面識があったか否かについても明らかでなく、それ以上の情報は公表されていない。
(刃物による傷害事件)
5月19日午後6時30分ころ、エヴェレット市「Beverly Lane and Magnolia Ave」の交差点付近を車で通りかかった男性が、助手席の窓からいきなり車内に入り込んできた見知らぬ女にナイフで切りつけられた。被害者は車から降りたものの女は攻撃を止めず、被害者はナイフを取り上げて草むらに投げ捨てた。警察が現場に到着すると、被害者は血まみれになって地面に座っており、容疑者は道路の中央で支離滅裂なことを叫んでいた。 警察官等は、容疑者の所持していたバッグの中からメタンフェタミンを発見した。被害者は複数の刺し傷を負っており、病院へ搬送された。25歳の容疑者女性は、第一級傷害と規制薬物所持の疑いで逮捕された。
(連続強盗傷害事件)
5月22日午後8時15分ころ、レイクウッド市「14713 Union Ave」をティリカム・フードセンターに向かって歩いていた25歳男性が、18歳から23歳の4人組の男女に襲われた。被害者は店に駆け込んで逃れようと試みたものの、4人組に捕われ外に引きずり出され、殴る、蹴るの暴行を受けた上に財布を奪われた。その20分後、同じ場所付近で51歳の女性が背後から襲われ、暴行を受けた上に持っていたバイコディンの錠剤を奪われた。被害者は手首骨折と顔面裂傷の怪我を負った。容疑者等は全員逮捕され、2件の第一級強盗罪で逮捕された。容疑者等はティリカム・ストリート・ギャングのメンバーだった。
(婦女暴行事件)
5月22日午後4時00分ころ、スポケーン市のリンカーン公園で、散歩中の62歳の女性が崖付近に男がいることに気づいた。男は木が生い茂った「2100 block of E Southeast Blvd」まで女性の後をつけ、そこで女性に性的暴行を加えて逃走した。被害者によると、容疑者は25歳から30歳の白人、身長は5フィート9インチほど、体重は160ポンドほど、黒髪で目は濃い茶色、黄緑の色調が入った肌色だった。警察が似顔絵を公開したものの、容疑者の特定には至っていない。
(銃器発砲による殺人事件)
5月24日午後4時38分ころ、シアトル市「East Cherry St」で、黒人容疑者が別の黒人男性とけんかの末、相手に向かってけん銃を発砲した。銃弾は、同道路を東に向かって車を運転していた42歳の男性に命中し、男性はその場で死亡した。被害者はけんかとは無関係で、偶然その場所を通りかかっただけだった。車内には被害者の幼い子供2人と両親も乗っていたが、怪我はなかった。容疑者は走って現場から逃走し、警察が警察犬を導入して捜索したものの容疑者は発見できなかった。現時点での容疑者についての情報は20代の黒人ということのみで、その特定には至っていない。
(発砲傷害事件)
5月26日午後7時03分ころ、シアトル市、ノースウェスト・フォークライフ・フェスティバルが行われている最中の「400 block of Broad St」で、歩いていた19歳男に見知らぬ2人組のギャンググループのメンバーが近づき「お前はヤキマから来たのか」と尋ねた。男が無視してそのまま歩き続けたところ、2人組の1人がスケートボードで男の顔を殴った。殴られた男は22口径リボルバーのけん銃を取り出して2人組に向け4回発砲し、その1発が道で信号待ちをしていた33歳の男性の足に命中した。3人は逃走したが、けん銃を発砲した容疑者は逮捕され、第二級傷害と銃器不法所持の罪で起訴された。容疑者はケント在住のギャングメンバーで、過去に7件の軽犯罪と1件の家庭内暴力で起訴されていた。容疑者をスケートボードで殴った男は見つかっていない。被害者は病院へ搬送され、その日の内に退院した。
(強盗傷害事件)
5月26日午後11時14分ころ、アバディーン市「Market St and Michigan St」の角で、買い物に行こうとしていた父親と15歳の息子を複数の男等が襲った。容疑者等は父親に暴行を加え、親子から現金等の所持品を奪って逃走した。息子が警察に話したところによると、容疑者等は最初親子に向かって薬物を買わないかと誘っていた。警察は奪われた携帯電話のGPS機能を利用して追跡し、26歳のアバディーン在住の容疑者と21歳のタホラ在住の容疑者を逮捕した。26歳容疑者は第一級強盗と不法侵入、21歳容疑者は第一級強盗の罪で起訴された。親子は病院へ搬送され、手当てを受けた。
(銃器発砲による殺人事件)
5月27日午前1時52分ころ、シアトル市「12300 block of 11th Ave NE」の住居に武装した強盗が侵入した。住居者の男性とそのルームメイトは、住居内で大麻を栽培していた。住居人の男性が容疑者に立ち向かうと、容疑者は男性に向かってけん銃を発砲し、男性は胸を撃たれた。容疑者は逃走し、男性は病院へ搬送されたが死亡した。容疑者は20代から30代のアジア系の男で、その検挙には至っていない。
(強盗未遂、傷害事件)
5月28日午後2時00分ころ、タコマ市タコマ・モールの駐車場で、買い物を終えて車に向かって歩いていた75歳の女性を年齢18歳から25歳位の黒人の女が襲い、バッグを奪おうとして被害者を殴り倒した。容疑者はバッグを奪わずにそのまま逃走したが、被害者はアスファルトに頭を強く打ち、その後脳手術を受けたものの現在も意識は回復していない。容疑者は細身で身長5フィート9インチほどと見られているが、その特定には至っていない。
(発砲傷害事件)
5月29日午後11時00分ころ、スポケーン市「900 block of E Providence Ave」の住居に武装した2人組の強盗が侵入し、住居主に向かってけん銃を発砲、足を負傷させた。住居内には被害者の他に大人2人と子供2人がいた。容疑者等は金とオートバイの鍵を要求したが、被害者が拒むと再び被害者の腰に発砲し、何も奪わずに逃走した。容疑者等についての情報はなく、その特定はされていない。
(銃器による無差別連続殺人事件)
5月30日午前10時52分ころ、シアトル市「5800 block of Roosevelt Way NE」のカフェで、40歳の容疑者がけん銃で5人を撃ち、警察による5時間の追跡の結果自殺した。容疑者がカフェでコーヒーを注文したところ、店員から過去の容疑者の常軌を逸した言動を理由に店への立入り禁止となっていることを告げられた。男は一旦落ち着いた様子で店のドアへ向かい、その後いきなり45口径のけん銃を取り出し、店内の店員や客に向かって発砲し始めた。このうち数人に対しては、至近距離からのいわゆる処刑スタイルでの発砲であった。2人の男性が現場で死亡、男性2人と女性1人の計3名が重体で病院へ搬送されたが、その内あごとわきの下に銃弾を受けた男性1人を除き、いずれも病院で死亡した。
午前11時30分ころ、容疑者は「8th Ave and Seneca」の駐車場で、52歳の女性に近づき、けん銃で殴り倒して女性の頭に発砲した。容疑者は被害女性の車を奪って逃走、「4100 block of Delridge Way SW」で車を乗り捨て、その際に所持していたけん銃の1丁を置いて逃走した。同じ頃、ユニバーシティ地区では警察や機動隊による大規模の追跡が行われており、付近の学校が閉鎖された。ライフルや散弾銃で武装した警察官が住居、レストランや店舗を一軒ずつ回って捜索した。
午後4時過ぎ、私服警察官が「36th Ave and SW Morgan St」付近の路上で容疑者を発見した。警察官等が近づくと、容疑者はひざまずいてけん銃で自らの頭を撃ち自殺を図った。容疑者は病院へ搬送されたが死亡した。容疑者の父親によると、容疑者は長年精神を患い近年状態が悪化していたが、家族は容疑者を病院へ行かせることができないでいた。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年4月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(ギャング関連の暴行殺害事件)
4月2日、グレンジャー市「1000 block of Barnhart Rd」の灌がい水路で、麻薬売人として知られていた40歳男性が遺体で発見された。被害者は手足を縛られ、口には布が詰められていた。死因は頭への鈍器損傷だった。6人の容疑者が、被害者に暴行を加え所持品を奪ったとして逮捕された。21歳容疑者男、27歳容疑者男、23歳容疑者男、19歳容疑者女の4人が第一級殺人、第一級誘拐、第一級窃盗の容疑、24歳容疑者男は、第一級殺人、第一級誘拐、第一級窃盗、第二級放火の容疑で起訴された。6人目の49歳容疑者男は、4月15日に検問から逃走し、追って来た警察に向かってけん銃を発砲した27歳容疑者をかくまったとして、第一級犯罪補助の容疑で起訴された。49歳容疑者男、21歳容疑者男、27歳容疑者男と19歳容疑者女は同じ住居に住み、被害者はその住居から拉致された。24歳容疑者の放火罪は、3月31日に放置した被害者のトラックへの放火の疑い。21歳容疑者と27歳容疑者は兄弟で、サニーサイド市のギャンググループ、ノルテオのメンバーであることが確認された。警察によると、この事件は欠陥品の銃器の売買と窃盗が発端になったものと見られている。
(刃物による暴行殺害事件)
4月2日午後4時11分ころ、シアトル市「12500 block of Aurora Ave N」のクリスピークリームとジャックインザボックスの駐車場で、物乞いをしていた23歳の女が、女に金を渡した54歳の男性の胸を、更なる金の欲しさから刃物で刺した。被害者は容疑者を指差し、大声で助けを求めた。容疑者は血まみれになり、刃物を手に持ったまま現場を去り、その後をつけた目撃者が警察に通報した。警察は容疑者を逮捕し、血のついた刃物を押収した。被害者は病院へ搬送されたが、後に死亡した。容疑者は第二級殺人罪で起訴された。
(傷害事件)
4月3日午後5時10分ころ、タコマ市「7250 Pacific Ave」の大型スーパー、フレッドマイヤーの駐車場で、90歳の女性が買い物カートを押しながら車へ向かっていたところ、1台の車が近寄り、助手席にいた男が車から飛び出して女性を地面に押し倒した。その後、男は車に戻り、逃走した。女性は頭等に怪我をし、現在も入院している。容疑者の特定には至っていない。ピアス郡では、このところ70代から80代のお年寄りを狙った乱暴なひったくり事件が8から10件起きており、この事件との関連性を調べている。
(傷害事件)
4月3日夜、バンクーバー市「SE 164th Ave」を赤い衣服を着た20歳の男性が歩いていたところ、駐車中の車のそばに青い衣服を着た3人組の男がいることに気がついた。男性と3人組の間で敵意のある言葉が交わされ、3人組は男性に暴行を加え始め、男性が地面に倒れた後も殴る蹴るの暴行を続けた。3人組は男性のアイポッドと買い物袋を奪って車で逃走し、乗っていた車を付近のアパートで乗り捨てた。警察は即座に3人組を逮捕し、第一級強盗の疑いでクラーク郡留置場に留置した。被害者は病院へ搬送されたが、怪我の状況は明らかにされていない。ギャング捜査班が捜査を行っている。
(傷害事件)
4月4日午前零時40分ころ、アバディーン市「Boon St」のコンビニエンスストアの駐車場を歩いて通り抜けようとしていた21歳の男性に3人組の10代の男が近づき、口論となった。口論は殴りあいのけんかへと発展した。男性は頭を打ち、気を失って地面に倒れていたところを警察官等に発見された。男性は病院へ搬送された。3人組の身元の特定はされていない。
(発砲傷害事件)
4月7日午後1時10分ころ、シアトル市ビーコンヒル地区南部「5300 block of 33rd Ave S」の住居で走行中の車からの発砲事件が起きた。警察官等が現場に駆けつけ、被害者の19歳男性を発見した。被害者によると、住居の外に立っていたところ、見知らぬ3人組の男が乗った車が通り、被害者に向かってけん銃を発砲した。被害者は足に2発の銃弾を受けており、救急隊の手当てを受けた後に病院へ搬送された。警察官等は現場からいくつかの薬きょうを押収しており、まだ捜査中ではあるが、被害者もけん銃を発砲した可能性がある。3人の容疑者のうち、1人は逮捕されたものの残りの2人はまだ検挙されていない。
(刃物による傷害事件)
4月7日午前3時15分ころ、シアトル市「1100 block of Pike St」のナイトクラブで、男性が出会ったばかりの男に刃物で足と頬を刺された。容疑者は走って逃走したが、警察官等がフリーウェイ公園の南側にいた容疑者を発見し、傷害の疑いでキング郡留置場に留置した。被害者の男性は病院へ搬送され、手当てを受けた。
(発砲傷害事件)
4月9日午後3時00分ころ、ヤキマ市の人通りの多い「S 6th Ave and W Nob Hill Blvd」の住居の外で、ギャング関連の発砲事件が起きた。警察官等が住居でのけんかの通報を受けて現場に駆けつけたところ、1台の車から銃声が複数回聞こえた。2台あった車は即座に逃走したが、すぐに警察に発見された。そのうちの1台からけん銃が発見、押収された。車内にいた者を含め、合わせて5人の容疑者が逮捕されたが、その中にけん銃を発砲した者がいたかどうかは明らかにされていない。被害者となったのは24歳男性で、胸に銃弾を受けて重傷ではあるものの回復する見込み。この事件を受けて、近くにあるフーバー小学校は一時閉鎖され、「Nob Hill Blvd」も一時閉鎖となった。
(発砲傷害事件)
4月11日午後1時30分ころ、ヤキマ市「S 9th St」を北に向かって歩いていた10代男性が走行中の車からけん銃を発砲され、負傷した。警察によると、容疑者等の乗っていた車は水色のセダン車で、女が運転し男が助手席に乗っていた。被害者は背中に怪我をし、病院へ搬送され手当てを受けた。被害者はギャングとの関連はなく、容疑者等の特定には至っていない。
(婦女暴行事件)
4月12日未明、バンクーバー市で複数の性犯罪歴のある男が、第3級児童強姦、Cクラスの重罪で逮捕された。容疑者は、スーパーマーケットで出会った14歳少女を自分の家に連れて行き、性的暴行を加えた疑いが持たれている。少女は事件後、病院で手当を受けた。
(発砲傷害事件)
4月14日午後3時30分ころ、ケント市で19歳男性が従兄弟と友達と共に3人でバスに乗り込んだところ、車内で3人組の10代少年等に詰め寄られた。3人がバスを降りると、少年等も降り、3人の後を追った。「20800 block of 109 Lane SE」でけんかとなり、先にバスに乗っていた3人組のうち16歳男がけん銃を引き抜き、相手側の19歳男性に向かってけん銃を発砲した。被害者は胴体部に2箇所銃弾を受けて負傷し、病院へ搬送され手当てを受けた。事件の何日か後、警察はけん銃を発砲した容疑者を逮捕、第一級暴行罪で起訴した。
(婦女暴行事件)
4月15日午後10時20分ころ、シアトル市「Delridge Way SW」でバスを降り、「SW Trenton St」を歩いていた女性が、男に後ろからつかまれ裏道へ連れ込まれて暴行された。容疑者はけん銃で武装しており、被害者の携帯電話を奪って逃走した。被害者によると、容疑者は20代の黒人の男で、警察が付近を捜索したものの容疑者の発見には至らなかった。容疑者の特定はされておらず、捜査は続いている。
(発砲傷害事件)
4月18日午後9時15分ころ、シアトル市「4800 block of Columbia Drive S」の住居で3人組の男性が車の修理をしていたところ、一台の車が通りがかりに車内から3人組に向けてけん銃を5回発砲し、走り去った。3人のうち2人が銃弾を受けて負傷、1人は左腿と右腿、2人目が右腿を負傷した。2人とも病院へ搬送され、手当てを受けた。警察の問いかけに対して被害者等は曖昧な応答をし、容疑者に対する情報は何も無いと答えた。被害者は現場でリボルバーを発見したと告げていることから、被害者もまた容疑者等に向かってけん銃を発砲した可能性が考えられるが、被害者等は発見されたリボルバーは自分達の所有物ではないと主張した。容疑者等の特定には至っておらず、この事件はギャング関連と見られている。
(刃物による傷害事件)
4月20日午後11時12分ころ、シアトル市「3200 block of NE 145th St」のコンビニエンスストアの店先で男性がビールを飲んでいたところ、見知らぬ男が近づき男性のビールを奪って逃走した。男性が男を追いかけて捕らえると、男はナイフを取り出して男性の左腹部を刺して逃走した。男性は病院へ搬送され、命に別状はなかった。容疑者の特定はされていない。
(発砲傷害事件)
4月20日午後4時00分ころ、トペニッシュ市「100 block of S Gardenia St」でギャング関連と見られる走行中の車からの発砲事件が起きた。被害者は22歳のギャングメンバーの男性で、足を撃たれて負傷した。目撃者によると、駐車中の車に別の車が近づき、助手席に乗っていた男が車を降り、駐車中の車に向かってけん銃を複数回発砲した。容疑者はそのまま車で逃走した。容疑者等は3人組のメキシコ系の男だった。被害者は警察に対し協力的ではなかった。
(傷害事件)
4月21日午後11時53分ころ、シアトル市「North 84th St and Aurora Ave」付近で、50代の男性が殴る蹴るの暴行を受けた。目撃者によると、容疑者等はの黒人男2人と女1人の3人組で、いずれも20代と思われる。警察が、現場で倒れていた被害者を発見、被害者は病院へ搬送された。被害者によると、黒人の男3人組が近づき「この白人を痛めつけよう」と言うと、被害者に対し殴る蹴るの暴行を繰り返した。容疑者等は被害者のサングラスと現金10ドルを奪って逃走した。容疑者のうち1人は逮捕されたが、残りの容疑者の特定には至っていない。
(走行中の車からの発砲死亡事件)
4月22日午前2時05分ころ、シアトル市パイオニアスクエア地区の「2nd Ave and Yesler Way」で走行中の車から複数回けん銃が発砲された。警察官等が現場に到着し、首に銃弾を受けて歩道に倒れていた21歳の女性を発見した。被害者は、恋人と歩道を歩いていたところを発砲された。事件当時、付近には他にも歩行者が数人いたが、他には怪我人は無かった。被害者は病院へ搬送されたが、数日後に死亡した。発砲は無差別に行われたものと見られており、容疑者の特定には至っていない。
(刃物による傷害事件)
4月22日午後8時45分ころ、シアトル市ユニバーシティ地区「5200 block of University Way NE」で、2人組の男性がレストランの駐車場へ車を停めようとしていたところ、見知らぬ男に「今この車にひかれそうになった」と罵声を浴びせされた。男は、開いていた窓から運転していた男性の顔を平手打ちし、ナイフを取り出すと車のタイヤすべてに穴をあけた。助手席にいた男性が怒って車外に飛び出しけんかとなり、男はナイフで男性を刺し、逃走した。警察官等が容疑者を「5500 block of Brooklyn Ave NE」で発見し、傷害と故意による器物損壊の疑いで逮捕した。被害者は病院へ搬送され手当を受け、命に別状は無かった。
(強盗傷害事件)
4月30日午後9時30分ころ、ムキルテオ市「9800 block of Marine View Dr」の住居に10代後半から20代前半の3人組の武装した強盗が押し入った。容疑者等は、44歳の住居主をけん銃で殴り、家の中を物色した。その際にけん銃が発砲された。同じ住居に住む住居主の娘が友人等と共に帰宅すると、容疑者等は外で待機していた車で逃走した。その際にけん銃が住居に向かって再び発砲された。容疑者等の車は警察に発見されたが容疑者等は逃走を試み、走行中の2台の車に接触後「Mukilteo Speedway」で車を停め、森の中へ走って逃走した。警察の捜索により容疑者等は4人共逮捕され、4件の第一級傷害、1件の第一級窃盗、1件の走行中の車からの発砲の疑いで拘留された。被害者は病院へ搬送され、殴られた顔の手当てを受けた。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年3月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(刃物による傷害事件)
3月2日午前10時45分ころ、シアトル市ウォーリングフォード地区「45th St and Burke Ave N」のバス停で、寝たままバス停に居座る男に対し警察官が職務質問したところ、男が刃物で警察官の肩と手に切りつけた。警察官は、けん銃を容疑者に突きつけながら援護を要請し、容疑者は逮捕された。警察官等が現場から2本の刃物を発見、押収した。怪我をした警察官は病院へ搬送され、回復が見込まれている。
(刃物による暴行事件)
3月3日午前零時ころ、シアトル市「6000 block of Airport Way S」の店先でタバコを求め物乞いをしていた男性に3人組の男が暴行を加えた。容疑者等は、逃れようとする被害者を追いかけて殴り倒し、被害者は持っていたスクリュードライバーで3人のうちの1人を刺し、その場から逃れた。容疑者等は「Airport Way S and Nebraska St」で発見され、消防隊が刺された24歳の容疑者に手当てを施し病院へ搬送した。2人目の容疑者は養父に引き取られ、3人目の46歳容疑者はキング郡留置所に留置された。3人とも酒を飲んでひどく酔っていた。被害者は発見されなかった。
(刃物による傷害事件)
3月3日午後4時10分ころ、シアトル市「3200 block of 1st Ave S」の結婚式会場で、刃物で男性を刺すと脅している男がいると警察が通報を受けた。警察が現場に到着すると、男は狂ったような言動で、リムジン車の運転手等が所持品を奪ったと訴えていた。男は披露宴の会場内に入ろうとし、ナイフを取り出すと駐車場職員に向かって突進した。職員は防御しようとした際に腕をナイフで刺され、病院へ搬送された。警察官等が現場から数ブロック離れた場所で容疑者を発見逮捕し、犯行に使用されたナイフも発見、押収された。容疑者には長い犯罪歴があり、キング郡留置所より非常に危険な人物として把握されていた。
(発砲死亡事件)
3月3日午後4時45分ころ、バンクーバー市「501 SE 132nd Ave」のアパートの駐車場で31歳男性がカーステレオを大音量で鳴らしており、アパートに住む夫婦が目を覚ました。夫によると、車の窓をノックすると中から26歳の男が出てきていきなり突進してきた為、男に向かってけん銃を1回発砲し、アパートの部屋に戻り警察に通報した。男は病院へ搬送されたが死亡した。男は武装しておらず、けん銃を発砲した夫は第二級殺人罪で起訴された。事件の3日前の2月29日午前2時にも、同じ夫婦の妻が、駐車場でカーステレオを大音量にして聴いている男がいると911通報していた。
(刃物による傷害事件)
3月4日午前1時30分ころ、シルバーデール市「9400 block of Silverdale Way」のレストランの外で、26歳の男が酒に酔った男と言い争いとなり、この男から殴り倒された。目撃者によると、26歳の男は立ち上がった時小さなナイフを手にしており、異様な目つきをしていた。2人が再び喧嘩を始めた時、別の男性が間に入り喧嘩を止めたが、酔った男と止めに入った男性は腕を刺されて負傷し、救急隊の手当てを受けた。26歳男は事件後オレゴン州に逃走したが、8日後に自首し、第二級傷害罪で起訴された。
(傷害事件)
3月5日未明、シアトル市「600 block of 23rd Ave」の駐車場で物乞いをしていた男性が、これを無視して通り過ぎた男にゴミを投げつけたところ、その男からシャベルの取っ手で殴られた。殴った男は警察官が現場に到着する前に逃走し、現在も見つかっていない。被害者は病院へ搬送され、怪我の手当を受けた。警察は、血のついたシャベルを証拠品として押収し、監視カメラに事件の様子が写っていないか捜査することとしている。
(発砲傷害事件)
3月6日午後11時50分ころ、ビュリエン市「12600 block of Occidental Ave S」の住居に保釈金立替業者の32歳男性が指名手配中の女を追って張り込んでいたところ、住人の男が出てきて同立替業者の男性と言葉を交わした後、散弾銃を取り出し発砲、ペレットが立替業者の胸に命中した。立替業者の男性は防弾ベストを着用していたため無事で、自らも住人に向かって発砲・応戦し、相互に複数発を撃ち合った。その結果双方とも負傷して病院へ搬送されたが、回復する見込みである。キング郡保安官事務所等が捜査を続けている。
(発砲傷害事件)
3月7日午後4時20分ころ、ヤキマ市「Fourth St and Pine St」の交差点で男性が何者かに3回けん銃を発砲され、目撃者が警察に通報した。救急車が「S Fourth St and E Spruce St」の角で19歳の被害者を保護し、病院へ搬送した。被害者は1発の銃弾によって負傷していたが、警察に対し協力的ではなかった。事件はギャング関連と見られており、容疑者は見つかっていない。
(発砲傷害事件)
3月8日午後9時00分ころ、マウントバーノン市「200 block of N Laventure Rd」を2人組の少年が歩いていたところ、道の反対側を歩いていた別の男と口論になり、男が2人組に向かってけん銃を発砲、17歳少年の足に命中した。被害者は付近の住居に助けを求め、病院へ搬送された。容疑者は10代又または20代前半と見られているが、その検挙には至っていない。警察は、事件はギャング関連ではないとている。
(発砲傷害事件)
3月9日午後7時45分ころ、シアトル市「4800 block of 12th Ave S」で発砲事件が起き、警察が現場で左臀部に銃弾を受け負傷した19歳少年を発見した。被害者は病院へ搬送され、警察に対し容疑者等に関する情報を伝えていることから、双方には面識があったと見られている。現場からは薬きょうと薬物が発見、押収された。ギャング捜査班が被害者と目撃者から話を聞き捜査を続けているが、容疑者等の検挙には至っていない。
(婦女暴行事件)
3月9日午前7時30分ころ、レイクウッド市「9500 block of 59th Ave」のアパートに男が侵入し、女性が暴行された。容疑者はアパートのメンテナンス業者を装ってドアをノックし、女性が少しドアを開けたところで押し入った。容疑者はけん銃で女性を脅し、暴行を加えた。被害者によると、容疑者は白人で歳は30代から40代、身長約5フィート10インチ、体重180ポンドから200ポンドであった。容疑者は検挙されておらず、レイクウッド市警察は付近の住人に対し、常に身の回りに注意をし、女性は携帯電話を携行して2人以上で行動、知らない人が訪ねて来た際にはIDの提示を求め確認してからドアを開けること、また不審な点がある場合にはドアを開けずに警察に通報するよう呼びかけている。
(刃物とけん銃による傷害事件)
3月9日正午ころ、モンテサノ市裁判所の廊下に不審な男がいる、とグレイズハーバー保安官事務所が通報を受けた。保安官が男に外に出るよう促すと、歩き始めた保安官の頭と首を男が両腕でつかみ、もみ合いになった。保安官は顔と首を刃物で刺されて負傷した。上級裁判所裁判官が駆けつけ、男を押しのけると、男は今度は裁判官の首と肩に刃物で切りつけた。男は再び保安官へ向かって行き、保安官が取り出したけん銃を奪い取ると保安官に向かって2回発砲、うち1発が保安官の腕を貫通した。男は刃物とけん銃を手にしたまま裁判所を飛び出し、警察とSWAT部隊による大掛かりな捜索が行われた。翌日、オリンピア市の男の母親から警察に通報が寄せられ、母親の住居内にいた男はSWAT部隊によって逮捕された。男は第二級殺人未遂、2件の第一級傷害、警察官からけん銃を強奪した罪で起訴された。
(婦女暴行事件)
3月10日午後10時30分ころ、ショアライン市「NE 165th St and Third Ave」の住居の車庫で、帰宅した女性が暴行され、殴られた上に金品を奪われた。容疑者はジャマイカなまりのある黒人で、キング郡・シアトル市・ベルビュー市・レントン市警察の合同捜査により1人の容疑者が複数の強盗、性的暴行の容疑で逮捕された。容疑者は今年に入ってからキング郡内で多数の同じような犯罪を犯してきたと見られており、婦女暴行、強盗、わいせつの罪で起訴された。
(性的暴行事件)
3月19日午後、タコマ市のバス停で道に迷いバスを待っていた15歳少女を、53歳男が自分の車へと誘いこんだ。男は少女を「800 block of S Yakima Ave」の自分のアパートへ連れて行き、脅した上で性的暴行を加えた。少女は男の携帯電話から警察に通報した。男は第三級児童わいせつ、監禁及び逮捕への抵抗の罪で起訴された。被害者の少女は現在も心理的な苦しみを負っている。
3月20日午後4時30分ころ、ベルフェア市ホーキング中学校のテニスコート裏で、14歳少女が性的暴行を受けた。容疑者は、10代又は20代前半で身長5フィート7インチから5フィート9インチ、髪と目の色が茶色の白人と見られている。事件については、警察からノースメイソン学区へ伝えられ、学区内生徒の保護者等へと伝えられた。容疑者は検挙されていない。
(発砲傷害事件)
3月25日午後11時37分ころ、シアトル市「500 block of NE Northgate Way」のバーで発砲事件が起きた。警察が現場に駆けつけ、バーの中で胴体部に銃弾を受けて怪我をした被害者の男性を発見した。けん銃を発砲した容疑者は警察が到着する前に逃走した。被害者は病院へ搬送され重体。目撃者等の話によると、容疑者はバーの常連客で、発砲の直前に口論をしていた。容疑者は20代の黒人で、その検挙には至っていない。
(傷害事件)
3月25日午後、アーリントン市北方向のI-5を下りた530号道路で、36歳女性の運転するライトバンが56歳男性の運転する乗用車に後ろから追突した。男性は、女性の車内に8歳の娘がいたにもかかわらず女性に向かって怒りを露わにした。目撃者等によると、男性はライトバンのドアで女性の顔と足を2回強く殴り、男性3人組の目撃者が近づいたところ暴行をやめた。女性は病院へ搬送され、手当てを受けた。州警察は男性を第二級傷害罪の容疑で逮捕した。
(強盗殺人事件)
3月26日午後、シェルトン市で23歳男性が29歳男と28歳男の2人組からヘロインを買う約束をし、ベイショア・ゴルフコース付近の釣り場で2人組と落ち合うことになっていた。男性が待ち合わせの場所に到着すると、2人組が背後から近づき、金属バットで男性の頭を複数回殴った。2人組は男性の所持金を奪い、逃走した。男性は自力で運転して付近の店へ行き、そこで通行人が警察に通報した。男性は後に頭部への鈍器損傷により死亡した。2人組の容疑者等は殺人の疑いで逮捕された。
(発砲死亡事件)
3月30日午後11時40分ころ、ノースベンド市の住居に侵入し、住人を殺すと脅した男が住人にけん銃で撃たれ、死亡した。キング郡保安官によると、住居に侵入した男は酒に酔ってコカインを使用していたと思われる。男はガソリンスタンドで友達の運転する車を降り、そこで何らかの騒ぎを起こし、従業員が警察に通報した。男は住宅街へと逃走、「300 block of SE Fifth St」の住居の戸や窓をたたき始め、その住人も警察に通報した。男はさらに「400 block of S Orchard Drive」の住居へ行き、プロパンガスのタンクを裏の窓から投げ込み窓を割り、そこから住居内に侵入した。中にいた46歳の住人はけん銃を取り出し、恋人と共に寝室へ逃げ込み戸に鍵をかけ、警察に通報した。男は家の中の物を壊し始め、脅しをかけた。住人が男に向かい、自分は武装している、家を退去するようにと命じ続けたにも関わらず、男は寝室のドアをこじ開けて部屋に侵入し、住人はけん銃を男に向かって発砲した。男はその場で死亡した。男には精神疾患と犯罪の経歴があった。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年2月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(発砲死亡事件)
2月2日午後9時15分ころ、タクウィラ市の「Tukwila International Blvd and S 116th St」の交差点で、SUV車に向かって別の走行中の車から何者かがけん銃を複数回発砲し、助手席に乗っていた19歳女性が頭に銃弾を受けた。SUV車を運転していた20代男性には怪我は無く、病院を探してI-5を北上していたところ、警察に停止を求められた。撃たれた女性は、その後病院へ搬送されたが死亡した。警察によると、発砲は特定の人物を狙った犯行であったと思われるが、車内のどちらを狙った犯行であったかは判明していない。容疑者の乗っていた車等の情報は無く、容疑者特定には至っていない。
(殺人事件)
2月3日未明、ブレメトン市「1300 block of High Ave」で、この家に住む61歳女性が、住居の外で遺体となって発見された。被害者は2011年後半に転居してきたばかりで、独り暮らしだった。警察は、被害者が何者かに殺害されたと断定、重要参考人として、10代から20代前半で身長6フィートほど、痩せ型で肌の色の薄い黒人または混血の男の似顔絵を公開した。容疑者検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
2月3日午後、ロングビュー市「268 25th Ave」の住居で、同所を訪れた29歳の女性が何者かにけん銃で撃たれ、腕を負傷した。友人等が被害者を病院へ連れて行き、容態は安定している。容疑者の特徴は被害者から警察に伝えられたが、その情報は公表されていない。容疑者は検挙されていないが、事件後まもなくして、容疑者が住居から盗んだ車がオレゴン州ディア・アイランド市で発見された。
(傷害事件)
2月4日午前2時20分ころ、シアトル市クイーンアン地区「400 block of Fifth Ave N」のライブスタジオ「iMusic」の駐車場で、6人から8人組の男等が1人の男性に暴行を加える傷害事件が起きた。被害者の男性が駐車場を歩いていたところ、男等が言い争いをしていたため喧嘩が始まるものと判断し、近づいて制止しようとした。容疑者等の1人が「お前には関係ない」と言い、それに続いて3,4人が被害者へ殴る蹴るの暴行を加え始めた。被害者は顔が腫れ上がり、顔面骨折の疑いがあるほか、肋骨や腎臓の痛みを訴えた。容疑者等に関する情報は無く、その検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
2月5日午前1時46分ころ、シアトル市ソド地区「2900 block of 1st Ave S」のナイトクラブ「Republiq」で、同クラブを出てそれぞれの車に向かって歩いていた人だかりの間で喧嘩が勃発、発砲事件へと発展した。警察とギャング捜査班が現場に到着すると、現場は混迷を極めており人々は協力的ではなかった。発見された被害者は3人おり、1人目は25歳男性で腹部に銃弾を受けており、病院へ搬送されたが死亡した。2人目と3人目は20代男性で、双方とも頭部に打撲や切り傷を負っており、病院へ搬送され手当てを受けた。容疑者等についての情報は無く、その特定には至っていない。
(刃物による傷害事件)
2月7日午後5時50分ころ、シアトル市フリーモント地区の「3800 block of Aurora Ave N」の自宅へ歩いて帰宅途中の男性が、住居の外で見知らぬ2人組の男に襲われ、足を刃物で刺された。被害者は玄関で2人組と争い、大型のペンチを掴んで1人の頭を殴り、容疑者等は警察が現場に到着する前に逃走した。被害者は警察の事情聴取に対し、この2人組が毎朝「168th and Aurora」のショアライン・メタドン・クリニックで見かける別の男に頼まれ送られた者達の可能性があることを示唆した。その男は以前、女性問題で被害者を殺すと脅したことがあった。警察によると、被害者は救急隊に対して喧嘩腰で、病院での怪我の手当も拒んだ。2人組の容疑者の特定はされていない。
(発砲死亡事件)
2月7日午後8時10分ころ、エドモンズ市「8900 block of 225th Pl SE」に26歳の男が侵入し、中にいた住居の所有者の25歳男性からけん銃で頭部と腹部を複数回撃たれ死亡した。警察官が蹴破られた玄関のドアと居間に落ちていた3つの薬きょうを発見した。事件は殺人事件と断定され、現在も捜査中。現時点では、けん銃を発砲した住居の所有者は起訴されていない。
(警察による発砲死亡事件)
2月8日午後5時44分ころ、ポールズボ市「Viking Ave and Edvard St」のタイヤショップにおいて、けん銃で武装した男が現れけん銃を発砲したとの通報が警察に寄せられた。3人の警察官等が、現場でけん銃を持った24歳の男を発見、男が警察官等と市民を危険にさらす行動を起こしたとして、警察が男に向かって発砲。男は銃弾を受けて死亡し、現場からけん銃が押収された。検死の結果、男は首、胴体部、右腕に受けた銃弾が原因で死亡したことが分かった。それらが警察官等の発砲した銃弾であったかは明らかにされていない。他には怪我人は無かった。
(発砲傷害事件)
2月8日夜、ロングビュー市「Miller’s Market on 32nd Ave」で、自転車に乗っていた男性が右臀部を何者かにけん銃で撃たれた。被害者は病院へ行き、手当を受けた。被害者は容疑者の顔を見ていないため容疑者の情報は無く、また銃弾やペレットも発見されなかったため武器に関する情報も得られなかった。被害者の怪我は軽傷で後に病院から帰宅した。
(発砲傷害事件)
2月9日午後7時50分ころ、シアトル市「Martin Luther King Jr. Way S and S Raymond St」付近で発砲事件が起き、警察が通報により現場に駆けつけたが怪我人は見当たらず、発砲に関する情報も得ることができなかった。午後10時00分ころ、鎖骨付近に銃弾を受けて負傷した18歳少年が病院に現れた。被害者は警察に対し協力的ではなかったが、警察は被害者が先の発砲事件で負傷したものと断定して「36th Ave S and S Raymond St」の事件現場へ戻り、現場で発砲前に喧嘩が起きた様子であることを確認した。被害者が容疑者と面識があったかどうかについては明らかにはされなかった。
(発砲死亡事件)
2月11日午後11時00分ころ、マッタワ市「825 Third Pl」のアパートの駐車場で、買い物した荷物を車から降ろしていた28歳の女性が何者かにけん銃で撃たれ、胴体部に命中した。被害者は妊娠7ヵ月半で、病院へ搬送されたが母子ともに死亡した。警察官によると、この事件は薬物やギャングとの関連性はなく、走行中の車からの発砲でも家庭内暴力でもなく、被害者を狙った犯行ではないかと考えられる。容疑者は現場から走って逃走しており、その特定・検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
2月13日午前2時00分ころ、エヴェレット市「1110 Broadway Ave」のレストランで、閉店間際に兄弟2人と別の男1人の3人組が警備員によって外に連れ出された。兄弟の1人が近くに止めてあった車内からけん銃を取り出し、レストランの入り口に向かって発砲を始めた。この発砲で2人が負傷し、被害者等は足に銃弾を受け、1人は重傷で病院へ搬送された。この発砲で被害者の2人が狙われたのか、それとも無差別発砲であったのかは明らかとなっていない。事件後3人組は車で逃走したが、兄弟2人はメリーズヴィルの自宅で発見され逮捕された。発砲したと疑われている22歳の弟は第一級傷害罪、27歳の兄は重騒擾罪の疑いで拘留されている。
(傷害・誘拐未遂事件)
2月17日午前5時00分ころ、タコマ市「S 72nd St and Pacific Ave」の交差点付近のマクドナルドの駐車場で、仕事を終え歩いて帰宅しようとしていた23歳の女性の後をトラックに乗った男がつけた。女性は気づき、逃げようとしたが男は女性をトラックではねた。その後、男は女性をトラックに乗せようとしたが、女性は男を殴り、大声を上げた。駐車場にいた男性が異変に気づいた為、容疑者はトラックで逃走した。女性は病院へ搬送され、骨盤、肋骨、足の骨折のほか、肺への損傷などの怪我を負っており重傷。ナンバープレートの一部から容疑者は特定され、第一級傷害と性的動機による第二級誘拐未遂の罪で起訴された。
(発砲傷害事件)
2月19日午後零時30分ころ、ヤキマ市「700 block of D St」を歩いていた29歳の男性に黒い衣服を着たヒスパニック系の複数の男が近づき、その内の1人が男性に向かってけん銃を発砲し始めた。男性は銃弾を受け負傷、近くの店に駆け込み助けを求めた。警察官が現場臨場し、男性は病院へ搬送され手当てを受け、命に別状は無かった。警察によると、事件がギャング関連であるか否かは明らかになっておらず、容疑者の特定もされていない。
(発砲死亡事件)
2月20日午後5時15分ころ、シアトル市の「6000 block of Aurora Ave N」で発砲事件が起き、警察が通報を受けた。現場に駆けつけた警察官等が、ウッドランド公園とグリーンレイク・トレイル付近の駐車場で首に2発と右腕に1発の銃弾を受けて負傷した男性を発見した。被害者は病院へ搬送されたが後に死亡した。被害者は、容疑者からマリファナを買うために公園で容疑者と落ち合い、けん銃で撃たれたと見られている。事件から8日後、警察は33歳の容疑者を殺人の疑いで逮捕した。容疑者の起訴はこれで3度目となり、今回起訴されれば終身刑となることが決まっている。
(発砲死亡事件)
2月21日午後8時05分ころ、シアトル市「9400 block of Rainier Ave S」のメキシコ料理店の駐車場で発砲事件が起き、警察が通報を受けた。複数の人々が現場から走って逃げるのを目撃されている。警察官等が現場に到着し、負傷した2人の被害者を発見した。被害者等は病院へ搬送されたが、2人とも死亡した。ギャング捜査班が現場検証等の捜査に当たっているが、容疑者に関する情報は公表されておらず、その検挙には至っていない。
(発砲傷害事件)
2月22日午後1時30分ころ、ブレメトン市「800 Dibb St」アーミン・ジャール小学校の9歳の男子生徒が、母親の家にあったけん銃をリュックサックの中に入れて学校に登校した。下校直前、リュックサックの中にあったけん銃が暴発し、教室内にいた8歳の女子生徒に命中した。銃弾は被害者の腕を通り胴体部に達し、被害者はヘリコプターで病院へ搬送されたが、現在も重症。発砲された時に男子生徒がリュックの中に手を入れていたかどうかは明らかではない。発砲は不慮の事故の可能性もあるが、男子生徒は銃器不法所持、学校への武器持込と第三級傷害の罪の疑いで捜査を受けている。男子生徒の母親とその恋人に対する容疑は審理中である。
(発砲死亡事件)
2月23日午前1時00分ころ、キットサップ郡ゴルスト町のハイウェイ16号付近で、勤続16年の44歳州警察官が走行中のトラックに停止を求めた。警察官がトラックに近づくと、運転席にいた28歳の男がけん銃を発砲、警察官に命中した。男は助手席にいた18歳の女と共にトラックで逃走。無線に応答しないことを不審に思った他の警察官が現場へ駆けつけ、けん銃で撃たれて倒れていた被害者を発見した。被害者は病院へ搬送されたが死亡した。その約3時間後、現場から2マイルほど離れた「Sidney Rd」の茂みの中に置き去りにされていたトラックが発見された。捜査官等は発砲した容疑者の身元を確認、ポートオーチャード付近の自宅を突き止めたが、SWATチームが近付くのを察した容疑者は、頭をけん銃で撃って自殺を図り、後に病院で死亡が確認された。容疑者の逃走の補助をしたとして、関わった6人が様々な罪に問われている。
(発砲死亡事件)
2月25日午後9時15分ころ、シアトル市「13200 Aurora Ave N」のKマートで、閉店後に売上金を店内奥の金庫に移動させようとしていた従業員等が、マスクで顔を隠し、けん銃で武装した男に襲われ、金を要求された。従業員の1人が男ともみ合いになり容疑者がけん銃を発砲、店長に銃弾が当たった。別の従業員が911番通報し、容疑者が店の入り口から逃走する前にSWATチームが到着、容疑者は第二級傷害罪と第一級強盗未遂の容疑で逮捕された。銃弾で負傷した被害者は病院へ搬送され重体。
ワシントン州における犯罪発生状況(2012年1月)
※ 内容はいずれも発生当時のものであることをご了承ください。
(銃器による警察官殺害事件)
1月1日午前10時20分ころ、マウント・レイニエ市のマウント・レイニエ国立公園の検問所を、車に乗った男が猛スピードですり抜けた。パークレンジャーが車を追いかけ、べつの女性レンジャーが車に乗り込み、男の車の前に立ちはだかった。男は2人のレンジャーに向かってけん銃を発砲、女性レンジャーが複数の銃弾を受け死亡した。容疑者は胸の高さまである積雪の中を走って逃走した。その時点で125人いたビジターを公園外へ誘導し、ワシントン州警察、米国フォレストサービスとFBIから合わせて約150人、また飛行機、警察犬による大規模の捜索が行われた。翌日、容疑者はパラダイス・クリーク付近において遺体で発見された。死因は凍死だった。付近には、容疑者が周辺をさまよった形跡があった。また、所持品のけん銃、銃弾や刃物に関する雑誌が発見され、小川の上流ではアサルトライフルも発見され、車にはサバイバル用品が残されていた。容疑者はイラク戦争の退役軍人で、心的外傷後ストレス障害を患っていた。
(銃器による殺人事件)
1月5日午前3時30分ころ、ピュアラップ市サウス・ヒル地区「14600 block of 117th Ave Court E」の住居で発砲事件が起きた。20代男性が負傷し、その同居人が近所の住民に助けを求め、警察に通報した。警察によると、住居内ではマリファナ栽培が行われていたほか、薬物が使用されていた形跡があり、この事件は薬物関連であると見られている。容疑者の特定には至っていない。
(傷害事件)
1月7日午前1時35分ころ、シアトル市「300 block of Fifth Ave N」のナイトクラブで傷害事件が起き、警察が通報を受けた。目撃者によると、被害者の男性はクラブを出たところで10人ほどの男性グループと言い争いになり、グループの1人が被害者を1度殴り、被害者は意識を失った。容疑者は意識を失くして倒れている被害者の頭を蹴った。目撃者らが止めようとしたところ、グループの1人がけん銃を取り出した。クラブの警備員によると、グループはシェビー車に乗り込んで逃走し、ナンバープレートを警備員が控え警察に伝えた。警察は容疑者らの情報を公表しておらず、現時点では逮捕者は出ていない。
(傷害事件)
1月8日午後3時30分ころ、ベリンガム市「2400 block of Yew St」を21歳の男性が歩いていたところ、3人組の10代の少年等が喧嘩をしていたため止めに入った。3人組は矛先を男性に向け、男性に顔を蹴る、殴る等の暴行を加えた。通行人が3人組を男性から引き離したが、男性は顔面を骨折し、病院へ搬送され手当てを受けた。警察が容疑者の少年等を発見し、少年拘置所に第二級傷害罪の疑いで拘置した。
(警察官による発砲死亡事件)
1月13日午後1時00分ころ、フェデラル・ウェイ市「SW Dash Point Rd」の駐車場に駐車してあった車の中で、2人組の男が薬物売買のやり取りをしているのを警察官が目撃した。助手席側のドアは少し開いており、警察官は近付いて2人組に両手を見せるよう命じた。助手席側にいた21歳の男はそれに応じず、武器に手をのばすようなそぶりをしたため、警察官が男に向かってけん銃を2回発砲した。運転席にいた男は車を発進させて逃走し、その後車は1マイル離れた「31900 block of 31st Pl SW」で発見され、車内では撃たれた男が死亡していた。警察が車内からヘロイン、鎮痛剤、注射器を押収した。逃走した男は後に薬物所持等の疑いで逮捕された。
(発砲傷害事件)
1月13日未明、アーバン市デモイン地区で2人組の男と車に乗っていた55歳の男性が0.22インチ口径のけん銃で撃たれて死亡した。遺体は、付近の空き地で片付けをしていた請負業者に発見された。容疑者は45歳の男で、被害者を児童性的虐待者と思い、けん銃で殺害した。キング郡検事は容疑者を第一級殺人罪で逮捕したほか、遺体遺棄と証拠隠滅の補助をした34歳の男も犯罪幇助罪で起訴された。
(発砲傷害事件)
1月14日午前1時50分ころ、トペニッシュ市「10 block of W Third Ave」で走行中の車からの発砲事件が起きた。3人が負傷して病院で手当を受けた。被害者等と目撃者等によると、5人ほど乗った車が通りかかり、いきなり発砲を始め、その後逃走した。警察が現場から銃弾の破片、40個ほどの薬きょう、道路に残った血痕を発見した。警察によると、薬きょうの型や数から2つのグループが撃ち合っていたものと見られる。住居からはけん銃や銃弾、栽培室内の54鉢のマリファナ、コカインや静脈内鎮痛剤の瓶等が発見された。被害者らはギャンググループとの関連は否定している。住居の所有者は既決重罪犯で、過去に麻薬犯罪と銃刀法違反で複数回の逮捕歴があった。
(発砲傷害事件)
1月16日午前4時45分ころ、ヤキマ市 「11th and Logan Ave」の交差点付近を歩いて帰宅途中の22歳の男性が、腹部をけん銃で撃たれて負傷した。容疑者は、車で被害者に近付き、車から降りて被害者に向かいけん銃を複数回発砲した。被害者は付近の住民らに助けを求めた。被害者は容疑者とその車をよく見ていなかった。ギャングとの関連も無く、着用していた衣服の色だけが理由で撃たれたとは考えにくいと語っている。これまでのところ逮捕者は出ていない。
(銃器による強盗傷害事件)
1月17日午後6時25分ころ、タコマ市「Sixth Ave and S Anderson St」付近で、女性が13歳と14歳、17歳の少年3人組の強盗に襲われ、その際に足をけん銃で撃たれた。タコマ警察が3人組を逮捕、レマン・ホール少年拘置所に強盗と加重暴行、銃器不法所持の疑いで拘置された。
(銃器による殺人事件)
1月17日午後11時16分ころ、シアトル市キャピトルヒル地区「1700 block of Harvard Ave」で発砲事件が起きた。警察が現場で胸に銃弾を受けて負傷した40代の男性を発見した。被害者はその場で死亡した。容疑者の特定はされていない。
(傷害事件)
1月19日午前6時11分ころ、シアトル市「4300 block of 15th Ave NE」のバスの車内で、運転手が乗客に顔を複数回殴られ、その結果バスは街路樹に衝突した。付近をパトロール中の警察官がバスに乗り込み、容疑者を加重暴行罪で逮捕した。運転手は顔に裂傷、あざやこぶ等の怪我を負い、また右足は骨折の可能性があり、病院へ搬送された。バス車内には監視カメラが設置されていた。平均的に、メトロバスの運転手は月に1度の割合で暴行を受けたり武器で脅されたりしているとの統計がある。
(発砲傷害事件)
1月22日午前1時40分ころ、スポケーン市「W Second Ave and S Cedar St」のレストランでけんかが勃発、発砲事件へと発展した。警察官が現場で足に銃弾を受けて負傷した2人の男性被害者を発見した。被害者らは病院へ搬送された。被害者らによると、けんかの最中に駐車してあったバンの中から何者かが被害者等に向かい発砲した。警察が「N Division St and E Buckeye St」の路上で窓ガラスの壊れたバンを発見した。車内にいた者等は発砲については否定したが、レストランでけんかをしたことについては認めた。目撃者らによる確認が取れなかったため、警察はその者らを解放した。警察はバンを押収、捜査は現在も続けられている。
(強盗傷害事件)
1月24日午後7時30分ころ、シアトル市ホワイトセンター地区「10200 block of 16th Ave SW」の質屋にバットとけん銃で武装した4人組の強盗が押し入った。事件の様子は監視カメラに記録されており、警察によると4人組は混雑した店内に押し入り、中にいた全員に床に伏せるように命じた。強盗の1人は乱暴に9歳の少女を床に押し付け、その後ショーケースを割って中の宝石類を奪った。また、店から逃走する直前には従業員の1人をバットで殴り、軽い怪我を負わせた。容疑者らは黒人の4人組で、その特定には至っていない。
(刃物による強盗傷害事件)
1月24日午後1時56分ころ、シアトル市「4900 block of 50th Ave S」で、人が刃物で刺されたとの通報を警察が受けた。警察が現場で顔と首、胴体に刃物による傷を負った23歳の男性を発見した。被害者は「50th Ave S and S Hudson St」付近を西に向かって歩いていたところを男に襲われ、財布を要求された。付近の捜索で容疑者は発見され、強盗と傷害の疑いで逮捕された。
(強盗傷害事件)
1月24日午後5時00分ころ、ポートアンジェルス市のモーテルで、宿泊客が2人組の強盗に襲われた。2人組は被害者を縛りつけたうえけん銃で殴り、貴重品を奪って逃走した。警察が付近の道路を封鎖し警察犬を使用して捜索し、アパートに潜んでいた容疑者らを発見した。22歳の容疑者は第一級強盗罪と第二級傷害罪、もう1人の22歳容疑者も第一級強盗罪で逮捕された。
(発砲傷害事件)
1月26日午後5時03分ころ、シアトル市「9100 block of Rainier Ave S」で発砲事件が起き、警察が通報を受けた。警察が付近のガソリンスタンドの駐車場で、胴部と腕に銃弾を受けて負傷した15歳の少年を発見した。被害者は命に関わる怪我で病院へ搬送された。その後、背中に銃弾を受けた29歳の男性が病院に到着した。初動捜査によると、2人とも「Rainier Ave S and S Fish Pl」の交差点付近で発砲され、現場から走って逃げたと見られる。容疑者の特定はされていない。
(発砲傷害事件)
1月28日午前1時30分ころ、シアトル市のナイトクラブでけんかが勃発し、けんかに関わった者等は追い出された。そのすぐ後、「1000 block of Westlake Ave N」で30発ほどの発砲が起き、警察が通報を受けた。駆けつけた警察官等は複数の銃弾を受けた3人の被害者を発見した。被害者等は警察に対して協力的ではなく、目撃者等も警察に敵意を持っていた。被害者等は3人とも生命に関わる負傷をしており、病院へ搬送された。現場は封鎖され、ギャング捜査班と殺人課、犯罪現場捜査班が捜査に加わった。現時点では逮捕者は無く、容疑者の特定もされていない。
(刃物による傷害事件)
1月30日午後2時45分ころ、シアトル市「Third Ave and Stewart St」付近で、7番バスの車内で乗客の48歳女性が刃物で胸を刺された。凶器はスクリュードライバーまたはアイスピックのような物で刺されたと見られている。間もなく容疑者の女が逮捕された。刺した原因は明らかになっていない。被害者は回復が見込まれている。シアトル・ダウンタウンからレイニエ・ヴァレーへ向かう7番バスは、最も暴力行為が多く発生する路線の1つとして認識されている。
(銃器による強盗傷害事件)
1月31日午後9時45分ころ、ワラワラ市「1916 Isaacs Ave」のガソリンスタンド内コンビニエンスストアに覆面をした2人組の強盗が押し入り、33歳の女性店員に金を要求し、店員に向かってけん銃を発砲した。銃弾は被害者の腕を貫通し腹部に到達した。警察が現場に到着した時には被害者は意識があり、病院へ搬送された。容疑者は2人組の若い男で、その検挙には至っていない。